「ッチ、あの子なかなか厄介な能力を持っているのね」
木の上で結羅は舌打ちした。
最近妖怪を狩っていると噂の半妖。
かなり良い血統で髪も極上の銀色。
結羅はその髪を得ようと近場の妖怪を力ずくで従えさせ、犬夜叉にけしかけた。
しかし結果はどうだ。犬夜叉にダメージを与えるどころか、消耗させる事すら出来ず全滅。
倒しきった後、油断した隙を突いて糸を伸ばしても、不意打ちを防がれてしまった。
役立たず共。犬死もいいところである。
「第一何よあの強さ。本当に半妖?」
何よりも犬夜叉自身が強い。
高い妖力と強力な結界、そして抜群のセンス。
糸では捕らえられない。結界で阻まれ、時には千切られ、逆に糸を掴んで引きずりこもうとする。
鬼火を使ってもそれ以上の火力の妖力波を撃ち出し、結界で容易く防がれる。
明らかに格上。半妖とは思えない強さである。
「(けど、所詮は半妖ね)」
相手は半妖、つまり半分は人間。
ならば人間独特の情がある。
例えば、人質を使うとか。
『この娘たちを殺されたくなければその鬱陶しい結界を解け』
結羅は糸電話の要領で遠隔から犬夜叉に要求を伝えた。
縛られ、マリオネットのように操られている村娘たち。
首に髪を巻き付け、すぐに殺せることを知らせた。
「………ッチ」
結界を解除する犬夜叉。
その際、最後の悪あがきなのか、紫色の煙のようなものを出して一瞬姿を隠した。
しかしそれもほんの一瞬。何の意味もない。
『ッフ、いい子ね。首を切った後はたっぷり可愛がって大事にしてあげる』
大量の髪の毛が犬夜叉に巻き付く。
完全に捕らえた。後は首を刎ねるだけ。
急ぐ必要はない。ゆっくりと甚振るように。
可愛らしい顔が、苦痛と恐怖に歪むさまを見ながら。
髪が犬夜叉の肌を切り、血が滴る。
服を切り、地肌に触れ、肉まで入った。
しかしそれだけ。犬夜叉は一切表情を変えない。人形のような虚無の表情。
つまらない。これならさっさと身体を細切れにして首だけ回収した方がいい。
結羅は一気に犬夜叉を切り裂こうとした瞬間…。
「ッ!? な…何、こ…れ……!!?」
突如、結羅の身体に痺れが走った。
指先すら動かせない程の、麻酔を掛けられたような感覚。
一体何が。その答えを彼女はすぐに知ることになる。
「(な・・・何なのこれ!?)」
犬夜叉の身体が溶け出した。
赤い粘液になってドロドロになり、糸を伝ってきている。
偽物。捕まえた犬夜叉は、全くの別物だったのだ。
「そんなとこにいやがったのか」
「!?」
ポンと、頭に手を置かれる。
痺れのせいで振り返れない。
だが誰なのかはすぐわかった。
「犬…夜叉!」
子供のような小さく可愛らしい手。
状況からして彼以外ありえない。
「よく出来ているだろ?アレ、頑張って作った毒入り式神なんだ」
毒入り式神。
文字通り毒を込めた式神。
直接触れる事で毒に染まり、武器で攻撃しても武器を伝って感染する。
「便利だろ?囮にして良し、掛かったら毒に侵されて尚良し。武器で攻撃しても有効。これで妖力爆発してダメージを与える機能も付けてみたいな」
「………ッ!」
結羅は何も答えない。
否、答えられない。
「じゃ、トドメだ。…結」
結羅に結界が張られる。
前世でよく使っていた結界術。
しかしその使い方は前世とは少し違う。
「封!」
滅と同じ動作で剣印を振り下ろす。
収縮する結界。しかしソレは完全に結羅を滅することはなかった。
「やっぱ滅は使えないか」
手のひらサイズにまで小さくなる結界。
犬夜叉はソレを拾って懐にしまった。
100:半妖
ハイ、終了
どうだった?
101:絶鬼
ああ、うん、なんていうか・・・
102:黒死
正直、犬夜叉ってうよりガッシュかな?
背丈のせいもあると思うけど・・・
103:DB
やっぱ犬夜叉って鉄砕牙の印象だからな
それに言っちゃ悪いがまだ子供だから余計にな
104:雷霆
あとは結界をあまり使わなったことが気になった
攻撃には一切使わなかったし
105:世界
だな
最後は結羅を封印してたし
なんで殺さないんだ?
106:半妖
それが攻撃に使えなくなったんだよ
滅が使えなくなった
107:黒死
・・・は?
108:黒死
え、どういうこと?
109:半妖
言葉通り
滅をしても対象を滅っせない。
結界を収縮させることは出来ても、潰そうとする段階で強度に関係なく崩れる
おそらくこの世界の結界はそういう性質なんだろう
転生してこの世界のルールが適応された以上、俺もその支配下になったんだろうな
110:半妖
ただ、恩恵もないわけじゃない
結界の強度や安定性は上がったし、結界にルールの付与もしやすくなった
特に封印は前より上手くなっている
おかげで俺は結界師としての個性はなくなったが、結界使いとしては大成しそうだ
111:雷霆
その結界使いってのがその世界の結界を扱うものでいいよな?
112:DB
けどそれじゃ絶界や真界も使えないのか?
113:半妖
いや、使える
この二つは領界の中に侵入したものにルールを付与するっていう結界だからな
むしろ効力は上がっている
114:半妖
だから俺は攻撃を妖力、防御は結界って切り替えている
補助は両方使えるから
115:世界
補助?ああ、さっきみたいに毒入り囮使ったりとか?
116:DB
そいうえば毒は他の術と併用できるって話だったよな?
あれか?
117:半妖
そう、あれが俺の毒
爪や斬撃波に付与したり、結界に付与して触れた対象に毒を与えられる
武器や物にも毒が伝うから俺も武器使って毒をかけられる筈だ
まあ、さっきみたいに式神を毒餌として使うのが大半だけどな
118:世界
なるほど、手はいくらでもあると
流石は一度試練を生き残った転生者だ
119:半妖
まあな
とまあ俺の話は今のことろ以上だ
今度はアンタ達の話を聞きたい
まず俺と同じハーフの人
神のみの世界で戦闘力っているか?
120:雷霆
あ、俺のことか
めちゃくちゃいる
原作の駆け魂狩りって心の隙間を埋めれば悪魔が出てくるが、俺の世界じゃ力を持って出てくるんだ
そいつをぶっ倒すまでが俺の駆け魂狩り
他にも実体を持った旧悪魔や、半分悪魔だからって悪魔や女神が喧嘩売ってきたこともあった
だから力は大事だ
121:DB
で、すべてクリアした後、天界からハーレム公認されたんだっけ?
122:黒死
確か、原作と違って駆け魂抜けても記憶がなくならないし、原作の桂馬と違ってリアルの女にも興味あるから、フラグ立てまくって収拾つかなくなったんだって?
123:雷霆
うっせえ全員そんなもんだろ
じゃなきゃハーレムなんて頼まねえよ
124:世界
それもそうだな
俺もペルソナのキャラ全員ハーレムに入れただけじゃなく、主人公や男キャラも女体化させたし
125:半妖
一応聞きたいんだけど、女体化したキャラってどんな感じ?
126:DB
俺のとこはまんま女体化したネギって感じだった。
というか女体化させたのネギだけだし
127:世界
P3はキタロウじゃなくてハム子になってたな
4と5は公式キャラを女体化させた感じ
他は別のキャラになってたり公式キャラを女体化したりと色々いた
128:半妖
で、主人公が手にするハーレムをまとめて自分のものにしたと
129:DB
そういわれると少し罪悪感は沸くが・・・
130:世界
まあ、別に世界を変えたわけじゃなくパラレルワールドだからな
131:絶鬼
俺らが転生した世界は原作そのものじゃなくて、それににた世界ってだけだからね
便宜上原作って言ってるけど実際は全く違う
132:黒死
ただなんで神がわざわざ俺らの頼む世界に転生させてくれるのかは謎だけどな
133:半妖
さあ? けど試練なんてあるんだか何かしらの目的があるんだろう
そこは考えても仕方ない
134:半妖
じゃあ次の質問
絶鬼さんの地獄の特訓って・・・ん?
135:絶鬼
どした?
136:半妖
ごめん、親父が危篤だって
すぐ行くから一旦抜ける
137:世界
え?
・赫龍破
犬夜叉が放つ赫い妖力波。
妖刀で振るうために編み出した技だが、素手でも使用可能。
本来は刀身に赫い光を纏わせた後、龍を形どった衝撃波を放つ。
特定の刀を使う必要はないが、強い妖刀であればある程威力が上がる。
・疾風爪
今作の犬夜叉の技。
爪を貫く動作をすることで妖力波による矢を放つ。
・烈風爪
今作の犬夜叉の技。
爪を振るうことで妖力波による斬撃を放つ
・豪風爪
今作の犬夜叉の技。
爪を薙ぐ動作をすることで妖力波による衝撃波を放つ。
・毒式
式神に自身の妖力で生み出した毒を込めた物。
囮に使ったりすることが多い。