三度目の生は半妖でした   作:大枝豆もやし

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旅立ち

 

「犬夜叉様、なんとお可哀そうに。あんなに幼いのにもうお父上がお亡くなりになるなんて」

「しかし流石は犬夜叉様。お父上が亡くなったというのにあの凛々しいお姿」

「馬鹿、そりゃあ実の父とはいえあんな地獄を見せて来たんだ。恨んでるに決まってるだろ」

「確かにアレは(むご)かった。いくら半妖とはいえあんな仕打ちは…」

「しっ。滅多なことを言うもんじゃないぞ。お館様がもういないとはいえ」

 

 配下の妖怪たちのヒソヒソ声が聞こえる。

 犬夜叉はソレを無視し、父の遺言と母の手向けの言葉を思い出してた。

 

 記憶の中の闘牙王は既に弱っていた。

 ここ最近は寝室に籠りっきりで、几帳越しでしか対面していない。

 時折咳をしており、酷いときには吐血していた。

 以前までの覇気が感じられない。風前の灯火だ。

 

『犬夜叉よ、お前は本当に鉄砕牙を欲さないのだな?』

『はい父上。俺は俺の力で、俺の牙で、次代の闘牙王を名乗りたのです』

『よかろう。ならばお前には叢雲牙を与える。叢雲牙は俺の牙ではない。これなら受け取れるだろ?』

 

 遺言の内容は三本の剣について。

 鉄砕牙、天生牙、そして叢雲牙。

 天下覇道の剣と呼ばれるこの三つの剣を、死後どうするかである。

 

 父は息子に譲る気でいた。

 鉄砕牙を犬夜叉に、天生牙を殺生丸に、そして叢雲牙は永遠に封じる。

 自身の牙で作った二本の剣は兎も角、叢雲牙はあまりにも危険。

 破壊する手立てを探していたが、その方法は見つからなかった。

 だが、犬夜叉は鉄砕牙を拒否し、自身の牙で闘牙王を名乗りたいと言った。

 ならば、ソレに応えるのが親心というもの。

 

『叢雲牙は異界に封印している。お前はその異界への道を自力で見つけ、封印を解いてみせろ』

 

『アレは俺が最後まで破壊出来なかった負の遺産。闘牙王の名を継ぎたいのなら俺が出来なかった事をお前が成し遂げてみせろ』

 

『ッフ、己が牙で俺を継ぎたい、か。殺生丸にもそんな気概があればいいのだが………』

 

 父が零した残念そうな声。

 犬夜叉はソレを聞かなかったことにして部屋から退出した。

 

 父との対面の後、今度は母に会う。

 愛する夫の死に間際に涙を流す母。

 犬夜叉はそんな彼女を慰めるように背を撫でる。

 

『ごめんなさい、犬夜叉。貴方も辛いのに…』

『いえ母上。父上が長くないことは知ってましたので覚悟は出来ておりました』

『犬夜叉、貴方は強いのね。なのに私ときたら…』

 

 涙を拭い、目に力が戻る母。

 

『犬夜叉、貴方はもう行くのですね?』

『はい、更なる力を手にし、父上を継ぐために』

『・・・・そうですか』

 

 少し寂しそうに、けど嬉しさのある声。

 まだ六歳。まだまだ甘え盛りだというのに、こんなにも強くなってしまった。

 息子の成長は嬉しい。まだ小さいのにこんなに逞しく成長してくれた。

 半妖である以上、普通の子供のようにいかないことも分かっている。

 しかし、それでも寂しいものは寂しいのだ。

 

『母上、文を式神に届けさせます。時折ここに帰ってもきます。ですので、母上にはここで待て貰いたいのです』

『………犬夜叉』

 

 そっと、息子の頭を撫でる母。

 どれだけ強くなっても子供は子供。

 息子の帰る場になることこそ母の役目であり、あの人から託された役目。

 

『行ってらっしゃい、犬夜叉』

 

『………私も、自分の足で立って歩くべきですね』

 

 

 

「………父上、母上。行ってきます」

 

 マントを翻し、犬夜叉は城から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

150:半妖

とまあ、こんな感じで俺の旅は始まった

 

 

151:DB

武者修行の旅が

いいね

 

 

152:絶鬼

武者修行って言っても具体的には何するの?

やっぱ妖怪退治?

 

 

153:半妖

ソレもあるが材料集めが大きい

俺の剣を作る為のな

 

 

154:黒死

剣?・・・ああ、そういえば妖怪の部位や死体で作るモンだったな

 

 

155:世界

確か一番妖力が溜る部位を使うんだっけ?

 

 

156:雷霆

強い武器を作る為に強い妖怪を倒し、一番良い部位を使う

モンハンだな

 

 

157:半妖

俺もそう思う

けどそっちの方が楽しいだろ?

 

 

158:半妖

後は降伏した妖怪を支配下にしたり、悪い妖怪や人間から弱者を守って恩を売る

こうすることで俺自身の配下を増やす

 

 

159:DB

なるほど、武力だけじゃなくて支配力も付ける事で父親の名を継ぐと

 

 

160:半妖

まあそういうことになるな

けどまだ始まったばかりだから話すことは全然ないぞ

 

 

161:雷霆

じゃあ今は溜め時だな

 

 

162:半妖

なら前の話の続きしようぜ

絶鬼さんが言ってた地獄の特訓って何?

 

 

163:絶鬼

文字通り地獄で特訓する事だよ

僕は地獄出身の鬼だからね

 

 

164:絶鬼

地獄には面白い特性があってね、特定の地獄で鍛えるとその地獄の能力が手に入るんだ

例えば灼熱地獄で炎の修行すると地獄の炎が使える

 

 

165:半妖

ふ~ん、じゃあ全部の地獄の能力使えるの?

 

 

166:絶鬼

いや全ては行ってない

屎泥処(しでいしょ)とかマジで無理だったし

 

 

167:黒死

で、地獄で強くなって有名になったら、地獄人とかいう奴にスカウトされて、地獄と現世を自由に行き来出来るようになってから原作に関わるようになったんだっけ?

 

 

168:絶鬼

ああ、如何にも悪役っぽい連中だったけど、使えそうだから利用した

予想通り尻尾出した時は容赦なく切ったけど

 

 

169:世界

で、その間まで原作に関わってハーレム作ったんだっけ?

 

 

170:DB

妖怪も人間も幽霊も関係なく、敵でも屈服させてハーレム入りさせたんだっけ?

 

 

171:雷霆

確か外伝のいずなだっけ?ソレもハーレム入りさせたって

 

 

172:絶鬼

うんそうだよ

だってそれが目的だし

あの漫画、種族敵味方関係なくエロい美女美少女多いもん

 

 

173:絶鬼

というかそれ言ったら黒死さんもそうじゃん

これゾンとだからHのキャラ、ほぼ全員ハーレムさせたらしいじゃん

どっちもハーレムラノベだから僕よりも数は多い筈だよ

 

 

174:DB

吸血鬼忍者、魔装少女、冥界の住民、そして死神

全員ぶっ倒して侵略し、美女美少女をまとめて頂いたんだっけ?

 

 

175:黒死

ソイツは語弊だ

あいつら自国が傷つくのが嫌で人間界で喧嘩してたからまとめてぶっ飛ばしてやっただけだ

元敵のハーレムは俺と直接戦って屈服した奴だけだ

 

 

176:半妖

敵を屈服させてハーレム入りか

いいね

 

 

177:DB

お、興味沸いたか?

 

 

178:半妖

ああ、というか元々選択肢に入ってる

敗戦国や属国の姫を娶るのはよくあることだろ?

妖怪は基本的に敵は皆殺しだから、そうやって犠牲を出さないようにするらしい

 

 

179:絶鬼

ああ、うん

そういえばそっちの妖怪ってそんな感じだったよね

 

 

180:半妖

まあそんなのは建前だ

俺だって親父みたいに力を誇示して、周りに頭下げられて、美女美少女を侍らせるような男になりたいってのはある

 

 

181:半妖

とまあ、今かけるのはこんな感じだ

早速妖気と殺気を感じた

いっちょやってやる

 

 

182:世界

ああ、頑張れ!

 





犬夜叉の父親は自分を恨んでるから鉄砕牙を拒んだと思ってます。
そうなるのも仕方ないと思ってるので犬夜叉の提案を受け入れました。
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