早朝
「なぁ」
本を読んでる妖精に呼びかける雁夜
【どうしたの?】
「桜ちゃんの実家の状況が気になるから一緒に来てくれないか?」
妖精はじ〜と雁夜を見つめる
【ほんとにそれだけ?】少し目を逸らしながら答える雁夜
「あぁほんとだ」
【嘘には罰があるってよく世間で言うよね】
本のページをめくる妖精
慌てる雁夜
「ちがうんだ、ほんとに桜ちゃんの状態を時臣に伝えたいだけなんだ、そのついでに葵さんを一目でもいいから、久しぶり見てみたくて」
マスターに違和感を感じる、なんだかモジモジしているような、初恋を拗ねらしたような感覚を覚える
俗に言う......ストーカー
相手は人妻だよね?この感じ......
【うん、ちょっと待てて、一緒に行くよすぐ戻るね】
違和感を感じ、この屋敷のおじいさんに話を聞きに行く
【ねぇ少しいいかな?】
『ほぉ?雁夜のサーヴァントがなんで儂を訪ねる』
【マスターがなんだか人妻に興味持ってるんだけど、どうゆうこと?】
『はぁ、雁夜めまだ根に持っておったか、奴のために同じ学校に入れてやったのに女の1人落とせんで未だに思い続けるとはな』
『気にするでないわ、どうせ終わった恋というものよ奴はなんもせんだろう』
【そうか、ありがとうね、なんか願いとかある?叶えてあげるよ】
『カカカ!なんの力もない妖精が吠えるわ!では儂を若返らせて永遠の命をくれ!ええ?出来んだろ、さ、もう行った行った、儂は畑の世話をせんと行かん』
【永遠にていうのは摩耗しない魂てことかな?いいよ、叶えてあげる】
『は?』
【その魂の奥底深くにある消えかけの意思はとても尊いものだ、自分から申してくるとは思わなかったけど。ちょうど良かった】
間桐、否
マキリ・ゾォルケンが再誕した
虫の集合体が落ちる、残りわずかな遺伝子情報にて肉体が再生され、魂にこびりついた邪悪は浄化される
魂に保護をかける、次からはもう邪悪がこびり付かないだろう
魂が晴れる、若返っり大量の涙を浮かべ絶叫したマキリ・ゾォルケン
「なんで!なんで!なんで!なんで?なんで?なんで?なんで?」
「ああああああぁああぁぁぁああああぁああああああああぁぁぁ」
「こんなつもりじゃ、なんでこうなる?なんでこうなった?」
「ユスティーツァ.......私は間違えた......」
1人になりたそうな雰囲気を感じる
【ごめんね、お待たせ】
「あぁ、遅かったな、さぁ行くぞ」
【桜ちゃんは一緒に行かなくていいの?】
「桜ちゃんを葵さんに合わせるのはいささか酷だろう、もう少し桜ちゃんの目のハイライトが戻ってからにしないと」
【ねぇ?なんでずっと遠目から眺めてるの?話しかけたら?】
「あ、いや、えっとサーヴァントの情報とかも欲しいだろ?このまま話しかけるのは良くないんじゃないかな」
【さっきから理由が台風に巻き込まれてるよ、もう一目見たし、目的果たしに行くよ】
「まて、もう少し、あ、あ、葵さん...」
「時臣!お前はなんで桜ちゃんを間桐に投げ入れた!桜ちゃんがどう言う状態がわかっているのか!」
「娘は2人とも才能溢れる子達だ、魔術師の家の跡取りは1人だけだ
私は彼女の大成を願って間桐に桜を送り出した。どのような処理をしょうが、将来は彼女の手にあるんだ」
「話は終わったか?では帰ってくれ、私は忙しいのでね」
間桐の屋敷に戻る
火に包まれた焼け跡がある
顔の整った青髪のマキリ・ゾォルケンが桜ちゃんを抱え燃え跡を見ていた
「あぁ帰ったか、これから引っ越すぞ」
「いや誰だよお前!桜ちゃんを離せ!てかなんで家消えてるんだ!」
焼け跡を見て少し微笑みを浮かんでいる桜ちゃん、なんだか吹っ切れたようなマキリ・ゾォルケン
桜ちゃんを取り返そうとする雁夜
【その意思のあり方は尊い】
輝いててとてもいいね
お金を握っているのはマキリ・ゾォルケンだ
焼け跡から引っ越した
「あ、ありえない、お前があの妖怪ジジィだと?」
「あぁ、ほんとに色んな者に申し訳ないことをした、私が生きている限りそれを忘却することはないだろう」
冬木から離れた間桐一家
その引越し先は立派な洋館だった
「妖精よ、聖杯は異常だ、私と共に調べてくれないか?」
【いいとも!】