宇宙からの来訪者だと伝えると納得したように考え込んだ
「そうか、神は宙から降りてきたというのは文字通りの意味だったかもしれないな」
洋館に戻り、目のハイライトが戻った桜ちゃんと遊び、マスターと雑談する
冬木から出た彼はもう聖杯戦争を終えたような目をしていた
マキリ・ゾォルケンによる魔術講座が桜ちゃんに施された
間桐の水魔術の呪縛と吸収を丁寧に教え、虚数属性を伸ばした
蟲はトラウマなので出さないようにし、鳥などの使役を教えた
桜はアイテムボックスぽいのを習得した。便利そうに使っている
(どうしよう?多分マスターも冬木出たら、資格無くなるってルール忘れてるよね)
聖杯戦争が再開された
近頃行方不明者が多発するようになった
散策してみたが特に誰と誰かが戦う場面は見られず夜が終わった
セイバーは国家運営と育ちやすい根菜類の資料を買って貰い、読み込んだ
今、過去、の政権を見ながら
「これでは、他の方に王位を渡すのはただの罰ゲームでは無いですか」
あの時代、己の国の王になることがどれだけ絶望的な立場だったのかを思い知った
ブリテンの未来(いま)を見てしまった。イギリス(ブリテン)の人々は笑っていた
ここはアルトリア・ペンドラゴンが王になる前に、望んでいたものがあった
抑えきれない涙は資料を濡らした
今の平和を享受する者を犠牲にすることは彼女にはとてもじゃないが出来なかった
この聖杯による願いはとうに諦めた
アイリスフィールに誘われ、スイーツ店のケーキを食べ尽くした
セイバーはケーキに取り憑かれた
先程までの苦悩はなんだったのかと言いたいほどの取り憑かれぷりである
「切嗣、毎日ケーキが食べれるのであれば、私は全力で戦いましょう」
「あ、あぁわかった、予約はしといてやる」若干引いた顔をする衛宮切嗣
「ところで、私の鞘持っていますよね?返してください、輸送履歴は見たので誤魔化しは無駄です」
絶対に取り返そうとするセイバーを見る切嗣は諦めて鞘を渡した
全力全開無敵の騎士王を手に入れた衛宮切嗣
ランサーの怒涛の活躍一時喜んだケイネスだが、セイバーを落とすチャンスを棒に振られ怒りに満ちていた
それでも過去の英雄だ、主としての権威をかざしながら丁寧に説教した
ケイネスが部屋を離れたあと、しばらくすると1人の女がランサーのいる部屋に入った
なんだか怪しい雰囲気が.......
黄金のアーチャーは己のマスターより面白い者と会った
何やら愉快そうにワインを嗜んでいる
ライダーは己のマスターと親交を深め、ゲームをした
『なかなかやるではないか!ええ?この余を下すとはな!』
パンと背中を叩かれたウェイバー
「いったぁ!?なんだよ!ただのゲームだろそんな騒ぐことかよ」
『騒がずなんとする!』
アサシンはマスターと黄金のサーヴァントを見守っている
キャスターはギョロ目で地下水路のマスターを見つめる
「最高だよ旦那!あんたほんと最高だ!」
バーサーカーとそのマスターはなんの収穫も得られず洋館に帰った
【桜ちゃんはもう大丈夫そうだし、マスターの願いはなんなの?】
一瞬の苦悩を見せるが直ぐに首を振る
「俺は......いや、俺はもういい十分だ」
「お前は?サーヴァントて言うならなんの願いで召喚された?」
【とりあえず本かな、英雄譚とかよんで、その跡地巡りは楽しいよね】
「ええ?その程度かよ、それなら買ってやるよ、爺さんがな」
【そこは自分で買ってあげるとは言わないんだ】
「仕方ないだろ!?家の金を握ってるのは爺さんなんだよ」
騒ぎながら戻る妖精と雁夜