試験召喚戦争が始まった
今回は前衛部隊を古文の得意な秀吉と数学の得意な屑女…島田さんに任せることに成ってる。
ムッツリーニと雄二、姫路さんと僕は教室でこの後のBクラスの出方を見ながらプランを動かせる様に待機をしている。
事前の情報だと根本君の率いるBクラスは極端に理系が多かったから最初は秀吉の部隊が前衛でその控えに島田さんの部隊を使う。先生も国語科の先生をムッツリーニが手配してあるから問題ないはずだ。
ガラッ
前衛部隊のはずの須川君が入ってきた。
「ヤバい、Bクラスの奴らがこっちが古典で来ることを読んでいやがった。こちらの教師の変わりに理科科の教師が来ていた。急いで島田達の部隊とシフトしたが秀吉の部隊が半分ヤられた。ウチのクラスの理系は純粋に」数学が出来るだけの奴しかいないから壊滅的な被害が出そうだ…それどころか部隊を指揮するはずの島田の姿が見えないから混戦で押し負けそうだ。」
…!
これはヤバい。何がヤバいって島田さんが何処にいるにか分からない辺りが本当にヤバい
あの屑女は最低限の仕事はすると思っていた…
そこが間違いだったんだ…
何時も最低なごみ屑だけど自分がしなくてはならない事はちゃんとやっていた…
そう今までは…
くそ、あんなのを信用した僕が悪かったんだ…
今さら公開しても始まらない。何か手を打たなくては…
僕が悩んでいる間に雄二の指揮が飛ぶ。
「須川、前線の奴らに伝えろ、30分だけ今の戦線を維持するようにと…それと秀吉の部隊ともローテーションを組んで堪えろとな…応援は30分足ったら伝令を伝えるついでに送る。以上だ。」
「了解したぜ。代表。」
須川君は駆け足で廊下に出ていった。
ヤバい早急に手を打たなきゃ、終わっちゃうこの戦争が…
なにか手を打たなきゃ、なにかないか?なにか、なにか、なにか、なにか、なにか、なにか…
その時僕の肩に手がポンと置かれた。
「落ち着け明久、テンパると何もできやしねえ、こういう時こそ落ち着くんだ。」
…雄二の言う通りだ。焦ってちゃぁ、何も始まらない。
僕が雄二に感心している間にも雄二の指揮は飛ぶ
「ムッツリーニ、情報収集を頼む。優先順位はまずBクラスの今の様子、その次に島田が現在何処に要るのかだ。時間は20分だ出来るだけ探ってきてくれ。」
「心得た」
ムッツリーニはそう言うと天井裏に消えて行った。
「明久はムッツリーニの情報が入って来しだい前線の応援にいって貰う。姫路はこのまま試験勉強を続けてくれ。」
「分かったよ、雄二。」
「了解しました、坂本くん。」
頼んだぞ、ムッツリーニ…お前が頼りなんだから…
僕たちは祈りながらムッツリーニの報告をただ待つ事しか出来なかった。
そう、次の根本君の作戦が始まっている事も知らずに…