ムッツリーニside
20分…それが俺に与えられた任務の遂行時間だ。
雄二の奴め…相変わらず困難な仕事を押し付けてくれる…
だからこそ、やりがいがあるって物だがな…
まず、学園に仕掛けた盗聴機を回収すると同時の仕掛けた場所に次の盗聴機を仕掛けていく
時間が無いため、戦争で敵が通ったと思われる場所だけ回収していく…
それを次々に端末に読み込み音声ファイルを開き戦争に必要な部分だけピックアップしていく…
そのなかにあった…
根本のクラスの奴らが喋った音声が
「全く今回の戦争は楽に勝てそうだなwww 」
「ホントにな… 敵から情報漏れてくるなんてなwww 」
「全く何考えてんだ? あのベルリンの壁が服着て歩いてるようなあの屑女は? 」
「それなwww 何かクラスの奴らを見返してヤりたいらしいぜ 」
「それ、味方する理由に成ってなくないか? 」
「そうなんだよな。見返してヤりたいなら普通に活躍すればいいはずなのにな。そんなことも分からないとかさすがFクラスだぜwww 」
ビンゴだ!!!
…やっぱりあの屑女が裏で情報流してやがったか
頭に血が上って今にも報告に行こうとする気持ちを押さえて俺はBクラスの方へ向かった
まだ優先順位の一番高い根本の次の動向が分かっていない。それを探るまでは帰れない。それにまだ時間の余裕もある。雄二の指定した時間まであと10分だ。急がなくては…
Bくらすの前に着くと窓から島田の声が聞こえた。
「坂本が昨日の作戦では前線をギリギリじゃなくちゃ維持出来ない状況に成れば、次は持久戦を仕掛け行くと言っていたわよ。」
「了解した。では後30分程したらローテーションを組んで順次補充試験を受けて貰うとしよう。」
この声は根本か…
相手の様子から見て俺がバレている様子が無い。
一旦ここは撤退しよう。
そしてこのままFクラスに戻る事にしよう…
おのれ、ベルリンの壁が服を着て歩いているような暴力屑女め…覚えておけよ…この事は200倍にして返してヤるからな…
俺はそう誓うと音を立てないようにしかし出来るだけ早くFクラスに向かった。
ムッツリーニsideout
明久side
…そろそろ20分が経つころだ。早く帰ってこいムッツリーニ…
正直この20分は本当に息が苦しかった。部屋に居る全員が無駄に緊張して変な空気が充満していたのだ。
そんな空気をどうにかしたいか僕にはどうすることも出来ない。はやく来い、ムッツリーニ…
「どうだった、ムッツリーニ?」
唐突に雄二が口を開いた。
そこには音も無くムッツリーニが現れていた。
ビックリしたぁ…脅かさないでよ、ムッツリーニ…
「根本はおよそ30分後からBクラスの戦線をローテーションを組んで回し、補充試験を何人かで交代でうけさせながら今の状況を維持するらしい。根本は島田から情報を得ていて、このまま俺たちが予定どうり持久戦に持ち込むと思っているそうだ。」
なんて事だ。あの屑女め、ついに味方の情報まだ売り出したか…
ほんとどうしようも無い奴だ。
いや、今はあんな奴の事何て考えずに今は目の前の戦争に集中だ。
ムッツリーニの報告を聞いて雄二は考え込んでいる表情で作戦を練っている。
雄二も考えている僕も考えるんだ。この戦争に勝つ為に…
僕が状況を把握するために整理をしているうちに雄二が何かを思い付いたらしい表情でニヤッと笑った
ここから僕たちの逆転劇が始まる。
ここから逆転劇が始まります
Bクラス戦の後はすぐにAクラス戦に入らず、第一次島田落としが入る予定です