バカな天才の学園生活   作:うさみん1121

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入学式の前の話し

一年前

 

~文月学園学園長室~

 

その日は僕が文月学園に入学する3日前だった。

僕は今、学園長に呼ばれている。

 

「失礼します」

 

「よく来たね。 お前が吉井明久であってるかい?」

 

いきなり、上から目線で話しかけられた。恐らくこのババアが学園長なのでろう。

 

「まず最初に謝りたいと思う、すまない。」 

 

いきなり、謝られたどういうことなのだろうか?

 

「えっと、どういうことなのでしょうか? まだ状況が飲み込めていないのですが?」

 

取り敢えず学園長に状況説明を促す。

 

「ウチの学校が試験召喚獣を扱っているのは知っているね?。」

 

試験召喚獣 それは科学とオカルトの融合の産物

テストの点数に応じた能力を持つ召喚獣を自分の分身として召喚することができる。

この学校はその召喚獣を扱う試験校である。

下位のクラスと上位のクラスに設備の格差を設けて、その設備を求めて戦う試験召喚戦争はこの学校の目玉である。

それがしたくてこの学校に来たのである。知っていて当然だ。

というかほとんどの生徒はそれが目的でこの学校を受けたのだから知らないわけがない。

それが一体どうしたのだろうか?

何か不備が有ったのだろうか?

 

「その試験召喚獣何だがね…あんたの点数が高すぎて暴走する恐れがある。」

 

!!!何だって!

 

「じゃあ僕は召喚獣を出せないということですか?」

 

「いや、そうじゃない。あんたの成績に合わせて調整はし直す。だが、大掛かりな調整だから最低一年はかかる。それまではお前さんの成績は十分の一しか評価することしかできない。」

 

なんだ、そんなことか、ってそれってもしかして…

 

「僕はその調整が終わるまでFクラスで過ごすしか無いということですか?」

 

「そういうことになるねえ…」

 

学園長はすまないともう一度頭を下げてきた。

僕は一度学園祭にきてFKクラスの設備を見たことがある。

あれは教室とは呼べないものである。

腐った畳にボロボロの卓袱台、チョークのない黒板にテープで塞がれた窓

あんな所になるのか、クラス分けでそうなるのは二年生からだけど調整が間に合わなけえば、その教室になる

 

「間に合わせる予定ではあるが、間に合わなければ覚悟をしておいてほしい…本当にすまない」

 

「分かりました、間に合う可能性もあるのですから、そんなに心配しないでください。」

 

そういって僕は学園長室から出た。

この時はまだ楽観視していた、間に合うはずだと、

結果から言うと間に合わなかった。僕が二年生の時Fクラススタートになる事を僕まだ知らない。

 

桜が空高く舞い散る良く晴れた春の日の事であった

 

 

 

 

 

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