バカな天才の学園生活   作:うさみん1121

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好機の一瞬

敵が突き出してくる剣を槍を拳を無駄の無い動きでギリギリのラインを読み取り確実に捌いて行く。

量が多いからかする事もしばしばあるが、それでも確実に敵の攻撃を避けていく。

この試験召喚戦争に於いて最も重要な物はなんと言っても点数だ。

どんなに小さい当たりでも確実に点数は削られるし、当ててくる相手の点数が多いほどそのかすり傷程度の当たりでも何十点も持って行かれることもざらにある。

だからこの試験召喚戦争に於いて戦況の維持というものが一番精神的に削られるのだ。

そりゃそうだろう。下手に攻めに転じた方が気持ちが吹っ切れるし、守りに転じればてんすうを回復しながら敵と戦う事が出来るので心に余裕が生まれるのである。

これに対して戦況維持と言うのはどうだろうか?

まず、常に敵に狙われる可能性のある全線で何回か戦うだけで普通なら点数の殆どを持って行かれるだろう。

点数を捨てても構わないという捨て身の覚悟が有るならまだ良いだろう。しかしこの学校に関して言えばその可能性はゼロだと言える。なぜなら、点数がゼロになり戦死者扱いをされると鬼の補習が待っている。只の補習ではなく、鬼のだ。この学園の生徒ならば一度は必ず受けるであろう鉄人西村による補習だ。

一度受けたら二度と受けたくないものだ。

それほどまでに厳しい補習だ。みんながみんな受けたくないであろう。

だからこそこの状況は僕たちFクラス側にとって都合の良いものだっただろう。

ただでさえ拮抗状態で精神的にどちらも追い込まれているなかで、片方だけに何人で挑んでも勝てない相手が来たらもう片方の士気は只下がりだ。しかも何人で行っても倒せないから敵側は焦りを生む。生まれた焦りはその隙を疲れて一人、また一人と更に戦力を削りまた焦りを生むという負のスパイラルの中に堕ちいる。

一方の強い味方が出てきてくれたこの戦争で言うFクラス側の状況はどうなるかというと、敵が強い味方の方に集まるため一人一人の負担が格段に減る。加えて負のスパイラルに堕ちた相手の他の敵と戦う時も隙を見せやすくなる。従ってこちら側の攻撃が良く通るようになる。

しかしこの理論には大前提として敵と味方の点数が同じであると言うことが上げられる。

当然FクラスとBクラスだ戦力の差、点数の差は歴然である。

これをどうやって対象したのかというとひとえに経験の差である。

僕たちはこれまでにDクラスとの戦争を経て格段に召喚獣の操作技術を上げた。

それに対してBクラスはまだ召喚獣の操作に慣れていないのだ。

だからこそ何人もの相手を僕一人だ行う事が出来るのだ。

 

「くそ、コイツなんでこんなに正確に避けられるんだ。」

 

「あり得ない。何人掛かりでコイツを抑えているんだとおもっているんだ。」

 

「どうにかなんないのかよぉ…」

 

相手の本音と弱音が混ざった呟きが聞こえてくる。

敵の攻撃を避けて、かわして、捌いて、時折カウンターを打ち込み、隙を見て相手を叩きつぶす。

いくら敵の弱音が聞こえたって同情する分けには行かない。

僕たちだって自分のために、仲間のために、目標のために、戦っているんだ。

負ける訳にはいかないんだ…絶対に!

 

気合いを入れ直し、敵を注意深く観察しながら敵の攻撃を避ける。

そんな事を暫く続けていると敵に動きが見られた。

そう微かに、少しずつだか、敵のうち何人かが背中を受けて新校舎の方へ撤退しているのである。

そう、こちらが待ち望んでいた敵の補充試験を受けに戻るタイミングである。

 

この瞬間を待っていた。

僕は今相手にしている敵に速攻で一撃叩き込むと旧校舎の方へ向かって叫んだ。

 

「出番だ、姫路さん!!!」

 

すると姫路さんが10人程のクラスメイトを率いて進軍してきた。

 

「頑張って、姫路さん。」

 

「はい、吉井くんも頑張ってください。」

 

姫路さんにエールを送ったら激励を送ってくれた。

 

「点数の残っている全線舞台も全員主力舞台に続くのじゃぁ!」

 

「「「「「「「「「「おおーーーー」」」」」」」」」」

 

全線舞台のみんなも秀吉の掛け声で続いてくれた。

僕ももうひと頑張りしますか

あの裏切り者のベルリンの壁が服着て歩いてるような暴力屑女に仕返しをするためにも…!

 

 

 

 

 




これから、3日~二週間の間投稿出来なるかもしれません。


この作品を楽しみにしていて下さる方には申し訳御座いません
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