これからも応援よろしくお願いします
学園長からの説明が終わると学園長室の出た所で待っていた雄二と合流して教室に向かう。
「最後学園長と何の話をしていたんだ?」
「別に、大した事ではないよ。強いて言うなら僕らの勝ちが一歩近づいた。そんな感じかな。」
クックックック
僕は込み上げてくる狂気にも似た感情を押さえ込みながらわらう。
何故なら僕たちが今回の試験召喚戦争で勝つ事が出来たなら調整が終わっている今、間違いなくAクラスに行く事が出来る。
そう、やっとだ…
やっと僕は自分の立つべき場所に立つ事が出来る可能性が出てきたんだ。
やっと優子と同じ場所で学ぶ事が出来る可能性が…
「ところで雄二、宣戦布告には何時行く予定なの?」
「今すぐにでも行く予定だ。」
僕たちは教室に着くと姫路さん、ムッツリーニ、秀吉を連れてそのままAクラスに乗り込みに行った。
コンコン ガラリ
「失礼する。Fクラスの坂本だ。今回はAクラスに宣戦布告をしに来た。それに就いては代表と話がある。代表を読んで貰おう。」
「…呼んだ、雄二。」
どこからともなくAクラスの代表である霧島翔子さんが現れた。
黒髪ロングの清楚系正統派大和撫子で告白された数は数知れず、その全てを断っているため親しく無い人物からは百合やら何やら言われているがその実、何年もの間雄二に片思いしているお淑やかな乙女である。
「今回FクラスはAクラスに宣戦布告するに辺り、レギュレーション選択を行い五騎討ちを行いたい。クラス代表の同意を求める。」
レギュレーション選択
本来文月学園の試験召喚戦争とは生徒達に取っての娯楽、エンターテイメント的な役割も持つ。
だからこそ、試験召喚戦争の敵対する2つのクラスの実力があまりにも離れている場合に限り幾つかのレギュレーションが存在する。
トータルウォー(総力戦)ーー基本的にこのレギュレーションによって試験召喚戦争は行われる。最もポピュラーなレギュ レーション
五騎討ちーー単純に両クラスから五名の選手が出て、五回一騎討ちを行い戦争すると言うもの。AクラスとFクラスの時 のみ行われるレギュレーションで両クラスの代表の合意で行うことが出来る。科目の選択権や代表の選手 5人は事前に決めて双方の合意が必要
蟻地獄ーー両クラス10人の代表選手が出場して勝ち抜き戦を行うもの。クラスの格差が4つ以上、つまりAクラスとE クラス又はFクラス、BクラスとFクラスが行う戦争。こちらも両クラス代表の合意が必要。
他にも色々なレギュレーションがあるが主に行われる物はこの3つだ。
雄二が今回五騎討ちを選択したのはこれなら勝ち目があると踏んだのだろう。
「…別に同意しても構わない。けど、こちらとしては同意しなくてはならない理由が無い。」
暗に同意する気が無いと告げてくる霧島さん
確かにそうだ。向こうには同意する理由は無い。だが、雄二がその辺りのことを考えていないわけが無いだろう。
「今回こちらの提案に乗らないのであればBクラスとEクラスをそちらにけしかける事も出来るが?」
「そう言うことね。だからBクラスとDクラスとの戦争の時対外的には和平交渉にて終決という事に成っているのね。」
そう、何でBクラスとDクラスの時に設備の入れ替えを行わなかったのか
最大の理由は設備交換を行わないと和平交渉にて終決という事になり、負けた時のペナルティーである3ヶ月間の宣戦布告禁止が無くなるのである。もちろん設備を入れ替えたらその設備で満足して上を見なくなるバカが沢山いるという理由もあるにはあるがこの布石の為のカモフラージュでしか無い
「…分かった。その提案受ける。」
此方の作戦通りに事は着々と進んでいる。
感想、評価、アドバイスなど何時でもお待ちしてます。