「遅いぞ、ウジ虫野郎」僕の新学期は親友の罵倒からはじまった。
親友ーー坂本雄二は教卓のところで腕組をしていた。
「おはよう 雄二、雄二がクラス代表?」
「そういうことだ、先生来るぞ席座っとけ」
「僕の席どこ? 座席表があったら見して欲しいんだけど」
「残念だな明久、このクラスに指定席などない、自由席だ」
そっか… 座席すら決まってないのか…
まあ、その辺の適当な席にでも座るか
「明久、おはようなのじゃ」
適当に席に座ると前の席から声をかけれた
「おはよう、秀吉、秀吉もFクラスなの?」
「今年もまたよろしくな、ちなみにムッツリーニはあそこの席じゃ」
木下秀吉 優子さんの双子の弟である。
優子さんと共に去年、クラスがおんなじだった。
演劇部のホープで将来を期待されてる役者で、確か何処かの演劇団からスカウトがもう来ているとかなんとか、
そして、話に出てきたムッツリーニこと土屋幸太
保健体育は学年トップの成績で、ムッツリ商会という独自の写真屋をしている。
表は学校側の許可を取り、利益の半分を学校側に払っているらしい。
裏では情報収集をしていて、その情報を売ったりしている。
秀吉に指された方を見るとムッツリーニが座っていた。
奴に軽く手を振ると無視された。冷たい奴め
「さて、席についてください」
いつの間にか先生が教卓の所に立っていた
一回黒板の方を向いて何かを探す素振りをしたがすぐにやめて自己紹介をした。
「担任の福原です。宜しくお願いします。」
「チョークもないんだな。このクラスは…」
「さて自己紹介していってくだい」
窓側から自己紹介が始まった
「島田美波です。趣味は吉井を殴ることです☆」
島田さんか、去年助けたことで親しくなったけど親しくなったことで暴力を振るうようになったんだよな…
正直あんまり関わりたくない
「…アイツまだんなこといってんのか」
そうだよ雄二、島田さんは何にも変わってない
「木下秀吉じゃ、よろしく頼む」
「「「「「「「「美少女きたーーーー」」」」」」」」」
「わしは男じゃ」
「なんだと…」
「だが男じゃないとしか言ってない」
「そうか、男でも女でもある第三の性別秀吉なのか」
「それだ!!」
何バカなこといってんのこいつら
「土屋幸太 趣味は盗さ…何でもない 特技は盗ち…何でもない」
ムッツリーニはいつもどうりだ
さて、僕の番か、
「吉井明久です。一年間よろしく。」
ふー、無難に自分の番がおわった
「姫路瑞希です。風邪でテストを途中退席したため、Fクラスになりました。此れから一年宜しくお願いします。」
姫路さんもFクラスか頭いいのにもったいない
「やった、姫路さんと同じクラスだ」
「今年Fクラスでよかった」
「自分がバカであることに今日感謝した」
「おっしゃーーーー」
ダンダン、ばし、ドダー
「皆さん静かにしてください、先生は代えの教卓を持ってくるのでその間に坂本くん、自己紹介をすませておいてください」
ちょっと叩いただけで壊れる教卓って…
「Fクラス代表の坂本だ、代表でも坂本でも好きに呼んでくれ。さて、諸君、Aクラスはシステムデスクに個人エアコンと冷蔵庫、ノートパソコン完備だが、設備に不満はないかね?」
「「「「「大有りじゃー」」」」」
こうして波乱な日々が始まった