この物語は『Fate/Grand Order』の
1部7章 『絶対魔獣戦線バビロニア』
2部(ちょっとだけ)
前作品序章 MIX×MISSON(スパイファミリー編)
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のネタバレ、微CP描写が含まれます。
ぐだ子(女性)・ぐだ男(男性)両方解釈できるような描写をしています。
libraさんのオリキャラがゲスト出演しています。
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人生は、良いことも悪いことも同時に起きる。カルデアに来てから学んだことだ。
夢の中。思い出が泡のように浮かび、どこかに飛んでいく。
所長やドクター、ダ・ヴィンチちゃん、レフ教授、そしてマシュと出会って自分の人生はまるで別のモノになった。所長を失ってからも、マシュは近くにいて。多くの特異点を旅して。
きっとこれから先も、色んな戦いをして、生きていこう。カルデアのみんなと一緒に。
でも、いつか。好きな人とパン屋を開くのも、悪くないな。
泡が弾ける。暗い床に真っ赤な血となって広がっていく。足元が冷え、周りが暗くなった。
───何を言ってるの?
空が燃えて。血が燃えて。肉が燃えて。みんないなくなったよね?
キミだけ幸せになるなんてダメ。あれだけ、[[rb:色々な世界 > いぶんたい]]を壊したのに。みんな殺したのに。
「待って、これは違う。そんな記憶ない。誰かが見た悪い夢だ」
夢じゃない。これはキミの現実。目を背けるな。
「さっきから何なんだ。誰だか知らないけど、自分の夢から出てって!」
出ていく? バカな。こんなチャンスを逃すわけには───
「久しいな、我が運命」
まずい。恩讐の炎か、来るのが早すぎる。
漆黒の何かは炎に焼かれていく。思考は戻っている。自分は立香だ、藤丸立香なんだ。一人じゃない。マシュやみんなもいる。
「ああ、恐ろしい。近づいてくる、蟲!! それに邪神の力か! そうか、そっか……。一筋縄ではいかぬか。───また、会おう」
何かはすっとどこかに消えていった。
しばらくの静寂の後に、声がした。男の声だ。
「ふん。ヤツに逃げられてしまったか。宙から星が堕ちるとは。────全く」
黒い影は自分の前に現れる。シルエットだけでも分かる。前に出会った、アヴェンジャーのサーヴァント。
巌窟王、エドモン・ダンテス。
なぜだろう。どうしてか自分、声が出ない。マントを纏ったその肩が、なぜ震えているのか尋ねられない。
「……そうか。ここでは言葉を紡ぐのも不可能か。……よく聞け、マスター。花の魔術師の伝言だ」
「新たな邂逅が光とともに現れる。日が落ちようとも、暗黒の中を進む者たちだ。信頼に値するかは、お前たちが決めろ。手を組めば、闇を砕く術は多少ある。
絶望の未来を目撃する、覚悟を持て。我らはあらゆる世界の試練を越え、過ちを正さねばならん」
伝えたいことがたくさんあるのに、伝えられないもどかしさがあった。巌窟王は消えていく。意識が遠のいていく。
「時間か。夢から醒めろ、オレの星。神が喚び込む平行世界なら、再び出会えるだろう。最初の出会いは英雄王に譲ってやる。……癪だがな」
「───待て、しかして希望せよ」
◈
目が覚めると、自分の部屋だ。テーブルには、コーヒー。隣の皿には、砂糖入れとティー・スプーンもある。
いつもより親しげな、彼からの贈り物か。熱すぎる! ……後で飲もう。
そういえば夢の中で襲われたんだと気づく。意味はないかもだけど、ベッドから跳ね起きて鏡を見る。特に異常はない。
この前変な魔獣からもらった腕の傷はちょっとだけ広がっている。
もうみんなに心配かけたくない。恐怖も、悪夢のことも忘れたフリをする。
鏡に映る自分の目から、なぜかこぼれる涙があった。理由は、知らない。
自分は、藤丸立香。人類最後の、『たった1人の』カルデアのマスターだ。
リボーンファンタジア 立香編 プロローグ
会議室に着くと、すぐにマシュが挨拶をする。白いカルデアの服の襟を正して入室した。
「おはよう、マシュ!」
「おはようございます、先輩」
薄い紫の透き通ったボブカットの髪に、濃い紫がかった瞳の少女、マシュ・キリエライト。自分を長い間支え続けている大事な人だ。
無機質な廊下に、年代や世界観が異なる男女たちが談笑しながら歩いている。自分の存在に気づいたら、それぞれと挨拶を交わしていく。大きな窓の外は、深い紺色の空に吹雪。
彼らはサーヴァント。過去の英雄とか偉人を魔術で再現した存在。他の世界からやって来たサーヴァントもいる。
そしてここは、人理継続保障機関フィニス・カルデア。この世界を取り戻すため、ある魔術師が作り上げた人の歴史を守る施設。
このカルデアを起点に、自分は人類最後のマスターとして、特異点というさまざまな世界の異常になった場所を調査し、原因を排除している。
自分たちは正しい世界を取り戻すため、日夜奮起しているのだ。
今日は大事な報告と会議があるので、真面目に頑張らなくては。この前みたいに疲れてうとうとなんて、ドクターに笑われてしまうからなあ。
◈
会議室に入ると、プロジェクターの前に白衣を着た男性と、煌びやかな服を着た女性の姿がある。
自分とマシュは、すぐ2人に挨拶する。ポニーテールからを垂れた髪を耳にかけ、男は大量の資料から顔を上げた。
「おはよう。もう朝ごはんは食べてきたかい?」
「はい。エミヤさんが作ってくれた、冷たいお茶漬けを食べたんです!」
「そっかー、僕はまた栄養ドリンクで済ませちゃったよ」
彼はドクター・ロマニ。このカルデアで唯一の医療担当だ。自分とマシュは親しみを込めてドクターと呼んでる。一緒にいると、なんだか安心感がある顔をしている。
「まったく、甘いモノばかり食べてないで、たまにはちゃんとした食事も摂ってね」
「そこは大丈夫。この前はあんパン3つ食べたからね」
「むむう、ロマニ。キミというヤツは……、あんパンはちゃんとした食事ではないだろうに」
女性の方はダ・ヴィンチちゃん。あの有名なイタリアの画家、レオナルド・ダ・ヴィンチのサーヴァントだ。カルデアにある、すべての機器のメンテ担当である。
実は彼女は史実では男性なんだけど、本人の好みもあってモナ・リザ……女性の姿になっている。
ま、サーヴァントが女性、なんてうちじゃよくあることだ。とにかく2人がこのカルデアを支えている。いつも感謝してもしきれない。
「さ、みんな座りたまえ!」
ダ・ヴィンチちゃんの声で自分たちとスタッフの面々が着席する。したのはいいけど、なんだかいつもより明らかに重い雰囲気……。
待て、イヤな感じというよりみんな緊張している。
「よし、では会議を始めよう。まずは立香くんが提出した、3ヶ月前のフーガリア特異点のレポートについて……」
忘れられないけど、ホントに時が経つのは早い。フォージャー家との出会い、ペトラさんとエリカちゃんの和解。
加えて、どこかの世界から襲来した謎の組織『トワイライト』との聖杯を巡った争い。
何より、自分が死んだカルデアから来た[[rb:裁定者>ルーラー]]のサーヴァント、ジャンヌとの出会いは衝撃的だった。
彼らは自分たちと同じように、世界を取り戻すために戦っていた。しかし『トワイライト』の首領である狂魔王の襲撃により、人類最後のマスターはあっさり殺されたのだ。
彼の正体や、他の世界のカルデアを滅ぼす理由は不明だが、許されざる悪であることは確かだ。また遭遇するのなら、話し合って済むならそれでいい。
でも、誰かの命を奪うのなら、やるときはやるつもりだ。
◈
レポートの内容の振り返りが終わり、ドクターが席を立った。一同に呼び掛ける。
「よし、では会議の前にとっておきのゲストを紹介……」
なぜ向かい側が4席も空いているのか気になったが、その疑問はすぐに解決した。久々に聞く、あの男の声が外から響いてきたのだ。
「ふははははは! やはり別の世界であっても変わらぬな、雑種!」
ドアは勢いよく開け放たれ、ターバンを巻いた金髪の男が入室してきた。いかにも理知的で傲慢そうな人。自分は、この英霊の名を知っている。
「お、お久しぶりです、ギルガメッシュ王!」
「……」
世界最古の英雄、不老不死を求め旅をした、黄金の英雄。彼はその後古代メソポタミアのウルクを治めたとして有名になり、後世に最古の王として知られることとなった。
自分たちはバビロニア特異点で生前王様であった彼と、協力関係にあった。大半のサーヴァントは、英霊の座から以前の召喚された時の記憶を持ち帰れない。
この人も、特異点のことは覚えていないらしい。だが、別の世界とは何のことだろう。
とにかく、彼との再会はとても嬉しいものだ。
とっておきのサプライズが台無しになったからなのか、ドクターは唇を尖らせ、ギルガメッシュ……ギルを睨んでいる。大半の人が冷や汗だらだらなのは、彼の王としての気配を感じたからか。
「こんにちは。わざわざ来てくださり、ありがとうございます。私はマシュ・キリエライト、シールダーのデミ・サーヴァントです」
マシュが王に向き直り、お辞儀をした。慌てて自分もお辞儀をする。と思ったら急に抱きついてきた。
ビックリだ! しかも白い頬を赤らめて、目をウルウルさせて!
さっきからおかしい、エドモンといい、ギルといい。自分の出会うサーヴァントが、好感度が高すぎる、ような……!
「っちょ、あの、王様っ!?」
「っ……すまぬ。つい……」
「おいおいおい! キミそんなキャラだったっけ!?」
「は、離れてください! じ、自分……に、いきなり抱きつくなんて!」
動揺する一同。英雄王は、非常に仕方なさそうに離れる。顔が火照ってしまう。それを見て、ドキドキしているマシュがギルに口を開く。
「あ、あの。自分たちの知る王とは、何か違うような」
「そうだな、答えねばなるまい。……立香よ。貴様らはフーガリア特異点のジャンヌを覚えているか?」
「は、はい」
我《オレ》はそやつと同じ────並行世界から来たりしサーヴァント。生前、我《オレ》らの世界の貴様に召喚された『アリウス・カルデア』の英霊よ。
此度の会議、ルーラーは急用のため、参加できぬ。わざわざ2人の部下と新たなマスターを供にし、来てやったのだ。平伏し感動するがいい、雑種ども!」
「え、でもその人たちどこにいます?」
ギルガメッシュは舌打ちした後、めんどくさそうに答えた。
「芥め……。よもや、本当にカルデアであの男を……」
マシュは非常に気まずい感じでお茶を飲み、2人に問う。
「ダ・ヴィンチちゃん。それにドクター。大変申し上げにくいのですが……。会議の内容は『トワイライトへの対抗策について』で間違いありませんね?」
「うん。そうだけど?」
「アリウス・カルデアの皆さんの会議への参加は、私たち全く連絡されていません」
ギルガメッシュが眉をひそめた。幹部たちはぎくりとして目をそらす。
「……連絡を怠ったのか?」
スタッフたちは顔面真っ青である。ドクターもダ・ヴィンチちゃんも多忙だ。
多少のミスは、どうか大目に見て欲しい、と心の中で祈る。願いが通じたのか、王の眉間のシワがじわりと消える。
「ふん……今回は大目に見てやろう。特別にな。ブラックなのはここも変わらぬか」
ため息をついてから、彼は2人の額に指差した。
「次はきちんと報連相をしろ。しなければ……」
「はい、しません。ダ・ヴィンチの名にかけてこんな凡ミスは!」
「分かったから、ウルク王! うう……ごめんなさい、気を付けるよ」
ギルガメッシュは片目を閉じ、腕を組み直しながら僅かに微笑した、ように見える。
初めて会ったのに何故か馴れ馴れしい感じなことは不思議だけど、なんとかなったことにほっとした。皆も命拾いしたと胸を撫で下ろす。
ダ・ヴィンチちゃんはプロジェクターで写している文字を、すぐさま修正する。
「会議の内容としてはプラス、アリウス・カルデアと同盟を結ぶか決定することも含まれるね」
「ヤツめ……。まだ、来ないのか。雑種どもはどうしている」
「あ、そうだ。全員集めないと会議できないね」
大事なことに気づいたので、残りのメンバーを探そうと会議室の扉を開けようとする。
「ごめん。探しにちょっと……」
「このぅ─────! ギルガメッシュよ!」
また大きな声である。入り口から黒髪の女性が、大きなヒールの音を立て飛び出した。メガネをかけた物静かな二つ結びが似合っているのに、言動は貴人みたいな人だ。
「マスターである私を差し置いてよくもまあ、ペラペラと! 話したな貴様! そのせいで! 何だか出てこれない雰囲気になったじゃない!」
「芥よ、いつからいた! そもそもだ、カルデアを許可なくうろつくでないわ!」
「ハア? つまらない会議より、『あの方』との逢瀬の方が大事!」
ギルを指差す左手には、サーヴァントのマスターである証、令呪が刻まれていた。ドクターとダ・ヴィンチは、彼女の登場に何の挨拶もせず、幽霊でも見たかのように口をあんぐりさせている。
黒いコートを纏った小太りの青年が、入り口から現れ慌てて二人の仲裁に入る。
「ギ、ギルガメッシュさん。今日は会議だからそれぐらいにしてくださいよ~」
「む、つい興が乗ったわ。悪いな、雑種ども」
小馬鹿にされた女性の顔がますます赤くなる。よっぽど、ギルの態度が気に入らないようだ。
「ええい、例え人理の影法師でも今度ばかりは許さぬ! 毎日毎日我に平伏せず、雑種雑種と呼ぶ! お前は虫か、八つ裂きにしてやろう!」
もうスタッフは巻き込まれたくないのか、目でこちらに『早く止めろ』と合図をしてくる。ダ・ヴィンチとロマニまで!
そうは言われてもほとんど二人の関係性を知らないし、余計なことを言えば命はない。一体どうすれば良いのか。
この状況を救ったのは青年の次に現れた、空色の髪の少女だった。
「み、皆さん見てますよ芥さん。自己紹介しましょうよ」
ここぞとチャンスを得たドクターも、彼女の助太刀に入る。
「ほ、ほら! 時間も限られてるので、会議しましょう会議!」
◈
ダ・ヴィンチちゃんがギルガメッシュ王に質問しつつ、情報をパソコンにまとめている。
会議の方向性は、ダ・ヴィンチちゃんが提案したギルガメッシュたちと手を組むという意見に傾いていた。
こっちではトワイライトの情報が捉えられないため、対策することもできない。
だがギルが召喚された世界、即ちアリウス・カルデアでは、ヤツらの手がかりについての情報を掴んでいた。
ギルたちとトワイライトの介入が疑われる特異点を調査し対策を練れば、最低限の被害はきっと抑えられるはず。だと結論がほぼ出ている。
マスターの女性の名前は芥ヒナコと名乗った。でも、
「戦闘の指示は不得手よ。ホントに下手。だから、レイシフトも特異点も同行しないわ」
とさっきから本を顔で覆い隠して、全然会議に参加してくれない。ギル曰く、複数人いるマスターの一人らしい。
勿論、会議に積極的でないのは不満だけど、何かしら彼女には秘密があるかもしれない。
ドクターはとても自分たちに対して何か言いたげだったけど、ダ・ヴィンチちゃんに説得されていた。こちらの芥さんになにかあるのだろうか?
でも、今はそれどころではないし、また聞こう。
王様の仲裁に入った2人もサーヴァントだ。小太りの青年の名前はリブラ、少女はスカリィと名乗った。
「キミたちも、トワイライトの生き残りかい?」
「いや、違うんだ。オイラたちは狂魔王襲撃後に喚ばれた。理由は知らんけど」
リブラはダヴィンチの質問に、必死に資料にかじりつきながら答えた。スカリィがメモしながら、自分とマシュをチラチラ見る。
「……そっちのカルデアのサーヴァントは、随分とバリエーション豊かなんだね。毎日大変じゃない、立香さん?」
「色々と慣れてる……とは言いたいけど振り回されることもあるよ」
彼らの存在は、今まで関わってきたサーヴァントとは根本的に何かが違う。急に現れた、よくわからない人たち。
なんとなく根本的に世界観が違うような気がする。不信感なんて抱きたくないのに。
それに、ギルについて気になることがあった。ドクターとダ・ヴィンチちゃんが彼の霊基を分析した結果、通常のサーヴァントと異なるカタチをしていたという。
何が起こってるんだろう、彼には。自分にやけに親しげなのと関係があるのだろうか。今は、それを気にしないようにする。
「そちらのサーヴァントは何人召喚されているんだい?」
ドクターの質問に、スカリィがぎこちなく指で数を数える。
「例の事件で生き残ったのは11騎、あとは私たち襲撃後の4騎を合わせて……」
「15騎?!」
思わず、立ち上がってしまった。
「……戦力として少なすぎない? こっちは100騎以上いるのに」
「そうなんだよ、7騎しか残ってないんだ」
リブラの真剣な告白に、マシュの顔は張りつめていたが、恐る恐る声を絞り出す。
「……そ、それは、ほとんどのサーヴァントの皆さんは、『トワイライト』のボス、に……」
「止めよ。────我《オレ》にあの地獄を語らせるのか?」
ギルガメッシュはかなり憂鬱そうにマシュの話を遮る。恐ろしくも辛そうな声で。
こんな王様は初めて見たし、見たくなかった。いつも堂々としてる印象があったので余計衝撃が大きい。なぜカルデアが狂魔王に敗北したのかは分からないけれど、神をも貫く剣を持った英雄王がトラウマを抱えている。
その事実が、とてつもなくヤツへの得体の知れない恐怖を高めていく。
静寂が10秒ほど流れ、ドクターがギルガメッシュに向き合った。
「……質問いいかい。そもそもの問題だ。どうやってこの世界やフーガリア特異点を観測し、私たちと接触したんだ……」
視線の外でカップが割れる音。目を向ければ、リブラの手からカップが落ちている。彼の口から大きないびきが出ている。
自分の口が空いて塞がらない。スカリィやギルガメッシュ、芥も突然、眠ってしまっている。
「おい、キミたち! どうした! ナルコレプシーかよ!」
スタッフのムニエルは立ち上がり、彼らの肩を揺らす。大きな爆発音が、ブザーとともに、自分たちの耳をつんざいた。視界が赤いランプで点滅する。
緊急事態を知らせる警報が、スタッフたちを緊迫の顔へと変えていく。
ダヴィンチちゃんが焦げ茶色の髪を揺らし、壁に設置されている管制室との通信を繋ぐボタンを勢いよく押した。
「こちら、技術部顧問レオナルド・ダ・ヴィンチ。管制室! 何があったんだい?」
「こちら、管制室のシルビアです。現在、謎の白い光に襲われています! マスターとサーヴァ……」
轟音とともに、通信は途切れた。ダ・ヴィンチちゃんから戦闘の許可を得る。後輩はすぐに変身し大きな盾を携帯する。ドクターは、ギルたちの睡眠状態を確認していた。
「こっちは任せて。早く助けに行ってあげてくれ!」
「了解しました!」
会議室から人々が出ていく。何があったのかは知らないが、スタッフさんの命が危ない。マシュとともにすぐに廊下に飛び出した。
管制室に着いたら、意外で意外じゃない展開が待ち受けていた。
To be continued...