ありふれた破壊者と魔王は世界最強   作:マサヒロ (旧名デイブレイク)

12 / 15
最近の悩み
次の展開はひねり出すのに苦労するのに、その先の展開は湯水のように出てくる事。
よろしくお願いします!


十一話 え?ちょ、何してるの?

オーロラカーテンとマシンディケイダーを使ってホアルドに到着した俺達はそのままオルクス大迷宮へ直行した。

そのまま迷宮内をマシンディケイダーで爆進している。

現れる魔物は文字通りWの突風で吹き飛んでいて、その進行を阻める奴は居ない。

 

「す、すごいわね・・・その力・・・」

 

雫がW、いや仮面ライダーの力に呆気にとられている。

 

「そりゃあ、幾度となく世界を救った先輩達の力だからな」

 

仮面ライダーを褒められて俺は誇らしく仮面で見えない鼻を高くする。

その後も俺達の爆進は止まらず迷宮突入から1時間も立たずに第20層までたどり着いた。

迷宮の各階層は数キロ四方に及び、未知の階層で全てをマッピングしようとすれば、十数人規模で半月から一ヶ月という膨大な時間がかかるが、下層へ繋がる階段の位置とトラップの場所さえ把握しておけば、一階層の突破時間は早ければ数分で終わる。

ただし、戦闘が無ければ、の話だが。

俺達はマシンディケイダーとネオディケイドの力のお陰で悠々と進めているので問題なく二十階層まで到達できたのだ。

 

「ここの辺りに、転移罠があるはず・・・」

 

「ええ、確か宝石に触れるのが発動条件みたいな感じだったわよね?」

 

俺は周りを見渡す。

だが、崩れた壁はあっても肝心の宝石は見当たらなかった。

 

「どこにもないぞ・・・」

 

俺は小さく呟く。

 

「ど、どうして・・・」

 

雫が珍しくうろたえる。

 

「多分一回きりの罠だったか、もしくは罠の再設置までのインターバルが過ぎてないかのどっちかだと思う・・・クソッ!」

 

俺は崩れた壁を殴りつけた。

 

「士、落ち着いて!ただ近道が出来なかったってだけよ!」

 

雫が俺を落ち着かせようとしてくる。

俺は大きく息を吸い込んで、吐き出した。

 

「そうだな・・・取り敢えず65層まで行くことを一つの目安にするけど・・・良いよな?」

 

「ええ」

 

雫は反対せず頷く。

 

「大丈夫!65層まで三日もあればたどり着けるだろ!」

 

俺は楽観的な言葉でそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

結果は宣言通りとはいかずで65層まで五日掛かってしまった。

ただ、マッピングが完了している四十七階層までは一日で到達できたのだが、そこからが大変だった。

罠にはまって時間を取られたのだ。

攻撃罠はルナメタルで弾き飛ばし、状態異常はタイプスピードドクターで治療していたが問題だったのは転移罠。

転移罠を踏んでモンスターハウスに飛ばされたり、未踏破の場所に飛ばされて迷いまくったり。

訓練ではフェアスコープと呼ばれる道具を使って騎士団がトラップを見破ってくれていたのでスムーズだったが、今の俺達にはそんなものは無い。

そんなんで疲弊して四日目の野営地で雫が

 

『オーロラカーテンで香織達がいるところ・・・とまで行かなくても65層までは簡単に行けるんじゃないんかしら?」

 

の一言で試してみたら出来たというわけだ。

こんなんだったら最初っからオーロラカーテンでくれば良かった・・・

若干凹みながらオーロラカーテンを抜ける。

そこは、一本の石橋の上、その中央辺りだった。

 

「ねぇ士。ここってもしかして・・・」

 

雫が何かに気が付いたのか俺に声を掛ける。

俺も周りを見渡すと雫の言いたいことを理解する。

 

「間違いない。ハジメと白崎が落ちたあの橋だ・・・」

 

その時、橋の先に魔法陣が浮かび上がった。

赤黒い脈動する直径十メートルくらいの魔法陣。

それは、見覚えのある魔法陣だった。

 

「な、何で!あの時士と南雲君で倒したんじゃないの!?」

 

雫は驚愕をあらわにして叫ぶ。

 

「迷宮の魔物の発生原因は解明されていない。一度倒した魔物と何度も遭遇することも普通にあるって本に書いてあった。多分それだろうな」

 

俺はハジメと二人で迷宮について勉強していた知識からそう結論づける。

 

【KAMENRIDE!DECADE!】

 

雫は腰の剣に手を伸ばし臨戦態勢をとるが俺はそれを制止する。

マシンディケイダーに跨ったままディケイドに変身するとライドブッカーから一枚のカードをドライバーに差し込んだ。

 

【ATTACKRIDE!HARDTURBULER!】

 

するとマシンディケイダーの前にWのライダーズクレストが展開され、マシンディケイダーがWの空中戦用ライダーマシン『ハードタービュラー』に変化した。

俺がコントロールペダルを踏みこむとハードタービュラーのVTOLローターとティルトローターが唸りを上げゆっくりと上昇を始める。

 

「つ、士?何を?」

 

「何って、いちいち倒すのはめんどくさいからこのまま飛んで降りてく。それだけだ」

 

雫が若干引いた気がするが気にせず奈落の方へハンドルを向ける。

だが、俺達が奈落に突入する直前魔法陣がが爆発したように輝き、あの時の怪物が姿を現した。

 

「グゥガァアアア!!!」

 

咆哮を上げ、地を踏み鳴らす異形。

ベヒモスが俺達を壮絶な殺意を宿らせた眼光で睨む。

 

「めんどくせぇな、これでもくらっとけ!」

 

俺はハンドルのトリガーを引き、翼のエナジーバルカンをベヒモスに直撃させる。

 

「グゥルガァアア!?」

 

悲鳴を上げながら後ろに下がるベヒモス。

その身体には見るも無残に焼けこげ、穴だらけになっていた。

 

「しっかりと掴まってろ!雫!」

 

「ええ!」

 

俺はハードタービュラーを垂直にすると、メインブースター出力を全開にして勢いよく垂直落下した。

 

 

 

 

 




皆さんこう思いませんでしたか?
『オーロラカーテンでハジメ達と合流しろ!」って
これには理由があるんです。
今に士のオーロラカーテンはドラクエでいうルーラのようなもので一度行ったことのある所じゃないとオーロラカーテンで行けないという欠点があります。
地球へのオーロラカーテンを繋げられたのもそれが理由です。
じゃあどうしてエヒトがオーロラカーテンに干渉できたの?という話は・・・教えません!!

雫をどのタイミングで香織(士)と合流させるか

  • 士よ、城から連れ去れ!
  • 原作の香織のタイミング
  • 原作と同じ
  • ウルの町
  • フューレンで合流(錯乱)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。