ありふれた破壊者と魔王は世界最強 作:マサヒロ (旧名デイブレイク)
暗闇の中、異様な雰囲気が空間を支配している。
その中ひときわ異質な目をした老人が口を開いた。
「我らが神から神託を授かった」
「備えよ、『勇者』は間も無く現れる」
その瞬間、暗闇が歓喜に包まれた。
スマホのアラームの音が部屋中に鳴り響き、俺はアラームを止めて起き上がった。
「ふぁぁ・・・・・なんか懐かしい夢を見たな・・・・・・」
俺は、夢の余韻を感じながら立ち上がりパジャマから制服に着替えると、机の上に置いておいたディケイドライバーを制服の内ポケットに突っ込んだ。
俺が転生してはや17年、前世と同じ月日をもう過ごしたことになる。
おっと、自己紹介が遅れたな、
俺の今世の名前は、犬飼士だ。
ディケイドの力を欲したがそんなものは必要ないくらいこの世界は平和な世界だ。ショッカーみたいな悪の組織もないしな。
今制服に突っ込んだディケイドライバーは、抽選に当たったと称してハードボイルダーと同時に送られてきたものだ。勿論変身もできるし、オーロラカーテンも使えるぞ。
使ってみての感想は、『便利』の一言だ。
・・・誰に説明してるんだ?
まぁ・・・そんなこんなで俺は、この世界で平和に過ごした。
「行ってきま~~す!」
俺は、首から士のものと同じトイカメラを下げ、ヘルメットを持つと今世の両親へそういうとドアを開け、俺の愛車であるハードボイルダーに跨りエンジンをかけ学校へ登校する。
ほんの一か月前にバイクの免許を取ってからはこうして学校に登校している。
学校に着いてハードボイルダーを駐輪場に止めると同時に一組のバカップル(俺命名)が登校してきた。
バカップルの、男子の方の名前は南雲ハジメ、俺と一緒に仮面ライダートークや、ガンダムトークをできる俺の無二の親友だ、そして女子の方は白崎香織、一応俺の幼馴染だ。また、彼女もいっしょに仮面ライダートークができる友人だ。
えっ、二人の馴れ初め?
そりゃぁ、二人でライダートークしているところに白崎が割り込んできただけだ。まぁ、ハジメは最初はクラスからのやっかみがあって若干煩わしそうだったが、それを繰り返していくうちにハジメも好意を持っていることが分かり、無自覚に桃色結界を作り出していったのである時ポロッとため息と共に『お前ら、もう付き合っちまえよ』とこぼしたのだ。
最初、この言葉を聞いた二人は慌てたが、この言葉で二人はお互いの好意を自覚したようで、その流れで付き合うことになったのだ。
俺は、白崎の中学からの恋を知っていたので二人に『おめでとさん』と祝福の言葉を送っておいた。
「『バカップル、朝の一幕』っと、おはようさんハジメ、白崎、朝から熱いな」
俺はそう言いながらトイカメラのシャッターを切り二人に挨拶した。
「「おはよう士君」」
「それと、バカップルっていうのはやめて!恥ずかしいから!」
白崎が顔を真っ赤にして怒ってくる、これもいつもの日常だ。
「悪い、悪い、それよりさ、先週のガヴどうだった?」
「もちろん見たよ~~やっぱりガヴはダーク中心に時々ギャグだね」
「だな!違いねぇ!」
「ねぇ、ハジメ君アマゾンとアマゾンズの違いって何?」
「あぁ、それはね・・・」
こんな感じでライダートークをしながら教室へ向かう。
ハジメが教室のドアを開けたとき、教室の男子生徒の大半から舌打ちやら、睨みやらを頂戴する。
そんな視線を俺たちはさっぱり無視して、席に座ろうとする
だが、その時二人の間に入ろうとする無粋な奴が現れた。
「香織、また彼の世話を焼いているのか? 全く、本当に香織は優しいな」
そういって二人に割り込むのは、天之河光輝
成績優秀、スポーツ万能、おまけにイケメンというどこぞの勇者かよ!思うような完璧超人高校生で俺の幼馴染だ。
だが俺は、こいつが嫌いだ。
こいつは、人を悪だと思うと、とことん糾弾し、自分を正義だと疑わないご都合主義者だ。
こいつとは基本的に、ウマが合わないので基本的に無視している。
「南雲君。おはよう。毎日大変ね」
そういい挨拶したのは、黒髪ポニーテールの美少女八重樫雫。
小学校のころから剣道をしている剣道少女だ。
そして、白崎の親友で幼馴染だ。
また、かなりのかわいいもの好きである。
「おはよう!ハジメ!士!香織!」
豪快に挨拶したのは、坂上龍太郎。
かなりの脳筋で、努力とか、根性とかそういうのを好むやつで、幼馴染。
俺たちと仲良くなった経緯は簡単だ。
ただ、機動武闘伝Gガンダムを奨めただけだ。それから仲良くなり、よく話すようになった。
「おはよう、雫さん、龍太郎君、天之河君・・・」
ハジメは三人いや、天之河を見てうんざりそうに挨拶を返した。
「いつまでも香織の優しさに甘えるのはどうかと思うよ。香織だって君に構ってばかりはいられないんだから」
いつも以上に、五月蠅くクドクドと言われるハジメを見て、可哀そうに思えてくる、いい加減黙らせてやろうかと思っていると、
「? 光輝くん、なに言ってるの? 私は、私が南雲くんと話したいから話してるだけだよ?」
おい、無自覚に爆弾を投下したぞ白崎さん!
「え? ……ああ、ホント、香織は優しいよな」
「悪いな二人とも、朝っぱらから不快な思いをさせしちまって」
そういって、申し訳なさそうに謝る坂上にハジメ『仕方がない』と肩をすくめて、苦笑いをして答えた。
「悪いな、あのバカが」
俺は、隣の席に座ったハジメに謝った。
「だったら、止めてもいいじゃん士君」
「やだ、あいつ苦手だからな」
「それは同意するけどさ…」
そう話しているうちに予冷が鳴り、各々席へと戻っていきハジメも夢の世界と旅立っていった。
昼休みになり夢の世界から帰ってきたハジメはモゾモゾと体を動かし始めた
「おはようさん、もう昼休みだぞ」
俺はハジメにそう言う。
そうするとハジメはごしごしと瞼を擦ると鞄からモゾモゾと弁当を取り出し広げ始めた。
「それ、白崎の愛妻弁当か?」
俺は、からかい交じりにそう聞くと
「うん・・・って!そうじゃない!」
ハジメは、真っ赤になって怒ってきた。
その時
「ねぇハジメ君!士君!一緒にお弁当食べよう!」
白崎がやってきた。
「うん!一緒に食べよう!」
とハジメは返したが、やはりお邪魔虫はいるもので
「香織。こっちで一緒に食べよう。南雲はまだ寝足りないみたいだしさ。せっかくの香織の美味しい手料理を寝ぼけたまま食べるなんて俺が許さないよ?」
と爽やかな笑顔でキザな台詞を吐きながら天之河がやってきた。
よくもまあ、そんなキザな台詞が素で吐けると感心していた。
でも、恋する白崎はハジメしか頭にないのか
「え? なんで光輝くんの許しがいるの?」
「「ブフッ!?」」
素で聞き返した。
因みに、噴き出したのは天之河の側に居た八重樫と坂上だ。
だがその時異変が起こった。
ハジメの目の前、天之河を中心として幾何学的な模様が浮かび上がったのだ。
俺は、咄嗟に立ち上がり何だと思い周りを見渡した。
その模様・・・所謂魔法陣は徐々に輝きを増していき、一気に教室全体を満たすほどの大きさに拡大していった。
未だに教室にいた愛子先生が咄嗟に
「皆! 教室から出て!」
と叫んだのと、魔法陣の輝きが爆発したようにカッと光ったのは同時だった。
光が収まった後、その教室から人はいなくなっていた。
この事件は、白昼の高校で起きた集団神隠しとして、大いに世間を騒がせるのだが、それはまた別の話・・・らしい。
マウス壊れた・・・
雫をどのタイミングで香織(士)と合流させるか
-
士よ、城から連れ去れ!
-
原作の香織のタイミング
-
原作と同じ
-
ウルの町
-
フューレンで合流(錯乱)