ありふれた破壊者と魔王は世界最強   作:マサヒロ (旧名デイブレイク)

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二話 ステータスプレート

 

 

目も開けられないほどに強い光が徐々に収まっていくのを感じ俺は少しずつ目を開いた。

周りを見渡すと、すぐ横にハジメが白崎を庇うように抱きかかえていてその傍には(恐らく)元凶の天之河がいた。

どうやらあの時教室にいた全員がここにいて、クラスメイト(有象無象)達は、訳が分からず混乱している。

そして、俺達は巨大な広間にいるらしいということが分かった。

すると、

 

「ようこそ、トータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」

 

俺は突然聞こえたその声に、ハッとなり振り返った。

豪奢で煌びやかな衣装を纏い、高さ三十センチ位ありそうなこれまた細かい意匠の凝らされた烏帽子のような物を被っている七十代くらいの老人が進み出てくる。

さっきの話が真実なら、このオッサンがナントカという宗教の教皇らしい。

そのまま自称教皇様のオッサンの案内で別の大広間に案内された俺たちは、クソ長いテーブルの席に座らされた。

全員が着席すると、絶妙なタイミングでカートを押しながらメイド達が入ってきた。

何か不自然なほど美女、美少女でそろっている。

こりゃあハニートラップだな。

俺はそう思い、警戒しながら周りを観察した。

ほとんどの男子が美女、美少女メイドに視線が釘付けで女子から吹雪を思わせるような冷たい視線を浴びている。

でも、ハジメは警戒しているようだ。

まぁハジメは俺と同じオタク(こっち)側の人間なのでこういう異世界召喚系の小説もよく知っており、この異世界召喚がどういった異世界召喚か警戒しているのだろう。

それでも、若干の緊張はしているようだが。

俺は、転生を経験しているからかそんなに戸惑いはない。

現実には物語より不思議なことがある。

まさしくその通りだ。

 

「さて、あなた方においてはさぞ混乱していることでしょう。一から説明させて頂きますのでな、まずは私の話を最後までお聞き下され」

 

この世界はトータスと呼ばれており、人間族、魔人族、亜人族の三つの種族が暮らしているようだ。

人間族は北一帯、魔人族は南一帯を支配しており、亜人族は東の巨大な樹海の中でひっそりと生きているらしい。

んで、人間族、魔人族が何百年と戦争続けているそうだ。

魔人族は、数は人間に及ばないものの個人の持つ力が大きいらしく、その力の差に人間族は数で対抗していたそうだ。

つまり人間の『数』VS魔人の『質』

戦力は拮抗し大規模な戦争はここ数十年起きていないらしかったが、最近になってその拮抗が崩れ始めたらしい。

それは、魔人族による魔物の大量使役だ。

魔物とは通常の野生動物が魔力を取り込み変異した怪物のことらしい。

今まで魔物を使役できる者はほとんど居なかった。使役できても、せいぜい一、二匹程度。

つまりは、魔人族の『質』に魔物の『数』が加わったことで人間族の物量を超えた戦力が手に入り、今人間族は滅亡のピンチを迎えているとのことだ。

 

「あなた方を召喚したのは〝エヒト様〟です。我々人間族が崇める守護神、聖教教会の唯一神にして、この世界を創られた至上の神。おそらく、エヒト様は悟られたのでしょう。このままでは人間族は滅ぶと。それを回避するためにあなた方を喚ばれた。あなた方の世界はこの世界より上位にあり、例外なく強力な力を持っています。召喚が実行される少し前に、エヒト様から神託があったのですよ。あなた方という〝救い〟を送ると。あなた方には是非その力を発揮し、〝エヒト様〟の御意志の下、魔人族を打倒し我ら人間族を救って頂きたい」

 

オッサンは規制が必要そうな顔をしながらそう訴えた。

だが、これを聞いて思ったのは「胡散臭っ」、だった。

わざわざ異世界から人を大人数を引っ張てこれる力があるなら自分達で何とかしろよ。

次元の壁開くより、この世界の人たちに強力な魔法やら、武器やらを作って渡す方が労力的には低いと思うんですがねぇ?

そんなことを考えていると

 

「ふざけないで下さい! 結局、この子達に戦争させようってことでしょ! そんなの許しません! ええ、先生は絶対に許しませんよ! 私達を早く帰して下さい! きっと、ご家族も心配しているはずです! あなた達のしていることはただの誘拐ですよ!」

 

愛子先生が叫んだ。

この先生は本当に先生の鏡というべき人だが、彼女の幼い容姿と相まって、生徒から『愛ちゃん先生』と親しまれている・・・というかその幼い容姿で実年齢より低く見られ、一生懸命なのに空回ることが多い。

すると、

 

「お気持ちはお察しします。しかし……あなた方の帰還は現状では不可能です」

 

その言葉に、俺を除く全員が凍り付いた。

 

「ふ、不可能って……ど、どういうことですか!? 喚べたのなら帰せるでしょう!?」

 

愛子先生が叫ぶ。

 

「先ほど言ったように、あなた方を召喚したのはエヒト様です。我々人間に異世界に干渉するような魔法は使えませんのでな、あなた方が帰還できるかどうかもエヒト様の御意思次第ということですな」

 

「そ、そんな……」

 

先生が脱力したようにストンと椅子に腰を落とす。

周りの生徒達も口々に騒ぎ始めた。

 

「うそだろ? 帰れないってなんだよ!」

 

「いやよ! なんでもいいから帰してよ!」

 

「戦争なんて冗談じゃねぇ! ふざけんなよ!」

 

「なんで、なんで、なんで……」

 

正にパニック状態。

このままだと怪我人が出ると思い、できるかわからないが鎮めようと席を立とうとした時。

バンッ!とテーブルを叩く音が響いた。

俺は、少し嫌な予感を感じつつ音の発信源をたどると天之河が居た。

その音にビクッとなる生徒達、天之河は生徒の視線が自分に集まったことを確認するとおもむろに話し始めた。

 

「皆、ここでイシュタルさんに文句を言っても意味がない。彼にだってどうしようもないんだ。……俺は、俺は戦おうと思う。この世界の人達が滅亡の危機にあるのは事実なんだ。それを知って、放っておくなんて俺にはできない。それに、人間を救うために召喚されたのなら、救済さえ終われば帰してくれるかもしれない。……イシュタルさん? どうですか?」

 

「そうですな。エヒト様も救世主の願いを無下にはしますまい」

 

「俺達には大きな力があるんですよね? ここに来てから妙に力が漲っている感じがします」

 

「ええ、そうです。ざっと、この世界の者と比べると数倍から数十倍の力を持っていると考えていいでしょうな」

 

「うん、なら大丈夫。俺は戦う。人々を救い、皆が家に帰れるように。俺が世界も皆も救ってみせる!!」

 

握り拳を作って宣言する天之河。

いや、言っていることは立派だし、元々カリスマがある奴だから妙な説得力があるが、ここの人達の数倍の力があるというだけでそんなに安易に決めていいのか?

戦争を舐めんな馬鹿が!

だけど、絶望に沈んだ生徒たちにとってその言葉は希望となったようだ。

 

「へっ、お前ならそう言うと思ったぜ。お前一人じゃ心配だからな。……俺もやるぜ?」

 

「龍太郎……」

 

「今のところ、それしかないわよね。……気に食わないけど……私もやるわ」

 

「雫……」

 

一人を除くいつものメンバーが天之河に賛同する、それにつられたクラスメイトが次々に参戦の意見が広がっていく。

先生はオロオロと「ダメですよ~」と涙目で訴えているが天之河の作った流れの前では無力だった。

 

「こいつら、戦争の意味わかって参加しようとしてるのか?」

俺は、ため息と共にそう零した。

 

「なぁ、ハジメどう思う?」

 

「少なくとも最悪の状況ではないかな?」

 

「なるほど、じゃああのオッサンについては?」

 

「多分最初の方に光輝君の影響力が強いって見抜いたんだろうね。光輝君が参加するようにうまく誘導されたって感じ」

 

「だよなぁー白崎、ハアァ・・・」

 

俺たちは、天之河に呆れた視線を向けるが全く気が付かない。

俺たちがそんな会話をしている内に出発の準備が整ったらしく全員が移動を始めた。

 

 

 

 

俺たちは、召喚された聖教教会本山がある【神山】の麓にある【ハイヒリ王国】に受け入られることになった。

それから、王像との謁見があった。

俺たちが、玉座の間に着いたとき王様達が立って待っており国王がオッサンの掌に口付けをした時、この国は神が動かしていると嫌でも分かった。

そこからはただの自己紹介だ。

国王の名をエリヒド・S・B・ハイリヒといい、王妃をルルアリアというらしい。金髪美少年はランデル王子、王女はリリアーナという。

その後に、騎士団長や宰相等、高い地位にある者の紹介がされ、謁見は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハジメside

 

 

王国の用意した晩餐会の後、僕達はそれぞれに与えられた個室に案内された。

香織や、士君と同じ部屋じゃないのは仕方ないと割り切ろう。

僕たちの部屋のベッドには天蓋が付いていてびっくりしたのは、きっと僕だけじゃないだろう。

豪奢な部屋にイマイチ落ち着かない気持ちになりながら、それでも怒涛の一日に張り詰めていたものが溶けていくのを感じ、ベッドにダイブすると共にその意識を落とした。

 

 

・・・はずだった

 

「初めまして、我が魔王」

 

「へっっ?・・・うわぁぁぁぁ!あ・・・あなた誰ですか?!」

 

「我が名はウォズ、我が魔王の忠実な部下でございます」

 

突然、僕の前にウォズと名乗る女性が現れた。

彼女の見た目は腰まで伸ばした美しい銀髪で体は神の如き造形をしており、服装はそのまんま女性版ウォズというべき恰好をしておりその手には逢魔降臨暦を持っていた。

 

「どうしてあなたがその恰好をしているんですか?」

 

僕がそう聞くと

 

「なに、君のご想像通りさ そして、おめでとう。もうすぐ君にとって特別な一日が訪れる。ただし、小悪党四人組……いえ、檜山大介には気を付けたほうがいい」

 

「えっ?」

 

そういうと僕の手の上にブランクライドウォッチを置いて、いつ開けたのか空いている窓に足をかけると

 

「それでは、また会おう我が魔王」

 

そういって消えてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハジメside end

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訓練は翌日から始まった。

訓練を担当することになったのは騎士団長のメルド・ロギンスという男だ

まず、集まった俺達に、十二センチ×七センチ位の銀色のプレートが配られた。

 

「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」

 

非常に気楽な喋り方をするメルド。何でも「これから戦友になろうってのにいつまでも他人行儀に話せるか!」との事らしいが俺たちにとってはありがたい事だ。

 

「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。 〝ステータスオープン〟と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」

 

「アーティファクト?」

 

天之河が聞き慣れない単語に質問する。

 

「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。普通は、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな」

 

ファンタジーあるあるだな。と思いつつ一緒に配られた針を指にチョンと刺しプクと浮き上がった血を魔法陣に擦りつけた。

そうすると、カードに文字が浮かび上がった。

 

===============================

犬飼士  17歳   男   レベル1

 

天職 戦士 ■■■

 

筋力:100

 

体力:170

 

耐性:110

 

俊敏:180

 

魔力:30

 

魔耐:110

 

技能:全属性耐性・物理耐性・剣術・精密射撃・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・S,E,E,D・■■■■・■■■■・言語理解

===============================

 

と出た。

何かゲームのステータスみたいだな。と思いつつメルド団長からステータスの説明があった。

 

「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に〝レベル〟があるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」

 

どうやらゲームのようにレベルアップはしたからといってステータスが上がる訳ではないらしい。

 

「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」

 

さすがに経験値制ではないよなー。

 

「次に〝天職〟ってのがあるだろう? それは言うなれば〝才能〟だ。末尾にある〝技能〟と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」

 

戦士は見るからに戦闘職なんだが、気になるのは横の黒塗りにされている天職だもしや・・と思ったが頭を振ってすぐにその思考を追い出した。

 

「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」

 

それを聞いて高い方かと思った。こういう才能は実際に見られると少しは嬉しいものだな。

ただ・・・ハジメは浮かない顔をして冷や汗をかいていたので何だ、と思い

 

「ハジメ~~ステータスどんぐらい?」

 

「あぁ・・・うん・・・」

 

===============================

 

南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1

 

天職:錬成師 ■の■■

 

筋力:10

 

体力:10

 

耐性:10

 

敏捷:10

 

魔力:10

 

魔耐:10

 

技能:錬成・言語理解

 

===============================

 

平均的だった。物凄い平均的だった。

ただ、ハジメも黒塗りされた天職を持っておりちょっと安心した。

メルド団長の呼び掛けに、早速、天之河がステータスの報告をしに前へ出た。そのステータスは……

 

============================

 

天之河光輝 17歳 男 レベル:1

 

天職:勇者

 

筋力:100

 

体力:100

 

耐性:100

 

敏捷:100

 

魔力:100

 

魔耐:100

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

 

==============================

 

まさにチートの権化だった。

 

「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に三桁か……技能も普通は二つ三つなんだがな……規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」

 

「いや~、あはは……」

 

団長の称賛に照れたように頭を掻く天之河。

因みに団長のレベルは62でステータスは平均300前後。

それが、この世界のトップレベルらしい。

それからはクラスメイト達のステータスを見ていくが、全員チート持ちだった。

そして、ハジメの番になるとホクホク顔だった団長の顔が固まった。

「見間違いか?」というようにプレートをコツコツ叩いたり、光にかざしたりする。そして、ジッと凝視した後、もの凄く微妙そうな表情でプレートをハジメに返した。

 

「ああ、その、なんだ。錬成師というのは、まぁ、言ってみれば鍛治職のことだ。鍛冶するときに便利だとか……」

 

ハジメの天職を説明するメルド団長だが歯切れが悪い。

それを聞いたクラスメイトの檜山大介が、ニヤニヤとしながら声を張り上げる。

 

「おいおい、南雲。もしかしてお前、非戦系か? 鍛治職でどうやって戦うんだよ? メルドさん、その錬成師って珍しいんっすか?」

 

「……いや、鍛治職の十人に一人は持っている。国お抱えの職人は全員持っているな」

 

「おいおい、南雲~。お前、そんなんで戦えるわけ?」

 

檜山は一言で表すなら小物臭がするいじめっ子だ。

序に白崎に惚れているので彼女が気に掛けているハジメを目の敵にしている。

まぁ、白崎はもうハジメのものだけどな。

 

「さぁ、やってみないと分からないかな」

 

「じゃあさ、ちょっとステータス見せてみろよ。天職がショボイ分ステータスは高いんだよなぁ~?」

 

ハジメは、やれやれと盛大に溜息を吐きながら投げやり気味にプレートを渡した。

 

「ぶっはははっ~、なんだこれ! 完全に一般人じゃねぇか!」

 

檜山の取り巻き達も笑い出した。

 

「ぎゃははは~、むしろ平均が10なんだから、場合によっちゃその辺の子供より弱いかもな~」

 

「ヒァハハハ~、無理無理! 直ぐ死ぬってコイツ! 肉壁にもならねぇよ!」

 

「こらー! 何を笑っているんですか! 仲間を笑うなんて先生許しませんよ! ええ、先生は絶対許しません! 早くプレートを南雲君に返しなさい!」

 

先生が怒鳴る

檜山達は、へ~~いと言ってプレートをハジメに返した。

先生はハジメに向き直ると

 

「南雲君、気にすることはありませんよ! 先生だって非戦系? とかいう天職ですし、ステータスだってほとんど平均です。南雲君は一人じゃありませんからね!」

 

そう言って「ほらっ」と愛子先生はハジメに自分のステータスを見せた。

 

=============================

 

畑山愛子 25歳 女 レベル:1

 

天職:作農師

 

筋力:5

 

体力:10

 

耐性:10

 

敏捷:5

 

魔力:100

 

魔耐:10

 

技能:土壌管理・土壌回復・範囲耕作・成長促進・品種改良・植物系鑑定・肥料生成・混在育成・自動収穫・発酵操作・範囲温度調整・農場結界・豊穣天雨・言語理解

 

===============================

 

ハジメは死んだ魚のような目をして遠くを見だした。

「あれっ、どうしたんですか! 南雲君!」

 

俺もやっちゃったな先生、と首を振る。

 

 

「あらあら、愛ちゃんったら止め刺しちゃったわね……」

 

「ハ、ハジメ君! 大丈夫!?」

 

八重樫が苦笑し、白崎がハジメに駆け寄る。

 

いつも通り空回る愛子先生に皆がほっこりする中、俺は忘れられてると思い、メルド団長の前に進み出てステータスプレートを差し出した。

 

「ん? あ、ああ…………まだ居たんだったな…………どれどれ………」

 

メルド団長は気を取り直しながら俺のステータスを確認すると凍り付いた。

 

「な・・・何だこのステータス!ほとんどのステータスが勇者越えで技能数もほとんど同じで見たことのない技能まである!」

 

とメルド団長が興奮したような声で叫んだ。

 

 

 

こうしてチートスキルを手に入れたこのクラス(約一名除く)は、戦争の為に訓練を行うのだった。




思ったより時間かかった・・・

雫をどのタイミングで香織(士)と合流させるか

  • 士よ、城から連れ去れ!
  • 原作の香織のタイミング
  • 原作と同じ
  • ウルの町
  • フューレンで合流(錯乱)
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