ありふれた破壊者と魔王は世界最強 作:マサヒロ (旧名デイブレイク)
士はオーロラカーテンを使えるからそれで帰れるんじゃないの?
と思った人がいるかもしれませんが、実は士が夜にハードボイルダーを取りに戻るときに使っていてその時は地球と行き来出来ました。
がその直後にエヒトに妨害され地球までは繋げれるけど行き来できないようになってしまいました。
以上補足でした。
それでは、楽しんでいってください!
よろしくお願いします!
俺たちが召喚されて早二週間が経過した。
集合時間より少し早めにつこうと訓練施設に向かいながらステータスプレートを見た。
今の俺のステータスは以下の通りだ。
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犬飼士 17歳 男 レベル1
天職 戦士 ■■■
筋力:100
体力:170
耐性:110
俊敏:18
魔力:30
魔耐:110
技能:全属性耐性・物理耐性・剣術・精密射撃・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・S,E,E,D・■■■■・■■■■・言語理解
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まったくの変化がなかった。
・・・いや!何で?!
毎日きちんと訓練に参加して、夜にはハジメと一緒に戦闘訓練なんかをしてをレベル1?!
そんなわけだから俺も、国から無能の烙印を押されてしまった。
一方のハジメはステータスで無能なら知識チートになろうと必死にトータスのことを勉強しているし、俺と訓練をしてるし、錬成の方もこの国で一流と呼ばれる人に修行をさせてもらっている。
ただ、クラスメイトからしたら『無能のくせに訓練をさぼっている』という認識らしく更に、ハジメへの風当たりが強くなっている。
そんなことを考えながら自主練をしていると
「ぐぁっ!?」
苦しそうなハジメの声が聞こえた。
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ハジメside
僕が自分の最弱ぶりと役立たず具合を突きつけられた日から二週間が経った。
今、僕は訓練の休憩時間を利用して王立図書館にて調べ物をしている。その手には〝北大陸魔物大図鑑〟というなんの捻りもないタイトル通りの巨大な図鑑があった。
なぜ、そんな本を読んでいるのか。
それは、この二週間の訓練で、成長するどころか役立たずぶりがより明らかになっただけだったから。
力がない分、知識と知恵でカバーできないかと訓練の合間に勉強し、鍛冶職人さん達のところで修業しているのだ。
そんなわけで、僕は、しばらく図鑑を眺めていたのだが……突如、「はぁ~」と溜息を吐き机の上に図鑑を放り投げた。ドスンッという重い音が響き、偶然通りかかった司書さんが物凄い形相で僕を睨む。
ビクッとなりつつ、僕は急いで謝罪した。「次はねぇぞ、コラッ!」という無言の睨みを頂いてなんとか見逃してもらう。
自分で「何やってんだ」とツッコミ、再び溜息を吐いた。
僕はおもむろにステータスプレートを取り出し、頬杖をつきながら眺める。
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:10
天職:錬成師 ■の■■
筋力:20
体力:20
耐性:20
敏捷:20
魔力:20
魔耐:20
技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成]・言語理解
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これが、二週間士君と合同でみっちり訓練した僕の成果である。「刻み過ぎだろ!」と、内心ツッコミをいれたのは言うまでもない。
ただ、士君が僕に作ってほしいといったものを造ろうと模索した中で六つの派生技能に目覚められただけでも良しとしよう。
因みに天之河君のステータスは
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天之河光輝 17歳 男 レベル:10
天職:勇者
筋力:200
体力:200
耐性:200
敏捷:200
魔力:200
魔耐:200
技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解
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僕の五倍の成長率だった。
また僕には、魔法の才能もないらしくそれがさらに僕のため息を増やした。
いっそ、旅にでも出てしまおうかと、図書館の窓から見える青空をボーと眺めながら思う。
僕は行くならどこに行こうかと、ここ二週間誰よりも頑張った座学知識を頭の中に展開しながら物思いに耽ふけり始めた。
だが
「ってヤバイ、訓練の時間だ!」
現実逃避は許されず訓練の時間になってしまった。
訓練施設に到着すると既に何人もの生徒達がやって来て談笑したり自主練したりしていた。どうやら案外早く着いたようだ。
僕は、
「自主練でもして待つか・・・」
と、支給された西洋風の細身の剣を取り出した。
その時、唐突に後ろから衝撃を受けて僕たららはを踏んだ。
なんとか転ぶのは避けられたものの抜き身の剣を目の前にして冷や汗が噴き出る。
顔をしかめながら背後を振り返った僕は予想通りの面子に心底うんざりした表情をした。
檜山大介、斎藤良樹、近藤礼一、中野信治。
地球にいた頃から毎日飽きもせず日課のように僕に絡んでいた四人組だ。
僕達はこの四人のことを小悪党四人組と呼んでいる。
「よぉ、南雲。なにしてんの? お前が剣持っても意味ないだろが。マジ無能なんだしよ~」
「ちょっ、檜山言い過ぎ! いくら本当だからってさ~、ギャハハハ」
「なんで毎回訓練に出てくるわけ? 俺なら恥ずかしくて無理だわ! ヒヒヒ」
「なぁ、大介。こいつさぁ、なんかもう哀れだから、俺らで稽古つけてやんね?」
そんなことを言いながら馴れ馴れしく肩を組み人目につかない方へ連行していく檜山達。
僕は士君を探したけどまだいなかった。
それに皆は気がついただけど見て見ぬふりをする。
「いや、一人でするから大丈夫だって。僕のことは放っておいてくれていいからさ」
一応僕は、やんわりと断ってみる。
「はぁ? 俺らがわざわざ無能のお前を鍛えてやろうってのに何言ってんの? マジ有り得ないんだけど。お前はただ、ありがとうございますって言ってればいいんだよ!」
そう言って檜山は僕の脇腹の殴った。
僕は、「ぐっ」と痛みに顔を顰めながら呻き声を漏らす。
段々、檜山達は暴力にためらいがなくなっていった。
思春期男子が突然大きな力を得れば、それに溺れてしまうのは仕方ない事だとは思う。
だけど、その矛先を向けられた方は堪ったものじゃない。
かと言って、反抗できるだけの力もない。
僕は、歯を食いしばるしかなかった。
そういえば、ウォズさんが「檜山には気を付けろ」って言っていたっけ。
そんなことを考えているうちに訓練施設からは死角になっている人気のない場所に来ると、檜山は僕を突き飛ばした。
「ほら、さっさと立てよ。楽しい訓練の時間だぞ?」
檜山、中野、斎藤、近藤の四人がハジメを取り囲む。僕は悔しさに唇を噛み締めながら立ち上がった。
「ぐぁっ!?」
ハジメside end
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俺は、ハジメの声がした方に行くと小悪党共が、ハジメを取り囲んでいた。
それを見て大体解った俺は、小悪党共を止めようと一歩を踏み出したときに
「下郎!貴様等如きが我が魔王を傷付けるなど、烏滸がましいにも程がある。
と、女の声が響きその言葉通りに小悪党共はドォン!という音と共にに地に平伏した。
俺は、唖然としながらもハジメに駆け寄り
「大丈夫か!?」
と声をかけた。
「僕は大丈夫だよ士君、ただ背中が少し痛いけどね」
「そうか・・ところであの女は誰なんだ?」
「彼女はウォズさん、詳しいことはよくわかんないんだけど僕に、これを渡してくれたんだ」
そういってハジメは、懐から時計のようなものを取り出した。
「これって・・・ライドウォッチ!?しかもブランクのやつ!?」
そんな会話していると、
「ご無事ですか?我が魔王」
と彼女が俺達・・・いやハジメに無事を訪ねるとハジメに手を差し出した。
ハジメは、オドオドとしつつも彼女の手を取り立ち上がった。
「なぁ・・・魔王ってハジメの事か?」
と俺が聞くと、
「えぇ、彼こそ最高最善の魔王そして、時の王者となる御方でございます。ところであなたは何者ですか?」
ウォズはそう言うと鋭い目で俺を睨みつけた。
確かに自己紹介をしてないと思い口を開いた。
「俺の名前は犬飼士、ハジメの親友だ」
「なるほど、それは失礼いたしました士殿。・・・まさかハジメ君に親友がいるなんて、きっと彼がもう一人のイレギュラーね・・・もしかしたら私も・・・ブツブツ・・・」
最後の方はよく聞き取れなかったがウォズは俺に謝ってきた。
そんな時、
「何をしているんだ!」
今一番聞きたくない声が聞こえてきた。
声をした方に視線を転じるとそこには、純白の剣を抜いた天之河が居た。
「あ・・・天之河ぁ・・・この女がこんな事を・・・」
お前はもうしゃべるな!
それを聞いた天之河が
「よくも檜山を・・・まさか、お前は魔人族のスパイか!?」
とご都合主義全開で解釈した。
「そうだと言ったらどうする?・・・あぁそれと白崎香織、我が魔王に治療を」
それを聞いた白崎が血相を変えてこちらに近づいた。
「大丈夫!?ハジメ君!?」
そして、ハジメの治療を始めた。
その時天之河が叫んだ。
「斬る! 魔人族なんかに屈する俺達じゃない! 俺達を警戒して暗殺しに来たようだが、一人でやってくるなんて愚かだったな! 多勢に無勢だ。投降しろ!」
そういうが構えを取ったのは天之河のみで、ほかの二人は直感で勝てないと察したのかむしろ天之河を止めようとした。
ウォズはやれやれというに肩を竦めると、チョイチョイと指を曲げ挑発した。
「そうかい。そう思うのならかかってくるといい」
天之河はそれを聞くと真っ直ぐに純白の剣・・・聖剣を構えて突進した。
聖剣は光属性の性質が付与されており、光源に入る敵を弱体化させると同時に自身の身体能力を自動で強化してくれるという“聖なる”というには実に嫌らしい性能を誇っている。
天之河は聖剣の弱体化を受けた状態なら攻撃が届くと思ったのか、純白の光を纏う聖剣を振り下ろした。
が
「なにっ!」
「なかなかにいい太刀筋だ。だが君の構えを見ていればその攻撃は指二本で防げる」
天之河の振り下ろした聖剣をウォズは人差し指と中指でいとも簡単に防いでいた。
俺達はそれに驚愕しているとウォズは子供からおもちゃを取り上げるかのように天之河から聖剣を取り上げ、俺達をさらに驚かせた。
「返せ!それはこの世界の人々を守るための力だ!お前なんかが持ってていいものじゃない!」
と意味不明な事を言いていたがウォズは
「やれやれ・・・・その力は天職と装備のおかげなのもわからないか・・・」
とウォズは言いながら聖剣を放り投げた。
確かにウォズのいう通りで天之河の力は、その天職と装備のおかげだ。
ウォズはそのことを指摘したのにもかかわらず、天之河は突っ込んでいってウォズに気絶させられていた。
いい気味だ。
そして、ウォズは八重樫と坂上に視線を向けた。
「君達は、かかってこないのかい?」
「俺は遠慮する。アンタは俺よりはるかに強いしな」
「戦う気のない相手と戦うつもりはないわ」
「流石は八重樫雫、賢明な判断だ。そして坂上龍太郎、君の判断は少し以外だね。君の場合は、真っ先に突っ込んで来ると思ったが」
剣士である八重樫からすれば、ウォズに天之河達を殺す気がないことは明白だった。
「私達の名前を知っているなんて・・・あなた何者?」
八重樫の質問には答えず、意味深な笑顔を残してウォズはその場から消えてしまった。
それから俺達は、気絶している馬鹿五人衆を置いて(治療はした)訓練に出た。
そして、訓練が終了した後、メルド団長が言った。
「明日から、実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは一線を画すと思ってくれ! まぁ、要するに気合入れろってことだ! 今日はゆっくり休めよ! では、解散!」
このクラス全員が初めて経験する『実戦』に俺は気合を入れなおした。
雫をどのタイミングで香織(士)と合流させるか
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士よ、城から連れ去れ!
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原作の香織のタイミング
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原作と同じ
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ウルの町
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フューレンで合流(錯乱)