ありふれた破壊者と魔王は世界最強 作:マサヒロ (旧名デイブレイク)
前回をもう一度閲覧してくれると有難いです(o_ _)o
よろしくお願いします!
「「変身!」」
ハジメが上げた左腕を振り落とし、傾かせたジクウサーキュラーを回転させる。
それが一周すると同時、彼の背後で世界が一度回転する。
俺もライダーカードをスロットに差し込み、サイドハンドルを押し込んだ。
【KAMENRIDE!DECADE!】
俺を中心にライダーズクレストが展開され、俺に向かってくる。
それと同時に銀色の幻影が重なり、俺に全身を覆うアーマー『ディヴァインスーツ』が装着される。
更に、ドライバーからライドプレートが飛び出し頭に装着され、グレーのアーマーがマゼンタカラーに変化した。
【ライダータイム!】
ハジメの後ろの時計がライダーの文字だけを飛ばし、時計は分解される。
ジクウサーキュラーがハジメを中心にライドウォッチのデータを展開させる。
分解された時計、それこそがジオウの各種装備。
そして、周囲を取り囲むリングがハジメにアジャストライクスーツと時計を彷彿とさせる銀色の装甲を装着させる。
【仮面ライダージオウ!】
ハジメの額には『カメン』の文字があり、複眼に時計から飛ばされた『ライダー』の文字が収まる。
それらを意味するのは俺達が『仮面ライダー』であること。
「祝え!解放者の力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者!その名も仮面ライダージオウ!そして、時を破壊し、時を繋ぐ、世界の破壊者!その名も仮面ライダーディケイド!――まさに生誕の瞬間である!」
ウォズが逢魔降臨暦を片腕に俺達を、いや王の誕生を祝福した。
「仮面、ライダー・・・?」
祝福に天之河が呆然とした声で呟いた。
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天之河side
「仮面、ライダー・・・?」
俺は呆然とした、殆ど音のない声でそう呟いた。
何で・・・なんでなんだ!
何で勇者の俺じゃなくて
「……ど、どういうことなの」
「あの南雲っちと犬飼っちが仮面ライダーに……?」
「……マジかよ。まさかアイツらが仮面ライダーに……?」
「どうして、南雲と犬飼が……」
皆も俺と同じ様に二人が仮面ライダーになった事に驚きを隠せないでいた。
オタクじゃない俺らでも名前は知ってる『仮面ライダー』
だけどその存在は虚構でこの世には存在しない
存在するのならその力は勇者である俺の方が相応しいはずなのに!
俺は心の中に嫌な物が溜まっていく気がした。
天之河side end
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「こいつは・・・」
俺は湧き上がる力に驚いた――今なら天之河の言っていた事が理解できる。
確かにこんな力を手に入れたのなら溺れてしまうのは分かる。
だけど、仮にもライダーにえら・・・元々もってたわ
ともかく、先輩になる歴代ライダーに恥じない使い方をしなくちゃな。
ハジメも同じ結論に達したらしく俺の方を見て頷いてきたので頷き返すと改めてベヒモスに向き合った。
「なんか、行ける気がする!」
ベヒモスは既に臨戦態勢を整えていて頭部の赤熱化を始めていて、直ぐに第二撃が俺達を襲うだろう。
だけど、そんな未来は訪れない。
なぜなら此処に過去と未来をしろしめす
ハジメ・・・いやジオウは溢れる力のままベヒモスに突っ込んだ。
俺はライドブッカーを取り出しソード―モードに変形させ刀身をシャリンと音が鳴るように撫でジオウと同じ様に突っ込んだ。
先行したジオウはその勢いのままベヒモスは殴りつけた。
「ギャンッ!?」
犬のようにベヒモスが鳴くが関係ない、俺はそのままライドブッカーで後に続いた。
「ギャァァン!!」
攻撃を受けたベヒモスは情けない悲鳴を上げながら後方に飛んで行った。
普段の俺達だったら傷をつけるどころか、攻撃したこっちが怪我をするか、剣が折れて「折れたあぁ!?」って叫ぶかの二択だろう。
だけど今は違う、今なら力任せに殴るだけでも十分にダメージを与えられる。
体勢を立て直した奴は俺達に隠すことなく殺気のこもった視線を向けてきた。
なので、
「いいぜ、かかって来いよ」
挑発した。
瞳に憤怒の色を乗せてベヒモスはその赤熱化した頭部をジオウに叩き付けた。
「グ、グルァアアアッ!!」
「ぐっ!」
「「ハジメ(君)!!」」
燃え滾る頭部の横薙ぎが直撃したジオウは地面を転がる。
衝撃が砕かれた余波を受けただけでもジオウの体は大きく吹き飛ばされた。
「痛てて・・・普通、挑発した方に攻撃するでしょ・・・」
無事だった、そしてライドブッカーを見て何か思いついたのか
「来い!ジカンギレード!」
するとジクウドライバーが発光し『ケン』の二文字が浮かび上がる。
その間にベヒモスが突進してきたがライドブッカーをガンモードに変形させ、近づかないようにけん制する。
【ジカンギレード! ケン!】
その文字を中心にマゼンタ色の光が収束する。
剣であると自己主張するかのように、大きく『ケン』と書かれた直剣型の武装。
字換銃剣・ジカンギレードが所有者たるジオウの手に収まる。
ベヒモスもまるで「死なばもろとも!」といわんばかりにダメージを無視してこちらに勢いよく飛んできた。
ジオウはジカンギレードをジュウモードにに変形させベヒモスを撃ち始めた。
それでも止まらないベヒモスを見て俺は一枚のカードをドライバーに差し込みライドブッカーをソードモードに変形させた。
【ATTACKRIDE!SLASH!】
俺もまたベヒモスを迎え撃つように跳躍する。隕石のように落下するベヒモスを迎え撃つように、ライドブッカーを構えた
俺とベヒモスが交差するとき、まるで王が獣に冠は不要といわんばかりにベヒモスの頭部を薙ぎ払うライドブッカー。
マゼンタの軌跡を描き、ベヒモスの兜は斬り飛ばされ、赤黒い血をまき散らす。
だが、まだ死んじゃいなかった。
空中で体勢を崩したベヒモスは背中から橋に叩きつけられる。
だが、まだ生きているベヒモスは起き上がろうと四肢に力を入ようとする。
だけど俺には親友がいる。
「決めろ!ハジメ!」
【フィニッシュタイム!】
「うん!」
ジオウはジオウウォッチのスターターを押し込みドライバーのリューズを叩き、再びジクウサーキュラーを回転させる。
回転運動により、ライドウォッチのエネルギーを加速増幅させジオウの必殺攻撃――時をも砕く一撃を放つ準備が今ここで整った。
【タイムブレーク!】
「ハァァァアア!」
ジオウの足の裏に書かれている「キック」の文字がベヒモスの動きを封じ込める。
再び跳躍したジオウの足へと、その文字が収束していく。
インジケーションアイの「ライダー」と共に「キック」の文字が光を放ち――
文字通り、「ライダーキック」がベヒモスへと炸裂し・・・。
ベヒモスは悲鳴を上げながら大爆発を引き起こし、後には黒く焦げた石橋と、ベヒモスの残骸しか残されていなかった。
「す・・・凄い・・・」
白崎は呆然とベヒモスがいた場所を眺め、次いで、着地したジオウを見やる。
同じく、白崎に治療された団長も信じられないという表情を浮かべていた。
「へへっ」
「やったな」
俺達はそれだけ言うとどっちから始めることなくお互いにパァァン!とハイタッチをした。
「か、勝ったのか?」
「勝ったんだろ……」
「勝っちまったよ……」
「マジか?」
「マジで?」
クラスメイト達も皆、呆然とベヒモスがいた場所を眺めている。
「流石だ、我が魔王、士殿。まさか初陣でベヒモスを撃破するとは……」
俺達に近づいてきたウォズが微笑みながらそう言った。
そしてハジメは、ウォズと白崎の方を向くと、親指を立ててサムズアップした。
さながら仮面ライダークウガこと五代雄介のように。
だけどこの時全員が油断していた。
トラウムソルジャーは奈落に落とされ、ベヒモスも倒された。
この場の全員が後は帰還するだけと考え、安心していた。
だからこそ、俺もこの不意打ちに対処できなかった。
空間を裂きながら、上空より銀光を纏った人影が飛んで来る。
橋へと舞い降りたその人影は、隙だらけのジオウの背中を銀色の閃光が飛んできた。
「ぐあっ!?」
その衝撃でハジメは変身解除させられてしまい前方へゴロゴロと転がる、何とか立ち上がるもバランスを崩し奈落へ落ちてしまった!
すると
「ハジメ君!」
白崎がハジメを追って奈落に飛び込んだ。
「ハジメェッ!白崎ィッ!」
俺は何とか助けようとした時フライングファルコンの事を思い出しライドブッカーからゼロワンのカードを取り出しスロットにさしこ
「がァッ!」
俺の右手に衝撃が走った。
その時俺の手からゼロワンのライダーカードは消えていて、
まさかと思い、奈落を見ると白崎を庇うように落ちるハジメとそれを追うかのように落ちるゼロワンのライダーカードだった。
「ハジメェェェッッッ!白崎ィィィッッッ!」
オルクスに俺の叫びがこだました。
仮面ライダーに二人が変身した時の反応は上から
八重樫雫、宮崎奈々、坂上龍太郎、檜山大介、です。
次回もお楽しみに!
雫をどのタイミングで香織(士)と合流させるか
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士よ、城から連れ去れ!
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原作の香織のタイミング
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原作と同じ
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ウルの町
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フューレンで合流(錯乱)