精霊寄生異変〜楽園の素敵な少女達〜   作:ライムα

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気づいたら前回から1週間経っていた。




第7話 決戦!妖怪の山後編

 「えい!禁忌『カゴメカゴメ!』」

フランは文に刃物弾幕を撃ち出した。辺りに黒い羽が舞い散る。

「フラン、文達はあくまでも寄生されてるだけだから

破壊しては駄目よ?」

「分かってるわよ、お姉様!そーれ!」

フランはそう言いながらも本気の弾幕を撃ちまくる。

霊夢は不安そうな顔をして言った。

「ねぇ、レミリア…。流石にあれは文ヤバくない?」

「まあ…スペルカードルール自体が相手を殺さない為の決闘法だし大丈夫よ。私達はアリスを倒す事だけに集中するわよ!」

レミリアはそう言い放ちグングニルを構え突進した。

霊夢はお祓い棒を構えお札の弾幕を飛ばした。

「……!」

アリスは魔法で結界を張って弾幕から身を守る。しかし、レミリアのグングニルは結界を貫いた。アリスは更に結界を何重にも張った。だが、全ての結界を貫きアリスの心臓を貫く寸前まで行くとレミリアは槍先と柄を反転させ槍の柄でアリスをどついた。

「………!」

アリスから水色の寄生霊が出てきた。

アリスは気絶して真っ逆さまに落ちたところをレミリアがキャッチした。

「霊夢!このツボに寄生霊ぶち込んで!」

そう叫んで小さな茶色のツボを投げて霊夢に渡した。

「え?なにこれ…。まあ分かったわ!えい!」

霊夢は戸惑った顔をしながら寄生霊をツボに突っ込んだ。するとツボは途端に縮んで手のひらサイズになった。レミリアは満足気に頷きツボをポケットに入れた。

その時。

「えーい!禁忌『レーヴァテイン!!!!!!!』」

燃え盛るレーヴァテインをフランはぶん回した。レーヴァテインは文の脇腹にクリティカルヒット。文から白い寄生霊が飛び出た瞬間燃え尽きた。文は、口から泡を吹きながら落ちていった。霊夢は慌てて文を抱えて飛んだ。

「ふぅ…。よくフランの攻撃を受けて気絶で済んだわね。」

「アハハハハ!あー楽しかった!ねぇ霊夢、他に敵はいないの?」

フランは屈託のない笑顔で言った。霊夢は呆れ顔で答えた。

「もういないわよ。」

「え〜つまんないな。」

フランは頬を膨らませて言った。レミリアは笑って言った。

「ふふ、フランも楽しかったようね。さて、私は本来の目的をこなさないとね。」

「え?私を助ける為にここまで来たんじゃないの?」

「それは“ついで”よ。今日は河童に用があるのよ。これを貴女達の分も作ってもらおうと思ってね。」

そう言うとレミリアはポケットからスマホを取り出して霊夢にスマホの説明をした。

「ふ〜ん。確かに私たちもそれを持ってればいざというときに連絡を取りやすくなりそうね。でも河童のところに行く前にもう一度“ついで”をお願いするわ。早苗も私と同じように飯綱丸達を相手にしているのよ。」

霊夢がそう言うとレミリアが答える前にフランが言った。

「え!?まだ遊べるの!?それなら早く早苗のところに飛んでいきましょう!あっちのほうで戦ってるっぽいわね!」

そう言うとフランは早苗達のところに飛んで行った。

レミリアと霊夢は顔を見合わせて呆れ顔で後をついて行った。

  ーーーーーーーーーーーーーーー 

 早苗は不安そうな顔で神奈子達の戦いを見ていた。

「うぅ大丈夫かなぁ…。流石に神奈子様達もスペルカード使わないと勝てないレベルの相手だから心配だなぁ…。」

その時神奈子は早速スペルカードを使った。

「神祭『エクスパンデッド・オンバシラ!』」

紅いレーザーと青い弾幕が飯綱丸目掛けて飛んで行った。飯綱丸はレーザーに気を取られて弾幕の一つに当たった。

「……!」

飯綱丸はよろめいたが立て直し再び攻撃を始めた。

「伊達に大天狗を名乗ってないねぇ。流石にタフだよ。」

神奈子がそう呟くと飯綱丸はスペルカードを放った。

網のようなレーザーが飯綱丸の周りに張り巡らされ、 その隙間から星型の弾幕が飛び散る。

「おおっ、アタシのレーザーより量があるね…、うわ!」

神奈子もまたレーザーに気を取られて星型の弾幕に当たってしまった。

神奈子は弾幕の嵐が止むとマジギレの顔で飯綱丸を睨んだ。

「飯綱丸、アタシと本気で戦いたいようだね。お望み通り本気の弾幕を見せてあげるよ!」

そう言うと神奈子はスペルカードを放つ。

「神の御威光!」

蒼い弾幕が辺り一帯に撒き散らされる。それに加え紅い弾幕が飯綱丸目掛けて飛んで行き爆発を起こす。いくら飯綱丸と言えどもこれは避けきれず爆風に巻き込まれてしまった。その衝撃で水色の寄生霊が飛び出したが弾幕に当たり燃え尽きた。神奈子は気絶した飯綱丸を担いで早苗に向かって飛んで行った。

 ー神奈子がスペルカードを放った頃諏訪子もスペルカードを放った。

「源符『厭い川の翡翠!!』」

椛を挟んで翡翠の川のように弾幕が並び上から順に椛の方へ崩れていった。椛は避けようとしたが弾幕の濁流に飲み込まれてしまった。

「………!」

椛は最後の力を振り絞って諏訪子に斬り掛かった。しかし諏訪子は軽々と避けて小さな弾幕を一つぶつけた。

すると椛から白の寄生霊が出てきたので諏訪子は弾幕で焼き払い椛を抱えた。

「うわっ、流石に重いね。ヤバい、落ちる落ちる!」

「おっと危なかった。大丈夫かい諏訪子。」

神奈子は左に飯綱丸右に諏訪子と椛を担いで言った。

「あ、あぁ。ありがとうよ神奈子。」

早苗は慌てて諏訪達のところまで飛んでいって言った。

「よくぞご無事で〜!弾幕また一段と美しくなってました〜!」

「はは。そうかい、そりゃあ良かったよ。」

諏訪子は笑いながら言った。その時アリスと文を抱えたレミリア達が到着した。フランは頬を膨らませて文句を言った。

「え〜!もう終わっちゃってるの!?つまんな〜い!」

早苗はぽかんとして言った。

「えぇ〜…なんでレミリアさんたちがここに?」

レミリアは紫からスマホを貰ったこと、河童達にスマホを量産してもらうためにここに来たことを話した。

「ふぇ〜、よくわかりませんけど凄い便利そうですね〜。私もスマホ欲しいです!」

「えぇ、早苗にも渡すつもりよ。とりあえずこの気絶した奴らを守矢神社に置いといていいかしら?」

早苗が答える前に諏訪子が言った。

「あぁいいよ。私と神奈子が看病しとくから早苗達は河童のところに行っといで。」

「え?アタシも看病しなきゃいけないのかい…。まあいいか。」

神奈子は文とアリスを受け取ると諏訪子と共に神社へ戻っていった。早苗達は諏訪子達を見送ると自分達も河童のところまで飛んでいった。 ー霊夢達は誰一人として

気が付かなかった。木の陰からこちらを覗いている白髪の女性に。

   ーーーーーーーーーーーーーー

 彼女達が河童の研究所に向かっていると魔理沙が光の速さで飛んできた。

「おーーーーい!霊夢、なんで私を置いてくんだよ!私にもスマホくれよー!」

「あら魔理沙。なんでそのことを知っているのかしら?」

レミリアは首をかしげて尋ねた。魔理沙は息を切らしながら答えた。

「はぁはぁ…。パチュリーに聞いてきたんだよ。パチュリーは今寄生霊について研究してるだろ?面白そうだから私も加わろうと思って訪ねたらその話を聞いてな。慌ててこっちに飛んできたんだよ。全く私を除け者にするなんて酷いんだぜ。」

魔理沙は頬を膨らませて喚き散らした。霊夢は呆れて研究所の方向へ向き直って飛んでいった。レミリア達も続いた。

「あっちょ、待ってくれなのぜ〜!」

魔理沙は慌ててついて行った。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「あれが河童の研究所ね。さ、これをさっさと量産してもらいましょう。」

レミリアはそう言うと研究所に入ろうとしたがドアロックされていた。

「あれ〜?お姉様このドア鍵がかかって開かないの?なら私のレーヴァテインでこんなドア破壊しちゃいましょ!」

フランがドアを壊そうとした瞬間どこからか声が聞こえた。

「ひゅい!?ちょっと待ってくれよ!紅魔館のお嬢様やら博麗の巫女やらが揃ってこの“にとり”の研究所になんのようだい!」

フラン達はびっくりして辺りを見回した。どうやらドアの横についているスピーカーからのようだ。レミリアはスピーカーに向かってスマホを量産して欲しい旨を伝えた。しばらくすると水色の髪の河童「河城にとり」が出てきた。

「やぁやぁお待たせしたね、紅魔館のお嬢様。それに盟友達も。」

「私のことはレミリアと呼び捨てで呼んでもらって構わないわ。それで早速だけどこれを『フラン、パチュリー、咲夜、美鈴、こあ、霊夢、魔理沙、早苗、アリス』の合計9台分作ってもらえるかしら?」

レミリアはそう言いながらスマホを出した。にとりは少し困った顔で言った。

「う〜ん…。量産するのは構わないのだけど、今は無理だね。」

魔理沙は首をかしげて訪ねた。

「なんで無理なのぜ?金だったらレミリアが払うし何の問題もないだろ?」

「何で私が払う前提で話進めてんのよ。」

にとりはレミリアのツッコミを無視して続けた。

「素材が無いのさ。スマホを作るには『レアメタル』と呼ばれる鉱石が必要なんだよ。」

「レアメタルって金とかプラチナとかですか?」

にとりは頷き言った。

「あぁそうさ。一応この辺りでも採れるんだけど如何せん量が少ないからねぇ。だからスマホ9台分のレアメタルは無いんだよ。そこでだ…盟友達にその素材を採ってきて欲しいんだよ。もし採ってきてくれるならお代は半額にしといてやるから頼むよ!」

「おう!分かったのぜ!」

魔理沙は二つ返事で答えた。霊夢達も渋々頷いた。

「おお、ありがとうよ!それじゃ素材が集まったらまたここに来てくれ!必要な鉱石の一覧はこの紙に書いてあるから役立ててくれ。」

そう言うとにとりは「素材一覧表」と書かれた紙を魔理沙に手渡し、自分は研究所に戻っていった。金やプラチナの他にも見たこと無いような鉱石もいくつか書いているようだ。

「さて、成り行きで集めることになったけどどこでどうやって集めるのよ。」

レミリアが言うと一同は考え込んだ。しばらくして早苗が一つ提案をした。

「確か飯綱丸さんの友達で百々代さんという方がいらっしゃいましたよね。あの方は鉱山で働いているのでレアメタルにも詳しいかもしれません!一度頼ってみましょうよ!」

霊夢も頷き言った。

「確かにそうね。そうと決まればまずは神社に戻って飯綱丸に会わせてもらいましょ。」

霊夢がそう言うとフランはジャンプして言った。

「よーし、それじゃ守矢神社にレッツゴー!!」

そんなフランをレミリアは眺めて一言誰にも聞こえないように呟いた。

「トウトイ…。」

「お姉様〜?何してるの、早く行きましょう!」

「え、えぇ行きましょうか。」

レミリアは慌ててみんなの後をついて行った。

  ーーーーーーーーーーーーーーーー

 ー幻想郷のとある場所。水色の髪の女性が紫に向かって満足気に言った。

「ふふ、私が思っていたよりも多くの天狗達を連れ帰ってくれたな。」

紫の後ろには白狼天狗をはじめ多くの天狗が並んでいた。紫は無言で立ち尽くしている。

「もう少しだ。もう少しで幻想郷はこの私の手に富も信仰も全てこの『埴安神袿姫』の手に!」

Next Phantasm

  おまけ

 〜紅魔館の素敵な住民たち〜

ドッカーン!!!!!!の巻

紅魔館の地下図書館から爆発音が聞こえた。レミリアは溜息をついた。

「またか…。今月で12回目よ。全くパチュリーは…。」

そう言うとレミリアは爆発の原因、パチュリーの元へ向かった。

 「パチェ!!貴女は何回魔法実験で失敗して爆発を起こせば気が済むの!?」

レミリアはもくもくと煙が立ち込める部屋に向かって怒鳴った。その煙の中から弱々しい声が聞こえる。

「うぅ…レミィ、お積極の前に助けて〜〜…。」

「私のことも忘れないで助けてくださいね〜…。レミリアお嬢様〜…。」

「……はぁ。」

レミリアは渋々こあとパチュリーを引きずり出した。その後は言うまでもなく説教タイムとなった…。

「…というわけであんたたちのせいで紅魔館の財政は圧迫されてるのよ!分かったら危険な魔法実験は外でやんなさい!」

レミリアが怒鳴り散らしていると咲夜とフランがやってきてレミリアをなだめた。

「まあまあお嬢様、パチュリー様達も反省しているようですし…許してあげましょう、ね。」

「そうよお姉様!パチェだって悪気があるわけじゃないんだしね。」

「このままいくと咲夜と美鈴の給料80%カット。」

咲夜の顔から一瞬で笑顔が消え去る。

「おうおうおうおう!クソパチュリー、てめえ次この爆発させてみろ?そっからてめえの家は小屋にすんぞ!?この紫喘息パジャマが!」

「待って待って咲夜冗談だから。カットするとしてもいつも門前で寝ぼけて仕事に身が入ってない美鈴だけにするから。パチュリーガチ泣きしてるから。」

レミリアは昨夜を引きずって図書館をあとにした。その頃美鈴は門前でうとうとしながらつぶやいた。

「今日も平和ですねえ。こんな日常がいつまでも続くといいですねえ。」

これが「知らない幸せ」である。

 

 

 

 

 

 




読みにくいとこあったら改善点教えてくれー。もう自分じゃ読みやすいんだか読みにくいんだか分かんなくなってきた。
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