こちらの世界に来てから八年経った。
八年間の内に何かあったかと言うと、オージャの湖でポケモンバトルをやっていた時に偶然遭遇したオモダカさんとそのままポケモンバトルをしたのだ。向こうはプライベートだったとしても、既にチャンピオンクラス最強だったオモダカさんをドラパルトのみで六タテした結果、勧誘なんかの擦った揉んだがあり、オレンジアカデミーに入学した。
入学後は、宝探しと称して他地方に遠征したりして新しいポケモンもゲットし、パルデアのポケモンリーグにも挑み、チャンピオンクラスにもなった。
そして、卒業後の現在はテーブルシティで私立図書館を運営している。
たまに、オモダカさんの代わりにこき使われたり、アオキさんの代わりに五人目の四天王みたいなノリで代打させられたりしているが、基本平和である。
そして、遂にゲームシナリオが始まることが分かった。理由は、偶然出会ったネモとの世間話でガラルからの編入生が近所に引っ越してくるという話をしたのだ(因みにポケモンバトルは断った)。
そして、私はちょっとした遊び心で新シナリオ追加を画策した。その名も『パルデアスタンプラリー』。パルデア各地に管理役として配置した私のポケモン達の元を巡り、スタンプを集めるというもの。
勿論、オモダカさんを始めとしたポケモンリーグ及びオレンジアカデミーにしっかりと話をつけ、今回はお試しということで、例の主人公に挑戦してもらう事になっている。
スタンプラリーの内容は、各ポケモンのタイプ十八種を参考にしたスタンプを各地に配置し、ミニゲームを達成してスタンプを集めるというものだ。場所のヒントもきちんと台紙に書いてある。
スタート地点は、オレンジアカデミーでクラベル校長に手渡してもらう予定。
一つ目のスタンプはノーマルタイプで、テーブルシティ西に有るバトルコートの近くで人に化けてイモモチの屋台をして貰っている管理役のヒスイゾロアーク。
二つ目のスタンプはくさタイプをモチーフにしたもので、パルデア十景の一つのオリーブ大農園の看板近くの遺跡に設置した台座で、管理役をゴリランダーに頼んでいる。
三つ目のスタンプはひこうタイプを元にしていて、管理役をイキリンコに任せた。西1番エリアにある風車の一つを登りきり、拍手をする事でミニゲームクリアにしている。
四つ目のスタンプむしタイプ。西2番エリアのビーチとマリナードタウンの間にある散歩道、その下の隙間に潜む管理役のコソクムシを見つける事が必要だ。
五つ目のスタンプはじめんタイプを元にしていて、パルデア十景の一つ、列柱洞の穴の中間にある足場*1で管理役のデスバーンが粘土板の状態で潜んでいる。
六つ目のスタンプはこおりタイプを元にしており、パルデア十景の一つであるナッペの手の真ん中の指の先端に当たる場所で待機しているアローラキュウコンに管理を任せている。
七つ目のスタンプはエスパータイプ。管理役のガラルフリーザーがパルデア十景のビシャビシャの斜塔のてっぺんで佇んでいる。
八つ目のスタンプとして、パルデア十景の一つのひそやかビーチ。……の近くの滝裏に洞窟を、『あなをほる』で作り、その奥に管理役のディアンシーがいわタイプモチーフのスタンプを持っている。
九つ目のスタンプはパルデア十景の一つ、パルデア最高峰の看板の裏に刺さったギルガルドにゴーストタイプをモデルとしたスタンプを管理して貰っている。
十個目のスタンプはでんきタイプで、パルデア十景の一つの100万ボルトの夜景の看板前に、夜行くと出現するロトム図鑑に管理させている。
十一個目のスタンプはパルデア十景の一つであるみだれづきの滝の中腹*2でオオニューラにかくとうタイプのスタンプを管理してもらっている。
十二個目はパルデア十景のありがた岩の真ん中*3に潜むミロカロスにみずタイプのスタンプを預けた。
十三個目はオージャの大滝の近くに居るリボンを着けたシャリタツにドラゴンのスタンプを持たせている。
十四個目はオコゲ林道に潜むガラルギャロップにフェアリーのスタンプを預けた。逃げ回るガラルギャロップを捕まえなければスタンプを得られない。
十五個目はピケタウンに居るそらとぶタクシーの中に居るカルボウにほのおタイプのスタンプを預けた。そらとぶタクシーを調べないとスタンプを手に入れられない。
十六個目はしるしの木立ちにある池の畔で一段下がった場所にあるカラフルな木の下で待機してもらってるダストダスにどくタイプをモチーフにしたスタンプを持たせた。
十七個目になるはがねタイプのスタンプは南6番エリアの下にある道の先の洞穴で、ニャイキングに管理してもらっている。
最後の十八個目のあくタイプスタンプは、ポケモンリーグに行く洞窟横にある、私が運営する図書館内で私が保持していて、この図書館でスタンプラリーが十八個揃っていたらゴールもここになるのだ。
「主人公が来るのが楽しみですね。ふふふ……」
図書館の中で、本を開きながら私はクスクスとほくそ笑むのだった。