他の方の二時創作を見て描きたくなってきたので描きます
見切り発車でどこまで続くかわかりませんが、まぁ頑張ります
2022年11月5日
街を照らすネオンとショッピングセンターの光が町行く人々を照らす中、騒々しい物音を背にゲームセンターを出る
「寒。暗。」
11月になり日が沈むと気温は真冬と変わりなく、ゲームセンターで酷使した腕と指先が寒さで痛む
佐野慎吾は夜の街を一人で歩き始めた。休日ということもあってか辺りを見回すと何人かのグループで動いている人々を見かける。社会人や学生、そしてカップル。
人々の会話は賑やかで、楽しそうで、眩しかった
(もう、1年は家族以外と話してない気がする。)
店員などに最低限の言葉を発したことはあるが。それは会話とは言えるものではない、あくまで単なる作業だ。
慎吾は学生だがある時以来学校には行っていない。その理由は家族にも教えた事はない。今後誰にも話すことはないだろう。
どうしようもない孤独感を感じながら家へ向かう
家のドアを開けると玄関には綺麗に並べられた靴が1つあった。
「ただいま。」
「おかえり。」
返事をしたのは3つ下の妹、佐野杏里。キッチンで晩御飯を作っているらしい。
父と母が仕事の都合で家にいる事が少ない我が家では俺と妹で家事を分担している。中でも杏里は料理が得意で彼女の料理はまさに絶品で、外食するよりも家で杏里の手料理を食べる方がいいレベルだ。
「お兄ちゃん、例のゲーム届いてるよ。」
「ああ、ありがとう。」
「あまりやりすぎないようにね。」
「お前はお母さんか…」
例のゲーム、それは世界初VRMMORPG『ソードアート・オンライン』だ。明日の11月06日に正式サービスが開始される。
ゲーマーとしてプレイしない手はないだろう、それに仮想世界では現実の事を忘れて遊ぶ事ができる。それが俺にとって何よりの魅力だった。
カッターを手に取り段ボールを開く、そこには待ちに待った『ソードアート・オンライン』の文字が書いたパッケージがあった。
「ご飯できたよ。ふっふっふ…本日はなんと!天ぷらに初挑戦してみました!結構自信作だよ!」
杏里はドヤ顔で天ぷらをテーブルに置いていく、天ぷらをみると見たところ衣がしっかりついていて油も多過ぎず少な過ぎずといい塩梅であり、具を見ると海老天、芋天と…かぼちゃだろうか。
「天ぷらまで作れるようになったのか。お前本当にお店を開けるんじゃないか?」
「うーん、たしかに。そっちの進路もありか。でも絵も描きたいしな…」
「まぁゆっくり決めな。お前にはまだ時間あるし。それじゃ、いただきます。」
「いただきます。」
夕食後、俺が家事と風呂を終えると時刻は0時半を指していた、サービス開始が13時からなので余裕はあるが明日も早くから家事があるので6時半にアラームをセットし眠りにつく。
目を閉じると頭の中にこれから起きるであろう冒険の日々が浮かび上がった。
異世界の景色とゲーム内で会う人々、熾烈を極めるボスとの戦闘。想像すればする程心は期待と高揚感でいっぱいになった
(早く朝にならないかな)
久しぶりにそう思ったところで俺の意識は眠りへと誘われた
簡単キャラ紹介
佐野慎吾(さの しんご) 17歳(高2) 164cm
不登校の男子高校生、人付き合いが苦手。ゲーマーであり、平日だろうが休日だろうが家やゲーセンに夜まで入り浸っている。特技はメダルゲーム。基本口下手。
容姿は整っている方ではあるが、リアルではメガネをしているため周りからの印象は根暗な隠キャ
佐野杏里(さの あんり)14歳(中2)153cm
慎吾の妹
料理上手で兄から個人で店を開ければやっていけると絶賛される
容姿は黒髪のロング、顔は整っていてクラスの男子から人気
面倒見が良く周りからも好かれている