ソードアート・オンライン 孤高の死神   作:AFGYT

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はいどうも作者です、最近暖かくなってきて家の虫達も活発になってきました。そして私の虫を潰す技術も日々成長をしています
今回は鬱回です!主人公の過去がついに明かされる!!!


死神の過去

俺は気付けば真っ暗な空間にいた、右も左も分からないような暗闇

 

「ここは?俺は死んだのか…?」

 

俺が疑問を口に出すと後ろから声が聞こえた

 

「いいや、まだ死んでないよ。」

 

俺は咄嗟に振り向き鎌を構えようとするが

その両手には何も握られていなかった

振り向いた先にいた光景を見て俺は言葉を失った

 

「……なんで、子供の頃の俺が?それに後ろのそれって……」

「え?これ?やだなぁ、忘れちゃったの?」

 

子供の俺はただ無機質に告げる

 

「君が殺した人達なのに」

 

そう、奴の後ろには血だらけで倒れた死屍累々が積み重なっていた。手足の無いもの、首が無いもの。見るだけでも吐き気がしてくる

 

「うそだ……俺は殺してなんか」

「とぼけるの?そうやって"また"忘れるの?」

 

ロボットのように告げる彼に俺は恐怖した、それと同時に後悔と絶望が俺に襲いかかる

 

「あ……あ…」

「この中の死体の殆どはSAOのものだ……唯1人を除いてね」

 

その瞬間、俺の脳内に忘れようとしていた過去の記憶がフラッシュバックする

 

 

昔の俺はごく普通の子供だった。普通に学校に通い、授業を受け、友達と遊び、家に帰り、家族とご飯を食べて寝る。そんなごく普通の生活を送っていた

けれど小学4年頃だろうか、俺の人生は暗闇へと染まっていった

ある朝いつも通り学校へ行くとすぐ異変に気づいた

 

「俺の机が…ない?」

 

教室にあるはずの俺の机がなくなっていた

掃除の時間になくなったのか、先生が用事で持っていったのか

訳も分からず突っ立っているとクスクスと笑い声が聞こえた

見るとそこにはクラスで一番人気があった女子とその友達である女子達の姿があった

昨日、俺はその子に告白されたが興味もなかったので軽く振っていた

無邪気な俺は彼女達に近づいて言った

 

「ねぇ、僕の机どk…」

 

俺の言葉は彼女が投げた黒板消しに遮られた

俺の顔ば黒板消しのチョークの粉で真っ白になった、その様子を見て周りの子は爆笑した

その中には昨日遊んだ友達の声が聞こえた。その瞬間俺は自分がいじめられているのだと初めて実感した

 

その後友達に話かけても無視され気付けばたった一人になっていた

先生に相談しても「忙しい」や「あなたが謝りなさい」と真面目に聞いてくれなかった

両親はその頃仕事が忙しい時期で家におらず妹も小さい為俺たちは祖父母の家に預けられていた

祖父母は俺たちを優しく迎えてくれランドセルも買ってくれた。だが二人とも70を超えていてそんな二人に無理はさせられない、と相談せずにいた

 

いじめが起きて1ヵ月、俺はいつも通り一人で家に帰っていた。だが道の先に同級生達が帰っているのが見えた

そのうちの一人がはこちらに走ってきていた、よく見るとそれはかつての親友だった

俺は一緒に帰ってくれると思って手を振っていた、しかし彼は俺の期待を踏みにじるように俺を勢いよく蹴り飛ばした

幸いランドセルがクッションとなり頭は無事だったが、俺の全体重を受けて地面とぶつかったランドセルは傷だらけになってしまった

後から走ってきたのはいじめの主犯格の女の子達だった、女の子は親友を見て黄色い声を上げ、俺を見て爆笑していた

そんな中親友が告げた

 

「なんで手なんか振ってんだよ、きもちわりぃ!お前なんか友達じゃねぇ!!」

 

俺は友達の言葉を理解できなかった、どうしてそんなこと言うの?僕たち親友じゃないの?なんか悪いことした?

そんな疑問が俺を支配するが俺の頭の中で誰かが囁いた

 

こんな奴、殺してしまえばいい。

 

その瞬間俺の中の困惑は怒りへ、そして殺意へと変わった

俺は彼に殴りかかったが元々俺は腕っぷしが強い方ではなく俺の拳は止められ投げ飛ばされてしまう

けれど俺にもはや理性などなく一心不乱に彼に襲いかかり力一杯突き飛ばした

親友の体は勢いよく飛ばされて車道の方へ出た

その瞬間に俺は我に帰った。そして今は夕方、ちょうど車が多い時間帯だということに気づいた時にはトラックのクラクションが悲鳴のように大きく鳴り響いた

 

人がトラックに当たった音、弾けた血の匂い、周りの人悲鳴、あの時の果てしない後悔と罪悪感。

暗く重くのしかかる感情が俺の心を蝕む。その様子を見た彼はニヤリと笑った

 

「ねぇ、そんなに辛いのにまだ生き続ける意味って何?ミトに"犯罪者じゃない"って言われたのがそんなに嬉しかった?救われた気がした?」

 

嘲笑うように言ったあと、奴は突如真顔になり俺を指さした

 

「思い上がるな、殺人鬼め。」

 

その言葉を聞いた途端、俺の心のどこかが壊れた気がした。

 

「正当防衛?そんな言葉で逃げるな、お前は命を奪った。その事実から逃げる、忘れる?そんなのラフコフと同じだ。お前は人殺しだその事実を舌が千切れるほど噛み締めろ……」

 

彼は俺に近づき前髪を掴んで顔を上げさせ息を感じるほどの近さで言った

 

 

お前は許されない、これからも罪と共に生きていくんだよ

 

その言葉を聞いた後、俺の意識は逃げるように消えていった

 

 

 




突然現れたもう一人の慎吾、彼の目的は一体……
そしてシンはどうなってしまうのか…!
次回 『双鎌の誓い』
さーて次回もサービスサービスゥ!
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