ソードアート・オンライン 孤高の死神   作:AFGYT

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最近、この作品を見返してて思う。ガバが多いな…と
なので今度一から少し修正しようかなと思ってるので、次回は遅くなります


闇に生きる死神

色々あったりした(ありすぎた)が、無事宿を6時ぴったりに脱出し、俺とミトは近くの路地に入った。

俺はアイテム欄からコートを装備するとフードを深く被る。

 

「じゃあ、当分お別れだ。昨日は助かったよ、また会おう。キリトやアスナにもよろしく言っといてくれ。」

「…待って。」

 

そそくさと別れようとする俺の腕をミトが掴む。痛くはなかったが、なぜか振り解く事はできなかった。

 

「なんだ、そろそろ戻らないとギルドのメンバーに迷惑だぞ。」

「別に大丈夫よ……シン…死なないでね。」

「なんだよ、急に。…死ぬつもりはないよ。」

 

それだけ告げるとミトの手の力は抜け、俺は路地の奥へと走った。

通りから溢れる光とミトの視線を背中に受けながら、冷たく暗い路地の奥へ向かった。

 

死なないでね…か。ミトには悪いが…

 

 

 

保障はできないな

 

 

 

 

数ヵ月後

 

暗く入り組んだダンジョンの奥。このダンジョンは廃墟のようで、壁には落書きやボロボロになった壁やソファなどの家具が放置されていた。そんな不気味で、暗い道を俺はが歩いていた。黒いローブに身を纏いその佇まいはまるで徘徊する幽霊のようだろう。

その周りに怪しく動く影が複数いた。その影は俺を狙って牙を研いでいる。

そして、少し開けた場所に出た瞬間。

 

キイイィィ

 

暗闇に光が現れたと思うと、その光は俺に向かう刃となって影達は一斉に斬りかかる。

俺は攻撃を全て避けると、暗闇に姿を消した。

 

ドゴオオォォ…

 

斧や大剣は地面に突き刺さった衝撃で廃墟の埃が一面に舞い視界が一気に悪くなる。

 

「やり損ねたか…」

「チッ…どこいっt…」グザッ

「え、は?」

 

俺は暗闇から一人の首を落とす、その体と首はすぐさま光へ代わる。周りの奴らは状況が飲み込めないようだ。

 

「な、なんだ?!ソードスキルも見えねぇぞ!」

「くそ!何処に…」グザッ

「ひ、ひぃぃ!?」

「落ち着け!とりあえず固まって…」グザッ

 

また一人、また一人、光となって消える仲間に影達ことラフコフメンバーは混乱していた。

ダンジョンが暗いからではない、彼らは《暗視》というスキルを持っているため、暗闇でも日中のように見えるのだから。

では何故混乱するのか、それは《暗視》を使った上で敵の姿が見えないのだ。彼らは下っ端といえどラフコフのメンバーだ《暗視》は勿論《索敵》スキルも最大強化済みだ。そんな彼らでも捕捉できない理由は一つ、俺が目測できないほど高速で移動しているのだ。

俺は廃墟の壁を蹴り、闇の中を乱反射する光の様に高速で駆け抜ける。

 

「だめだ!相手の動きが速すぎる!」

「くそがぁぁ!」

「バカ!闇雲に攻撃すんな!味方にあたr…」グザッ

「コイツ…まさか!?死がm…」グザッ

 

俺のスピードが乗った鎌の威力は、ソードスキル無しでも奴らを紙のように切り裂く。必死の抵抗も虚しく、廃墟に潜む影たちは全て光へと変わり、この世界から消え失せた。

一つ、重いため息をつく。この世界でもう、何人をこの手で葬っただろう?

そんな事考えても仕方ない。もう、俺は止まれない。

 

「帰るか…」

 

俺は鎌を背中にしまいローブで隠し、転移結晶で街に帰った。

 

 

翌日

50層 とある路地裏

 

「おつかれ、シー坊。収穫はあったカ?」

「特に、だいぶ下層だったし。実力もそこまでだったから、何も情報は持たされていないようだ。」

 

俺は最近、情報屋のアルゴと協力しラフコフの殲滅活動をしている。

アルゴが情報を集め、俺が殲滅する。この形で今まで6つのグループを殲滅している。

 

「…シー坊には悪いナ、辛い仕事ばっかり押し付けテ。」

「気にするな、誰かやらないといけない事だしな。それに、情報を集めるのにも危険が伴うんだ、お互い様さ。」

「…ほんと、ミーちゃんにも悪いナ。」ボソッ

「?なんか言ったか。」

「いや!?独り言だ!気にするな!」

「そ、そうか。」

 

相当慌てているのか、いつもの特徴的な語尾が消失している。

 

「じゃあ、俺は最前線に行ってくるよ。」

「そういや、今日は攻略会議をするってアーちゃんが言ってたナ。参加するのカ?」

「まさか、攻略組がいない間にレベリングするんだよ。」

「相変わらずダナ。まあ頑張れヨ、また情報があれば連絡するナ。」

「ああ。」

 

そうして俺たちは別れ、俺は最前線の53層に向かった。

 

 

転移すると、数人のプレイヤーがこちらを見る。が、俺のカーソルを見るや否やすぐさま目を逸らす。

そりゃオレンジだからな、犯罪者と絡むメリットなんてないし…

カーソルをグリーンに戻すミッションも存在する。しかし、手間がかかる上に毎週のようにラフコフを葬るため、戻すのが面倒くさくなってしまった。

最初は色々言われた、がもはや俺も攻略組も慣れてしまった。一時期はラフコフのメンバーだと疑われたこともあった。

一人でレベリングするのは、経験値を効率よく集めるのもある。しかし、一番の理由は…

 

「おい!そこの犯罪者。こんな最前線に出てくるなんていい度胸じゃねぇか。俺と決闘(デュエル)しろ!」

「……」

 

このように、滅茶苦茶絡まれるからだ。特に最前線は正義感や闘争心が強い奴が集まる。

今は迷宮区へ向かう途中の圏内だからいいものの、中には迷宮区で不意打ちする奴らもいる。

幸い、俺の友達はキリトやアスナ、ミトをはじめ実力者が多い。しかし、それ相応の良し悪しはあれど知名度を持っている。

キリトと歩けば『ビーター』と『死神』として恐れられ。アスナとミトは言うまでもなく、男プレイヤーから目の仇にされかねん。

だからこそソロで行動しているのだが…今度は一人でいると舐められて喧嘩を売られるようになった。とほほな人生だ、まったく。

見たところ、聖龍連合の奴らだろうか。青い装備を身を纏う屈強な男三人組が俺の周りを囲い込む。が、そんなことでビビる俺じゃない。

 

「断る、無駄な戦いはしたくない。」

「はぁ?何が無駄な闘いだ!お前に拒否権なんてねぇんだよ。」

 

なんだそのトンデモ理論、言ってる事は犯罪者だよお前。

 

「こいつ、負けるのが怖いんじゃね?」

「そうか!ハッ、オレンジのクセしてダセェな!」

「……」

 

ザ・モブって感じだな…ここでボコしてやってもいいが、聖龍連合に目をつけられるのは面倒だ。

つまり、ここでの最適解は…無視だな。

 

「とにかく、決闘(デュエル)は受けない。じゃあな。」シュッ

「は?何言って…消えた!?」

「早すぎだろ…流石はオレンジ…」

「逃げるな卑怯者!逃げるなぁあああ!!」

 

俺は高く飛び街の建物の屋根に乗ると、そのまま屋根の上を駆け抜けた。彼らは罵詈雑言を吐いているが、リードのついた犬が吠えているのと同じだ。

こういう事があるから一人で、尚且つ人目が付きにくい時間にレベリングしている訳だ。

あと三人目、そのセリフはまずい。

 

 

数時間後

 

 

「!索敵スキルに反応が…いや、人数が多いし、多分会議終わりにパーティがレベリングしに来たな。」

 

エンカウントして絡まれたら面倒くさいし、結晶で帰ろう…

 

 

こうして、転移門へ帰って来た訳だが…

 

「あ、シン!」

 

偶然、転移門のすぐ側を歩いていたミトとその親衛隊にエンカウントしてしまった…

ミトは俺を見つけると、こちらに手を振りながら小走りで向かって来るが…親衛隊の皆様は右手を鞘に構え、殺意丸出しの目でこちらに向かってくる。

その様子に気付かないミトに苦笑いしか返せなかった。

 

「シン何してたの?レベリング?」

「あ、ああ…ミトは、攻略会議終わりか?」

「うん。てか、今回何で来なかったの?メール送ったよね?」

「おい。死神の野郎、ミト様と連絡先交換してんのか?!」「羨ま…けしからん!」「死ね…」

 

怖え…てかお前らもギルドでチャットくらいできるだろうよ…

 

「いや、俺が行ったらめんどくさい事になるから。」

「そっか…今回はボス戦参加するの?」

「……お前がソロで行くことになったら行ってやるよ。」

「それって来ないやつじゃん。」

「なんだよあいつ!ミト様がお前とデートなんか行くわけねえだろ!?」「羨ま…けしからん!」「死ね…」

 

ボス戦がデートだと思ってんのか?嫌だよ、そんな命かけたデート。誘う奴は狂ってるし、受ける側も狂ってるよ。

 

「そうだシン!この前アスナといいスイーツ屋さん見つけたんだ。その…今度一緒行かない?」

「ちょ!おま!?そういう事はメールで…」

「は?今あいつミト様とデートするって言った?」「羨ましい!?!?」「殺す!!」

 

またこの子はそういう事する!?後ろの親衛隊達が剣を抜き俺に向かってくる。その目はもはや修羅であり、どんなモンスターよりも凶暴で殺意に満ちた目をしていた。

このままじゃ殺される!と本能が全力で警鐘を鳴らす。

 

「じゃあな!返事は後でする!」

「あ、うん。」

「「「殺せえ!!死神退治じゃあああああああ!!」」」

 

俺は全速力で街を駆け抜け、無事に逃げ切る事ができた。正直、ラフコフよりも親衛隊の方が怖いまである。

 

 

 

因みにミトからの誘いはボス攻略後にしっかり行った。




イチャコラさせたい欲に勝てなかった。
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