ソードアート・オンライン 孤高の死神   作:AFGYT

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やあ、僕だよ(2回目)
この作品を描く前にアマプラでもう一度プログレッシブを見返しました。やっぱ作画えぐい(定期)
あとミトかわいいねうん。彼女にしたい。
あとミトさんが使ってる鎌の情報がほぼ無いんだなこれが。
ソードスキルもネット上にないし一からネーミングしなきゃか?これは…

という感じで、出来るだけ原作に寄っていきますが所々オリジナルが目立つと思います。何卒、お許しを…


始まりの終わり 終わりの始まり

2022年11月6日12時50分

初のVRMMORPG『ソードアート・オンライン』通称SAOの正式サービス開始に日本中、いや世界中が湧き立っていた

ニュースでもSAOの報道で溢れ、その画面にはSAOのパッケージ片手に購入できたことを喜ぶ男性達の姿があった

俺はテレビを切ると、家の階段を登り自室に入る

 

自室の机の上にはパソコンや勉強道具のほかに今話題のSAOが置かれている

俺が手に入れる事ができたのは、製品版の発売前に行われたβテストに当選したからだ

その頃は風呂も食事も忘れて一日中没頭していたのを思い出す

民生用VR機器『ナーヴギア』をかぶり、電源を入れるとベットに横になる。後3分でサービス開始だ

あと3分後には目の前に異世界が待っていると思うと俺の胸は期待と興奮で溢れた

 

あと2分…

 

あと1分…

 

10…9…8…7…6…5…4…3…2…1…

 

「リンクスタート!」

 

合言葉と同時に意識は現実から遠のき閉じているはずの視界は電子の世界に包まれた

アカウントを選択しパスワードを入力する、

《β版のアカウントでログインしますか?》

その文字の下にはこの世界での名前である「Shin」が表示されている

答えは勿論yesだ

そう念じると画面は明るくなり思わず目を瞑りたくなる

そして次に視界に映ったのは、青空と石畳の道が広がる広場とそれらを囲む石造りの建物だった

 

「俺、ようやく来れたんだ…この世界に。」

 

言い表わすことのできない程の喜び、興奮に俺は体を震わせる

居ても立っても居られなくなった俺は街を駆け巡りNPCが運営する武器屋に行くと俺は「鎌」を購入した

装備すると自分の身長と同じくらいの大きさの鎌が現れる。1メートルくらいの柄に何もかもを切り裂くような鋭い刃が付いていた

 

「すげぇ…!」

 

現実では持つ事がないであろう武器に興奮が冷めない、仮初の体であるはずなのに、今だけはこの五感全てが現実なのだ

鎌を右手で持つと俺はフィールドへ走った。その途中の広場で俺と同じ鎌を持った背丈の高い男を見かけた。

 

「あいつ…もしかして。」

 

俺はその男に声をかけようと近づく

 

「お前、ミトじゃないか?」

「ん?」

 

その男は振り返り俺を見ると目を見開いた

 

「おお!シンじゃないか。久しぶりだな!」

「ああ、相変わらずその気味が悪いアバターでやってんのか?」

 

彼のアバターは皆美男美女にしがちな仮想世界には珍しく、不気味な顔立ちとねっとりした声質が周りと比べて異様感を際立たせる

 

「気味が悪いってのは失礼じゃないか!?」

「ははっ元気そうで何よりだよ。そうだこれから狩りに行こうと思ってるんだ。よかったら一緒に…」

「あ、あの…」

 

突然聞きなれない声に驚き、声のする方をみるとミトの後ろから一人の少女が顔をのぞかせる

 

「えっと…貴方はみす…じゃない、ミトの知り合いですか?」

 

その可憐な顔と清楚な雰囲気を纏った少女に一瞬仮の心臓が跳ねる

言いかけた名前はおそらくリアルの情報なので聞き流すことにする

 

「こいつはβテストの時の知り合いでね、一時期コンビを組んでいたんだ。」

 

ミトが彼女に説明すると彼女は律儀にお辞儀をして

 

「えと、ミトの友達のアスナです。よろしく…?」

 

おそらくネットゲームに慣れてないのだろう。言葉の端々に緊張が見て取れた

 

「ああ、俺はシンっていうんだ。よろしく…アスナ。」

 

正直、妹以外の女性と話すのは久しぶりで心臓バクバク言っているが。顔は平常を装った

 

「にしても、ミト。お前こんな彼女いたのか。」

「え?ああ、アスナはリアルの友達だよ。決してそういう関係じゃない。」

「なんだよ、面白くねぇな。まぁ、リアルの詮索はマナー違反だからこれ以上は何も言わないが。」

「それで、狩りの話だっけ?ちょうど私達も行こうと話してたんだ。一緒に行かせてもらうよ。」

 

そうしてアスナの装備を整えてフィールドへ向かった

 

 

 

サービス開始から数時間後

俺たちは青いイノシシのモンスター《フレンジーボア》を倒して経験値とコルを集めていた

空も赤く仮初の太陽が地平線に沈みかけている、時刻を確認すると16時を過ぎていた

 

「ふぅ…結構倒したな。」

「はぁ…本当に疲れるよこの世界。」

「お疲れ様アスナ。」

 

地面に座り込むアスナ、俺とミトはこの世界での戦闘には慣れているが、初心者のアスナにとっては初めてのことでいっぱいいっぱいなのだろう

アスナは立ち上がり何もない空間に指をスライドさせメニュー画面を開くと

 

「ごめん私そろそろ用事があるから、ログアウトするね。ナーヴギアもお兄ちゃんから借りたものだから多分もう来れないかな。」

「そう。まぁやりたくなったら私に言ってね、いつでも待ってるから。」

「ああ、俺も楽しかったよ。またやろうぜ、アスナ。」

「うん、またね。」

 

メニューを操作するアスナを見て背を向けると

 

「あれ?」

 

その一言がアスナの口から溢れでた

 

「どうしたの?」

「ログアウトできないの…」

「え、そんなはずは…」

 

ミトもメニューを開いて確認する

 

「本当だ。ログアウトボタンがない…」

「は?そんなはず…」

 

俺もメニューを開きログアウトボタンを探すが、本来あるべき場所には空白のボタンがあるだけだった

 

「ど、どうして。」

 

アスナの不安そうな声と同時に

 

ゴーン ゴーン

 

突如、街にある鐘の音がアインクラッドに鳴り響く

次の瞬間、俺たちの体が光に包まれる

 

気づけば俺達は最初の広場に転送されていた、周りには困惑したプレイヤー達が多くいた。恐らく今ログインしているプレイヤー全員が集められたのだろう。隣にはミトとアスナがいて辺りを見回している

 

「どうなってんだ…」

「さあ…おそらく運営からのアナウンスじゃない?」

 

頭の中に様々な疑問と憶測が飛び交う中、一人のプレイヤーが声を上げる

 

「な、なんだよあれ!」

 

そのプレイヤーの指差す方向を見ると赤い『Warning』の文字盤が浮かんでいた

するとそれは瞬く間に空を覆い広場は赤く染められた、そして文字盤から赤い液体が垂れ空中で一つになると、それは一人の大きなローブを纏った人となった。顔は見えず暗闇のように黒く染められている

プレイヤー達はザワザワと騒ぎ始める

 

男は両手を広げると、俺たちに向かって喋り始めた

 

「プレイヤー諸君、私の世界へようこそ。」

 

 

これがこの事件の始まりであり、同時に俺たちの日常は終わりを迎えた




ミトとアスナのsaoログインまでの経緯はプログレッシブと同じです
キリトくん登場は2話くらい先かな?
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