今日から中学生友達沢山できるかな。引越ししたばかりだから不安だな。それにしても誰も来ないな。誰かいないかな。
「ガタンガタン」
「なんか物音が聞こえてきたけど気のせいだよね」
「ドッスン」
上から下にドッスンが落ちてきた。っってかこれ本物?
「怪我はないかい?」
うわイケボだ。まさかこんなイケボ朝から聴けるなんて幸せ。でもその前にこの変人なんとかしないと。どうしよう。
「記憶がなくした?」
「記憶はあります」
「そう?なら良かった。ここは都会だから気をつけてね。そうそう君は何できたの?」
「徒歩だけど」
「………はぁ」
なんで信じられないって顔しているの?ちょっとムカつくんだけど殴っていいかな?
「ちょっと君、天井壊した犯人知らない?」
「ドッスンで来た時天井ごと壊したじゃん」
「そういえばそうだったねぇ、ハハハ」
笑って誤魔化していたみたいだった。ドッスンできた衝撃で忘れたけど名前が知りたいな。イライラするけど声はめっちゃいいんだよな。
「どうしたんだい?」
「耳に近づけないで言わないでよ」
「それもそうだね」
そう頷くと、いつのまにか出てきた自転車を乗り、満足そうに話しかけてきた。
「あそうだ。鬼ごっこしないかい?」
「鬼ごっこにしてはガチで逃げ切るつもりじゃん。自転車は危ないからダメだよ」
「それもそうだね。自転車を壊されたら泣くもん」
なんか壊したくなってきた壊しっちゃおう。
「あこれ友達のだよ。壊したら弁償しないとだよ」
「ハァ弁償、ってかこれどうやっって持ってきたの」
「それは秘密さ。ハハッは」
そういえば名前聞くんだった。
「名前なんていうの?」
「猿鳥合戦だよ。ほら絵本でもあるじゃん?」
「それはさるかに合戦じゃん」
「まぁ間違いはよくあるよね。ドンマイ、新雪姫デレラ白ちゃん」
え、嘘私の名前を言い当てられた怖いんだけどどうしよう。助けて、怖いよ。
「もしかして当たった。君はシンデレラでもあり白雪姫かなと思って、そういえば君はハーフなの?」
「私のお母さんが外国人なんだ」
「へぇ君のお母さんはなんて言うの?」
私のおかあさんの名前はつい言えなくなってしまう。だって私の名前を聞いて次これってなると笑えっちゃう
「新雪姫デレしずか」
「もう一回」
「新雪姫デレしずか」
「変わった名前だね。君のお母さんはさぞかし不細工なんだろうな」
私のお母さんは不細工じゃない。……
「私のお母さんがは不細工じゃないよ。顔は可愛いらしくないお腹は出ている。でも優しくて可愛いけどやっぱり不細工なんだよな。」
「不細工だったけど君は普通で良かったねぇ」
「ハァ私可愛いんですけど何言っているの?」