今日から高校生、私は好きな人がいる。それは
「ねぇ君可愛いねぇ。俺と付き合わない」
「キャァァッ。あのイケメンの須藤君が花見学園のマドンナに話しかけているわ」
はぁ私はイケメンが好きだけど彼ではない。そして今後ろにいる不細工でもない。
「私の好きな人はあれどこに行ったのかしら」
「僕のことだろう。僕がここにいるよ」
「私あんたみたいに面白いギャグ言わない子好きじゃないんだよなぁ」
あ嘘だろう俺がとか言って教室からどこかに行ったわ。
「ねぇ聖子、今地下にいるんだってよ」
「地下にいるって誰が?」
「先生が、だから何か隠し事しているんじゃないかなって思って一緒に行かない」
「しょうがないな。あんたがどうしても行きたいって言うなら行くわよ」
そして私たちは地下に行くことになった。にしてもこんなところに階段なんてあるんかな。
「コッチコッチ、来てきて」
「うんあんたの近くに私がいないわけないじゃない」
「聖子から近距に変わった」
「名前は変わらないのよ」
「あそうか確かに」
彼の指示通りに来たらマジで地下の階段を発見した。
「ここに先生がいるんだってせっかくだし観に行こうぜ」
「うんちょっと怖いな」
「大丈夫気絶したらそのまま寝かせておくから」
え私を置いてく気、ダメ私も連れて行って。
「ねぇ実は大事な話があるの聞いてくれる」
と恐る恐る彼に声をかけた。彼は返事するよりも早く声が聞こえてきた。それに反応して私の一言を忘れてしまったみたい
「センセイ」
「え嘘、先生って声がなんか可愛らしい声ね」
そろりそろり、と私たちは地下の教室の中に入った。
「先生私は貴方が好きなの。だから結婚しましょう」
「いいよ、さおり」
ドアを恐る恐る彼が開けた。驚いたのか彼女はびくりと音を立てた。
「先生はどこにいる?」
「先生ならいないわよ」
と彼女が答える。じゃあ彼女は何と話をしていたのだろうと想像したら何とおうむがいた。
「へぇ誘拐したのか?」
「誘拐しているわけないでしょう。このおうむよ」
察するにおうむと演劇をしていたみたいね、さっきのは演劇の練習納得だわ。
「おい、おうむ元気か?」
「お、うむ悪くないなぁ」
結構賢いわねこのおうむ。それにしてもおうむと話している彼かっこいい。
「あのさ飽きた。やっぱ俺は聖子と話したほうが楽しいわ」
「好き」
「すき焼きに食べに行くか?」
「学校があるわよ」
私は彼と過ごせる日は短いのに今日も彼に話せなかった。いつか話せる時が来ることを待ち望むのだった。