『ゴブリンスレイヤー』と呼ばれた投擲手   作:自堕落無力

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百二十八話

 

 ゴブリンスレイヤーに森人剣士、牛人戦士に妖精弓手と鉱人道士に蜥蜴僧侶の全員、銀等級という冒険者の一党においてはベテランばかりの六人はとある村に突如出現したという洞窟探検の依頼を受けて、その場所へと向かった。

 

『GOAAA!!』

 

「よっと」

 

洞窟は熊の怪物の巣穴と化していたようで侵入者であるゴブリンスレイヤー達の一党へと襲い掛かってきた。

 

 松明で薄暗い洞窟内を照らしているゴブリンスレイヤーは空いている片手で投擲武器である鉄球を取り出し、それを投擲する事で怪物の頭部を破砕させる。

 

「ゴブリンじゃ無くて、熊退治になるなんてね」

 

「結構広いようだし、まだ何かあるかもしれんぞ」

 

 妖精弓手は怪物退治になった事で辟易していたが、森人剣士は洞窟の内部が広く、まだ奥深くにすら辿り着いていないのでその事を言う。

 

「ゴブリン聖騎士の時のように妙な事になっていないと良いですけどねぇ」

 

「そうじゃのう、春になっての初めての冒険くらいは簡単な物を望みたいんじゃが」

 

「拙僧は良い戦いが出来れば、それで満足ですがな」

 

 牛人戦士と鉱人道士、蜥蜴僧侶も各々の意見を言った。

 

「こうやって話せている分、まだ随分とマシな依頼だとは思うぞ」

 

 ゴブリンスレイヤーもその会話に加わり、自分の意見を言いながら進んでいき……。

 

『GUOOOO!!』

 

洞窟の奥近くでは更に巨大な熊の怪物が潜んでおり、ゴブリンスレイヤーは腰に幾本か携えている剣の一本を抜きつつ、松明の炎を叩きつけて怯ませると超絶的な技量による剣舞を繰り出し、解体していくと更に松明の炎を押し付けるようにして炙り殺したのである。

 

 

 

 そして、洞窟奥深くではゴブリンスレイヤーが殺した熊の怪物のボスと思われる一匹だけで後は行き止まりのようだったが……。

 

「ん、此処が空洞になっているな」

 

 ゴブリンスレイヤー達は皆で壁を叩いたりして探るとゴブリンスレイヤーは空洞になっている壁があるのを察知する。

 

「良し、鶴嘴を頼む」

 

「ほいきた」

 

「何かあれば良いですなぁ」

 

「手伝いますねぇ」

 

 洞窟にて、隠し部屋などそうした物があった場合に探れるように用意していた鶴嘴を鉱人道士に取り出させ、ゴブリンスレイヤーと蜥蜴僧侶、牛人戦士で空洞になっている壁を掘っていく。

 

 すると……。

 

 

 

「遺跡に続いているな」

 

「だったら、宝は探ってみるべきよね。冒険はこうでなくっちゃ」

 

「望み通りの展開が来たようでなにより」

 

 洞窟は遺跡に繋がっており、こうした展開に妖精弓手は喜び、森人剣士は苦笑を浮かべる。ともかく、ゴブリンスレイヤー達は冒険者として洞窟と繋がっていた遺跡の探索を始める事になったのだった……。

 

 

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