ゴブリンスレイヤーと森人剣士に牛人戦士に妖精弓手と鉱人道士に蜥蜴僧侶の一党は洞窟探検の依頼を受け、それを行っていたがなんと洞窟の奥の壁から遺跡に繋がる道を見つけた。
「さてさて、どんな遺跡なのかしら」
色々と陰鬱な事になるのが多いゴブリン退治とは違って、未知な事が多い洞窟探索、さらにはその洞窟探索が遺跡探索に繋がったので冒険者らしい依頼だと妖精弓手は喜んだ。
そうして、皆で罠を警戒しながら遺跡を進んでいく。
「また、『巨大な目玉の怪物』か」
すると人の背丈ほどの直径を持つ巨大な眼球、瞼のような部位からは幾本もの触手を生やし、ゆらゆらと蠢かせているその全ての先端に無数の瞳が付いているし猫科の猛獣を思わせる牙の生えた口元もある『巨大な目玉の怪物』を見つけた。
この類の怪物は色んな能力や性質を有しているので厄介だ。
「さっさとやるか。おい」
ゴブリンスレイヤーは巨大な目玉の怪物に呼びかけて気を引きつつ、すかさず雑嚢から催涙弾の入った卵を投げつける。
『OOOOODEAARAA!!』
巨大な目玉の怪物は悲鳴を上げて仰け反り……。
『はああっ!!』
そうして、背中から魔法の剣を抜き、森人剣士と共に斬閃を舞い躍らせながら切り裂いた。
厄介な敵をあっという間に倒すと更に進んでいき……。
『GARGLEGAAAA!!』
「かなり、大規模な地下遺跡だな」
石造りの怪物で暗い灰の如き色をした翼を持つ悪魔のようなガーゴイルの群れがゴブリンスレイヤー達へと襲い掛かった。
しかして、ゴブリンスレイヤーは魔法の剣で切り裂き、魔法の盾で殴りつけるなど戦士としての技と駆け引き、戦舞で倒していく。
これに森人剣士に妖精弓手と牛人戦士に鉱人道士と蜥蜴僧侶も続き、片づけていった。
「おのれ、冒険者めぇぇぇっ。うぐっ!!」
地下遺跡を進んでいくとこの遺跡に潜んでいた魔術師がいて、ゴブリンスレイヤーは奇襲として魔法の盾を引き抜きながら円盤投げの要領で投擲する事で頭を破砕した。
こうして、ゴブリンスレイヤー達は遺跡探索を終え……。
「良い感じだ」
最後に宝箱を見つけたので中を開ける結構な価値のある宝を見つけて持ち帰ったのであった。
そうして、夜も更けた頃にゴブリンスレイヤーの一党は辺境の街の門を潜り、ゴブリンスレイヤーは森人剣士の家で寝る事としつつ、冒険者ギルドに依頼達成の報告だけしようと向かっていると……。
「……」
ゴブリンスレイヤーは依頼に向かう時に見た魔術師の少年が眠っているのを見つける。
「……ぁ、ゴブリンスレイヤーさん……」
「態々、待っていてくれたのか。すまないな」
受付の方へとゆっくり近づけば、受付嬢が眠っていたようで起床し、瞼を擦る。
「いえ、依頼を達成したみたいですね」
「ああ、細かい事は後で報告する。それであの少年は?」
「彼は新人の冒険者なのですが、ゴブリン退治を一人でしたいと……」
「……戦士ならまだしも、魔術師はな……この少年、宿は?」
ゴブリンスレイヤーの問いに受付嬢は首を振る。
「おい、起きろ」
「んあ……って、誰だよあんたっ!!」
「俺はゴブリンスレイヤーだよ。ともかく、今はもう遅い。宿が無いなら家に泊めてやるからついてこい。明日、ゴブリン退治がしたいなら付き合ってやる」
「……わ、分かった」
こうして、ゴブリンスレイヤーは少年魔術師を起こしつつ、連れて行く事にした。
「じゃあ、おやすみ」
「茶、あんがと。おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
そうして受付嬢に挨拶をすると……。
「その子、泊めるのか?」
「ああ」
ゴブリンスレイヤーは元は孤電の魔術師の家で今は森人剣士の家へと向かうのであった……。