俺のゲンコツアカデミア   作:星天さん

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無事にコロナとインフルを乗り越えました!
読者の皆様お待たせしてしまい大変申し訳ございません。
投稿を頑張って行きますのでよろしくお願いします。


第八話

「あ!来た来た!」

 

朝、登校したらクラスメイト達に囲まれた。

昨日話しかけようとしていたらしく、俺が早く帰ったからこうして俺と話してみたいと思って早く学校に来て待っていたらしい。

 

「昨日、相澤先生から西嶋の記録見せてもらったぜ!流石は入試一位だな!西嶋の記録を抜いてやろうって頑張ったけど抜けなかった!」

 

「ねえねえ!西嶋の個性ってどんな個性?やっぱり増強系?」

 

角が生えたピンク肌の女子…芦戸が俺の個性について聞いてきた。芦戸の質問に騒がしかった教室が一気に静かになり、全員が俺の方を見ていた。特に紅白頭と出久の幼馴染の爆豪勝己がギラついた目で見ていた。

 

「俺の個性か?」

 

「そうそう!入試一位であの体力テストの記録を見せられたら、やっぱり気になっちゃうよ!」

 

「俺の個性は無個性だ!」

 

「へぇ無個性なんだ!無個性⋯無個性⋯無個性!?」

 

芦戸の反応が昨日の出久達と同じだなってデジャブを感じていたら、爆豪が俺の前にやって来た。

 

「無個性ってつまらねぇ冗談言ってねぇで教えやがれ!!無個性が俺を越えて一位通過出来るわけねぇ!!」

 

「すげぇ自信だな⋯。冗談抜きで俺は無個性だ、なんだったら担任に聞いてみたらどうだ?」

 

教室に入ってきた相澤先生の方へ視線を向けて言った。

 

「なんだ、まだ言ってなかったのか?」

 

「昨日全員揃うまで待つ必要が無かったんで先に帰ったんですよ」

 

相澤先生は溜め息をついてから、あの日の個性検査の事をクラスのみんなに話してくれた。爆豪は信じられねぇって顔をしているが、リカバリーガールからの御墨付きと言われればそれ以上何も言うことなく席に戻った。

 

「ホームルーム始めるから席つけ。西嶋について色々と言いたい事があるだろうが後にしろ」

 

相澤先生がそう締めてホームルームを始めた。

 

──────────────────────────

 

「じゃあ、この英文の内間違っているのは?」

 

今日から授業が始まった。

ヒーロー科のカリキュラムは午前中に一般科目、昼休みを挟んで午後からヒーロー基礎学という流れになっている。色んなプロヒーローが一般科目を授業してくれているが、普通の授業すぎて何人かが拍子抜けって感じで授業を受けていた。

 

一般科目の授業が一通り終わって昼休みがやって来た。

俺、飯田、麗日、出久の四人で食堂で昼食を食べに向かった。流石は雄英の食堂、早めに来たのにも関わらず多くの人で賑わっていた。

 

「はえ〜やっぱり人が多いね!」

 

「とりあえず席を確保してからにするか」

 

四人が座れる所を確保してから飯を取りに行くことにした。

席はすぐに確保出来て、俺が席番するから三人で先に昼飯を取りに行ってくるように言った。

 

「僕も席番するよ。ここは2:2で別れて行動した方が良さそうだし、飯田君と麗日さんからどうぞ」

 

飯田と麗日は早く戻ってくると言って料理を取りに行った。

 

「ねえ、西嶋君」

 

「ん?どうした出久?そんな改まった顔して」

 

急に真面目な表情をした出久が話しかけてきた。

まあ、俺に何か話したそうにしていたのは朝からわかっていた⋯。飯田と麗日を先に行かせたのも俺と1対1の状況を作るためだという事は分かっていた。

 

「西嶋君がヒーローを目指した理由を聞きたいんだ。無個性でも諦めずに此処に立っている理由を⋯」

 

「憧れた男が居るからかな」

 

「オールマイトに憧れてるの?」

 

「いや?全くオールマイトに憧れてないぞ?」

 

オールマイトに憧れを抱いてないって言ったら驚かれた。

今の時代は大体の人がオールマイトに憧れてヒーローを目指す奴らが多く、出久もオールマイトの様なヒーローになりたいって昨日言ってた。

 

「昔見た漫画の人物なんだけどな、個性みたいな能力者がいる世界で能力を持たないままめっちゃ強くなった人が居たんだ。その人みたいになりたいって、ひたすら鍛えていたら今に至った訳だ」

 

「凄いな西嶋君⋯」

 

「別に凄くなんかねぇよ。俺がやりたい事をやって、たまたま結果が出ただけだ」

 

俺は自分がやりたいと思った事をしているだけ、覇気の習得なんてほぼギャンブルみたいなものだ。たまたま幸運にも覇気を扱える豪運があったから今がある、もし覇気を扱えなかったら此処には居なかった。

 

「もし、西嶋君に個性が与えられる機会があったとしたら西嶋君はどうする?」

 

「いらねぇかな。個性があったら自由にヒーローが出来なくなるだろ?」

 

この世界では人助けをするのに免許をとる必要がある。

免許無しで個性を使えば違反者となり、人助けをしたのにも関わらず捕まる事がある。

 

「人助けするのに免許が要る時代だ。個性持ちは好き勝手出来ない分、俺は無個性だから自由にやれるだろ?だから、自由にヒーローしたいから個性はいらねぇのさ」

 

ガープさんは海軍大将になれる実力があるのにも関わらず、大将への昇進を蹴って自由に動きたいという理由で中将の座に座り続けている姿がかっこよく見える。

まあ、大将になって天竜人守るのが嫌なんだろうけど⋯

 

「やっぱり凄いなぁ⋯僕は全く思いつきもしなかったよ。小さい頃は自分に個性があったらなって妄想してる事しかしてこなかったよ」

 

「妄想って⋯今個性あるじゃん?」

 

「僕の個性って遅咲きみたいで、個性発現したのつい最近で中々制御出来なくって」

 

「まあ、俺個性無いからアドバイス出来ねぇけど困った事があれば手は貸してやるよ」

 

出久と話している内に飯田と麗日が料理を持って帰ってきた。

 

「さて、俺らも取りいくぞ出久」

 

「そうだね!ランチラッシュの作る料理が楽しみだな〜」

 

出久はカツ丼が好物らしくカツ丼を注文していた。

 

「俺はチャーハン大盛りにラーメン、餃子、油淋鶏、回鍋肉、春巻き、デザートに杏仁豆腐ください!」

 

「そんなに頼んで大丈夫?」

 

「大体いつもこの位食うから無問題(モーマンタイ)

 

注文してから2〜3分してトレーに乗った料理が出てきた。

トレーを受け取って飯田と麗日が待っている席に戻った。飯田と麗日にも出久と同じ反応されたが、無問題とだけ答えて午後の授業に備えて栄養を蓄えた。

 

──────────────────────────

 

昼休みの時間はあっという間に終わり、午後の授業が始まる。午後からの授業はヒーロー基礎学。基本的に救助等の実技の多い授業で、雄英の敷地内にある施設で実戦に近い授業が行われる。

 

【わぁ〜たァ〜しぃ〜がぁ〜普通にドアから来たぁ!!】

 

ヒーローコスチュームを着ているオールマイトが教室に入ってきた。ヒーロー基礎学が始まるって事でソワソワしていて落ち着かないクラスメイト達がオールマイトの登場によって更にテンションが上がって騒がしくなった。

 

「私の担当はヒーロー基礎学。ヒーローとしての素地を作るための訓練をする科目で単位数も最も多いぞ!早速だが今日行うのは戦闘訓練だ!」

 

ヒーロー基礎学の記念すべき一回目の授業が戦闘訓練だった。

 

「そして、それに伴って入学前に送ってもらった個性届と要望書を元に作った戦闘服コスチュームだ!」

 

オールマイトがリモコンを操作すると壁の一部がせり出し保管ロッカーが現れた。入学前に個性届とコスチュームの要望用紙が渡されていて、書いた要望を元にコスチュームが作成される。ロッカーからそれぞれヒーローコスチュームが入っているトランクケースを取りに行った。

 

「コスチュームに着替えたら全員グラウンドβに集合してくれ!」

 

全員がトランクケースを持った事を見届けたオールマイトは教室を出て行った。教室に残された俺達もさっさとコスチュームに着替えに更衣室へ移動した。




最後まで読んでいただきありがとうございます。
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