俺のゲンコツアカデミア   作:星天さん

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第五話

「何がコンテニューだ厨二野郎!体中に手なんかいっぱい付けやがって」

 

「決めた…コイツは殺してから連れて行く!」

 

ゲーム感覚で襲撃してきた死柄木弔にイラッと来て、つい言ってしまった。自分の発言にあって思った時には死柄木弔がめちゃくちゃ首をガリガリ掻きながら怒っていた。

 

「怒らせてどうすんだよ西嶋!!」

 

「ケロ…相手凄い怒ってるわよ西嶋ちゃん」

 

「ああ…悪いな死柄木弔。人の感性は人それぞれだからな、不用意に否定して悪い!手だらけファッション似合っていると思うぜ!」

 

サムズアップして手だらけファッションへの肯定する言葉を送ったが、さっきより俺に向ける殺意が増してる様な気がする。

 

「だから何で怒らせてるんだよ!」

 

「違ぇよ!否定した事謝ったし、手だらけファッションを肯定しただけだぞ!」

 

「に、西嶋くんが素で煽ってる…」

 

「行け…脳無!!あのガキを殺せ!!」

 

俺達があれこれしている間に、死柄木弔が脳無を嗾掛けてきた。咄嗟に出久達を俺の後ろへ避難させ、脳無が仕掛けてきた蹴りを武装色を纏わせた腕でガードした。

脳無の攻撃を受けた時、戦闘訓練で戦った時のオールマイトを彷彿とさせる一撃だった。

カウンターで蹴りを放とうとしたが、脳無が俺から直ぐに離れて死柄木弔の元へ戻って行った。

 

「中々良いパンチだな、これなら世界狙えるんじゃねぇか?」

 

「コイツは対オールマイト用に作られた改造人間!いくらお前がオールマイトと同等の力を持っていようが脳無には勝てない」

 

俺に関しての情報漏れすぎじゃないか?

アイツらもアイツらで、俺の近くにスパイを潜り込ませてるって言っているようなもんだろこれ……。

 

「障子は相澤先生と蛙水、出久は峰田抱えてこの場から離れろ」

 

「本気か西嶋?お前も狙われてるんだぞ?」

 

「冗談でこんな事言わねぇよ。それに狙われてるからこそ俺が逃げるよりはお前らが逃げた方が生存率が上がる」

 

「必ず戻る…」

 

障子達はこの場から離れ始めた。

 

「かっこいいな西嶋拳斗。自らを犠牲にして仲間を守ろうとするなんてヒーローの鏡だ」

 

「別に自分を犠牲にするつもりはねぇよ。俺より自分の心配をしたらどうだ?数分後にはボコボコにしてやるからな」

 

「脳無、あのガキを減らず口が叩けないようになるまで痛めつけろ!」

 

死柄木弔の命令が下った瞬間に脳無が俺に向かって突っ込んで来た。一発一発に殺意が込められている拳の連打を見聞色で見切りながら、俺も脳無を倒す為に拳を叩き込むがイマイチダメージが入っている気がしない。

 

「不思議そうな顔をしているな西嶋拳斗」

 

「結構思いっきり殴った筈なんだがイマイチダメージが入ってない気がするんだが」

 

「へぇ…鋭いな。コイツはダメージ吸収+超再生を素でオールマイトに並のパワーで作った体に個性を入れた対オールマイト兵器!無個性のお前に勝てる道理は無い」

 

この改造人間の作成に個性を与えることが出来る奴が関与している事が分かった。

 

「厄介なものを持ち込んだな」

 

「大人しく来るなら半殺しで許してやるがどうだ?」

 

「黒霧って奴にも言ったが、俺は日向で笑いながら生きるのが好きなんだよ。わざわざ日陰に行こうとは思わねぇよ」

 

「交渉決裂だ…やれ、脳無」

 

脳無が突っ込むと同時に俺も前へ出た。

両腕に武装色を纏わせ、脳無の攻撃は一切受けずに全て避け俺の拳の連打を浴びせた。

 

「お前らが言った通り、ショック吸収ならダメージが吸収出来ないくらい殴り続ければ良いだけの話だよな!」

 

「何でアイツの攻撃が当たって脳無の攻撃は当たらないんだ!あの速さに無個性がついていける訳が無い!情報は嘘なのか!」

 

武装色で殴り続けて、脳無のショック吸収に限界が近づき始めたみたいで動きが鈍くなって行く。

 

「あばよ脳無!!メテオストーム!!」

 

最後の一発に全開の覇気を纏わせ、インパクトの瞬間に拳を脳無の顎にアッパーカットの要領でねじ込むように打ち込んだ。

脳無はUSJの天井を突き破って施設内からぶっ飛ばし、残るはヴィランの残党と死柄木弔、黒霧のみになった。

 

「嘘つかれた…完璧だと言った脳無、無個性の筈の西嶋拳斗、全員俺を騙したな!!」

 

「落ち着いてください死柄木弔!」

 

「ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく!!」

 

死柄木弔がまるで自分の思い通りにならなくて癇癪を起こし始めた子供のようになり始めた。

 

「大丈夫か西嶋!!」

 

「ん?おお!切島!それに爆豪と轟!」

 

切島、爆豪、轟という今の場において過剰戦力が集まった。

 

「死柄木弔、此処は撤退しましょう。脳無がやられ、しばらくすればプロヒーローが集まります!そうなれば我々は間違い無く捕まります!」

 

「チッ...帰るぞ黒霧」

 

「待ちやがれクソヴィラン共!!これだけの事を仕出かして帰れると思ってんのかぁ!!」

 

爆豪がやっと帰る気になった死柄木弔、黒霧に攻撃を仕掛けようとしたところを俺は止めた。

 

「邪魔すんじゃねぇ!!」

 

「俺らが何をしたってワープゲートで逃げられる。残ってるヴィランはまだ居るし、アイツらの情報は俺がある程度は聞けた。アイツら二人で帰るならそのまま帰して残党狩りをするぞ」

 

「西嶋拳斗...次会った時は殺してやる」

 

殺気の籠った視線と言葉を俺に向けて黒霧のワープゲートで去っていった。

 

「え、ちょ、俺達はどうするんだよ!」

 

死柄木弔達が去った事で襲撃に来たヴィラン達が慌て始めた。

 

「さて、とりあえず残党狩りを始めるか」

 

「うっしゃ!誰がどれだけ倒せるか勝負しようぜ!」

 

「俺が1番ぶっ殺す!」

 

切島の一言で残党狩り競走が始まった。




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