俺のゲンコツアカデミア   作:星天さん

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気づいたら2000人突破していた事に驚きました 
日間ランキングにも10位以内に入っていて、この作品を読んでくださっている読者の皆々様誠にありがとうございます。

軽いオリ主の設定を載せます。
前世はガープに憧れてジムに通って体を鍛えていた大学生。
ジャンプ読んでるならヒロアカ知っているんじゃないか?ってコメントをいただいてまして、オリ主が死に際に強くワンピースの事を考えていたので転生してもワンピースの事だけは覚えている設定です。


ご都合主義な設定で申し訳ないです。

引き続きこの作品を楽しんでください。


第五話

「美味かった...」

 

「拳くんいっぱい食べたもんね」

 

ランチラッシュの料理が美味すぎて軽く10人前は食った。俺の食いっぷりにランチラッシュはキラキラしながら料理を次々と作ってくれる側で、教師陣から珍妙なものを見る目で見られてた。昼飯を食い終わった所でそろそろ両親や父さんの職場の従業員達のお土産を選んでから帰ろうかと考えていたら、相澤先生が俺に話しかけてきた。

 

「西嶋...食い終わった所で少し運動でもしていかないか?」

 

「運動って何するんですか相澤先生?」

 

「小学校、中学校でやってた個性禁止の体力テスト...まあ、お前の場合は無個性だが、この体力テストでお前の実力を把握しておきたい」

 

4月の入学式の時にやる予定だった体力テストを今からする事になった。

 

「今日来てもらっておいて悪いが、一つ言っておく...」

 

「何ですか?」

 

「この体力テストでお前に見込みがなければ入学を取り消すつもりだ」

 

入学取り消し宣言をされた。

俺に見込みがなければの話───つまり、俺が相澤先生に見込みのある人間だと認めさせれば良いだけの話だ。

 

「臨む所ですよ相澤先生。あんたを認めさせてやる」

 

「なら、これに着替えろ」

 

相澤先生から体操着を渡された。

天喰先輩に更衣室まで案内をしてもらって体操着に着替えた。

 

「イレ...相澤先生相手に啖呵切って大丈夫なのかい?」

 

「心配してくれてるんですか天喰先輩」

 

天喰先輩がそっぽ向きながら心配してくれていた。

 

「あの人は本気で見込みがなければ問答無用で入学を取り消す...」

 

「そうなったらそうなったで、俺の実力不足って事ですよ。それより着替え終わったんで行きましょうか」

 

 

──────────────────────────

 

相澤から渡された体操着に着替えた拳斗が天喰と共にグラウンドへやって来ると、そこにはオールマイト、根津、相澤以外の教師達が集まっていた。教師達がグラウンドに集まっている理由は、リカバリーガールから他の教師達に拳斗が本当に無個性だと告げられ、その拳斗が相澤の雄英入学者の洗礼を行うとなって様子を見に集まっていたのだ。

 

「はいこれ」

 

「ソフトボール投げからですか?」

 

「そうだよ、そこの円から出なければ何をしても構わない」

 

相澤からボールを手渡された拳斗は円の中に入った。

皆が固唾を飲んで見守る中、拳斗はボールを持っている右腕を後ろへ伸ばしながら腰を落とした。

 

ゲンコツ...メテオォォ!!

 

拳斗が全力でボールを投げると、まるで大砲で撃ったのかと思う程の速度でボールが飛んで行った。ボールが飛んで行ってから少しして相澤が持っている記録測定端末に記録の通知が届いた。

 

記録5276m

 

無個性で5km越えの結果に端末を見ていた人達は驚愕していた。全員が驚愕をしている中、拳斗が口を開いた。

 

「無個性と診断されてから10年...遊んで過ごしていたわけじゃない。ヒーローになる為に研鑽をし続けてきたんだぜ先生」

 

「コイツッ!」

 

拳を強く握り込み、拳を突き出し拳斗は不敵な笑みを浮かべていた。

──────────────────────────

 

 

【50m走】

 

ボール投げで実力を見せつけた拳斗に教師陣の見る目が変わっていた。一つ一つの動きに注目されている事なんてつゆ知らず、拳斗は測定器ロボがスタート合図を出すのを呑気に待っていた。

 

『位置について、よーいドン!』

 

測定器ロボがスタート合図を出した。

全員が拳斗が次はどんな事をするのか目を離さないように凝視をしていたが…スタート合図が出た瞬間、拳斗が全員の視界から消えた。

 

『記録!0.78秒!』

 

「「「「は?」」」」

 

視界から消えた拳斗がゴールに立っていた。

 

「今のどうやった?」

 

「脚力と瞬発力をめっちゃ鍛えてやっと出来る技術です」

 

聞いた事も来たことも無い技術の中身を淡々と答える拳斗に相澤は溜め息を零した。高速で移動した拳斗の姿をオールマイトだけ捉えることが出来たが、ミリオ達や他の教師陣は拳斗の影すら捉えることは出来なかった。

 

───記録…0.78秒

 

─────────────────────────

 

【握力測定】

 

 

「俺は何見ても驚かねぇぜ」

 

「私もよ…もう何見たって驚かないわ」

 

握力計を握っている拳斗の姿を見ている教師達がコソコソと聞こえないように話していた。相澤が握力測定のスタート合図をすると、拳斗の腕が黒く染まり赤黒い雷がまとわりつく様に迸っている。

 

バキバキッ!!

 

拳斗が握った握力測定器は音を立てて持ち手が握り潰された。

 

「ゴリラ…いや、ゴジラかよ…」

 

「あれって握りつぶせるものだったかしら…」

 

「これ、壊れたんですけど弁償ですか?」

 

「いや…故意に破壊した訳では無いから大丈夫だ」

 

相澤は色々と聞きたい事があるが今は体力テストを終わらせてからにしようと心の中で思った。

 

───記録…測定不能

 

──────────────────────────

 

【反復横跳び】

 

「残像残してるぞ…」

 

「無個性ってなんだっけ?」

 

30秒間の短い時間の中で少しでもいい記録を残そうと拳斗が全力でやった結果…残像を残す程の速度で動いていた。

 

『記録!287回!』

 

「・・・次行くぞ」

 

 

───記録…287回

 

──────────────────────────

 

【立ち幅跳び】

 

教師陣やミリオ達は空を見てあんぐり口を開けていた…その理由は拳斗が空を蹴り上がっていたからだ。個性を使用しての空中滞在を見た事が何度もあるが、無個性で空を蹴って空中に滞在するなんて見た事がない者たちにとってショッキングな場面だ。

 

「どのくらい維持出来る?」

 

「3時間は余裕」

 

「記録…測定不能だな」

 

───記録…測定不能

 

─────────────────────────

 

長座体前屈や上体起こしを難なく終え、最後の体力テストである持久走も50mの計測の時に使った高速移動技で1分少々で終わらせてしまった。

 

 

ボール投げ───5276m

 

50m走───0.78秒

 

握力測定───測定不能

 

反復横跳び───287回

 

立ち幅跳び───測定不能

 

長座体前屈───63cm

 

上体起こし───174回

 

持久走───1分05秒

 

──────────────────────────

 

「さて、体力テストが終わった所で…握力測定の時に見せた腕の硬質化について話してくれないか?お前がテストを受けている間、俺は個性を発動させてお前を見ていた」

 

テストが終わって相澤先生から握力測定の時に見せた武装色について言及してきた。武装色は完全に修行の産物なんだよな…俺の記憶の中にある覇気の修行をひたすらにやって来たら出来ちゃったんだよね。

 

「俺の家に父さんの会社で出た廃材を利用してサンドバッグを作って、それを毎日殴り続けていたら出来ちゃったんですよね」

 

俺はスマホを取り出して、強化廃材バッグを殴っているひたすら殴っている俺の動画を見せた。

 

「硬いものを殴ればめっちゃ痛いんですよ…そこで俺は自分のイメージで腕が金属みたいに硬くなるってイメージしながらやっていたら体の中にエネルギーが流れる感覚があって、その感覚を研ぎ澄ましながら修行をしていたら出来るようになったんですよ」

 

覇気と言うべきか、見聞色や武装色を会得する修行をしている時に体の中を何かが流れている感覚があった。その感覚を研ぎ澄ましていたら自然と二つの覇気を会得することが出来た。

 

「体に流れるエネルギー…」

 

「それ以上の事は俺にも分からないです」

 

俺には先生達が納得する答えを持っていない。

相澤先生はそんな俺を察してくれたのか、これ以上追求する事は無く俺が覇気について何か分かり次第教えて欲しいという事でこの場を締めた。

 

「それで先生!俺は先生のお眼鏡にかないました?」

 

「不明な事があるが…見込みはある。だが、お前に見込みが無いと思ったら何時でも除籍をするつもりだから油断はするなよ」

 

一先ずは相澤先生のお眼鏡にかなったようだ。

根津校長から帰宅しても良いと言われ、再び更衣室に戻って体操着から私服に着替えた。帰りもオールマイトが送ってくれるみたいで、来た時と同じように助手席に座った。

帰りにファンサで車の中でツーショット写真を撮ってくれた。

 

──────────────────────────

 

「とんだ問題児が入ってきたな…」

 

「個性主義の時代…良くも悪くも西嶋の事が世間に出れば確実に大きな波紋を呼ぶ」

 

プレゼントマイクと相澤の呟きに誰もが肯定した。

無個性でありながら凄まじい力に加えて拳斗にしか分からない力、相澤は拳斗の存在が世間に出た時の事を予見した。

 

「そうなったら、僕らが彼を支えれば良いさ。確かに不明な事はあるけど、ヒーローを目指す為にうちに来てくれた。彼の存在は確実に今の時代に波紋を呼ぶ…でも、若い芽を真っ直ぐに育てるのが僕らの仕事さ!今は新しいヒーローの卵を見れたことに満足さ!」

 

根津校長はそう締めくくった。

 




最後まで御愛読いただきまして誠にありがとうございます。
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