ダンジョンにうちは一族が潜るのは間違っているだろうか 作:かやたひや
恩恵を刻まれた次の日部屋のドアがノックされる音で目が覚めた。
「アサヒ起きているか?もうすぐ朝食の時間だ」とドアの外から声が聞こえ、ドアを開けると緑髪のエルフがいた。
「あぁ起きていたか。朝食の時間になるから食堂に向かうぞ」
俺はそれを聞き緑髪のエルフに着いていき、食堂に向かう途中に名前とロキファミリアの規則について説明を受けた。
「ロキの意向で基本的にファミリア全員で朝食は取ることになっている。しばらくは私が起こすが1人でも起きることができるようになれ」
リヴェリアの説明に分かったと返事をするとリヴェリアはうなずき他の説明も聞いていると途中でロキに会った。
「おはようさんリヴェリア、アサヒ。一緒に食堂行こうや」
ロキも一緒に食堂行くとすでに食堂には他の団員が集まっていた。
「あの小さな少年は誰だ?」「あぁロキもついにそっち方面にも目覚めたか」などいささか主神に対する呆れなどの注目を集めながらロキとリヴェリアに連れられ食堂の一番前に立たされた。
「皆んな少しええか。昨日ファリミアに入ったアサヒや皆んな仲良くしてやってな!ほれアサヒもなんか話をしぃ」
ロキからそう言われると少し前に出て、
「うちはアサヒ、ヒューマンよろしく頼む」と一言だけあいさつをして食事を取りに行こうとしたがロキが俺を抱えた。
「おい!ロキ離せ!」俺がそう言ってもロキは抱き抱えるのやめず
「ちょっと生意気な所があるけどまだまだ7歳の美少年やみんな頼むデェー」とロキは言った。
朝食が終わり改めてロキと三人の派閥幹部と話をするために執務室に連れられた。
「昨日も軽く自己紹介したけどあらためて団長のフィン•ディムナだ。これから同じファミリアの団員としてよろしく頼むよ」
改めて派閥幹部の紹介を聞いた。
「君の事情はオラリオに住むものとしてある程度知っているし、ロキからも詳細な事情も聞いている。だからこそ僕からも君に聞きたい、君は冒険者になって何を望む?」
フィンの問いかけに対し
「俺の目的はある男を殺すこと、そしてうちはの再興だ。そのためには力がいる、だから冒険者になる」と憎悪に燃える目をフィンに向けながら答えた。
「君の意志はよく分かった」とフィンが納得した顔を俺に向けながら続けてアサヒと言った。
「これだけは覚えていて欲しい。僕たちはこれから先君に協力する。けどそれは決して君に死にに行く力を持ってもらうためじゃない。君が冒険者として生き抜いていく力をつけてもらうためだ。そして同じファミリアの家族として君に生きていて欲しいからだ。これだけは忘れないで欲しい」
フィンがそう言うとロキやリヴェリア、ガレスと言った他の三人もフィンと同じ目を向けて返事を待っていた。
「分かった。アンタらとの約束は忘れない」と答えると四人は安心した表情をしていた。
「いつからダンジョンに潜れる?出来るだけ早く潜りたい」と言うとリヴェリアが疑問に答えた。
「馬鹿者まずはギルドに行って冒険者登録の方が先だ。その後武器や防具をファミリアの保管庫に行って取ってからダンジョンだ」と説明した。
「なら早くギルドに案内してくれ。俺には立ち止まっている時間はない」
俺が急かすとリヴェリアが支度をするからと着いてこいと言い、リヴェリアと共に執務室から出た。
二人が部屋から出るとロキは残ったフィンとガレスに聞いた。
「どうやった?改めてあの子はどうなると思う?」
「あやつの血筋を考えたら強くなると思うが、あのまま復讐に身を焦がしたままではいずれ折れるじゃろう」
ガレスは第一級冒険者の経験から来る予測を正直に答えた。
「そうだね、ガレスの言う通りこのままでは彼は少し危ない。普通の子どもだとそこまで心配はないんだけど、彼の場合彼のする無茶についていける才能があるからね。その無茶がいずれ彼の体を壊してしまうだろうね」
フィンもガレスに同意してロキの疑問に答えた。
「やっぱりそうやな。うちも7歳の子があんな目してるの下界に降りてきてから初めて見たで」
「そうだね、だからこそ彼からは目を離さないでおかないといけない。子どもを預かる大人として、そして家族としてね」
フィンがそう言うとあらためてロキは
「せやな。二人ともあの子のこと頼んだわ、ウチは
三人はアサヒの悲願が遂げられその後も生きていけるようにする決意を誓った。