チート転生アドリアン君 作:ブロンズ探検家
アドリアンと過ごす一週間の四日目、三日目までと同様に霧の森入り口で待っていると、大きな羽音が近づいてくる。……多分近づいているのは……。
「おはよう、アイールディ!」
『アイールディ、体調は問題ないか?』
「うん。今日はフレアも来たんだね」
思った通り、アドリアンとフレアだった。
でも、フレアは私に何の用事があるんだろう?
「今日は中日だからね。依頼対応は休憩して、フレアと空からデルカル大陸を見て回らないかって思ったんだ」
『時間に余裕ができるだろうから、デルカル大陸の外……マニル島やバベリア大陸もお前に見せられる筈だ。気晴らしがてら、共に行かないか?』
……うん。見てみたい。行ってみたい。
2人共、ありがとう。
私はフレアの背に乗り、アドリアンの腰に手を回して彼の背にくっつく。
私が乗ったことを確認したフレアは、晩餐の時と同様に空へと舞い上がった。
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こうしてフレアの背に乗せてもらって空を進むのはとても爽快。
それに勇士に襲われる心配も全くないし、アドリアンの背中に密着しているから暖かくて安心できる。
見慣れた霧の森やシューべロードも、改めて空から見ると全然違うものに感じる。
アドリアンが貸してくれた遠くのものを大きく見せる道具・望遠鏡を覗くと、遠くの家とかもまるで手元にあるように錯覚するのが面白い。
シューベトやリアート村の上空を一巡すると、まだ私が行ったことのないジーヴ村方面にフレアは移動し、改めてジーヴ村や埠頭について、空から位置を示しながらアドリアンは解説してくれた。
途中で空に浮いている神殿を見かけて驚いたけど、その神殿は古代神マリーの神殿で、入るのは守護動物の許可がいるから今日は行かないみたい。
あと、ジーヴ村の西の方、勇士キャンプの奥に枯れた森があり、そこに人間の建物が複数建っている所が気になったが、それもアドリアンが教えてくれた。
「あそこの枯れた森に構えられている建物群は、魔女狩りを行う教皇派勇士の拠点だ。デルカル大陸で魔女狩りを行っている勇士や勇士崩れは基本的にあそこを根城にしていると思っていい。言うまでもないかもしれないけど……何があっても、あの場所には絶対に近づいたら駄目だよ。神族を封じる罠や対策がいくつあってもおかしくないからね」
アドリアンはとても真剣な顔でそう説明している。
あそこが、魔女狩りの拠点……。
うん、危険なのはちゃんと分かる。教皇派勇士の拠点には行かないようにするよ。
その他にも私がまだ行っていない所についてアドリアンが解説を挟みながらデルカル大陸を一通り上空から見渡した後は、彼が持ってきてくれた食べ物をお腹に入れ、とうとうデルカル大陸の外を見に行くことになった。
翼を普段より更に赤く染め上げたフレアが羽ばたくと、凄まじい熱が翼から吹き出したと思ったら、物凄い速度で景色が流れていく。
す、凄い風圧……でも耐えられないほどじゃないし、アドリアンにもっとしっかりくっつけば体も安定するから大丈夫。
高速で飛行する最中もアドリアンは高度や方向についてフレアに細かく指示を出しており、そうこうしている内に波が高い海に囲まれた大きな島・マニル島の上空に辿り着いた。
アドリアンの暮らす家よりも大きな建物……あれがバベリア王宮、バベリア王国を治める国王の家で、他にもいくつか目立つ建物がある。
アドリアンはそのうちの一つ、王立図書館で黒い魔力の石の浄化方法の基礎を勉強したって教えてくれた。
各々の施設についてアドリアンに解説してもらってひとしきり島を眺めた後は再び高速で飛行し、今度はバベリア大陸に到着した。
教皇が治めるバベリア町には近づくのは危険すぎるということで、バベリア大陸のドラゴンバレー上空から借りた望遠鏡で各地の様子を眺めさせてもらう。
教皇城を含めた5つの神殿、バベリア町、遠く離れたララク村……アドリアンの説明を聞きながら、バベリア大陸の眺めを私はひとしきり楽しんだ。
バベリア大陸の全体的な印象としては、デルカル大陸よりも遥かに緑が多い気がする。
……上空から見る限りだけど、霧の森のように木の実が取れない荒地ばっかりのデルカル大陸で食べられる物を色々見つけているアドリアンって、やっぱり探検家としてとっても凄いんじゃないかな?
私はバベリア大陸の風景を見ながらそんなことも考えていた。
景観を堪能した後は、大陸を跨いだ空間移動は出来ないのでフレアに霧の森入口まで送ってもらったけど、解散前に明日探検する氷の洞窟で使用する防寒着をアドリアンから受け取った。
厚めの魔力の盾で体を覆えば冷気は防げるかもしれないけど、余計な魔力を消費する必要もないし、明日は彼の言う通りこの防寒着を羽織っていこう。
アドリアンと過ごす一週間の五日目、今日・明日で対応する人助けの依頼は遠方のジーヴ村を中心に動くことになるってアドリアンに教えてもらったので、教皇派の勇士に見つからないようにするため、どっちの日もフレアに現地まで送ってもらうことになる。
……やっぱり空を飛べるって凄くありがたいね。
私達を狙う勇士を警戒する必要がなくなるのは本当に大きいよ。
彼の案内の元、氷の洞窟を探索して常温でも溶けることがない氷を拾い集めていく。
うん。この防寒着があると、凄い冷気が満ちてるこの場所でも魔力での対策がいらないから便利。
ちょくちょくアドリアンが教えてくれるこの洞窟の注意点を頭に入れつつ探索を進め、彼と協力してゴーレムや氷カタツムリを一蹴しながら十分量以上に素材を集めきった。
納品分以外の素材は二日目の洞窟探検と同じく私にくれるって。
アドリアン、ありがとう。
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溶けない氷を集めた後はフレアにジーヴ村まで連れて来てもらい、真水作りの装置を依頼していた人のいる場所に来たんだけど、ここ、勇士がいる……。
もしかして……。
「そうだよ、依頼者はデルカル大陸支援隊の人達なんだ。前に言った通り、神族を襲ったりはしないからそこは安心して」
あ、勇士の人達がアドリアンに挨拶している。
それに入り口の所で立っているこの人達、私にも「お疲れ様です!」って笑顔で言ってくれてるし、アドリアンを信じて彼と一緒に建物に一緒に入る。
詰所という建物の広間に案内されると、重厚な鎧を纏った凄く体の大きな勇士が目に入った。
他にも何人かの勇士が書類を運んだり防具の手入れをしていたけど。
体の大きな勇士が私の方に近づき、声をかけてくる。
「よく来てくれた。私が真水作りの装置を用意してもらえるようアドリアン様に依頼させてもらった者で、デルカル大陸支援隊の隊長、ルイスだ。若き神族よ、君の名前を教えてくれるか?」
「アイールディ。えっと、これ……」
私は名前を名乗りながら、アドリアンと手分けして持っていた真水作りの装置に使うものをルイスと彼の近くに駆けよって来た勇士に渡した。
「確かに受け取った。ありがとう、アイールディ君。無論、アドリアン様も。泉の加護がないこの地では、海水を飲める水にできるこの装置は正に命綱となる。……私と副官はこれを部屋に置いてくるので、ここに戻るまでの間、君が良ければ支援隊の皆と話してあげてくれ。君のリアート村での活躍を聞いて、皆、お礼を言いたがっている」
ルイスと勇士の一人が別の部屋に向かうと、入れ替わりで何人かの勇士が近づいてきている。
「君がリアート村の騒動を解決してくれたんだってね。助かったよ!」
「ぶっ飛んで強い隊長はともかく、俺達は部隊で活動するから環境が厳しいリアート村を長期で守ったりはできなくてね……。君が活躍してくれたおかげで村人は無事だって聞いてる。本当にありがとう」
「勿論、真水作りの装置もな。あれのおかげで渇きで亡くなる人がまた減るよ。素材集め、大変だっただろ?」
「う、うん……」
私を魔女……ううん、神族として認識した勇士に親しく話しかけられるのは全然なくて、どう反応すればいいか分からなかったけど、この勇士達が心からお礼を言っているのはちゃんと伝わってくる。
リアート鉱山での救助やアドリアンとの素材集め、頑張ってよかった……。
「勇士に追い回されていた君では実感しにくいかもしれないが、私達勇士の本懐とは魔女狩りではない。大陸で暮らす人々が魔物や犯罪者等に脅かされることなく、安心して暮らせるようにすることだ。ここに集う者達は皆それを心に刻んでいる。力なき民の助けとなった君を邪険にすることはないさ」
装置を置いて戻って来た支援隊隊長のルイスはそう言い、周りの勇士達も全員頷いている。
教皇派の勇士に気を付けないといけないのは当然だけど、何だか勇士の見方が変わった気がする……。
あと、隊長のルイスは続けて「こちらの訓練用の木剣で私と摸擬戦に付き合ってくれないか?」と私にお願いをしており、勇士の一人が言っていた「隊長はぶっ飛んで強い」という言葉が気になったので了承した。
……訓練場に移動した後、実際にルイスと10分ほど木剣をぶつけ合わせたけど……この、人、とても、強い……。
私は魔力を使って身体強化しているのに、辛うじて速さが互角でそれ以外は全部彼が上。
魔法や魔力剣は流石に使わなかったけど、使っても厳しい戦いになっていた気がする……。
「ありがとう。神族の成長速度を考えれば君にも早々に抜かれるかな?まだまだ励まねばな」
息を切らせて膝をついた私にルイスがそう声を掛け、摸擬戦は終了した。
この人、まだ強くなる気なんだ……。
でも、ルイスからは形振り構わず力を追い求めるような悪い感情は全然感じないから、多分大丈夫なのだろう。
摸擬戦の後で支援隊の副官さんが教えてくれたけど、ルイスはバベリア王宮で一時期王宮最高勇士の座に立ち、勇士の頂点にいたらしい。
今はもっと強い人が王宮最高勇士になっているってことだと思うけど、今の王宮最高勇士がどれだけ強いのか想像もつかないよ……。
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支援隊の人達と一緒にキノアの炒め物と簡素なスープを昼食として食べた後、「今日は教皇派の勇士を村で見かけていないのを確認しているので、私達と共に村の見回りをする業務を依頼しても良いでしょうか?」と副官さんにお願いされたので、アドリアンも大丈夫だと頷いているのを確認し、彼らのお仕事を手伝うことにした。
初めは村を見て回るだけなんだって思ったけど、町や村で悪いことをしていないか見て回る人の目があることで、実際に犯罪を犯す人を減らすことができるってアドリアンが教えてくれた。
でも、見回りを切り上げるタイミングでおばあさんから手提げ袋を取っていった盗賊が一人居たので、アドリアンと挟み撃ちにして捕まえちゃった。
支援隊の人達から私はまたお礼を言われ、盗賊さんは彼らからお説教を受けながら詰所に連れられて行った。
盗賊さん、もう悪いことはしないでね。
見回りが終わった後はアドリアンの案内により、以前アドリアンがお世話になったというジーヴ村の地主さんの所を私は訪ねている。
地主さんは年老いている人で、明日私達に孤児の面倒や勉強を見たり遊び相手になってほしいと依頼をしてきた。
孤児って人間の子どもだよね。
私、ちゃんと子どものこと、見てあげられるかな……?
アドリアンと過ごす一週間の六日目、昨日と同様にフレアに乗せてもらい、ジーヴ村へひとっ飛びで到着する。
アドリアンと一緒に孤児達が暮らしている孤児院に向かい、事前に聞いていた通り私達は孤児の皆の面倒を見ることになった。
地主さんの使用人は外で遊ぶ孤児達を見ており、アドリアンは勉強をしたい孤児達を手伝っているみたい。
私はどうすればいいのかすぐには分からずちょっとオロオロしちゃったけど、「一緒に遊ぼう!」って誘ってくれた子達に手を引かれ、皆とおもちゃで遊んでいる。
木でできた手製のおもちゃが良く遊ばれているみたいだけど、このおもちゃ、昔アドリアンが手作りで持ってきたものらしい。
けん玉はちょっと難しかったけど、木トンボって呼ばれているおもちゃはくるくる回って飛んでいくのが面白い。
私と一緒に遊んでいる子のアドバイスを受けながらやると、もっと遠くに飛んでいくのでなんだか楽しくなる。
孤児の子達は私より上手に木トンボを飛ばしていたけど、このおもちゃで私よりもいっぱい遊んでいるから、それも当たり前かもしれない。
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さつまいもを使った簡単な昼食を孤児達や使用人さんと一緒に食べた後、私はまたしばらく皆と一緒に遊んでいる。
……あ、アドリアンが皆に本を読んであげている。
どんな話なのかな……。
「お姉ちゃん、お話が気になるの?」
「じゃあ、私達と聞きにいこう!」
……うん。ありがとう。
さっき一緒に遊んで友達になった孤児達にまた手を引かれ、この子達と一緒にアドリアンの近くへ腰を下ろす。
アドリアンが話す物語の内容を楽しみながらも、少し疑問に思うことがあった。
私は友達の孤児達と手を繋いだけど、この子達と手を繋いでもアドリアンと手を繋いだ時に感じた胸を締めるようなあの感覚がしないのはどうしてだろう?
……どこかでアドリアンとまた手を繋いで確認してみようっと。
アドリアンの読み聞かせがひと段落した後、彼と使用人さんは夕食を作りにいき、私は孤児達と色々おしゃべりをしている。
「ねえ、お姉ちゃん。あっちのお兄ちゃんのことは好き?」
友達になった孤児の子達が尋ねてくる。
勿論アドリアンのことは好きだよ。私の友達だもの。
「じゃあお姉ちゃん、あのお兄ちゃんのどこが好き?」
今度は別の子が聞いてくる。
アドリアンの好きな所?ええと……。
私の手を優しく引いてくれる彼の手が好き。
くっつくと安心できる彼の背中が好き。
私のことを見つめる綺麗な青い目が好き。
彼の笑っている顔、優しい顔、考え込んでいる顔、真剣な顔……全部好き。
森の外のことを色々教えてくれたり経験させてくれる所が好き。
私の人形達のことを大事にしてくれる所が好き。
私にくれたお布団みたいに、ううん、お布団よりも暖かい彼の心が好き。
他にも、たくさん、たくさん……。
……アドリアンの好きな所、いっぱいありすぎて……上手く言えない……ごめんね……。
……この他にも、住んでる所とか、ちょっと誤魔化して話さないといけない質問がいくつかあったけど、それでも皆と楽しくおしゃべりできたと思う。
最後はアドリアン達が作ったお魚のいっぱい入ったお鍋を皆で食べる。
……うん、昔孤児院にいた釣りの上手な子達が届けてくれたお魚、とっても美味しいね。
周りの子もニコニコしながら食べている。
夕食を食べ終え、片付けを済ませた後は孤児院の皆に見送られながら村の外に出た。
あ、フレアが飛んできてくれた。
今日も彼に帰りまで送ってもらっちゃった。
あと、孤児院の子達、皆いい子だった。
友達もできたし、また来たいな……。
アドリアンと過ごす一週間、その最後の日、これまでと同じように霧の森で彼と合流する。
「今日は最終日だし、これまで頑張ってくれたお返しに、一緒にシューベト山にピクニックにでも行こうか」
今日は依頼をこなしたりはしないんだね。
ピクニック……お散歩して、景色や外での食事を楽しむことだっけ……。
うん、誘ってくれてありがとう。
あ、そうだ。友達となった孤児達と、手を繋いだ時の違いを確かめるんだった。
そう思った私は、アドリアンと手を繋いでみる。
……うん、アドリアンと手を繋ぐとピリピリッとした感じがして、胸の奥がキュンってする。
それなのに嫌な気持ちは全く浮かばず、むしろ、ついつい何度も感じたくなる不思議な感触。
私にとって、アドリアンが特別だからってことなのかな……。
どう特別なのかがまだ分からないけど、そんな気がする……。
「ええと、出発しても大丈夫かい?」
いけない。
黙って手の感触を確認したり楽しんでいたりしてたから、アドリアンをちょっと心配させちゃったかも。
アドリアンの言葉に頷き、私は彼と手を繋いだままシューベト山へ出発した。
アドリアンと楽しくお話しながら、私達はシューベト山の山頂に到着した。
カルダリア山の山頂がここからなら見える。
それに空も澄み渡っていて気持ちいい風が吹いている……。
暫くアドリアンとお話をした後、アドリアンの敷いたシートに私達はいつものように並んで座り、彼が持ってきてくれたサンドイッチって料理を口にする。
どのサンドイッチも色んな食材が挟んであって見た目も綺麗。
見た目だけじゃなくて、味も美味しい。
周りの景色を眺めながらお気に入りのサンドイッチを教え合ったり何でもないことを話す、とっても幸せな時間。
おしゃべりしながらゆっくり食べているつもりでも、あっという間にサンドイッチを食べ切っちゃった気がする。
楽しい時間は過ぎるのが早いってどこかで見た気がするけど、その通りなんだろうね。
「アイールディ、この一週間、依頼や人助けに付き合ってくれてありがとう」
アドリアンが私にお礼を言っている。
お礼を伝えたいのは私の方なのに。
私だけでは経験できないこと、彼が誘ってくれたおかげで沢山出来た。
今の昼食のように、アドリアンと共に過ごしたこの一週間は、全てが驚くほどの早さで過ぎた、私の宝物だ。
「そう言ってもらえるとありがたいよ。でも、嫌な気分になった日だってあるだろう?」
三日目のことを言っているなら、アドリアンは何も悪くないから別にいいの。
それに、三日目の村落で会った人達とのやり取りも必要なことだったと思う。
あの一幕と、あの後のアドリアンとの会話があったからこそ、私の心と自分が進みたいと思える道が、きちんと定まったと思うから。
私はアドリアンに改めて声をかけ、まだ彼に言っていなかった、私が心からやりたいことを口にする。
「私、アドリアンのこと、手伝ってあげるね。アドリアンが目指す世界を作れるように」
こんなに素敵な日々をくれたアドリアンの作る世界で私は生きたいから、これからもアドリアンと一緒に歩んでいく。
そんな願いと誓いも込めつつ、私は彼にそう伝えた。
「無理はしなくても大丈夫だよ。手伝いたいって気持ちや応援してくれるだけで充分嬉しいからね」
でも、アドリアンの求める世界を作る手伝いが、私の一番したいことだから……そうアドリアンに返事をしようとしたけど、その前に続けて彼はこう言った。
「あと、明後日は他の神族の所に案内するけど、ちゃんと覚えているかい?」
……………………あ、それ、すっかり忘れてた。
現在も向上心を失わず鍛錬を続けている心身共に万全のルイスは、魔女の泉3 Re:Fine クリア後に戦うジャスティスを上回る強さとします。