夢叶って画家になれた転生主は、ともかくブルアカ本編に関わりたくない 作:木暮鬼一
栢間エスミがワイルドハント芸術学院にやって来て、早くも数週間が過ぎました。
当初は数多の芸術作品で溢れかえっているワイルドハント自治区の光景を前にして、毎度のごとく嬉しそうに目を輝かせては興奮した姿を周囲に見せつけていたエスミでしたが、流石にそう何日も同じ場所で過ごせば次第に彼女の目も慣れてきます。
故に今となっては例え魅力的な芸術作品がそこにあろうとも、不意に視線がそれに持っていかれ感嘆の溜息が出る程度で済むなど、美術狂いのエスミにしてはこれでも中々だいぶ落ち着いていました。
とはいえ、です。
そもそもの話、彼女はなにも観光目的でワイルドハント芸術学院に来たわけではありません。
あくまでも立場上はトリニティ総合学園からやって来た〝短期留学生〟。
つまるところ、一応ワイルドハント側からは客人として迎えられているものの、本来はトリニティにはない未知の学びや文化をその身で経験し、それをエスミにとっての故郷であるトリニティに持って帰って来るという大事な使命があるのです。
別に遊ぶつもりでワイルドハントに来たのではありません。
まあしかし、そうは言うものの結局はこの志ある目的も世間の目を誤魔化すためのただの建前であり、実際は百合園セイア襲撃の件を受けてひどく心配性になってしまった桐藤ナギサが、せめてエスミだけでも安全な場所に避難して欲しいという一心から急遽予定をたて、半ば強引に実行されたものなのですが……。
それこそ既に芸術界においては最高峰に君臨しているといっても過言ではないエスミを、いくらこのキヴォトスで最も芸術が盛んな学園だからといって今更ワイルドハントに短期留学させる意味がありません。
一応、ナギサのこの突拍子もない行動を擁護するのなら、名うての画家として大活躍している経験豊富なエスミを通すことで、トリニティとワイルドハントの交友をより深めるという政治的な狙いがあるのかもしれませんが、だからといってその理由で周囲が納得するかと問われれば否と答えましょう。
しかしどちらにしろ、原作に極力関わりたくないエスミとしては、このままワイルドハントに滞在することで例のエデン条約編に自分が介入しなくて済むため、むしろ彼女個人としては非常に喜ばしい状況です。
よって、これといった邪魔者が出てくるわけでもないこの平穏なワイルドハントにて、エスミは自身の創作活動に今まで以上に専念し、毎日ひたすら己の腕を磨くため創作に励んでいました。
そして、エスミがそんな日々を送ってしばらく経った頃。
トリニティ随一の画家とも謳われているエスミが短期留学生としてワイルドハントに滞在しているという話は、月日が経過した事でこの自治区に住む者ならもはや誰しもが知るところとなり、当然と言うべきか希代の画家であるエスミから是非とも教えを受けたいという生徒がちらほらと現れるようになります。
もちろんエスミはこれでも元美術部部長として後輩たちを指導し、かつ愛弟子がいる立場でもあるので、芸術家として培ってきた経験や貴重な技術を他者に授けることに対し抵抗感など全くありませんでした。
ですので、初めの頃は『私の教えで優秀な芸術家が誕生してくれるのなら本望』と言わんばかりに快く、むしろエスミのほうから率先して教えを求める生徒達の相手をしていたのですが、元よりトリニティとは違ってここワイルドハントでは在籍している生徒のほぼ全員が優れた芸術家を目指す卵となります。
当然、そうは言っても絵画を専攻していたり、音楽や演劇、文豪や声優などで事細かく分野が別れ、生徒の数もそれに強く左右されていたりはします。
それでも数十人しか部員がいないトリニティの美術部に比べれば、エスミの教えを求めているのが例え絵画を専攻している生徒だけであったとしても、その数は学園の数クラス分に匹敵するなど圧倒的です。いわば数ある部活動の1つでしかない美術部と、学園そのものが専門分野に特化している美大を比較しているようなもの。
故に教えを求める生徒、その全てを相手するのはいくらエスミでも無理な話であり、彼女達の相手をするだけで貴重な創作の時間がみるみる減っていくという有様でした。
加えてエスミは人柄も良く、容姿に至っては同性すら魅了する絶世の美少女で目の保養にもなり、かつ教えも上手ときたものですから彼女の下を再び訪れるリピーターは続出し、その数は日々を経るごとに減るどころかむしろ増える一方。
おかげで当初こそ、エスミのこの献身的な活動に温かい目を向けていた専属警護のミリアも流石に『これではエスミさんの自由が奪われるだけですね』と割と深刻そうな表情で判断。
その後すぐ、自身の〝寮監隊の幹部〟という立場を利用した彼女は、ワイルドハント生徒達による終わりの見えないこの悩み相談ブームがエスミの創作活動の妨げになると公に発表し、これらの行為を今後一切禁止してしまうのでした。
実際、もはや悩み相談とは関係なく、単純にエスミ狙いで近づく生徒も大多数存在していた為(邪な下心を持つ生徒、エスミと親密になりたい生徒など)今となってはミリアのこの決断はある意味で正しかったと言えるでしょう。
まあしかし、肝心のエスミ本人はこの悩み相談ブームが自身の創作活動の妨げになっていたとは一切感じておらず、むしろ『ワイルドハントの生徒達は、みんな向上心があって素敵だね』と彼女達の積極的な姿勢を褒めるなど、あまり気にしていなかったようですが。
自身の人生全てを芸術や美術に捧げている彼女レベルの狂人となると、どうやらこの程度の騒ぎ、そう気に悩むほどの話では無かったのかもしれません。
もっともエスミの創作活動の時間が削られるだけならともかく、中には芸術など関係なく彼女狙いで近づいていた生徒がいたのは事実です。
彼女の美貌やその身体を舐めまわすように見ていた生徒や、さり気無くプライベートな質問を投げてエスミの秘密を手に入れ、あわよくば急激に距離を縮めようとする生徒など、その種類は非常に様々でした。正直、画家としてだけではなく、モデルとしても十分に活躍出来るほどのプロポーションを持つだけに留まらず、他人に好かれるような人柄の良さもあるので無理はありません。
恐ろしいのは、その全ての行動に〝あの〟エスミが気付くことが無かったということです。
というのも、こと美術や芸術のことになると感情を剥きだしにし、挙句には敵対した者に対して容赦ない制裁を与えてしまう美術過激派筆頭のエスミですが、それらの行動や空気に過敏になる反面、自己警戒心が酷く薄れてしまうという致命的な弱点を持っていました。
それこそ政治闘争や陰謀、権謀術数などに明け暮れているトリニティで長く過ごしていたことで感覚が鈍ってしまったのか、普段のエスミなら他人の目や動きに敏感になっているはずが、美術が関わると途端に弱体化してしまうのです。
とはいえ流石に異性や大人などから向けられる露骨すぎる視線、または言動などであれば嫌でも気付くものですが、ワイルドハントは芸術に特化している学園であるため、そこに通う生徒ならみんなして芸術に真剣であるに違いないと先入観をもってしまっているようで、どうも今のエスミはトリニティに居たころに比べて無防備すぎる姿を晒してしまっていました。
ちなみにミリアとしては『エスミさんは美術が関わってしまうと自己警戒心が酷く下がってしまう、という事がよく分かりました』と、彼女の専属警護担当として改めて留学中のエスミを外敵のみならず、学園内部からも守り抜く決心をしたのでした(ミリアもまたエスミを狙う彼女達と同類なのでは、という疑問はさておき)。
さて、そんなエスミの専属警護としてミリアが常に周囲に目を光らせるようになってしばらく後、当初こそ悩み相談が禁止されたことに反感を抱いていたワイルドハントの生徒達でしたが、流石に寮監隊に喧嘩を売ることへの躊躇いと、短期留学という形でワイルドハントに来てくれたエスミの邪魔をしてはいけないという事情(最悪、今後もう二度と来てくれない可能性もあるため)から考えを改めるようになり、その動きも次第に沈静化していきました。
これにて、ようやくエスミの平穏が再び訪れた……と思えたその時、運命の悪戯または神の気まぐれとでも言うべきか、事態はまたもや急変するのでした。
「お、お願いしますっ!!……どうか、どうか私に、エスミさんのように人を魅了することの出来る絵の描き方を、その術を教えてください‼ お願いします!! この通り、後生ですから‼」
その日、事情があってミリアが1日だけワイルドハントを不在にしている中、専属警護がいないという事情から仕方なく部屋に籠りおとなしくしていたエスミの下に、ある1人のワイルドハント生徒が事前連絡もなしに突如として押しかけて来ました。
またその生徒はまるで泣きつくような……いえ、事実として目に涙を浮かべているので本当に泣いてはいるのですが、突然の訪問にも関わらず嫌な顔一つせず姿を現したエスミの前で勢いよく土下座をするという驚きの行動を取ったのです。
「待って……これは何事?」
一方で部屋から出た途端、目の前で完璧なまでの土下座(しかも相手は泣いている)をされ、加えて頭に直接響くような大声を出されたエスミはと言うと、この場の状況を全く理解出来ず、目を何度か瞬かせながら酷く困惑しているのでした。
≪1-2≫
「ほら、タオル貸してあげるからその涙を拭いて。あとこれ、私が淹れたコーヒー。苦いけど飲めそう?」
「うぅ……面目ありません……エスミさんの匂いがするタオルを、惨めにも涙を流した私なんかが汚してしまって……あとコーヒー、ありがとうございます。正直、凄く緊張して舌が全然機能してないので、甘くても苦くても普通に飲めると思います…………うっ……にがいですぅ……ちゃんと私の舌、生きてました……」
「そ、そう。別にタオルぐらい替えは沢山あるから好きに使っても良いからね。あと、やっぱり苦いならそのコーヒーは私が貰うよ、そう無理して飲まなくても大丈夫だから。コップ熱いでしょ? そっと渡してね」
「ありがとうございます……ぐすんっ……やっぱりタロット占いの通り、エスミさんを頼って正解でした……こんなにも優しい方だなんて……あと凄く美人ですし」
「流石に部屋の前で土下座されたまま泣かれたらね……というより、タロット占い?」
「ううぅ……やっぱりエスミさんは現代に生きる魔女なのかもしれません……こんなにも私に囁いてくれる言葉だけで気持ちがポカポカと温かくなるなんて。これも魔法ですか? つまり言霊魔法ですよね?……やっぱりあれだけ人を惹き付ける神秘的な絵を生み出せる方となれば、魔法の1つや2つ使いこなせて当然なんですね……流石です……あっ、今度は感動のあまりまた涙が……このままだと貸して頂いたタオルが私の涙を吸い過ぎて雑巾になってしまいます……」
「ま、魔法? 魔女? いや、それよりもまたポロポロと涙を流して……ああほら、今度は私がそっと拭いてあげるから動かないで。そんな乱暴に使ったら顔が傷つくから……あと、雑巾になるレベルで泣かないで」
「ひいぃぃっ……顔がっ、顔が近いですっ……今度は魅力の魔法ですか!? 絵画だけじゃなく、その美しさで直接私を堕とすつもりなんですね‼ 凄いです、流石はエスミさんです‼ でもその魅力魔法に打ち勝ってこそ、私は芸術を極める見習い魔女として次のレベルに上がれるに違いありません。さあ、どうぞお願いします!!」
「……一体何なの、この子……」
あの後、言葉で説明するのなら文字通り土下座したまま泣き出してしまったこの生徒を仕方なく部屋に連れ込み、この通りエスミが色々と慰めながら時間だけが過ぎていました。
それなりに精神的に思い詰めてしまっていたのか、最初は自身の気持ちを落ち着かせるのが中々出来ていなかった少女でしたが、あれから時間も経ち、加えてエスミが傍に寄り添ってあれこれと手を尽くしてあげると、ようやく普通の会話が出来るほどにメンタルが回復してくれました。
もっとも、ちゃんと会話のキャッチボールが出来ているのかと問われれば、難しい話にはなりますが。
ちなみに少女の名は白尾エリというらしく、このワイルドハント芸術学院に通う2年生ということでした。
やけに大きいとんがり帽子を被っているので、先ほどからエリが口にしている『魔女』という言葉を考えるに、どうやら現代を生きる魔女になりきっているつもりなのか、はたまた本当に魔女なのか。
生憎とエスミはその手の話を全く耳にした事が無いので分かりませんが、もしも実在する魔女なら正直自身の手には負えません。
自分が助けになれる分野は芸術や美術であって、そういったオカルトでは無いのです。
とはいえ、まずは話を聞かない限り判断は下せません。
エスミは優しくタオルを動かしながらエリの目元にある涙を拭きとってあげると、そのやや赤みを帯びた瞳を見つめながら口を開きました。
「ひとまず、君……どうしてわざわざ私に会いに来たの? さっき色々と独り言のように話していたけど、ようは悩み相談の一環で私から絵を学びたいの?」
キュッと目を細め、少女の顔を直視します。
するとエリと名乗る少女は恥ずかしそうに頬を赤く染めながら視線を外すと、片手でそっと帽子を握りながら『は、はい』と短く返事をしてくれました。どうやら、本当にエスミから絵を学ぶために来たようです。
となると先ほどの『魔法』やら『魔女』といった言葉はどういう意味なのか、と続けて気になる所ですが、ひとまずエスミは彼女に言うべきことがありました。
「確か君の名前は、白尾、だったよね……白尾、ワイルドハントに在籍している生徒なら既に知ってると思うけど、絵に関する悩み相談を私に直に持ち掛けるのは、寮監隊によって正式に禁止されているはずだよ」
「うっ……そ、それは……はい。もちろん存じています……」
「私のルームメイトが、その寮監隊の幹部ということも当然知ってるよね。というか、本人が嬉しそうに公言していたぐらいだから、知らないはずが無いと思うけど」
「……はい……」
「今日は向こうの事情で一日だけ不在にしているけど、そんな彼女が運悪く不在にしている中、私の下を訪れたということは……わざと狙ってやって来たと捉えるけど、間違いはない?」
「……」
帽子を掴む手に力がはいり、エリの視線がさらに泳ぎ出します。
即座に否定しないところを見るに、エスミの言う通りなのでしょう。ですがよく考えたものです。確かにミリアは専属警護としてエスミの傍を離れることは決して無く、不用意に近づく者に対して一定の牽制を仕掛けては向こうが安全かどうかを逐一判断しています。
いわばエスミ専用の門番。
本来なら、彼女を超えない限り、エスミには全く近づけないのです。
そんな門番としての役目を担っているミリアが不在である今日は、珍しくエスミへの直行ルートが開通しているような状況なのですから、エリがそれをチャンスとして捉え、こうして事前連絡もなしに押し掛けてくるのはむしろ当然と言えるでしょう。
(でも、ミリアが今日一日だけ不在にしている件については寮監隊の幹部にしか知られていないはずなのに、この子はどうしてそれが分かったのかな?)
不思議そうに首を傾げたエスミでしたが、まあ今はそれを考える必要はありません。
問題なのはエリが取ったこの行動がそのうち外部に知られてしまい、寮監隊のお世話になってしまうことです。別にエスミ個人としては芸術や美術に関する悩みで、直接自分に助けを求めて来ることについて怒ったり、咎めたりすることはありません。
むしろ彼女の助けになるのであれば、喜んで手を貸すつもりです。
しかし寮監隊によって正式に禁止行為として定められている以上、そう諸手を挙げてエリを歓迎する訳にはいかないのです。禁句を破ることで、その責任を取るのは間違いなくエリ自身なのですから。
エスミは涙を拭き終えたタオルを丁寧に畳むと、続けて片手でエリの肩を優しく叩きます。
「まあともかく、別に私は君が取った今回の行動についてあれこれと責めるつもりは無いよ。こうして直接来てしまった以上は、ひとまず君の悩み相談に協力してあげる。このまま無下に追い返して、後々から寮監隊に叱られて普通に終わりなんてことがあったら、何も得をしないまま君が悲しむだけだからね。ひとまず、今は君にとっての得を優先しようか」
「……エスミさん……ぐすっ……あ、ありがとうございます……」
「ふふっ、また泣きそうになってるよ? ほら、また拭いてあげるから顔を向けて。ねっ?」
「うぅ……すみません……」
クスクスと笑いながらエスミが再びエリの目元をタオルで拭いてあげる中、彼女は言葉を続けました。
「それで、上手く絵を描くために私から絵を学びたいようだけど、そもそも君の得意分野は何か聞いても良い? 油彩? 水彩? それともパステル画とかペン画の方かな? 私、これでも画法はそれなりに全て習得している方だから、どんな技法でもちゃんと一から丁寧に教えてあげるよ」
「……あ、あの……その……出来れば、ぜ、全部です……」
「全部? これはまた……随分と強欲だね。そうなると流石に1日で全て教えるのは無理かな。白尾、頑張って何か1つに絞れる?」
エリは一瞬だけ視線をエスミに向けると、そのまま再び視線を外しました。悩むでしょう。仕方ありません。
しかしこのままでは流石にいけないと、その場で何やら深く考え始めるエリ。やがて時間にして数分が経過した時、彼女なりにしっかりと覚悟を決めたのか、今度は強い決意を宿した目をエスミに向けるのでした。
「エスミさん。お願いがあります……この私を、エスミさんの愛弟子にしてください‼ お願いします!!」
「……はい?」
おっと少し話の流れが変わったぞ、とエスミはその美しい顔を斜めに傾けました。
割と現時点では関係の無いどうでもいい話ですが、例のエスミのR18版小説の話。
ネタだけは考えてずっと寝かせていたやつで、どういうわけか気付いたらエスミの相手候補の生徒が4人いるという摩訶不思議状態となっており、そのうちアンケートという形で次回の話においてエスミの相手をどの生徒にするか候補を募らせていただくかもしれません。
※こう言ってはあれですが、普通にしないかもしれません。
ひとまず今のところ名は伏せますが、
・トリニティの歩く18禁
・トリニティの糸目
・トリニティのゴリラ
・ヘビメタ好きの猫好き
以上の4名が候補リストです。
そもそも1人だけトリニティ生徒では無いですが、一応IF世界の恋人設定ということでネタとして作ってはいました。
もしも仮にブルアカ世界に転生して生徒になれるなら、どんな武器を所持して愛用したいですか?(※作者は愛用するならリボルバーしかあり得ません.)
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拳銃(M1911,グロック等)
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リボルバー(SAA、コルト・パイソン等)
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自動小銃(HK416、AK-47等)
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短機関銃(M1921、MP5等)
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小銃(M1ガーランド、Kar98k等)
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散弾銃(ベネリM4、AA-12等)
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機関銃(MG42、M249等)
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対物ライフル(AW50、ヘカートⅡ等)
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擲弾発射器(M79、ダネルMGL等)
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素手