夢叶って画家になれた転生主は、ともかくブルアカ本編に関わりたくない 作:木暮鬼一
「トリニティ総合学園の生徒の皆様、おはようございます。私は新入生の栢間エスミと言います」
背筋を伸ばし、緊張感を一切感じさせることもなく透き通るほどに綺麗な声を、彼女は発しました。
その視線はぶれることはなく、ただ前だけを見つめています。
「既に在籍されている先輩方の中には私の名をご存じかもしれませんが、中等部の頃より画家として絵画制作をメインに活動させて頂いている者になります。本日はこの伝統あるトリニティ総合学園に入学した新入生全員を代表し、こうして皆様にご挨拶をさせて頂くことになりました」
数百。いや、それ以上の千人を優に超える生徒数を抱えるトリニティ総合学園。
それだけの人数を一度に集めることが出来る施設はそうそう無く、唯一全ての生徒を擁することの出来る大ホールにて新入生の栢間エスミは一本のマイクと演台を前にして、トリニティに在籍する全生徒を相手にスピーチを行っていました。
「皆様は、気品と優雅に溢れたこのトリニティ総合学園が誇る素晴らしき生徒です。私たち新入生はその末席に加わることが出来た事に深く感謝すると共に、既に私達の先を歩まれている先輩方の背中を目指し、トリニティ総合学園の名に恥じぬ学生生活を送ることを誓いましょう」
この世には意識して注目を向ける逸材と、意識せずとも注目を浴びる逸材の2種類がいます。
栢間エスミは果たしてどちらか?
前者か、それとも後者か。その答えを明確に出せる者は恐らくこの場にはいないことでしょう。
ともあれ大ホールに集う全生徒の大多数はその一度は目を惹かれる美しく整ったエスミの顔立ちに見惚れ、他のごく一部は画家としてトリニティ自治区の全芸術コンクールで最優秀賞を手にするという偉業を成し遂げた彼女の存在に畏敬からか心を震わせていました。
「本日は、こうして皆様の前で挨拶をする場を設けて頂きありがとうございます。これにて私からの挨拶は終わりになりますが……最後に、皆様に一つだけお伝えしたいことがあります」
エスミは大ホールに集う生徒全員の顔を眺めるようにゆっくりと見渡すと、不敵にも優しく慈愛に満ちた笑みを浮かべました。
「皆様の今後に幸福が訪れますように。本日はありがとうございます」
彼女はその場で綺麗で丁寧なお辞儀を行うと、その姿を合図にホール中から拍手が巻き起こりました。それは決して暑苦しく豪快な音を響かせる拍手なんかでは無く、お嬢様な少女らしく落ち着いたごくごく丁寧な拍手でした。とはいえ千を超える数から贈られる拍手は中々、かなりのものです。
そんな割れんばかりの大拍手とでも称すべきこの状況の中でエスミは笑みを崩さず生徒に向けて小さく手を振ると、そのままステージから離れ舞台裏へと引っ込みました。
普段は絵を描くためキャンバスを相手にすることが多い彼女が今日、千を超える数の生徒を前にして拍手喝采のスピーチを成し遂げたのです。中等部から既に画家として活動し、数多の資産家からパトロン契約を持ちかけられるなど絶賛注目を浴びている新人画家という事もあってか、新入生を代表してスピーチをしてくれと今朝方に突如として頼まれたことを考えれば十分すぎる働きです。
「栢間エスミさん、スピーチお疲れ様です。素敵なお言葉でしたね」
すると疲れや緊張を表には出さないまま舞台裏に隠れるや小さく息を吐いたエスミの前に、ふとタイミングを見計らったように背丈の高いトリニティ生徒が静かにやって来ました。
彼女はティーパーティーの制服を着ていました。ただし〝下級生〟ではありません。エスミは表情を変えることなく深くお辞儀をして言葉を返します。
「ありがとうございます。わざわざティーパーティーの現ホストの方にお声を掛けて頂けるとは思いませんでした。しかし宜しいのでしょうか? 学園を運営する代表として、これから生徒のところに挨拶に行くところだったのでは?」
「あの歓喜に満ちた拍手が落ち着くまで貴女とこうして立ち話するだけの時間はあります。それこそ貴女と直にお会いするのは初めてですし、無理に新入生代表を務めるようお願いした生徒会長として、せめて感謝の挨拶をさせてください」
トリニティ総合学園は、パテル分派、フィリウス分派、サンクトゥス分派による三大派閥の共同政治によって学園運営が行われています。
中でも生徒会の立ち位置にあるティーパーティーは、それぞれの三大派閥から1人ずつ分派の代表として党首及び生徒会長を選出し、更にその3人で【ホスト】と呼ばれる最高意思決定者を一定期間交代で担当させるという独特な組織運営をしていることで有名でした。
ちなみに今エスミの前に立っているのは、この期間中のホストを担当しているサンクトゥス分派代表の生徒会長になります。
背丈は170近くと言った所でしょうか、現時点では150を超えたばかりの低身長であるエスミからすれば自ずと見上げる形にはなりますが、不思議にも彼女には高身長あるあるの威圧感が全くありません。顔つきも厳しくはなく温厚な柔らかい笑みを浮かべています。
ただし、じゃあ話しやすい人なのかと問われれば、それは違うことでしょう。
「ところでエスミさん。この学園には長きに渡って活動を続けている美術部がございます。既に中等部から画家として活動されているエスミさんにとって、この学園内に通われる以上は活動拠点が必要になる事かと思います。是非よければこちらの美術部をその活動拠点の1つとして使われるのは如何でしょうか?」
なるほど。挨拶と言っておきながらエスミに声をかけた本当の理由はこちらだったのでしょう。
いわゆる典型的な部活動への勧誘か、それとも今年の新入生の中では一番注目を浴びている生徒だから『監視』しやすいように居場所を固定させたいのか……ひとまずエスミが取る行動は決まっています。
「美術部ですか……画家として活動をしている者としては魅力的なお誘いですね。しかし既に在籍されている部員の方には、私のような本職が居座ってはむしろ却って迷惑をかけてしまう事でしょう」
「いえ心配はご無用です。幸運にも今の美術部をまとめている部長は私と同じサンクトゥス分派の者ですので、部室の拡張や個展の展示などの要望は簡単に通すことが出来ます。使用されたい画材も部費として購入することも可能です。それに、かの有名な画家である栢間エスミさんが美術部に来られるとなれば、部員の皆さんも不服に思うどころかさぞ大喜びになることでしょう」
笑みは浮かべたまま、明るく丁寧な口調ですらすらと心配無用と言葉を述べていく生徒会長。
一応立場上は3年生にしてトリニティ総合学園の事実上トップに居座る人物が、まだ入学して初日の後輩を相手にこの態度です。普通の人から見れば後輩に対して愛想がよく、世話好きな生徒想いの生徒会長と思えるかもしれませんがエスミはそうは感じませんでした。
さてどう言葉を返そうかと考えると、丁度そこへ会場の拍手が収まったのを確認したスタッフの生徒が生徒会長である彼女に登壇の声をかけたことで2人の会話はここで終了となりました。
「あら、もう行かなくては……ではエスミさん、名残り惜しいですが私はこれにて失礼します。もし先ほどの提案に対する答えが決まりましたら、是非とも直接私にお声掛けください」
部下を通すでもなく、直接自分のところに伝えに来て欲しいとお願いをした生徒会長に眉をひそめたエスミでしたが、立ち去る瞬間に彼女は『実を言うと私、貴女の大ファンなので』とこれまた綺麗な笑みを浮かべました。
つまり芸術家であるエスミともっと話をしたいから直接会いに来てほしい、という事でしょうか。早速ながら学園内でファンを獲得したようです。相手は生徒会長様ですが。
「それでは本日はお疲れ様でした。このトリニティ総合学園の学園生活、是非ともお楽しみください」
果たしてその最後の言葉にはどんな意味をこめているのか、エスミは返事を返さずただ丁寧にお辞儀をして生徒会長の彼女を見送りました。
「……サンクトゥス分派の現ホストに、そのホストと同じ分派が部長を務める美術部、か」
そして顔をあげたエスミは面倒な話を聞いてしまったなと言わんばかりに表情を歪ませると、遠くで聞こえる現ホストの少女を迎える生徒達からの拍手の音を背後にその場から静かに離れるのでした。
《1ー2》
「なるほど。それはつまり、サンクトゥス分派への事実上の勧誘ですね」
「まあ、私もそう思ったよ」
さて時と場が変わり、現在エスミは色々あって知人関係を築いてしまったブルアカキャラの1人、桐藤ナギサを相手にサンクトゥス分派の生徒会長と交わした会話をネタにして彼女と共にお茶会を楽しんでいました。
およそ半年以上も前。ワイルドハント芸術学院に転校する気満々だったエスミの下に突如として押しかけ、エスミのトリニティ残留を希望するナギサとのやり取りの結果、彼女に対する恩と複雑な心境からブルアカ本編に巻き込まれる寸前まではトリニティ総合学園に通い続けることを決断したエスミ。
ただ、どんな勘違いが発生していたのやら実はエスミとナギサは1年歳が離れており、彼女はゲーム本編が始まる前に卒業し自然と舞台から退場する立場にあると判明するのでした。
とはいえ退場出来ると言ってもそれは〝何も問題がない〟場合の話であり、既にブルアカキャラの中には18歳として留年か停学によって学園に留まっている生徒がごく一部存在しています。
具体的な理由は言及こそされていないものの、下手をすればエスミも彼女たちと同じように本来は卒業しているはずが何らかの理由で留年し、そのままブルアカ本編に巻き込まれる恐れがあります。それは避けるべきです、何としても。
ちなみに年下であることが判明した桐藤ナギサですが、こちらはエスミと共にトリニティ総合学園に通うことを夢見ていたため、まさかの1歳差という現実に軽くショックを受けていました。
仕方ありません。
ナギサがようやくトリニティ総合学園の高等部に進級した頃にはエスミはもう既に2年生になっている訳で、共に学園に通える期間は僅か2年間ほど。しかも年上である彼女が一足早く卒業してしまうのです……彼女が無事に卒業出来るのなら、の話にはなりますが。
また運が悪いことに互いの年齢の件が発覚する少し前に、共にトリニティ総合学園に通う条件としてエスミは彼女に『高等部に進級しても不必要に関わらない』ことを呑ませていました。
つまり高等部に進級した今のエスミに、ナギサはよほどの理由が無いかぎりは関わってはいけないという事です。
単純にこれは『ナギサとの親交をなるべく深めたくは無いけど、でも力にはなってあげたい』と考えたエスミによる最低限の条件になるのですが、後に年齢の件を理由にナギサが強く抗議したことでこの条件は彼女が高等部に上がるまでは実質無効となりました。
まあ条件を呑まされたナギサ本人からすれば、只でさえ進級に1年もの遅れを取るというのに、その期間中は自由にエスミに会うことすら許されないのは拷問にも等しい訳ですから訴えるのは当たり前です。エスミは少々不服のご様子でしたが。
では、ここで話を整理しましょう。
避けたかったトリニティ総合学園には結局のところ通うが、運が良ければそのまま卒業して舞台から無事に退場できる。
現在中等部のナギサはまだ自由にエスミに会いに行けるものの、彼女も高等部に進級すれば条件通り不必要に関わる事は無くなる。
以上の状況が今後どう転ぶのかはさておき、今のところはエスミにとって利益とも不利益とも言えないのは確かになります。
ひとまず、あまり先行きを不安がるとせっかく念願の画家になれたのに満足に活動することが出来なくなるので、エスミは現状に関しては軽く諦めることにしています。
故にこうして『エスミさんの入学祝いです!!』と嬉しそうにお茶会を開いてくれたナギサに付き合ってあげているのも……まあ、気まぐれの一つなのです。
それこそ彼女に絆されたから、とか。行きつけの美術館の年パスを彼女から入学祝いでプレゼントされたから、とかでは断じてありません。いやホントに。
「……ところで桐藤。この紅茶、美味しいね。いつも用意している紅茶とは少し違うみたいだけど?」
さてここで、ナギサが用意してくれたお茶の香りと味を楽しんでいたエスミは、ふといつも味わっている紅茶とは何かが違うことに気付きました。庶民なので大して紅茶に詳しい訳ではないのですが、既に何度も開かれたお茶会に参加し続けたせいなのか、多少は味と香りの違いに気付けるようになった故の発言でした。
答えを得るためテーブルを挟んだ向こうに座るナギサを見ると、クスッと満足そうに微笑んだので正解なのでしょう。
「お気付きになりましたか? そちらは先週新たに取り寄せた新茶になります。従来とは違って少しだけ苦みを加えているので、大人びたイメージの強いエスミさんには丁度良いと思い購入しました。お気に召されたようで嬉しいです」
「そうだね、気に入ったよ。大人びているかはともかく、今度からはこの新茶を私に用意してもらっても大丈夫?」
「ええ、喜んで」
これで1つ、美術以外で彼女の好みを把握出来たとナギサは内心ほくほくと喜びましたが、そこへ不満そうな声がナギサの隣から入ってきました。
「ナギちゃん……私はこれ苦手かも……まずい……」
「はあ……ですから、これは苦いので貴女には違う紅茶を差し出すと私は準備する前に言ったはずですよ?」
「だって、私もエスミちゃんと同じ紅茶が飲みたかったんだもん……どうして2人とも平気なの……うう、苦いのがまだ残ってる……」
ピンク色の髪をゆらゆらと揺らしながら『にがーい』と声を出しながら舌を出す少女。
呆れたように、でも仕方ないなと思いながらナギサが水の入ったコップを静かに差し出すと、少女はそれをすぐに飲み干しました。
「……んっ、ぷはっ……うん、苦いの無くなった!! 水はやっぱり美味しいね☆ せっかくだしどの水が一番美味しいか3人で考えてみない? 名付けてお茶会だけにお水会‼ きっと楽しいよ!!」
「凄いね。最初の1回目でお開きになりそうな内容」
「そんなこと言わないでエスミちゃん⁉」
比較的クールで落ち着いている美少女がエスミで、冷静で穏やかな美少女がナギサと称するなら、今ここで元気にこの場を賑やかしているこの少女はきっと天真爛漫な美少女と称するべきなのでしょう。
そんな少女の名は、聖園ミカ。
トリニティ総合学園に通うブルアカキャラの1人であり、桐藤ナギサの幼い頃からの幼馴染になります。どうやら今回はナギサに誘われたらしく、彼女もこのお茶会の席に参加していました。
ちなみに会う頻度こそナギサに比べれば遥かに少ないものの、エスミは1年も前にミカと出会っています。無論、ただ偶然会ったのではなくナギサの紹介によってです。
幼馴染ですから友人を紹介されるのは当然ですし、エスミ自身彼女に会うことは半ば覚悟していたので正直『仕方ないよね』と割り切っていましたが……流石に元気すぎます。本当に中等部?
また余談になりますが、今のミカは本編よりも3年も若いので背丈はまだまだ低いですし頬もだいぶもっちりとしています。以前、ぷにぷにと突いた事があるので間違いありません。
というより、現在進行形で唐突にエスミが突いていました。こう、ぷにぷにと。
「ちょ、ちょっとエスミちゃん。そんなに私のほっぺを突かないでー!!」
「ごめん。凄く……気持ちが良くて。聖園のほっぺ、弾力がすごいね」
「そんな美人顔で目をキラキラ輝かせないで⁉」
「あの、エスミさん……良ければ、私の頬も突いてみませんか?」
間近に迫ってぷにぷにと無心でミカの頬を右手の指で突いていたエスミは、若干顔を赤くしながら隣に近付いたナギサに視線を向けます。
その目は彼女に本気か? と尋ねているかのようです。
「良いの?」
「え、ええ……エスミさんが嫌でなければ……」
「そう。なら早速」
ミカに向けていた椅子を動かし、ぐいっとナギサに近付けて身体を傾けるエスミ。何を覚悟しているのか、ナギサ本人は目を瞑った状態で彼女に頬を差し出し動きを止めています。
「じゃあ、触るね」
「お、お願いします!!」
「なんでそんな覚悟決めた顔をしてるのナギちゃん? 突かれるだけだよ?」
ぷるぷると震えるナギサを軽く一瞥して、エスミは右手の人差し指をすぅっと彼女の頬に突き出します。
ぷにゅう、とエスミの指が少しだけ彼女の頬に埋もれました。
「……これは凄い。柔いね」
人の頬というのは当たり前の話、個人差が顕著に表れるものですが不思議にもミカとナギサは共にお嬢様として健康的な生活を送り、美肌にも力を注いでいるのか(単純にまだ幼いせいか)意外にもナギサの頬もかなり柔くぷにぷにしていました。
……何だかぷにぷにと連呼するせいで頭がおかしくなりそうですが、正直これは無心でも永遠に突ける柔さです。こう、ぷにぷに……ぷにぷに。
「エスミちゃん、めっちゃ突くじゃんね」
「あ、あの……エスミさん、そ、そこまでにして頂けると……これ以上は、流石に……」
「……あっ、ごめん。突きすぎた」
最初は覚悟を決めて頬を差し出していたナギサでしたが、一向に止まる気配もなくぷにぷにと突いてくるエスミの勢いに早くも陥落し、今は顔を真っ赤にさせながら少しだけ彼女から距離を離しています。
一方でエスミは彼女の頬を堪能した指を、同じ右手の親指でこすりながら『少女の頬って凄い』と何か意味不明なことを呟いていました。
そして彼女は続けて、こんな言葉を発します。
「……この柔らかさを油彩画で表現するにはどうするべきかな……あえて厚塗りにする? それとも色を混合させて光沢を描く? 少女を描くときはこの肌の質感で他の登場人物との差別化を図るのが良さそうだけど……でも鉛筆デッサンはどう表現しようかな……」
未だに人差し指と親指をすりすりと擦りながら、この触れた肌の質感をどう作品で表現するかでエスミは1人熟考モードへと突入していました。ぶつぶつと頭の中に浮かんできた考えを口に出すその姿は恐らく初見であれば軽く驚くことでしょう。
ちなみにミカとナギサは『また始まった』と思うぐらいには見慣れている光景です。
「……エスミちゃん。女の子のほっぺを突いておいて、考えることは美術なんだね……」
「まあ……美術が大好きなエスミさんらしいですね」
まだ顔は赤いものの、突かれた頬を手でさすりながら満更でもない顔でそう呟くナギサ。その顔を少しだけ眺めたミカは溜息を吐いて肩をすくめるのでした。
「そういえば、久しぶりに3人で集まったこの機会に言っておきたいことがあるんだけど」
どうやら美術熟考モードは終了を遂げたらしく、いつも通りの様子に戻ったエスミは紅茶が入っているカップを手にして2人に声をかけました。
ちなみにこの場にはナギサが初めて用意したロールケーキが3人分テーブルに置いてあるのですが、エスミはこの茶会に参加してから今に至るまでたった一口しか食していないため、ほぼ五体満足のロールケーキが一つだけ存在しているのが目立ちます(ミカとナギサはもう完食済み)。
意外と彼女は小食なのでしょうか?
まあそれはさておき、ミカとナギサは互いに『?』を頭上に浮かべて何かを話そうとする彼女に視線を向けます。
そしてエスミは紅茶を少しだけ口に含んで飲むと、唇に付いた水滴を親指で丁寧にふき取り、2人に向けてこう言いました。
「来月、1週間ほど学園を欠席して他の自治区に出かけてくるね」
その言葉を聞きミカとナギサが驚きで目を見開くと、エスミは小さく微笑してもう一度カップに口を付けるのでした。
栢間エスミの秘密・5
・実は甘いのが大の苦手であまり口に付けたがらない。
そのため現在はエスミと茶会をする際、ナギサは甘さ控えめで苦みの強いロールケーキを必ず用意している。
ロールケーキ以外を出すという選択肢は彼女にはない模様。
※脱字報告ありがとうございます……
もしも仮にブルアカ世界に転生して生徒になれるなら、どんな武器を所持して愛用したいですか?(※作者は愛用するならリボルバーしかあり得ません.)
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