高育が如く   作:レゾリューション

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この世界の人々は頑丈にできています。


水泳と寄り道

いよいよ水泳の時間となり、更衣室で水着に着替ようと桐生は服を脱ぐ。脱いだ服から見えるのは鍛え上げられた体。大抵の人は身体を大きく見せる為に無駄な筋肉や脂肪を付けがちだが桐生の身体には無駄な筋肉が一つもなく均整のとれた、たくましい身体だった。そんな桐生の体を見て更衣室にいる女子達は驚きの目を隠せないでいると、

 

「桐生さん、あなた何か運動してた?」

 

「中学のときは帰宅部だったが運動(喧嘩)はしてた」

 

「そう....」

 

堀北との会話を終えると、

 

「すごいね!桐生さんの腹筋。何かスポーツやってたの?」

 

今度はショートカットで整った顔立である櫛田が声をかけてきた。堀北は必要最低限の会話しかしなかったので過去を詮索されない事に桐生は感謝していたが櫛田となるとグイグイくるので返答に困ってしまうのだ。

 

“ここで馬鹿正直に言うのはマズイ。何て誤魔化すか”

 

  •昔よく喧嘩をしていたからだ

  •昔、ジムで運動しててな←

  •生まれつきこうだった

 

「昔、ジムで運動しててなそこで鍛えてたんだ...」

 

「そうなんだ、凄い鍛えたんだね」

 

「ああ、そうだな」

 

櫛田との会話を終えプールサイドに着く。速く着替え終わった男子がいたが桐生が池達を静かにさせたのか彼らの盛り上がりがいまいち悪い。

 

「わあ~!凄い広さ!中学の時のプールよりも全然大きい!」

 

そうだな、男子が呟く

 

「......あれ?なんか女子少なくね?」

 

「あ......博士後ろだ」

 

「ん?」

 

 池が指を指すと、そこには多くの女子が見学として2階に姿を現したのを確認した。もしあのときのテンションで会話してたら軽蔑の眼差しを向けられるが今の見学組は機嫌が良いように見える。

 

「まぁ...普通にしていれば水着は見られるしな...」

 

池達の青菜に塩をかけられた姿を見て桐生は、

 

“やりすぎたか、けどこれぐらい静かなら迷惑しないだろう”

 

「2人とも、どうしたの?」

 

「く、く櫛田ちゃん!?」

 

2人の間に割って入るように、櫛田が顔を覗かせた。櫛田の水着姿はなかなかに刺激的て浮き彫りになった身体のライン、普段ならこの妖艶な体に目を奪われるが一瞬にして後ろの存在に目が向いた。かなり鍛え上げられた体が桐生の水着姿をより目立たせる。

 

「凄いな、桐生その体」

 

「そうか?綾小路も鍛えられてると思うが、」

 

そこに割り込んで堀北が綾小路に会話をふる

 

「......あなた、何か運動してた?」

 

「......えっ、別に。中学は帰宅部だったぞ」

 

「それにしては前腕の発達とか、背中の筋肉とか普通じゃないけど..それに..」

 

「私みたいに運動(喧嘩)で鍛えてたんじゃないか?」

 

「そうかもしれないわね...」

 

「よーしお前ら集合しろー」

 

いかにもといった感じのマッチョ体型の体育教師が集合をかけ会話は中断される。

 

「見学者は16人か。随分と多いが、まあいいだろう」

 

どこをどう見てもサボりの生徒が混じっているが咎めるようなことはなかった。

 

「早速だがお前たちの実力を見たい。準備体操をしたら泳いでもらうぞ」

 

「あの、俺あんまり泳げないんですけど......」

 

「俺が担当するからには、必ず夏までに泳げるようにしてやる。安心しろ」

 

話を聞いて、泳げないことを申し出た男子生徒は怪訝そうな顔をした。

 

「別に無理して泳げるようにならなくていいですよ。どうせ海なんていかないし」

 

「それはいかん。今は泳げなくてもいいが、克服はさせる。泳げるようになっておけば、必ず後で役に立つ。必ず、な」

 

“必ずか、これから何か役に立つ事が起きるのか?”

 

全員で準備体操を始める。それから50mほど流して泳ぐように指示され泳ぎ終えると、

 

「ほとんどの者が泳げるようだな。では早速だが競争をしてもらう。男女別50m自由形だ」

 

「き、競争!?マジっすか...」

 

「1位になった生徒には特別ボーナスをやろう。5000ポイントだ。どうだ?少しはやる気出てきただろう?」

 

「おぉ!ボーナスとかあるのかよ!」

 

運動に自信のある生徒たちから歓声があがる。

 

「一番遅かったやつには補習を受けさせるからな」

 

『えー!』

 

逆に運動に自信のない生徒からは悲鳴があがった。

 

「女子は人数少ないから5人を2組に分け、1番タイムの早かった生徒を優勝にする。男子はタイムの早かった上位5人で決勝をやるぞ」

競争に参加するのは、女子からのスタートだ。

 

「ああ...櫛田ちゃんめっちゃ可愛い...胸も結構でかいし...」

 

「桐生さんはおっかないな....胸はそれなりにあるしかっこいいけど」

 

プールサイドで女子を品定めする男子たちの間で人気を集めたのはやはり櫛田。4〜6番目で桐生といったところ。桐生の男子からの評判は余り良いとは言えない。顔立ちはいいのだが鋭い目つきと女子にしては中々高い身長、おまけに喧嘩も強いという事で敬遠しているのだ。しかしその強さと姿がかっこいいと思った人も一定数いるのでこの順位なのである。

 

「お、桐生の番だ」

 

第一レースの走者たちが並ぶ。桐生は2コース。 

桐生と一緒の走者たちは運動が得意な生徒ばかりだ。笛が鳴り、第一レースの走者たちが一斉に飛び込んだ。

 

「うお⁉︎めっちゃ早いぞ!!」

 

桐生の泳ぎは、分かっていたが物凄くパワフルで、強く波を掻き立てながら高速で進む。第一レースの中には中学で水泳部の小野寺がいたが桐生は小野寺を抜き圧倒的な差をつけてゴールした。息を乱すこともなくプールサイドにあがると桐生のもとに一緒に勝負した小野寺が駆け寄る。

 

「桐生さん!水泳部に入らない?あなたなら全国にも行けるよ!!」

 

「いや..高校は部活をする気はなくてな......」

 

あそこまで本気で勧誘するなら小野寺の目からみても相当早かったという事だろう。タイムは23秒22ぶっちぎりの1位だ。男女どちらでも凄い記録だと盛り上がる。息ひとつ乱れていないので本気だったのかどうかも分からないがそもまま第二レース。注目の選手は櫛田と堀北。どちらも美人で注目の的になっている。ただし堀北は顔がいいが性格に難ありなので、彼女を応援するものは少ない。レースが終わり涼しい顔でプールサイドにあがってくる堀北に綾小路は労いの言葉をかける。

 

「お疲れ堀北」

 

「ありがとう、とだけ言っておくわ。....桐生さんあなた喧嘩だけじゃなくて水泳もできるのね」

 

言葉に棘があるなと、綾小路は感じたが桐生は、

 

運動(喧嘩)してたからな」

 

「便利な言葉ね」

 

桐生の発言に若干呆れながら言うと綾小路が

 

「お前が素直に賞賛を送るとはな」

 

「私だって認めるときは認めるわ、なにも特技がない貴方と違って」

 

厳しいと言葉を貰った綾小路をよそに桐生は決勝に行き見事5000ポイントを獲得した。 

 

 

 

 

 

 

 

プールも終わり、今は昼休み。昼飯を終えた桐生達は、午後の授業の準備をしていた。ちなみに男子は高円寺がぶっちぎりの一位という結果を見せた。タイムは23秒22。桐生とほぼ同じくらいなのだが女子で高円寺並の速さで泳いでいる事であの二人どちらが速いのか議論になったほどであった。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

授業が終了し放課後になりそれぞれ目的の場所に歩いていく。桐生は特になにもする事もなく寮に帰り簡単な料理を作って就寝した。学校生活もそろそろ3週間が経った。今は2時間目の授業中、

 

「ぎゃははは!ばっか、それ面白すぎだって!」

 

「ねえねえ、放課後カラオケいかない?」

 

「行く行く~」

 

授業中であるのにも関わらず多くの生徒が雑談に夢中だった。真面目に授業を受けている生徒の方が少ない。

 

「うーっす」

 

午前の授業が終わり昼休みに差し掛かる頃、須藤が登校してきた。

 

「おせーぞ須藤。あとでコンビニいこーぜ」

 

池が遠くから声をかける。普通ならこんな光景有り得ないがこの学校はとことん放任主義なのか、全ての授業でこのような光景が見られる。

 

 

次の科目は社会、担任の茶柱先生の授業だ。

 

「ちょっと静かにしろー。今日は少し真面目に授業を受けてもらうぞ」

 

「どういうことっすかー。佐枝ちゃんセンセー」

 

「月末だからな。小テストを行うことになった。後ろに配ってくれ」

 

「え~そんなの聞いてないよ~。ずる~い」

 

「そう言うな。今回のテストはあくまで今後の参考用だ。成績表には反映されることはない。ノーリスクだから安心しろ。ただしカンニングは厳禁だぞ」

 

配られた問題用紙を見通す。主要5科目の問題がまとめて載っており、一科目4問、全20問で各5点の100点満点。ほとんどの問題が簡単でこれなら勉強が余り得意ではない桐生でもこの小テストなら解ける。そう思いながら最後まで問題用紙に目を通すとラスト3問だけは桁違いの難しさであることに気づいた。とても高校1年生で解けるレベルではない。時間になり小テストが回収されみんな最後の問題の愚痴をこぼしていた。そして授業が終わり放課後に夕飯の食材を買い帰路に着いた。

 

次の日の4月30日、今日は休日で制服をきて外出する必要はないのだが桐生はある疑問を解決する為に学校にきていた。 

 

“幾ら政府が作った学校とはいえあの大金はどこから来るのか聞いてみたがダメだったか”

 

桐生は茶柱先生にその疑問を話したが『今は答えられない』の一言で一蹴されてしまった。今はその帰り途中であり寄り道にコンビニに行こうとしていた。買う物は栄養ドリンク。何故桐生がそんな物買うのか?理由は桐生曰く体力や気力が回復するからだ。中学のときにお世話になっており以前コンビニで見つけたので買おうとしているのだ。コンビニ目前になり店に入ろうとすると、

 

 

 

 

 

 

 

 

サブストーリー① 足を痛めた男子生徒の依頼

 

 

「あ、そこのあなた!!」

 

「ん?」

 

突然呼び止められたが桐生は立ち止まる。見るとコンビニの前に座り込んでいるが様子がおかしい。

 

「私の事か?」

 

「ええ、あなたです。どうか僕のお願いを聞いてくれませんか⁉︎」

 

“早口で喋っているあたり急いでいるのだろう。どうするか?”

 

  •話を聞く←

  •話しを聞かない

 

“時間はあるし話しは聞いてやるか”

 

「分かった、で何の様だ?」

 

「実はこのあとケヤキモールで女の子と待ち合わせしてるんだけど別の買い物に手間取って急いで走ったんだ。けどご覧の通り足を挫いちゃって。その子にお菓子とジュースを渡さなきゃいけないのに。」

 

「なら連絡して今は無理だと言って夜に渡せばいいんじゃないか」

 

「彼女、今日しか予定が空いてないそうで急がないといけないんだ。」

 

“コイツの話を聞いて思ったがその女にパシリにされてるだけじゃないか?”

 

桐生は彼に聞いてみる。

 

「お前、その女生徒から前々から何か買ってきてと頼まれなかったか?」

 

男子生徒は驚いた目をして、

 

「なんで分かったの!?」

 

「似た様な話しを前に聞いたことがあったからだ。お前その子にあだ名をつけられたか?」

 

「そうだよ!パッシー君ってつけれくたんだ!」

 

“まんまだな”

 

「そのあだ名完全にパシリとして扱われてるんじゃないのか?」

 

「そう?だとしてもあの子が頼りにしてくれるのは嬉しいからね」

 

“一途だな”

 

「でもこの足じゃどうにも・・あの、もし時間があれば、僕の代わりにこれを彼女へ届けてもらえませんか?」

 

「私がパシリを?」

 

“パシリなんて絶対やりたくないが...どうする?”

 

  •届ける←

  •届けない

 

“仕方ない届けてやるか”

 

「分かった届けよう、届け先はケヤキモールのどこだ?」

 

「ありがとう、場所は2階の洋服店の所だよ」

 

「分かった」

 

男からお菓子、ジュースが入った袋を貰いケヤキモールに向けて足を運ぶ。

 

 

 

 

ケヤキモールに向かえ

 

 

 

ケヤキモールはここから歩いてもさほど時間はかからないが彼の為に桐生がパッシー君改めパッシーちゃんになり小走りでケヤキモールに着きエスカレーターで2階に上がり洋服店を見つけ、そこに向かって歩くと一人誰か待ち合わせをしているような人物がいた。見た目はまぁまぁ派手な格好をしていた。いわゆるギャル系というやつだ。

 

「パッシーくん、遅いなぁ。お菓子とか買って来てって言ったのにい〜。」

 

“たぶんアイツだな、なんて声かけるか?”

 

  •伝説の傭兵風に

  •いつも通りに

  •ギャル風に←

 

“アイツみたいな言葉使いで声をかけるか、そうすれば簡単に話しは進むかもしれん。”

 

意を決して、彼女のほうに向かい

 

「おっまたせ〜!待った〜?」

 

桐生ができる限りギャル系の声を出して相手に近づく。こんな声はできる限りというか、もうしたくないと思っていた桐生だが、

 

「え?...あなた...だれ?超怖いんだけど...」

 

“死ぬほど恥ずかしいな.....”

 

話が上手く進むかと思えば、めちゃくちゃ警戒されてしまった。騒ぎにならないうちに用件を伝える。

 

「パッシーは今、足を痛めているから代わりにこれを渡して欲しいと彼に頼まれたんだ。」

 

そう言って袋を渡す。

 

「ふ〜ん、そうなんだあ。ありがとー」

 

足を痛めてまで渡そうとしたパッシーを心配するそぶりもなく答える彼女に桐生はまゆをひそめ、

 

「アンタ、少しは心配をしてやったらどうだ?アイツは足を痛めてまでオマエの所に向かおうとしたんだぞ」

 

「え〜なんで?」

 

その言葉に絶句すると

 

「お〜い、どうしたの〜?」

 

後ろを振り向くと彼女の友達らしき二人がこちらにやってきた。 

 

「どうしたの?何かされた?」

 

「さっきパッシーにお菓子持って来させようしたんだけど中々来ないから怖いこの人が渡しにきたの」

 

「そうだったの〜アイツが来るの遅すぎてここ一周しちゃったよぅ〜じゃぁこれからハシ子の家でパーティーしよ〜」

 

「パシらせれば付き合えるとか思っているかな?アイツまじウケる〜」

 

コイツらはパッシー君がハシ子に好意を寄せている事を見抜きパシリに使わせているのだ。もはや鬼畜の所業である。

 

「パッシー、かわいそう〜けど次はもっと速くこさせてよね〜」

 

そう言ってこの場を去ろうとするギャル達に桐生は待ったをかける。

 

「お前ら家でパーティーする前に一つ約束しろ。もう二度とあいつをパシリに使うな。あいつの好意を踏みにじるような真似はもうやめろ」

 

『はぁ?』

 

「そんな約束すると思う?あんな使い勝手のいいパシリは、私たちにパシられた方が幸せなの〜」

 

“コイツらパッシーの事を完全に舐めているな”

 

「それが幸せか、随分とぶっ飛んだ幸せだな」

 

桐生の態度が癪にさわったのか、ギャル達は機嫌を悪くし、

 

「ちょっとアンタ、さっきからマジ調子乗りすぎじゃない?ウチらめっちゃ喧嘩強いから、ホントに怒らせない方がいいよ?」

 

「そうか、なら遠慮する必要ないな」

 

ファイティングポーズを取ろうとする桐生に対し、

 

「そういやアンタ名前は?」

 

「...桐生一葉」

 

短く答えるとギャルが思い出したような顔をして

 

「桐生?ああ、最近上級生に喧嘩ふっかけて調子に乗ってる奴よね?」

 

「そうそう、私達がいつかボコしたいって思ってたんだ〜」

 

「アンタらみたいな奴に覚えて貰えるなんて光栄だな」

 

ショッピングモールの喧騒の中、桐生は一歩前に出て、鋭い目で相手を見据えながら、指の関節を鳴らす、その音は周囲の雑音に紛れながらも、近くにいた人々の視線をこちらに向かせるには十分過ぎるようで喧嘩を見に来たギャラリーに囲まれながらギャル系女子達VS元不良の喧嘩が始まった

 

 

 

ギャル系女子

 

 

 

 

不良スタイルで桐生は応戦し一人は顔面を床に叩き付けてダウンさせ、

 

「フッ!セィ!ヤァ!」

 

もう一人を右フック、左フック、右アッパー、からの右拳による振り下ろしをする寸前、

 

“後ろから来る!”

 

「ハッ!」

 

「ウガッァ‼︎」

 

本能というレベルで桐生は頭を下げて後ろからの攻撃を避け右手を床につき左足で後ろの奴の顎に蹴りを入れ距離をとる。

自分は完全に気配を消した、にも関わらずそれを見破った桐生の評価を変えなければならないとギャルは確信する。こいつは本当に強いと、舐めてかかれば負けると、一方の桐生は不良スタイルではなくまだ使ってないスタイルを使うことにした。ある程度巻き込んでから個々で倒す方が良いと判断したからだ。片脚を力強く踏みしめ両腕を下に広げ腰を落としやや低い体勢を取る。動きは遅いが相手をバラしてしまうほどの強力な一撃《解体屋(ばらしや)》スタイルで応戦する。

 

“ショッピングモールならどこかにアレがあるはず...見つけた!”

 

「フンッ!」

 

桐生が探していたのは休憩用に座る一人用のソファー。それを両手で持ち上げて相手に振り回し薙ぎ払う。

 

『グアァ‼︎』

 

相手もまさかソファーで攻撃されるとは思ってもいなかっのか反応が遅れてしまい攻撃を喰らってしまった。殴り飛ばされた一人に桐生は、

 

 

《重撃の極み》

 

 

「ハァッ!」 

 

その叫び声と共に一人用のソファーを叩き付け、その上に桐生がジャンプする。

 

「グハァ!」

 

ジャンプした衝撃に耐えられなかったのかソファーは壊れてしまいその下敷きになったギャルは完全にダウンした。その容赦無い攻撃に二人は動揺し動けない状態にいるがその状況を桐生が見逃す筈もなくすぐに仕掛ける。

 

 

《解体屋の極み•我慢限界》

 

 

「フン‼︎」

 

近くにいたギャルの両腕を掴み力任せに引っ張り肩を脱臼させ、2階から投げ飛ばす

 

「キャー!!」

 

叫び声が聞こえるがここは余り高く無いので死にはしないだろう。という桐生の判断である。最後の一人となり近づいた所で、

 

「参った!降参!降参するから!!」

 

両手を上げて降参のポーズをとる。相手に戦意が無い事を確認し拳をおろす。

 

「す、すいませんでした!」

 

「もうアイツをパシリにするなよ」

 

「は、はい!」

 

そう言ってダウンしてる奴を起こして去っていこうとするが、

 

「おい、袋忘れてるぞ」

 

「あ、そそれは、あげます!」

 

そして二人は下に投げ飛ばされたもう一人を起こしてショッピングモールから出ていった。とはいっても袋の中身はパッシー君が買った物のである為、彼に渡そうと探すとあのときのギャル達がパッシー君と話しており遠くから会話を聞くと今までにパシリに使っていた事の謝罪だった。今まで買って貰ったポイント分も払うとのこと、パッシーはそれを許した。

 

“パッシーやはりいい奴だな”

 

パッシーが一人になった所で袋を渡そうとするとあの時のお礼と言って桐生に上げた。目的を達成した桐生は家について今日の事を振り替えると大事な事を忘れていた。 

 

「...栄養ドリンク買うの忘れた」

 

こんな寄り道(サブストーリー)がこれからも続くかもしれないと感じた桐生だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




女の子に容赦なく壊し屋スタイルを使っていますがこの作品は男女平等なのでご安心ください。あとヒートアクションでどう考えても死ぬようなものも増えますが温かい目で見てくれると嬉しいです。
突然ですがアンケートを取ります、期限は11月30日までにしますのでご協力お願いします
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