ペルソナ5/Apocrypha   作:サクラモッチー

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【前回のあらすじ】
蓮・モルガナ・真・双葉、異世界(Fate世界)に転移する


チャプター1:魔術師の存在する世界

蓮「....」

 

ベルベットルームでの出来事の後、光に包まれた蓮は重い瞼を開くと....そこはどこかの路地裏であった。

 

真「ここは....日本ではなさそうね」

 

周りを見渡しながら、そう言う真。

 

モルガナ「双葉、ここがどこか分かるか?」

双葉「えっと.......ルーマニアのトゥリファスって場所だってさ」

 

モルガナの言葉に対し、スマホのマップアプリを見ながらそう言う双葉。

その言葉を聞いた蓮はWi-Fiがあることを理解したのか....スマホを取り出すと、【怪盗サポート】というアプリを起動した。

すると.......スマホ画面に映ったのは青い蝶のマークで

 

ラヴェンツァ『皆さん、さっきぶりですね』

 

そこからラヴェンツァの声が聞こえてくるのだった。

 

モルガナ「おぉ!!ラヴェンツァ殿!!」

ラヴェンツァ『その様子だと、どうやら無事に着いたみたいですね』

 

モルガナの言葉に対し、安堵した様子でそう言うラヴェンツァ。

 

双葉「ラヴェンツァ、もしかしてルーマニアに聖杯があるの?」

ラヴェンツァ『えぇそうです。正確に言えば大聖杯が....ですけどね』

双葉「大聖杯?」

 

ラヴェンツァの口から出た大聖杯という言葉に対し、疑問を口にする双葉。

そんな双葉に対し、ラヴェンツァはこう言った。

 

ラヴェンツァ『この聖杯は小聖杯・大聖杯の二種類があり......この地にある大聖杯は、ダーニック・プレストーン・ユグドミレニアという男が冬木と呼ばれる場所から奪った物とされています』

 

ラヴェンツァの話を聞いたモルガナは

 

モルガナ「そのダーニックとかいう男が大聖杯の持ち主なのか?」

 

と尋ねると

 

ラヴェンツァ『そうです。ですが....彼が大聖杯を盗んだのは約八十年前、そして彼はその時と同じような見た目をしている。これが意味することは分かりますか?」

 

ラヴェンツァはそう言った。

 

真「てことは....」

蓮「ダーニックは魔術師....か」

ラヴェンツァ『そういうことです』

 

真と蓮の言葉に対し、そう答えるラヴェンツァ。

 

ラヴェンツァ『そして、この世界に存在する魔術師達の組織....魔術協会は彼から大聖杯を奪還するために七人の魔術師を派遣するのに対し、ダーニック率いるユグドミレニア側も戦う準備を整えているようです』

双葉「うわぁ.......なんか嫌な予感がするなぁ」

 

双葉がそう呟くと、ラヴェンツァは彼女に向けてこう言った。

 

ラヴェンツァ『あなたの予想通り、彼らはこの地で聖杯戦争....いえ、聖杯大戦を行う予定みたいです』

双葉「やっぱそうなるのね.......」

 

双葉はトゥリファスの街を見ながら、ラヴェンツァの言葉に対してそう呟いた。

 

練「大体のことは分かった。それでこのアプリをどう使えばいい?」

 

蓮がそう尋ねると、ラヴェンツァはアプリの機能を説明するようにこう言った。

 

ラヴェンツァ『そのアプリには〈変身モード〉〈探知モード〉〈マップモード〉〈コールモード〉があります。〈変身モード〉には怪盗服に着替える機能、〈探知モード〉には聖杯を探知する機能、〈マップモード〉にはこの世界の建物などのマップが表示されます。それから〈コールモード〉は今のように私と会話できる機能があります』

双葉「おぉ〜!!めっちゃ便利!!」

 

ラヴェンツァの説明に対し、そう言う双葉。

 

ラヴェンツァ『後々様々な機能を追加しますが、そこはご了承ください』

真「分かったわ」

 

真がそう言うと、ラヴェンツァは

 

ラヴェンツァ『では、ご武運を祈っています』

 

と言うと【怪盗サポート】の画面から青い蝶が消えるのだった。

 

モルガナ「で、どうする?」

練「そうだな.......とりあえず街を歩いてみるか」

 

そんな蓮の一言により、街を歩く蓮達。

 

双葉「しっかし、聖杯大戦かぁ.......」

真「聖杯と戦った身としては、アレを奪い合うための戦いがあることに驚きだわ」

モルガナ「世界が変われば価値観も異なる....か」

 

街を歩きながら、そんな会話をする双葉・真・モルガナ。

その時、蓮達の頭の中にこんな声が響いてきた。

 

『死にたく....ない』

 

蓮「これは....!?」

 

頭に響く声に対し、そう呟きながら頭を抑える蓮。

 

双葉「て、テレパシー!?」

モルガナ「落ち着け、双葉」

真「この声.......一体どこから?」

 

辺りを見回しながら双葉達はそう呟いた後....ある建物を見つけた。

その建物はいわゆる西洋風の城で

 

双葉「まさかとは思うけど.......あそこに聖杯があったりして」

 

双葉は思わずそんなことを呟いた。

ちょうどその時、【怪盗サポート】の画面にレーダーのようなものが映ったかと思えば、そのレーダーは強く反応していた。

 

モルガナ「どうやら双葉の予想は合ってたみたいだな」

真「そうみたいね」

 

城を見ながら、そう呟く真。

 

蓮「よし、とりあえず今夜は下見も兼ねてあの城に忍びこむぞ」

双葉「いきなりぃ!?」

モルガナ「けど、やるしかないな」

真「そうね」

 

そんなわけな、蓮達は夜にミレニア城塞に侵入することになるのだった。

 

双葉(でも.........あの声、何だか悲しそうだったな)




双葉「それで、今夜の宿はどうする?」
「「「あっ」」」
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