ブルーアーカイブ 【TTSM編】   作:アビドス文芸部のモブ

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……そう言えば、アイツとは切っても切り離せないもので関わるアイツがいたなぁ。




せや!


SAN値チェックのお時間です!

 

「ひひっ……ひぃいいいっ…………」

 

どこともいえぬ、異空間。

地下室のようなその場所で、一人の小汚い男が身を小さく震わせていた。

彼の名は、地下生活者。フランシスの手により解放され、ネタバレされ逆ギレを起こし、フランシスを殺害し、コデックスを求めてキャンペーンを行い、ホシノを追い詰めテラー化させたものの、先生によって子供おじさんと煽られた挙句に、シロコテラーに脅され、今ではただただ怯える哀れで救いようのない子供中年となっていた。

 

「小生はぁ……小生はぁ…………ん?」

 

ふと、地下生活者が何かしらの気配を感じ取り、顔をあげる。

僅かに見える鉄格子の隙間から、外の世界を観察する……

 

「先生が、小さくなっている……だと?」

 

いや待て、自分が見ていない間に、何が起きた?

地下生活者は思わず、そう考えてしまうぐらいに、少女となった先生にショックを受けていた。そのショックを受けた地下生活者は、一度深呼吸を行い、再び外界を眺め出す。

 

「……バカな、ルールブックに何者かがルールを書き加えたのか?世界のテクスチャが……おかしくなっている?小生が諦めたキャンペーンを、誰かが書き加えだしたのか?」

 

地下生活者は、腐ってもゲマトリア(悪い大人(?)の一人)

今、キヴォトスで起きている現象を一つ一つ見て、理解し、解明している。

探す、探す、探す……そして、それを見つけてしまった。

 

「ッ!?ばっ、ばばばばっ!?バカな、バカな、バカな、バカな、バカなッ!?なぜ、なぜなぜなぜッ!?なぜ、あんな存在がこのキヴォトスにいるッ!?」

 

地下生活者が見てしまったそれは、赤いドレスの女。

地下生活者の使う力の……元となった一つのボードゲームにおいて、事件の裏側にいるトリックスター……そして、この世ならざる怪物―――

 

「マズい、マズいマズいマズいマズい!!□◆■(黒服)はっ、マエストロはっ、ゴルゴンダとデカルコマニーはッ、ベアトリーチェは何をしている!?寝ぼけているのかッ!?奴が、奴がどうしてこの箱庭に存在するのだ!?」

 

ガジガジと頭を掻きむしりながら、地下生活者はパニックを収められずにいた。

アレはダメだ。アレの危険度は、自分が一番よく知っている。他のゲマトリアよりも、誰よりも。色彩よりも恐ろしい―――

 

「はい、そこまで。」

「ッ!?」

 

地下生活者の肩に、赤い手袋に包まれた手が置かれる。

ゾワリと、地下生活者の全身に鳥肌が立つ。

 

(バカな、この空間は……小生だけの、小生しか知らないはずの!?)

「ダメですよォ?早すぎるネタばらしは、あなたの大好きなキャンペーンでも、最もシラケる行為じゃぁ無いですかァ……」

「うっ…………うわあぁあああああああああああああああああああああああああッ!!くぁwせdrftgyふじこlp●×▲◆●<**>{P~+{‘;[.[.[]:/[>{」

 

地下生活者は、恐怖のあまり失禁しながら精神崩壊を起こす。

あまりの恐怖に、ちっぽけな自分を保つことができなかったのだ。

しかし、生存本能が働きかけたのであろう……彼だけの異空間から逃げ出すように、地下生活者はキヴォトスに向けて逃げ出してしまった。

咄嗟の事で、赤いドレスの女も動けなかったのだろう……地下生活者は、無事に紅いドレスの女から逃げ出すことに成功したのである。

 

「……まあ、何とみっともない。」

 

……一人、異空間に取り残された赤いドレスの女。

地下生活者が撒き散らした小水の臭いに顔をしかめながらも、自分のドレスに引っかかっていないことを安堵しつつ、異空間を見渡す。

 

「このような、埃臭い場所……貰ったところで管理に困る。」

 

赤いドレスの女はそう言うと、そそくさと姿を消してしまう。

主を失った異空間は、静かに崩壊を始め……やがて、虚空が広がったのであった。

 





果たして、地下生活者はどうなるのでしょうね。
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