アメリカ合衆国を支配するメシア教過激派による世界中へのICBM(悪魔召喚機入り)乱射。それに呼応して世界各国の上層部に潜むメシア教過激派がアメリカやその辺の国にICBMを乱射しまくる歴史的大事件の最中。
地方俺たちが戦々恐々とし、山梨俺たちは余裕の構え。
そして穏健派の天使に海外から避難してきた多神連合、最新兵器を配備された自衛隊によるICBM迎撃作戦が行われ、蘇生持ち俺たちが高額バイトに勤しむころ、新たな動画配信者が生まれていた。
【ビヨンデッタちゃんのBOOM!BOOM!ちゃんねる】
「ガイア連合のみなさ~ん!
:えっ
:なんか急に始まった
:ヴァンピィちゃんやんけ かわゆ
:スパチャはまだ不可か
:ビヨンデッタって、あっ(察し)
金髪ロングに赤い目、小柄で愛らしい少女がカメラを後ろに向けると、そこには極めて物々しい光景が広がっていた。
絶えず打ち上げられるオカルト迎撃ミサイル、特製シキガミに宿る高位の武闘派神による山を吹き飛ばすような雷撃や火炎、ミサイルに特攻したり爆発で召喚された悪魔と相討ちになり死亡したシキガミ(神入り)を蘇生して回る黒札や女神など。
洋上に人工的(+火山神)に作られた孤島で行われている、まさに国防の最前線の一つであった。
「いやー、ガイア連合さんお強い! 負け犬のうぞーむぞー達もそこそこ頑張ってますね! あっプロデューサーさんがいます! プロデューサーさ~ん」
ぴょんぴょん飛び跳ねながら手を振る先、早々に死んだ神々をぽんぽん蘇生させている人物が振り向く。
非常に小柄な体から莫大なMAGを放つその人物は、頭に【Z】の文字の被り物をしていた。
:脳缶ニキやんけ!その頭どうなってるんや……
:ビヨンデッタ(ベルゼブブ)だしお前しかいねぇよなぁ!?
:敏腕狐P*1じゃないやん!敏腕狐Pを見に来たの!
:またなんかやってるよこいつは
:親善試合でメシアンの魂に呪い刻もうとして怒られたんだっけ
:殺しじゃないからセーフを主張するもちょっとだけお仕置きされた模様
「神主さん酷いよねー? ちゃんと殺しも封印もしないって守ったのにねー?」
「(腕を組んで何度も頷く)」
:なんだこの茶番 いや後ろは凄い事になってるけど
:シジル全部盛りセットの呪いで死後魂が千々に離散するって聞いたけど
:蘇生参加したれやw
:けんぞくぅ!はヴァンピィちゃんの伏線だった……?
:なお霊視ニキは彼の無罪と続行を主張していた模様
「後ろが気になる? 気になりますよねー? でも私たちは迎撃担当じゃないから勝手はだーめ♥」
「(残念そうに頭を抱える)」
「私たちの代わりにウガリット神話代表の【魔神 <私の名前はバアルです>ゴズテンノウ】が参加してくれてるから応援してあげましょう! がんばれー♥」
「(グッとガッツポーズ)」
:ほぼ乗っ取られてて草
:これ操作されてタダ働きさせられてるのかw
:名義詐称悪魔に悲しき過去……!
:スサノオから遠ざかってそう まぁメガテンだとそうなるか……
:巨大な石像にタスキ掛かってるのシュールやな
「うんうん♥ 流石は高いところにある全てを司る偉大な天空神ですね! 素晴らしい雷です」
:石像からビーム出るたびにちょっと欠けてるんですがそれは
:ゴズテンノウ(ペルソナでない)は物理特化のハズなのにw
:相当無理させられてますねクォレハ……
:ちょっと話盛ってなぁい?
:真3でマガツヒ吸われてるみたいな状態w
「それじゃあね? 今日のメインテーマ! ミサイルの確保をしに行こうと思いま~す♥ 技術部が1個くらい現物欲しいっていうから、捕まえに行きましょう!」
「(ショタオジの許可を取ってありますのプラカード)」
:えっ
:さっきと言ってること違うくなぁい?
:そんなことよりパンツ見せて欲しい
:爆発オチまったなし
:蘇生参加してあげて?
「はい、温かい声援が貰えてビヨンデッタちゃん嬉しいです! でもここで悠長にそんなことする訳にはいかないの~で~大丈夫な場所に行きましょう! せ~のっぴょん♥」
可愛らしくプロデューサーと一緒にぴょこんと飛び跳ねた瞬間、風景が一変。人口島の地上から、雲さえ下に見える遥か上空に転移していた。
「はい、エジプト上空*2で~す♥ カナンの地は別に焼かれてもいいかなって事で、ゼットPと関係のあるエジプトに落ちるミサイルを一個貰っちゃいましょう!」
:トラポートの射程狂ってるだろ……
:さすファラオ また人気でそう
:タカジョー君は世界を跨いで転移してたし多少はね?
:約束の地見捨てられてて草 まぁ紀元前に裏切られてるしな
:ヘブライ人へのヘイトを感じる感じる
「今日もいい天気っ! 雲の上なので晴れ時々核ミサイルですね♥ 地上の人々大変そー。この高さからなら結構飛んでるの見えますね~」
「(遠くを眺めるポーズ)」
「あっ丁度いいのが来ました! プロデューサー、ごー!」
ICBMの速さはおおよそマッハ9、秒速で3kmを超える。だが――神話の領域にたどり着いた超人は時に雷撃さえ見切る。秒速約10万kmに剣を合わせ切り払うことさえするのだ。
遥か遠くから迫る
:ふぁっ
:突然ミサイルが現れたようにしか見えんかった
:高レベルヤバ杉 こんなの以上が複数人神社にいるってマ?
:新幹線止めたテリーマンみたいだぁ…… なお速度10倍以上
:さり気に洗脳使ってない? なんか見えたんですけど
さらにカメラウーマンを務めるエレジーの【召喚妨害】でICBM内部の【悪魔召喚機】を停止。これで中の脳みそ(念話スキルにより脳波で分かる)を掌握し、悪魔召喚も無効。さらに万魔録を【妖蛆の秘密】に変え【核爆発制御】により爆破を封じた。
「お~流石プロデューサーさんすごーい♥ あとはこれを持ち帰るだけ! ガイア連合の技術者さんのこれからに期待しましょう! それでは今日の配信を終わります、またね~♥」
「(ミサイルを振る)」
:おつ……?
:危ないから振るのヤメロ!
:神社が爆発オチだけは勘弁してくれよ……
:ショタオジいる以上狙っても無理でしょ
:やっぱ怖いスねガイア連合は
◆
――作戦開始前。星霊神社【占術部】
「プラズマぁ!!」
「どぴょぴょ~ん! プラズマうらないへ、ようこそじゃ」
ちょっとミスったらアレな仕事の前なので、念の為占術に来た僕を待っていたのは新たな変態だった。
彼はプラズマおやぢニキ。女神転生でプラズマといえばifの化学教師・大月先生*5かシリーズによっては最強クラスの武器なのだが、製作系の素質があまりにも終わっており、直近の未来を占う事に特化しすぎた才能の持ち主がプラズマへの憧れを手放さないまま狂ってしまった姿だ。
「おぬしのなやみを、100マッカでかいけつしてプラズマ~!」
「お、おねがいします」
「うむ、では、うらなってしんぜよう!!」
プラズマと書かれた黒頭巾と赤フンドシと足袋のみのスタイル。まごうこと無き変態だが占いというスピリチュアルな分野ではこれくらいが良いのかもしれない。魔神や堕天使も変な恰好してるの多いしね……
「ぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷっ……
プラズマぁ~!
おぬしはふつうにつよすぎてだいじょうぶプラズマ! ねんのため日本でやるのはやめておいたほうがいいくらいプラズマ」
「……ありがとうございます。それじゃ」
やたら安いのは人気がないかららしい。まぁ、うん。何も言うまい。
・ビヨンデッタちゃん(ヴァンピィちゃんの姿)
副王様が召喚されて、見た目怖いから可愛い女の子になって!って言われてその人向けに変身した時の名前
マザコンだめだめお兄さんを甘やかしてさらにダメにするタイプの美少女
愛の告白をされたら勝利宣言して去っていった。だめだめお兄さんはマザコンなのでお母さんに相談し、ガチ説教されて真面目な女性とお見合い結婚させられる。ママの言う事を聞きなさい!
【夜魔 ビヨンデッタ】とかでゼットくんが悪魔全書に登録する。当然ベルゼブブの分霊である
オイラはビィヨンデッタ!(るっ並感)
・プラズマおやぢニキ
プラズマぁ!!頭はおかしいがその分当日とかの占術精度はガチのガチ
お金を払わないと、一生悩めプラズマ……とか言ってくる
シキガミはホバー移動する巨大藁人形。普通に簡易タイプである
・まだまだ敏腕とは言えないゼットP
狐憑きニキの2匹目のドジョウとまでは狙ってない新米P
迎撃作戦の立ち上がりで失敗しないかを監視してただけの参加で蘇生は気分
なお特にビヨンデッタちゃんに気があるわけでもないビジネス関係
別に独占欲も無いので好きに召喚してね!(回し者
核ミサイルをポッケないないとかはしません!まだ