展開は連載前から決めてたけど、頑張って面白くしようとすると難しくて筆が止まるねんな
この時点のゼット君はLv101→Lv108。天使の軍勢を仲間全員殺してから倒し経験値を独り占めしています
――人造神聖異界【
「「【マハンマバリオン】」」
召喚させまくったゾンビと落ちていた過激派メシアンを詰め込んだ汚染爆弾は、しかし大天使2体の破魔と白痴の歌い手たちの祝福により容易く防がれ大した被害を与えることは出来なかった。
しかしこの爆弾の目的はあくまで"超大量の穢れの持ち込み"。この空間で戦うための下地作りが本命である。地脈にぶち込めば地獄に繋がったであろう穢れの量。殴り込みは何よりもまず相手の拠点補正を削ることが大切なのだ。
野球でいうならプレイボール前に敵球団のファンクラブと近場のホームレスの死体を球場に巻き散らかしてアウェーの空気を軽減するようなもの。
【術士アブラメリンの聖なる魔術の書】というグリモワールがある。この内容は6ヵ月隠棲し心身を清め、霊媒となる子供を通じて自らの魂の内にある聖守護天使と対話し加護を得ることで、大悪魔を使役することを可能にするというもの。
勿論僕はやった。監視用シキガミと共に時間加速異界で隠棲を済ませ、最強の霊媒である神託持ちの子供である僕を使い、自らの魂であるベルゼブブ*1と神託の応用で会話し「天使ならあいつにしとこ。私は天使時代の設定ないからな」と聖守護天使の加護を獲得した。
「明らかにやり方間違ってるだろ……」とショタオジに眉を顰められたが、全ては結果オーライだ。僕の聖なる力はMP200くらい使って掃除に使えるくらいのハマが使える程度だったが、得られた加護は本物である。
そして今、異界にぶちまけられた憎悪のMAGと祝福のMAGの両方をありったけ使用し悪魔の召喚を成す。
「来たれ我が守護天使! この紛い物の楽園に足りない物を与えてやろう! 【原天使 サマエル】!!」
召喚されたのは楽園の赤き蛇――の終末形態。【
「我はミカエルの相手をしてやる。汝はそこの胡散臭いのを処分してしまうのだな。【神の悪意】*3」
「主に去勢された蛇ごときが大口を叩く! 【破邪の光刃】*4」
激しく争い始める2体を置いて、マンセマットに向き合う。
「下らない。既に何もかも手遅れだというのに今更下品な殺し合いですか?」
「嫌なら帰っていいよ? この戦いは世界の命運なんて関係無いロスタイムだしね。【エンロール】*5」
「……今何をしたのです」
「お前を悪魔全書に登録した。帰ってもいいんだぜ! 後でお前を強制召喚してTSメス堕ちチン媚び雑魚悪魔に魔改造して売り捌いてやるからよぉ!!」
「グオォォッッ!! ふざけるなよ悪魔崩れの人間擬きがぁ!! ソドムとゴモラから何一つ学ぼうともせず狂った獣欲を垂れ流し続けおって!! 挙句オレまでその対象にしようだと!? キサマの腐った魂を引き摺り出して嚙み殺してやるッッ!!!!」
軽いジャブでキレ散らかし襲いかかってくるマンセマットが振り下ろす
「僕の頭がお前の腕を食っちまった、次ァ貫通Ⅲのを買うといい……【真理の雷】*7【ナイスショート】*8」
神罰の雷が敵を貫き、身を蝕む痺れが増幅され命を焼き焦がす。
絶命したはずの大天使は、しかし即座にその身が修復され再び立ち塞がる。
「無駄だ! 道具共から捧げられるMAGによりこの身は不滅! 主よ、我が願いを叶えたまえ!! 【大いなる嘆願】*9!!」
「【
天から落ちてくる破壊の光を真っ向から受け止め、お返しに神敵としての力を込めた抜き手で胸を貫く。
「自動蘇生程度で勝てると驕るとは、使い捨てられた
「ほざけ! オレは主の声を求めて狂う馬鹿どもとは違う!!」
「死の権能に対策出来てないくせに僕の前に立ってる時点で間違いなく馬鹿だよ。【獣の眼光】【こくしむそう】*11からの……はい【封魔】」
死なない相手は封印安定。これでもかと【死】を込めた一撃で肉体のガワを吹き飛ばした瞬間なら、【魂】の権能も持つ僕にとっては楽勝で確保できる。
ただそれでも封魔管の仕様上、自分よりレベル上の相手には通じない。交渉も含めれば可能*12だが当然今回は無理だ。
「マンセマットは敗れたか。神の試練の代行者でありながら悪魔に敗北するとはなんと情けないことか」
全身を切り刻まれ、神炎に焼き焦がされ瀕死のサマエルと、対照的に無傷で余裕を見せるミカエル。
「契約者よ。あいつ余裕ぶってるが我は2回あいつを殺したからな? 分かり易くいえば【毎ターンHP全回復】*13と【全てからの大生還】*14だ。
「はー……まぁ本命は惑星浄化ミサイルの発射基地だからかな。確かに殺せないし格上だから封印も出来ない。でもまぁ、これぐらいなら
「戯言を! 楽園で
「楽園と名付けるだろうとは思ってたさ。アルカディアだと予想してたけど。【死霊の王】*17【地獄の王】*18【月影の衰退】*19【威圧の構え】*20【カナンの慈雨】*21からの、【キング・ストーム】*22!!」
裁きの光輝と闇の嵐が激突し、最後の戦いが始まった。
◆
ミカエルは苛立ちの中にあった。
無尽蔵にも等しいリソースを持ち、神の代行者としての力を揮ってなお勝ちきれぬ状況。
一目で分かるベルゼブブの転生体は異常なまでにしぶとく、心臓を貫き、首を落とし、骨まで焼き尽くしてなお怯みもせずに戦闘を続け、レベル差が無ければここまでハンデがあってさえ敗北があり得たのではないかと思える強さ。
サマエルは的確に回復をこなし、隙あらば耐性を貫く【神の毒】*23をばら撒きながらサポートに徹している。
そして何よりもミカエルの癪に障るのは……
「人の子を守るという尊い使命を忘れ去り、あまつさえ人を家畜にまで陥れた天使を騙る醜悪な悪魔め!! 光の主の名において、この私が邪悪を滅してくれる!! 【汚れ無き風】*24!!」
「マンセマットォォォ!!!」
しれっと敵に回り意気揚々と襲い掛かってくる、さっきまで隣にいた奴だった。
「そもそも人の子たちを主を讃える為だけの歌い手にすると言い出したのは貴様だろうに、何を他人事のように!」
「私は人の子を守れとか助けろとか、主に一言も言われていませんが……? 自らの使命を放棄し世界に混沌を振りまいた言い訳に他者を使おうなどと、恥を知りなさい恥を」
「この……!!」
創世記において【手の平を返す】という言葉を生んだのは間違いなくこいつだろうとミカエルは思った。
「和んでるところ悪いんだけどさ、そろそろ時間切れだよ」
「ふん、私に圧倒され痛めつけられるだけの貴様に何の時間があったと? 主の分霊降臨による世界の浄化まであと僅かだ!」
「毒を撒き終わったんだよ。【じゅばく】カード*25」
刹那、最高峰の素材で作られたカードによりミカエルのあらゆる動きが縛られたと同時。
黙示録の赤き竜と蠅王の化身が同時にその本領を発揮した。
「【
「「人類解放術式【楽園追放】」」
「ずっと研究してたんだ……子供の頃はずーっと洗脳された脳みそを弄繰り回す日々だったから。僕は彼らの専門家だぜ。自分たちは何なのか。自分たちはどう生まれたのか。自分たちは何をされたのか。――誰のせいなのか」
歌う事を辞めた無数の人々の目に理性が宿る。そして理解を映し、憎悪に染まる。
「「「「殺せーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」」」」
「貴様は今何をしたのか分かっているのか!? 人の子たちへの、神の救いの手を断ち切ったのだぞ!!」
「全てが大きなお世話で、見当違いなんだよ。終末も、救世主も、千年王国も全部時限イベントだ。救世主が現れるのは終末の後でどれだけガチャろうとも排出率は0%。細々とシェルターだけ作ってればそれで勝てたのに」
剣をぶつけ合い、神炎と神雷が交差し光輝と呪詛が相殺する。
しかし先ほどまでとは違い、この異界に満ちているのは神を讃える讃美歌では無く、天使を呪う憤怒と憎悪のマガツヒだ。
人間と違い悪魔は存在しているだけでMAGを消耗する。この世界の生き物では無いからだ。無敵で不死身で不滅で最強だろうと、MAGの供給が無ければ存在を保てず消滅してしまう。
「おや、神の右腕ともあろうお方が随分消極的になったのではありませんか? 信仰を試す必要がありますねぇ」
「気を利かせて不死身は維持してやっているぞ。神の奇跡を見せてみろ」
「……いいだろう。つまらぬ挑発だが、主を迎える前に貴様らを取り除いておく必要があるのは事実」
堕ちた楽園に光輝が煌めく。神の奇跡を代行する権能を持つミカエルの全力、【YHVHのスキル使用可】。
「頭を垂れ、裁きを受け入れよ!! 【威令の構え】*26【威令の構え】」
あらゆる悪魔を跪かせる唯一神の神威の再現。悪魔だったり大天使だったりする者たちには効果は抜群だ。
「【龍の眼光】【無限大の力】*27【永遠の呪い】*28【コンセントレイト】!!」
魔封を無効にした絶徒の【敵対するもの】による反撃を最大強化された力で容易く受け止め、神の意この手にありと嘲笑う。
「――光あれ。【スーパーノヴ「【
それは。ミカエルが何よりも求めた物。信仰よりも、正義よりも、救世主よりも求めた声。
【神託】を齎すベルゼブブの権能により、カマエルから剥ぎ取った偽りの唯一神の声は、
「あっ……あ”あ”あ”あ”!! なんでっ……よりによって貴様などが!! 嘘だ、偽りだ、なぜ動けないっ……!!」
「
パンデモニウムに蠢く数多の大悪魔たちによる【占術】【未来視】による戦力分析。先代至高天、魔神バアルのユニークスキル【裁きの鉄槌】*29による能力低下耐性にレベルと装備とスキルで積み重ねた継戦能力、そして敵を一体にすれば勝ちが決まる
「この勝ち方では神の尻拭いを押し付けられたようで我は気に入らんがな……」
「仕方ありません。よくよく見れば契約者殿も確かに神の子だと力の残滓が残っておられる。私達ではどうしようが主の御心のままという訳ですね、つまり私悪くない」
「前々世が堕天使系魔王なんだから神の残滓はしょうがないじゃん……そしてほら、その話題の神降臨の時間だ」
遥か9000km程離れた日本の首都東京。こちらから放たれたICBMが遂にその上空から降り注ぐ瞬間。ここからでも分かる程の、世界を揺るがす莫大な力の解放が行われる。我らが盟主ショタオジだ。
そして【神霊 エンシェントデイ】と【大魔王 ルシファー】が地脈の奥底で激突し、惑星が丸ごと揺れる大地震が巻き起こった。
「馬鹿な!! 馬鹿な!! なぜそこにいる!! ルシファアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
「
瞬間、絶徒の背中から生える熾天使の白翼が腐り落ち、中から髑髏が描かれた二対の蟲の翅が現れる。
そして空に黒く燃える逆五芒星が描かれ、異界に存在するあらゆる負のMAG、マガツヒが凝縮、世界を滅ぼす魔王の力でもって穴が開く。
「魔界最深層接続術式【
深い深い深い奈落の闇の更に奥底、魔界の最果てより来る最強の魔王。魔界のケテル城に直でゲートを繋げる【召喚術】最大の奥義。
\カカカッ/
【魔王 ベルゼブブ】Lv???
「本霊の召喚だと!? そんなことをすればどうなるか分かっているのか! 世界を滅ぼすつもりか!?」
「ここに来た僕の目的はたった一つ。それの為だけに天使の軍勢を打ち破り、こうしてこんな場所に乗り込んで苦労する羽目になったんだ。さぁ副王様! 約束の料金の支払いだ!」
「よくやった我が契約者よ……! 【ルシファー様の神との決戦の際の露払い】【ミカエルとその軍勢の撃滅】確かに成し遂げられたのを認めよう」
ベルゼブブの腕が神命で動けぬミカエルを捕らえ、その魂を決して逃がさぬ様強く深く呪詛を刻む。
「さて、では邪魔な肉体を剥がすついでに……新たな我が民もいることだ、この異界ごと深層に落とすとしよう。さぁ契約者よ、世界が終わる記念に最後のスキルを与えよう」
「あぁ、これは確かに色んな意味でピッタリで最高だね。【ソル・カヌス】*30バフデバフを消してと、せーの」
「【
エピローグは戦闘無いので早く書けるハズ!!
・マンセマット
敵意を意味する名を持つ大天使。普通に悪魔扱いだったりもするし翼は真っ黒、洪水後に神から貰った悪魔を嗾けて人間の信仰を試す役割を持つ餃子職人。マスティマとも
芸術的な胡散臭さを誇る公式ペ天使。3馬鹿に変わる新たなLaw勢力として登場し、素手で床を殴り壊して密室脱出など非常に味のあるキャラで人気がある
紳士然としているが内心では人間をクッソ見下しており、怒ると本性がでる。でもきちんと評価するべきは評価するし、見下していても契約は律儀に守る。
基本人間を助ける気なんてさらさらないし、天使を辞めて更に上位の存在になりたい派なのでメシア教(大爆笑)
本作で偽楽園にいたのは終末のドサクサに紛れて歌い手全員パクって神に捧げ自分の功績にしようとしていたから
役割上苦難を越えて信仰を守った人を評価せざるを得ないので、道南のカレンちんとかが一声かければ普通に仲魔になると思われる
・ミカエル
神の如き者を意味する名を持つ大天使。他に神の代わりできる奴おりゅ?とか記述されてる熾天使の長(他にもいる)
旧約聖書において、神本体は姿の設定が無いせいで登場できないので、代わりに殆どのシーンをミカエルが代行していた。神を出す訳にはいかないので神っぽい奴が全部やってくれた訳である
主に火と魂と対悪魔と太陽を司る。神っぽいので他にも色々司ることにしても良いししなくても良い
某PVの【神は言っている…ここで死ぬ運命ではないと】このセリフはミカエルの物だったりする
メガテンだと真1ではラスボス(Lv116)だが、段々扱いが悪くなっていく。Law派閥で対ベルゼブブ担当はメタトロンであり、ミカエルだと真1以外は太刀打ち出来ないと思われる。固有技が微妙(D2除く)なのが響く
神話補正により楽園ではサタンに勝てる(殺せるとは言っていない)。サタンを滅ぼせるのはメシア(再臨キリスト)だけなので……
・歌い手のみなさん
ステージギミックを担当している天使人間たち。優秀なのはミサイル送りになっているので大して才能は無い
ゼレーニンみたいに才能も無く、白紙の脳に信仰心を洗脳で植え付けただけのインスタント合唱団。カオ転世界はバフデバフの強さもレベルが影響する(Lv1キャラのタルンダとLv100キャラのタルンダで天地の差がある)ので、数を頼りにリソースを担当していた
背景属性により攻撃無効(無敵のミカエルが全部吸う)が、バフは有効だった為に悪知恵を獲得し反旗を翻した
楽園なんて果実食べて出ていくだけの場所だし致し方なし。本物の楽園はケルビムが封鎖している
・人を唆すもの×二体と一人ゼット君
ゲートオープン、魔界へGO!!
連載前から決めてたラストが邪視ネキと若干被るが構わず強行。今更転生様の影響で書き始めた作品なので仕方ないね♂
ショタオジと違って魔界深層に落ちると地元補正により大幅パワーアップする男(完全能力を発揮できる=一時的にレベルカンスト扱い)。中堅魔王の本霊シバける強さはあるので帰ってこれます(ネタバレ)
なおルシファーに遭遇すると張り倒されて混沌の軍勢入りさせられる模様。ショタオジ確保の為に不在でよかったネ
・楽園追放
楽園っぽい場所にいる無垢っぽい人たちを強制的に洗脳し還俗させる術式
条件が限られているメッタメタなスキルだけあって効果は強力かつ権能バフなので妨害もほぼ不可。まず与えよってそれ一番言われてるから
サマエルに葡萄酒を与えられたアダムは、親譲りのド畜生精神を発揮して自ら酒造りをし酒に溺れ、酒!暴力!強姦!強盗!殺人!とD-Cライフを楽しみ当然追放された
つまり洗脳から解放された彼らも割とカオス脳。ゼット君もショタオジのルールは遵守するだけで他は好き勝手するし多少はね?
・無辺無尽孔
魔界の任意の場所に向かってゲートを開く術式
神託スキルと魂の関連性によりベルゼブブの場所が分かるので【深い穴】本店の裏口に繋いだ
ボンボン版タカジョー君がやってたみたいに、泥状の闇を召喚して世界を飲み込むことも可能
名前は真3ラスボス【カグツチ】君の必殺技【無辺無尽光】のもじり。凄く深くて果てが無い穴という意味だが底はある
元々前世の地球でベルゼブブが4文字相手に一発逆転を狙って作った転生者がゼット君なので、このスキルは生まれつき習得が可能な世界を魔界の底に落とす為の術式。当然覚醒はできなかったので他の黒札と一緒にポイされることになる。やっぱり魔界の先兵じゃないか()