モブ黒札息子くんのアカデミアのとある一日。
今回はいろいろ詰め込んだら長くなったぞい
――デュエルアカデミア【中等部】
「ここにいる42名の皆さんの中で…たった一名の“優勝者”が決まるまで…………殺し合いをっ……してもらいまーす♡」
ざわっ……ざわっ……
嫌な予感がする日であった。虫の知らせ、胸騒ぎ、直観、第六感など人が持つふんわりとした防衛本能が警鐘を鳴らしていた。
にもかかわらず、彼ら彼女らが一様に教室に揃っているのは、偏に逃げた方が酷い目に合うという確信からだった。
圧倒的格上存在の何かが酷い目に合わせると決めたなら酷い目に合うのだ。ならば苦痛を分かち合う為に頭数は多いほうが良い。中等部一年生にして覚悟を決めた、決めさせられた、外付けされた生徒たちには確かな絆が芽生えている。
「あの! 一ついいでしょうか?」
そんなバカなァ!! などと取り乱す人間はいない。知らない人と兵士が堂々と教室に入ってきて、「臨時教師の嘉門米美といいまーす♡」なんて自己紹介をする異常事態。逆におかしすぎて受け入れざるを得ないのだ。だって侵入者なら無事でうろつける訳無いし。
「ほお……国信君だよねっ。きちんと挙手をして意見できるなんて偉いぞぉー♡ なんでも聞いてみなさい」
「先生は……エマ先生はどうしたんですかッ!」
「あぁー……エマ先生はな……ちょっと……まぁっ……婦女暴行されちゃいましたァー♡」
さらにざわめく教室。教師を名乗る男からでた信じがたい言葉に衝撃が走る。
そしてその言葉は、クラスの中でも特にエマ先生を慕っていた国信少年を激怒させるのは十分であった。
友人からの制止の目線を振り切り、即座に【COMP】から長剣を抜き放ち駆ける。
「ふざけるなッ! 婦女暴行なんて……エマ先生は……エマヌエル先生は! 男だろうがッッ!!」
「短気は駄目だぞっ!! このバカチンがっ♡」
瞬間、目視不可能な速さで抜き打たれる拳銃。躊躇いなく引き金が引かれ、毒々しい桃色の光が国信くんの全身を包み込みボワンと煙が噴く。
「?? ふえええええ!! 女の子になってるですぅぅぅぅ!!!!」
「ぶほぉっ」
「エフッエフッ」
「おぼっふ」
「エンッ!!」
光が収まるとそこにいたのは銀髪赤目TSロリだった。
男子用のズボンがずり下がり、ぶかぶかの上着の袖をパタパタする姿は、クラスメイトたちがもう殺し合うしかないのだと覚悟を決めるのに十分なものである。
この状況で先生を名乗る不審者に立ち向かおうなんて蛮勇は、誰も持ち合わせていなかった。言語中枢までイカレる訳分からんTS怪光線を浴びたくない。まだ隣の奴らと殺し合ったほうがましなのだ。どうせ生き返るし。
「これはなぁー。ガイア連合のガチャで当てた【テンプレTS光線銃】と言ってな……見ての通りだ! 戻し方は先生にも分からない! 撃つたびにありふれた感じにTSするだけから……まぁ玩具で肉体が変わる程弱いのが悪いってだけだぞォー!!」
(この何もかもが意味不明な感じ、逆に本物感あって怖え)
(最悪黒札じゃん。良くてガイ連のクエスト受けてる金札……!)
(TSはありふれてね~ヨ! えっエマ先もそういうこと?)
(地味に変化に若さも含まれてる神器じゃないかアレ???)
私語は無くなった。出来れば誰か何人か喋ってサンプルを増やして欲しいとお互いに思っていたが、終末生まれの彼らは緊迫した場面における慎重さが違う。アイコンタクトすらしなかった。
もう一度撃って貰って、せめて男に戻るべきか混乱の収まらぬ国信くんは悩んだが、周囲の空気に流される日本人メンタルによりズボンを抑えながら席に戻る。
「みんな素直だなぁー……殺し合いの準備万端とは流石終末生まれだな! 先輩たちの代にはクラスにLv70超えが居て勝てるかボケとか暴れ出したりして大変だったらしいのにな……ちなみにそのまま教室で殺し合って即終わったぞォー」
どうやら計画性も真剣味も余りないという悪いニュースまであるようだ。
この教室にいる人間は全て覚醒者で、かつ戦闘の心得がある人間に限られている。さらに【転生体】と言われる悪魔の転生者は全て省かれているので、今年はフェアに殺し合いが出来るだろうとのこと。
「今回はホビー部がリアルMOBA*1する為に作った異界、【Aフィールド】が舞台だ……ちゃーんと生徒たちのモチベの為に、装備品やアイテムなんかをランダム封入したバッグを支給するからなー♡ 死んでも全部持ち帰れるぞっ」
高位神級に教室で薙ぎ払われて得られる物など何も無い。反省が活かされているのは良いニュースである。
来年入ってくる生徒たちも、こうやって殺し合いをさせられるだろうというのも良いニュースだ。先輩たちが誰一人この授業に言及しなかったのも頷ける。
「細かい説明は全部【COMP】に送っといたから省きまーすっ。バッグを配布次第異界にランダム転移して、殺し合いスタートだから……ガンバっ! 先生はもう台詞を用意してないので帰るからなー♡」
この学校はこんな理不尽がまかり通るのだ。確かに世界は終わっていた。
子供たちが世界に抗う力を求めるのも仕方ないだろう。力を求めて欲しいからこんな目に遭わされるという現実からはまだ目を背けていたかった。
◆
――異界【Aフィールド】
転移した康夫の前に広がるのは、鬱蒼とした夜の森であった。
木々の密度は薄く月明かりが洩れる広場。即座に樹上に飛び上がり【COMP】のマップ機能を開く。
(周囲に敵反応なし。表示範囲拡大して……クラスメイトは10人くらいしか残ってない? 悪魔の反応多すぎだし、これ生徒で殺し合う前に悪魔戦で死んでるのでは?)
康夫が持つデモニカスーツは父の黒札チケット製であり、特別な力は無くとも初心者黒札のサポートを十全にこなせる程の多機能を誇る。所持しているだけで勝手に溜まる戦闘欲求*2を満たす為、特に索敵・マッピング機能が充実していた。
暗視機能前提の非光源モードのディスプレイを眺めることしばし、新たに転移してきた数百メートル離れた人間の反応が敵意に変わる。瞬間、勘と経験に従い樹上から身を投げ出し地を駆けた。
夜を引き裂く鋼の号砲。森ごとなぎ倒す毎秒65発の30mm弾から全力疾走で回り込むように逃げ、弾丸が途切れた瞬間一気に距離を詰める。そして悪魔の死体が散乱する焼け焦げた草原に、姿を隠すことなく佇む男と対面した。
「くっくっく……俺のガチャ武器、【アヴェンジャー】*3の味はどうだ? 全長6,400mm、全体重量2トン! こんなもん持ち歩ける訳無いだろいい加減にしろ!!」
「じゃあ諦めて置いてけよバカ! 死ね! というか殺す!」
「大事なのは人は死ぬまでに何を成すかだ。俺はこいつで経験値を稼いで死ぬぜ! ゆけい俺の相棒、【ヒカチュウ】!!」
「ヒカヒカ~☆ ジンニククワセロォ!!」
【魔獣 カソ】Lv13。黄色いネズミタイプの悪魔で、赤いほっぺとジグザグの尻尾から炎が噴き出ている。なんだか凄い訴えられそうな外見である。
そして決着はすぐについた。ガトリングの暴力に憑りつかれた
「ガフッ……ここまでか。ああ……このガトリング……【COMP】に入らなかったら……どうしよ……う……」
「これ教室で蘇生されたらエラい事になるんじゃねーか? 配布装備の幅がデカすぎだろ……」
康夫のバッグには【施餓鬼米】が30kg入っていた。バッグを開けたらデカい紙袋が飛び出してきたので驚いたものだ。
気を取り直して移動する康夫。マップの人間アイコンのうち、近場に2つ固まっているのが気になったのだ。
ただの同盟や殺し合いならいい。いやよく無いが仕方ないのでいいとして、一応ほかの
スキルカードをデモニカに挿すことで習得した【潜入調査】*4とマップ機能を活かして悪魔の包囲を潜り、するりと廃寺に侵入。二人がいる部屋の襖を開ける。
「大丈夫だから……ちょっと女の子について教えてあげるだけだから! 怖くないから暴れないで……!」
「ひええええ!! 助けろ康夫ぉーーー!! このとち狂った痴女を止めるですぅぅぅ!!」
「ごゆるりと……」
襖を閉じてそっと立ち去る。服のはだけた女性をじろじろ見る訳にはいかない。TS女子なら服が脱げても平気だろう。相手は真面目な委員長だし、きっと何も問題なんてないさ。言い訳終了。
肩を叩き、無言でついてくるよう要求する悪魔たちに従い、廃寺から静かに脱出する。
「さて……では貴様の処刑を始める。罪状は分かるな? そう、【画面に映った罪】だ。えちちな百合シーンにお前という男が映ったせいで可能性が生まれたという大罪は、現世からの退去によってのみ償われる」
「片方は20分前まで男だったわけだが。解呪とかでワンチャン戻るんじゃない?」
「黙れ!! 我ら【妖鬼<TS百合すこすこ>モムノフ】*5隊、大義によって貴様を滅する……!」
「そうだ! 貴様には分かるまい、このTS百合強引なかよし(隠語)から生み出される極上のMAGを! こうやって施餓鬼米を口にかっこんで、濃厚なMAGをスゥーッ!!」
世界の美しさを悟ったようなアルカイックスマイルで、スゥーッと天へと昇っていく2体のモムノフ*6。最期に彼らは本当に大切な何かを手に入れたのだ。きっと大好きだったのだろう。
「見事な成仏なり!」
「合掌ばい!」
「よか輪廻じゃ! きっと来世は人間じゃ!」
「命が巡り廻るのも善し悪しだな……分かった! 此処にある施餓鬼米を貰って大人しく成仏するか、男時代の国信が歌うカラオケの動画を流しながら俺と殺し合うか選べ」
即座に槍を構えたモムノフたちに、【COMP】の空間ディスプレイの動画再生待機画面と【物反鏡】を見せつけ牽制する。廃寺のTS国信の悲鳴はクライマックスに近づいており、時間はこちらの味方なのだ。
「くぅっ……背に腹は代えられぬ。ちっぱいとて背の代わりにならぬように……か」
「疾く失せよ! 我らはこれより最後の晩餐よ。仏去 寺残白百合 絡様之 至高御数」*7
願わくば彼らの魂が、輪廻の果てに別の宇宙に流れついてくれることをお釈迦様に願う。
なんだか物凄く疲れてしまっていた。よくもまぁクラスメイトの奴らは2桁生き残っていたものだと切に思う夏の夜空。*8
フィールドの何処かから尺八の音色が聞こえたり、合戦の鬨の声が響き渡ったり、小型ミサイルが空を横切ったり、超巨大な大蛇が鎌首を擡げたのが見えたりと、大変に賑やかでバトルロイヤルの孤独を感じさせないのも疲労感を増す一因だ。
「とりあえず他のクラスメイト探すか……殺し合うかどうかは別として、大変な目に合っているのを見たい欲が出て来たぜ……!」
無理矢理にテンションを上げて、次なる目的地への移動を始める。
覚醒者の移動速度は速い。音速を超えるヒーロー級*9とはいかずとも、虎や熊と同等の身体能力を持つ以上、常人向けの日本建築では移動に係る時間なんてあっという間だ。
「おや……黒血*10の旦那じゃありやせんか。へへっ……あーしのようなケチな
「
城門付近の蔵にいたのはやたらと小物くさい喋り方をするギャルであった。
ビニールシートを広げ、座布団に座りお茶を啜る少女に戦いの緊張感は窺えず、後ろに積み上げた脱落者たちの支給バッグは狩る側の人間である証明だった。
「ここセーフゾーンなんで。地図見ます? 殺る気なさそうなんで一服していきなんせぇ」
「いやいやセーフゾーンとかヘルプに書いてなかっただろ!? なんで印付きの地図とか持ってんの!? あっバッグのランダム枠?」
「自称教師が帰ったあと、兵士にちょいと手を握らせて地図と攻略メモを貰ったんで。健気な弱者の努力でさあ」
握手だけで莫大な利益を手に入れられるギャルはズルすぎない? 康夫は理不尽な環境にもしっかり個人差が生まれることを理解させられた。
「後ろのご供養品はほら、支給品は持ち帰れなくても【COMP】に届けられる仕様でしょ? これ持ち主と一緒に消える前に拾うと普通に別枠で貰えるんで。攻略メモに書いてあったんで、ちょいと仲良しグループの奴さんらに検証のご協力を、ね。次は旦那もご一緒しやすかい?」
「俺は黒札の血を引く女の誘いは取り合えず全部断ると決めている。食事の誘いに頷くだけで北海道で巨獣レイドとか訳分からん展開になるからな*11」
「そりゃまた難儀な。モラトリアムの間に覚悟を決めなきゃ、そのうち碌でもない結末に辿りつきそうですな。おっと、新たなお客さんのようで」
蔵の扉が勢いよく開かれる。血走った目、荒い呼吸。戦闘の興奮そのままに蔵内を見渡し、こちらを見てニタリと笑う男。
「タカシ……」
「康夫か。くくく……お前が気にしてたあの女。俺が先に見つけちゃったぜぇ?」
「あっあーしは静かにしてますんで」
「……どういう意味だよ」
「意味? おめでたい奴……精々気を付けるんだな。あの女、いかにも清楚ですみたいな顔をしておいて……とんだ……しゅ…ら…」
タカシの半身がずるりと滑る。ぐるりとその目が裏返り、二人の眼前でうどん玉の如く大脳がこぼれた。
「タカシィィーーー!!」
「……ぉおっといけねぇ! 野暮用を思い出したんでちくと失敬」
判断の速い
康夫もまた相棒の【電霊 エアドラモン】*12を召喚し、タカシのバッグを確保しつつ周囲の警戒を行う。
――斬撃が蔵ごと相棒を一撃で割断せしめた。
「……あー、こんばんは、でいいのかな。小早川さん」
「うん。こんばんは、康夫
盲目の少女が右足を引きずるように歩いてくる。
生来の不足を補う為のシンプルなアルミの義足。難民として外を彷徨った母親の胎内にて霊障を受けた彼女は、生まれつき右手右足、そして視力を持たずに生まれたという。
埃及特区に流れ着いた後、父親の死に物狂いの努力により生活の基盤を得ることができ、今では娘を不自由なくアカデミアに通わせることが出来ているとか。
そう、戦闘系異能者のクラスにだ。
崩れ落ちる蔵から抜け出し、【COMP】に戻ったエアドラモンに【地返しの玉】を使用し蘇生する康夫。
それを咎める事をせず、小早川さんはゆらりと左手に持った刀を掲げる。
「これは今回の支給品。【妖刀
「【召喚】【ディアラマ】……!」
「お話もしてくれないんだ? 【変身】……解除」
義足が隼を思わせる、猛禽めいた黄金細工へと変貌する。重心を保つ為にぶら下がっていた義腕もまた、冥府の冷たさを持つ黒檀の組木の姿を取り戻した。
優れた【アナライズ】機能を持つ康夫はもう若干泣きたくなっていた。Lv37とか馬鹿じゃん。勝てるかよと。しかしファラオ製デモニカは優秀なので戦意は減らしてくれない。当時でもLv70超えのヒナちゃんに薙ぎ払われた奴らよりマシだろと背中を強く押してくれる。
「相棒は敵悪魔の警戒! 俺は―」
「この刀の
康夫とエアドラモンの全身から血が噴き出した。
【妖刀ニーヒル】の持つ【数え上げる呪い】*14が発動したのだ。
さらにタイミングを合わせ上空から強襲してきた小早川さんのデジタマ悪魔、【電霊 死儀礼の鳥】が死かき棒でエアドラモンを串刺しにし、地面に縫い付けた。
康夫はデモニカの装着者であるがゆえに、出血による肉体的ショックは無視できる。逃亡も降伏も不可能なら抗うしかないのだ。
己の長剣を構えつつ、格上を打ち倒す為の隙を伺い、小早川さんの抜刀に合わせ【物反鏡】の準備をする。
※イメージ図
み し り 。万力の如く刀身を締め付ける神隼の鈎爪。妖刀に蓄えられるは小神さえ切り伏せる魔人のひと薙ぎ。
盲目の少女の刃は物理反射の魔鏡を超えることが出来るのか。出来る。出来るのだ。
顔を傾けたことにより髪が流れ、隠れていた目が見える。見開かれた目の中、光捉えぬ瞳は切り伏せるべき理を見据えていた。
「【無明逆流れ】*15」
放たれた斬撃が肉体を通り抜け城壁に線を引いた。それでもまだ。デモニカスーツは動く。
【不屈の闘志】が命を繋ぐ。理屈を超え、ただ精神が死なぬと決めたことで死なぬ。それを否定できるのは神魔の権能のみだ。
絶技を放った直後の小早川さんの首に向かい長剣を振り下ろす。それを阻むは【二の残影、小早川さん】と【三の残影、小早川さん】と【四の残影、小早川さん】と【五の残影、小早川さん】だ。
「ふざけんな勝てるかボケクソゲーやめろ!!!!」
◆
オマケ エマ先生の前日譚
――【チェイテモンサンミシェルピラミッド・中層】
エマニエルは追い詰められていた。
転移の罠に掛かり、パーティーとはぐれダンジョンの中ただ一人。契約した仲魔は既に息絶え【COMP】に収まり、蘇生用アイテムは邪悪な天使型リスによって、盗まれたり燃やされたり勝手に使われたりして無くなってしまった。
「ここは……? 見たことも聞いたこともないエリアだ。転移先がモンスター部屋でないならトレジャーアイテムだとジャパニーズRPGではお約束だが……」
脈動するようにほのかな光を放つ木の根に囲まれた、小さな部屋。赤いカーペットを引かれた通路の奥には広い台座が置かれている。
「ほっほっほ。【ほしふりのほこら】へようこそ。わしは有名な【モンスターじいさん】じゃ」
「人間だと!? お前は何者だ!」
「わしはファラオにこの部屋に封じられし者……ここではモンスターの配合を行っておる。子供たちに渡す【デジタマ】もここから生まれておるのじゃ」
「あの大人たちから超羨ましがられているパートナー悪魔生産器をだと!? ま、まさか貰えるのか!?」
「もちろんじゃとも!!」
エマニエルの心が躍る。やはりここは特別なアイテム部屋だったのだ。長く旅を続けていた彼はJRPGには全然詳しく無かった。
「うむうむ。ではお主に授けるタマゴを用意せねばならんの。しかし生憎と今都合が良いモンスターは♂しかおらんのじゃ(早口)。じゃからすぐにタマゴを産める♀を用意せねばならんのう(早口)。このほこらは異種族だろうと問題無く配合できるし丁度よく目の前に人がおるのうあとは性別だけじゃ(早口)。では性別を変えるしかないのうタマゴ鑑定士のお姉さん頼むぞい!!」
危険を察知し即座に身を翻し、逃げ出そうとしたエマニエルだが、背後に竪琴を持った詩人のお姉さんが現れ道を塞がれる。嫌に熱い目でこちらを見つめていた。
「あ~ら~ま~! なんてかわいいぼっちゃんだこと。でもこれからはかわいいお嬢ちゃんになっちゃうわね?」
「タマゴは要らない! 俺にはもう2個タマがあることを思い出したんだ帰らせてくれ!!」
「ダ~メッ。さっそくはじめるわね! ラララ ラ~!ラララ リ~! !*??/)(↑↑♂+♀××!!」
「Nooooooo!!!!!!」
・国信くん Lv7
原作バトロワ主人公の親友慶時くんとは違い割とキレやすい若者。
孤児院育ちであり、入学前からボランティアとして来ていたエマ先生とはとても仲良し。
世界を知り、人助けを惜しまない大人の男に憧れていたが、色んな意味で酷い事になってしまった。
なおTSにより才能上限は10くらいだったのが20まで上がった模様。【モムノフ召喚】スキルを習得した影響だと考えられる。
・嘉門米美(偽者)
変装した黒札のにいちゃん。バトロワごっこ出来ると聞いて駆け付けたぜ!!
原作ムーブできるか不安だったが、国信くんのお陰で銃撃つことはできて満足。ありがとう!
え?子供殺すとか普通に出来ないよ!みんなが素直でよかった……!
エマヌエル先生とは知り合い。普段はシェルターの備品管理や異界製品の輸出入を仕事にしている。
ちなみにAフィールドのAは葦名だぞ!
兵士もホビー部のバイト。
・里津真沙羅(サトツマサラ)くん Lv13
相棒のヒカチュウと共に戦うポケモンマスター。本来はショットガン使い。
ヒカチュウはデジタマから生まれた電霊が変化したものであり、とても仲良し。
自然発生したタイプの才能R。銀札。
・三下さん Lv23
小物口調で話すギャル。元ネタはTwitterのオタクに優しい三下ギャルシリーズ。
終末時に壊滅した名家最後の生き残り女子が埃及特区で産んだ娘ちゃん。
母親は【体を使わせてくれる部屋に入り浸るギャル作戦】により見事ホビー部黒札の愛人の座を手にした鬼才。
認知された黒血の金札だが、両親揃った黒札の子に対してはへりくだった態度をとる。趣味である。
支給品は首狩りスプーン(真4F)
空島は三次に沢山あったろう?オタク君に優しいギャルもそうさ!!当然存在する!!!!
・タカシくん Lv17
天然のSR霊能を持つNTR漫画に出てきそうなクラスメイト。
さとしくんと仲が良い近所のお姉さんの事を狙っている。
えっクラスメイト?レベリングしてる女なんて大体地雷でしょ(真理)
盲目のクラスメイト女子を見かけて心配で声を掛けたが、返事はブレード光波だった。
やっぱり地雷じゃないか!!!!
・無明の刃、小早川さん Lv37
ソウルライク盲目義腕義足メカクレ虎眼流剣士JC。5人に分身も出来る。
有能パッパが超頑張ってガイア系列企業経由で黒札に繋ぎをとり、ゴア博士から売れない高性能シキガミパーツを横流ししてもらった。頑張りすぎぃ!
ホルスのフォルマを使った義足と、オシリスのフォルマを使った義腕により才能上限は60を超える。
そんな装備を貰ったら?そうだね、チュートリアルだね(ロミアスはニヤリと笑った)
【恐怖無効】も【不屈の闘志】も無いのに散々赤目先生に切り刻まれ、泣き叫び命乞いをする彼女に対し、少年はそっとイヤホンを着けゲーム機の音量を上げた。
そしてまたひとり修羅が生まれる
・康夫 Lv26
黒札パッパからデモニカを貰い、ロミアスに実物提示教育された子供A。
デモニカからあふれてくる不屈の闘志を解消するためにダンジョンに挑み続け、すくすく成長している。同じような境遇の子供も多いためPTも組みやすい。
しかし順調に成長できているがゆえにメンタルがまともなままであり、ネジの外れた人間と向かい合うと思考が守りに入ってしまう悪癖持ち。
クラスではもの静かな美少女である小早川さんが気になっていたが、どうやら生命のアラートだったようだ。
相方の伊織は画面外で、大手門を守るフサリア有翼重騎兵(バイト)相手に討ち死にした。
・エマ先生 Lv42
中東生まれの現地人SSR。エジプト大決戦の生き残り。
密輸した【クドわふたー】でシコっていたところを親に見つかった追放系主人公。
故郷を離れた後、リトルバスターズの誓いを胸に弱者救済の旅を続け、大決戦で傭兵として参加。
埃及特区に来てからはHENTAIを楽しんだり、専用シキガミが貰えないことに涙したりと忙しい毎日を送る。
仲間たちにレイプ目でタマゴを抱えているところを保護された。
アナライズすると超人から魔法少女に変わっていたという……
・モンスターじいさん Lv69
スケベ部所属の悪い子おれたち。現地人に対して人権とか考えないタイプ。
魔法少女の触手産卵プレイでしかヌけない天与呪縛により強大な力をもつ。もってしまっている。
デュエルアカデミアに全裸登校日を実装するよう暗躍し始めた瞬間ファラオに見つかり、週休2日でダンジョンに封印されてしまったMAG電池。
タマゴ鑑定士のお姉さんは普通に性転換の権能を持つ悪魔。
PTメンバーは【好きな性癖発表しんりゅう】【乳首ねぶりゴ-ルデンスライム】【アナルねぶりローズバトラー】の3体。