【カオ転三次】本霊デビルなの バ レ バ レ   作:ポポァ

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時系列的には地方の異界対処を懇願寺され始めるくらい。
この時期のガチャには既に魔神由来の【魔力開眼】や【ランダマイザ】があったりして、そこそこ弾があるだろうB賞にも【変化S】や【擬態S】が入ってるんやな……
やっぱ修羅勢は黎明期から居ったんやなって


ガッチャ! 楽しい金策だったぜ!

――星霊神社【製造部】

 

 僕が高額紙幣より高いカードをひたすら作り始めて二週間がたった。うぉオン、僕はまるで人間輪転機だ。

 

「マジで止まらないな。捨食捨虫だったか、俺も取ったら……駄目だな。取ってしまえばそこで俺の人生はストーン奴隷で終わる」

 

「よっぽど高レベルじゃないと相当厳しい修行がいるそうですよ。僕は元々10年ちょっと飲食無し呼吸無し睡眠無しで過ごした経験があったので、あとは発動方法を知るだけみたいな状態だったとか」

 

「ここに来るまでの経歴が暗黒すぎる……魔力補給で温泉行ったりカレー食ったりする以外はマジで眠りもしないんだもんな。仙人みてぇな修行の果てがカードプリンターは流石になぁ」

 

「自分が上達していくのが実感できて楽しいですよ。シキガミとベールから経験値が入ってきてるのも分かりますし。素のレベルが上がるだけでも物作りが上達するってのもマジなんですねぇ」

 

 製作スピードと効率が上がり、カード作りに必要な素材も減らすことが出来てきた。壊れた赤子の脳からMAGを掠め取るよりもよほど楽しく、充実した時間を過ごしている。僕はMMOでも生産スキルをがっつり上げるタイプだったのだ。

  現在作っているのは戦闘終了までの永続バフや、通常攻撃の属性変更、各属性の被ダメ半減バフのカードなど、作りやすい割にはべらぼうに効果が高いメタ系のカードだ。買い物の計画性が無い俺たちにも行き渡り易いようにガチャのハズレ枠にも入れられるとか。

 

「俺もなぁ、シキガミちゃんの強化費用を稼ぐためにひたすらザンストーンを作るお仕事を始めて一ヵ月だが。気づいたら稼いだ金がガチャに消えてるんだよな。ハズレのデビルポイズンとデビルバインドを自分に使って、雷の結晶カード*1でシキガミに雷パンチしてもらったら捗ったぞ」

 

「それ僕に聞かせてどうしたいんです? 今そのカード量産してる最中なのに……」

 

 周りにいる爛れた製造系俺たちとも仲良くなれたが、やはり人の欲というのは底知れない。商売のネタとしてはやはりガチャは鉄板なんだろう。1回680マッカ又は136万円という恐ろしいレートでもガンガン回されているらしい。

 こうして紙とマッカにMAGを注いでギュで136万円、僕も回収したお金だけでは欲に飲まれればあっという間にカード奴隷コースかもしれないな。日本円はどうせ終末来たら無価値だからとこんなレートらしいので、僕もカード作り以外にマッカを稼ぐ手段を考えておくべきか。

 

「おっす。脳缶ニキ、いい具合にカードの在庫が出来たし、これでしばらくは大丈夫そうだ。盗賊の心は修羅勢から無限の需要があるだろうが、奴らもできるだけ早く成長して宝探しカードお願いしますはよして役目でしょ、とのことだ」

 

「まぁ気持ちは分からんでもないですが。じゃあ僕はもう上がりですかね? エドニキ」

 

「あぁ、ありがとな! 新カードはいつでも大歓迎だし、量産の仕事も唸るほどある。金が欲しけりゃいつでもきてくれよな」

 

 製造部を後にし、パワーレベリングしていたシキガミエレジーと合流する。まだ喋るペーパークラフトを人間に見える様調整されただけの彼女だが、釣りとか家事とかの汎用スキルをぶち込んでいくと段々人間に近づいていくらしい。

 僕の血肉効果で変化スキルを手に入れているので外見は完璧に人間になれるのだが、まだまだ会話は原作台詞BOTだ。ベールは眷属として作られており悪魔としての自我がめっちゃ薄くセミオート操作みたいなものなので、会話はできるが現状空飛ぶハロ。

 

「いよいよ修行場異界でレべリングしかないな。とりあえず10回くらい死ぬまで潜るか?」

 

「やはりレベリングか……いつ出発する? 儂も同行しよう」

 

「北の不死院」

 

「いやエルデンリングだが……レアルカリア出身なら語呂がよかったんだがな」

 

 当たり前のような感じで参戦してきたのはエーゴンニキ。初老俺たちの一人で別に原作っぽい顔*2をしている訳では無いのだが、ドラゴン狩りの浪漫に憑りつかれたコスプレ俺たちだ。

 当然暴竜ベールはこの世界にいないので代わりに邪龍や龍王龍神を狙っていたのだが、名前だけ同じな僕のベールで妥協しにきた刺客でもある。

 

「初心者なので手伝ってくれるならありがたいですけど。ベールと戦うのは射撃反射を覚えるまで待ってくださいね」

 

「勝たせる気無い? とりあえず上層を適当に回ろう。初心者試験は免除でいいらしいぞ。死んでも全く気にしないタイプはレベルさえあればいいってよ」

 

「それは助かりますね。僕まずは40欲しいんですよ。それくらいあればお守り外しても平気だって」

 

「さらっと40とか言いおるわ……中層行くかよっぽどの大型異界じゃないと無理だな。一旦近めの目標を決めた方が良い」

 

「じゃあ20回死ぬまでで」

 

「なんで増やしたの……? 言っとくがレベル20前後で中級者、30超えれば上級者のガイア幹部候補って言われてんだからな?」

 

 そう言われてもなるはやで上げないといずれ碌に外出も出来なくなるし、レベリングを諦めれば僕はカードプリンターだ。レベル40まで製造でレベリングしてたら到達前に世界は滅ぶだろう。

 

 

 

 

「うおおおおおおお! ……いてえんだ。たまらなく、いてえんだよ……」

 

 意気揚々と上層に挑み、レベル20台の悪魔たち【オーガ】や【アエロー】、【ラミア】【ノーム】などと戦い、魔力が尽きたらデスポーンを繰り返したところ、僅か2乙目でエーゴンニキがうずくまって動かなくなってしまった。

 

「原作台詞がきちんと出てくる辺りまだまだ余裕ですよね? ほら行きましょ、射撃特化の物理遠距離アタッカーはうちにいないですし」

 

「いやいや! マジで苦しいんだって! 蘇生代金も馬鹿にならないし、今日はもう温泉入って飯食って帰ろう! な?」

 

「魔力は生き返って回復しましたよね。カレーをテイクアウトして異界で消耗してから食べてください。ほらあと18回、頑張りましょ? 蘇生代金も持ってあげます」

 

 カード作りはとてもいい金になるし、遺産もあって僕は金持ちなのだ。何より最初にちゃんとやるって言ったからね、悪魔が蔓延る世界では口約束でも軽くは無い。ショタオジも言ってたことだ。

 

「ベール、運んであげて。エーゴンニキもレベル上げとかなきゃ……【コウリュウ】とか80近いレベルありますよ」

 

「レベリング! レベリング!」

 

「ベエエエエエエルよ! 引き摺るのは止めてくれ! 分かったから! 儂はやるぞ! でもあと8回で許してくれ……」

 

 

 

 

 楽しい楽しいレベリングが終わり、いよいよ30まであと一歩。僕だけならいつまでもデスマラできるのだが、エレジーとベールは一日で死にまくるのは無理っぽいようで、普通に20周とかは不可能だった。

 完全に動かなくなったエーゴンニキと温泉のマッサージ室で別れ、ふと思いついた金策ならぬマッカ策を試すために、不動産系俺たちや絵描き系俺たちと連絡が取りたい旨を事務員さんに伝える。

 

「え? 潰れる寸前の本屋や、大量のコミックを仕入れたい? ゼットくんならお金は大丈夫でしょうけど、新しい本屋でも営業を始めるんですか?」

 

「はい。ただちょっと、これからのことを考えると日本円とか、現代の貨幣よりマッカのほうが重要じゃないですか。たからまぁ、立地を工夫しようかなと」

 

 

 

 

★【全員聞け】副王からの大事なお知らせ【重大案件】

 

1:★副王

えーこの度、ちっさい嫌がらせしか出来ない暇悪魔どもの為にワイが新しいコンテンツを用意してやったで

 

コミックレンタルショップ【深い穴】(ディープホール)パンデモニウム店、開店します!

霊的縁切りと複製不可処理を済ませたコミックをマッカで貸し出すで

 

また同時に不定期開催の闇鍋本くじを開催するで~

★価格・一回500マッカ

 

A賞・ガイア連合製生もの発禁本【修業場のあのね・1巻2巻】

 

B賞・ガイア連合製18禁同人誌ランダム三冊

 

C賞・希望の漫画全巻セット

 

D賞・完結済み漫画ランダム全巻セット

 

E賞・レンタルに並んでる奴一冊貰える券

 

F賞・人気漫画ランダム一冊

 

G賞・不人気漫画ランダム一冊

 

H賞・外した帯

 

ラストワン賞・【修業場のあのね・1】初版サイン入り

 

2:名無しの悪魔

???????

 

3:名無しの悪魔

あの……ルシファーとかいう奴どうするんですか?

 

4:名無しの悪魔

急になにやってだこやつ……

 

5:名無しの悪魔

レンタルショップは神だけど

そのしたのくじ引きは糞の山なんですわ

 

6:名無しの悪魔

ファッキンベルゼブブ そんなんだから堕天してウンコ大王扱いされるんやぞ

 

7:名無しの悪魔

値段高い……高くない?

てかなんやねん一番下!!!!!帯て!!!!!!!

 

8:名無しの悪魔

みんなで頑張っていく時期や無かったんか?

仲良く肩組めばハッピーハッピーヤンケいうとったやん

 

9:名無しの悪魔

あの……レンタルってさぁ 各漫画複数在庫あるんすよね?

 

10:★副王

>>9 ナイヨ

みんなで取り合いにならないように……仲良く借りてね!

 

11:名無しの悪魔

!?

 

12:名無しの悪魔

いやいやいや! これあれじゃん

2巻だけ借りて嫌がらせできるってことだよな!?

こいつマジでホンマどうなっとんのや 頭天使かよ

 

13:名無しの悪魔

あの

 

E賞・レンタルに並んでる奴一冊貰える券

 

あの そういうことですか?

 

14:名無しの悪魔

……………マ?

ウ…ウソやろ

こ…こんなことが

こ…こんなことが許されていいのか

 

15:名無しの悪魔

こいつ実はまだ熾天使やっとるんちゃうやろな……悪魔がやっていいことちゃうで

 

16:名無しの悪魔

ぜってーあの高位分霊とかいう奴の仕業でしょ

やっぱ地上が真の地獄説あっとったやろがい!!!!!

 

17:名無しの悪魔

はいっクズ確定 ぶっ殺します

 

18:★副王

どの世界にも言えることやが、なんでも最初に一歩踏み出した奴が偉いんや

ワイは今一匹目のドジョウを掴むために暗闇に飛び込み店を開いたんやで?

早く買わないとネタバレされるぞ☆彡

 

19:名無しの悪魔

>>ネタバレ

ああああああああああ糞がよおおおおおおお!!!!!

 

20:名無しの悪魔

副王……ひとつだけ言いたいことがあるんです  あなたはクソだ

 

 

*1
戦闘終了まで味方全員の通常攻撃を雷撃属性にする

*2
元ネタはエルデンリングDLCの竜の戦士、エーゴン。マスクで顔は見えないが白髪ロン毛に眼帯をした渋いジジイである




Q.なんでレベル40あれば大丈夫なの?

A.氷の書の新ゼブルがレベル38だから。レベル40は普通に小国を滅ぼせる強さですが……


カス子ネキの作者様に褒めて貰えて凄く嬉しいのは……俺なんだ!
他の作者様キャラも出したいけどこいつ地元愛ゼロだしまだ序盤もいいとこやねんな、ブヘヘ
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