TSペルソナ主人公ズinキヴォトス概念(刈り取るさん同時空)です←!?
目が覚めたら、知らない天井だった。
……いや、知らないわけではない。
「
何を言っているのか自分でも分からなくなり、一度起き上がって頭を振り目を覚ます所で、身体の違和感に気付く。
胴体に感じる重みと、ふわりと漂う
下を見れば、自分の身体を遮る大きめの胸があり。
バッと起き上がって簡素な部屋に立て掛けられた鏡を見れば、天然パーマはそのままに顔立ちと身体つきを丸々女性にすり替えた自分が映っていた。
その「俺」が見たことのない光景に、口の端が引き攣る。
足の力が抜けてとさり、と女の子座りでその場に崩れ落ちて、口がゆっくり開いた。
「……嘘、だろ?」
その言葉を発した自分の声は、男の時とは似ても似つかない可愛らしい声だった。
たっぷり10分の時間を掛けて落ち着き、自分の荷物を漁る。
この状態をどうにかする要素が絶対にどこかにあるという怪盗の勘を信じて探せば、身分証と携帯、そして今後の予定が書かれた書類が見つかった。
名前は「
年齢は15歳と高校一年生に戻っており、自分のあの一年は何処へと嘆いてしまい*1ちょっと時間を食ったが、努めて立ち直って次へ。
種族は人間……いや待て種族とはどういう事だ????
わざわざこうして種族と書くのはもしかして人間以外にもそういったものがあるのか????
いや寧ろそうでないとこの書き方はまずしないよな、ここは小説の中のファンタジーだったのだろうか????
…………いや、今は止そう。
それくらいなら後から嫌という程理解できるだろうし、もっと情報を集めなければ。
所属学校……というか編入先は「ベルベット特別学園高等学校」……ベルベット?
ベルベットと聞けば、あの独房と双子……いや、一人の看守、そしてその部屋の主が思い浮かぶ。
そして、その中で聞かされたあの言葉も。
「(トリック・スター……この場所で何かが起こるという暗示だろうか?)」
うーんと唸りながら書類を読み進めて、ある一点でその目が止まった。
「銃種……ハンドガン……????」
ちらりと鞄の隣に置いてある銃に目を向ける。
見ただけで分かる本物の銃がそこに置いてあった。
「……意味が分からない…分からなさすぎて頭痛もする…」
こんな時にモルガナは居ないし、連絡先には怪盗団のメンバーにカロリーヌやジュスティーヌ、ラヴェンツァの物も一切ない。
この時点で八方塞がり……だが、まだ確かではない事がある。
ベルベット特別学園高等学校のことだ。
……こればかりは、自分の目で見ないと何も分からない。
流れるように着替えて荷物を持ち、銃を腰に釣った辺りではたと止まる。
妙に手慣れた動きに、動揺の無い自身の心。
それに疑問を持ったが、直後に鳴ったアラームの音でそれは掻き消された。
叩きつけられた音で肩が跳ね、時計を見て焦りが生まれる。
「やば……
鞄と銃をさっと確認して、どたばたしながらも自分は自室から飛び出した。
「……やっば!鍵鍵!!」
今時珍しいパンチ式の改札を通って、今にも閉まりそうだった電車に飛び乗る。
「はぁ…はぁ……ふぅ…………」
目的地は最寄りの狭間駅なので、ここから数駅程休憩時間なのだが……
「(やっぱり……明確な人間が、
どこを見ても女子、女子、女子。
たまに何頭身くらいかの動物が居たり、ロボットがいたりと本格的に意味の分からない光景となってきた。
そして自分の運動能力もだ。
女性の
パレスに居る時と変わらないアクロバットを余裕でこなす自分に自分で驚いた。
杏や春が以前ぼやいていた身体の不便さが全く無いことにちょっと苦い顔をして*3、周囲を見渡す。
「(皆銃を何処かしらに持ってて、何かが頭に浮いてる)」
「(天使の輪みたい……あ、俺にもある)」
電車の鏡で見れば、赤色で二枚の羽が円環状になっている輪っかが自分の上に浮いている。
「(やっぱり、よくわからない。なんなんだろうか、この世界は)」
カモフラージュとして文庫本を読むフリをしながら、ぐるぐると頭の中を巡らせる。
ここがパレスではない事は分かりきっており、とはいえジェイルでもない。
人々はシャドウになっておらず、しかし人間は自分含めて女性しか居ない。
でも——————ペルソナの存在は感じられる。
あまりにちぐはぐというか、ズレているというか……認知のなんたらという訳でもないから、あまりに分からない事だらけだ。
ここは学園都市キヴォトスであり、沢山の学校が集まっている……という所までだ。
『次は狭間 狭間です』
「ん……」
といったところで、アナウンスが到着を知らせる。
前から降りる人に着いて行き、道なりに駅を降りれば、光景はかなり変わっていた。
「うわ……」
青い空にモダン調に彩られた街並み、そしてその道を通る無数の円環。
東京ではまず見られないようなこの壮観さが———
ドカァァァン!!!!
「うわ」
———無慈悲な爆発音と共に砕け散った。
見れば街の一角にあった建物が爆発したらしいが、お陰でわくわく感があっさりと無くなってしまう。
道ゆく者はある人はそれを避けて歩き、またある人は正義感からか爆心地へと直行し、直ぐに乾いた薬莢の音が響き渡る。
「日常的に銃撃戦……????」
数分もすれば中からヘルメットを被った女子生徒が逃げ出して、その後頭部を撃たれて気絶した。
その後に出てきた生徒は頬や脚に怪我はあるものの、銃撃戦をしたにしては軽傷も軽傷。
銃のダメージがかなり低くなっているのか……????
後から合流してきた数人の生徒にそのヘルメットの生徒を受け渡して、あっさりとその騒動は収束した。
そしてその間、周囲の生徒たちは皆大して反応する事もなく「あぁ、またか」と言わんばかりの顔を浮かべたりしているのだ。
「……常識って、なんだろうな」
以前ではパレスやジェイルの外でこんな銃撃戦とか自殺もいいところだったのに対し、このキヴォトスでは
「では、雨宮さんの教室は2年4組……ここから2階に上がってすぐ目の前ですので、覚えやすくて楽ですね!」
「あ、はい」
教頭がロボだった。
もう一度言おう、教頭はロボだった。
その教頭も授業の教鞭方法の影響でほぼカウンセラー……秀尽の丸喜のような立場である。
BDというディスクを使ってタブレット自主学習を中心にする、らしいこの学校の方針に内心ガッツポーズをして*5、教頭に礼を言い階段を登る。
「(やはりジェム系を作るべきだろうけど、キーピックも捨てがた……って、もう自分は怪盗団じゃないのに)」
怪盗団に関する話が出るといつもこうなる、と静かに自分を戒めて、扉を開け———
「そろそろ来……あっ」
「失れ……っと」
———る手が空振り、目の前に灰色の髪が映る。
その人を見た時、自分の心の中は動揺で震えていた。
その人の容姿…………
それは目の前の人も同じだったのだろう、互いに開いた扉の間で固まってしまった。
「鳴上さーん?どうしたのー?」
「……———っあぁ、いや……なんでもないよ、大丈夫」
たっぷり数秒の硬直は、第三者からの言葉で瓦解した。
「それなら良かったけど……おっ、君が転校生ちゃんだね!」
よろしくーと元気よく言った目隠れ女子生徒に軽くお辞儀をして、鳴上さん?に連れられて壇上に登る。
「すまない。突然になるけど、軽い自己紹介頼めるか」
そう言った鳴上さんに頷いて、自分は軽く咳払いをしてから口を開いた。
「初めまして、雨宮蓮です」
▽ここまでの物語を記録しますか?
>はい
いいえ
この作品で刈り取るさんはあまり出ません(出ないとは言っていない)
エンカウントしたらしたでどうしようかなってなってます
刈り取るさんブッ◯されない?大丈夫かな……(震)
ペルソナ主人公のスペックは
有里湊→P3R二週目完遂済+EPアイギス満了
鳴上悠→P4G二週目完遂済+P4U2まで満了
雨宮蓮→P5R二週目完遂済+P5Sまで満了
となっています つまりさいきょーとさいきょーとさいきょーです(小並感)
現地オリ生徒(覚醒者)とのストーリーが浮かんでしまいました。このストーリーについて意見をお聞きしたいです。
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見たい(本編同時空で)
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見たい(本編別時空、Ifストーリーで)
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見たい(全く別の作品として)
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見たくない