こまけえこたぁいいんだよ!の心で読んでください
筆者よ、脚注に自我が宿りすぎではないか?(自問)
こまけえこたぁいいんだよ!!!!(自答)
「どうしたの?早く行こ」
「すごーーーーい!!!!」
「おぐっふ」
サクッとロボットを仕留めてもやってこない皆を訝しんで振り向いたら、その鳩尾にモモイの頭が突き刺さった。*1
「ぎゅるるるるーってしてぐわって!!ロボットが一斉にぶっ壊れてた!!湊先輩それどうやるの!!?」
鼻息をフンスフンスと鳴らして興奮するモモイを皮切りに、ゲーム開発部と先生が駆け寄ってくる。
「お姉ちゃん!!今はそれは後!!」
「えー!?でもミドリも気になってるじゃん!!」
「うぐっ……そ、れはそうだけど!!増援が来る前に行こうよ!!」
「むぐ……わかったよぅ、でもまた後で教えてよ!」
「わかったから、取り敢えず廃墟の中まで行こう」
そんなミドリの言葉にようやく離れたモモイが銃を構え直して言う。
そうしてまたモモイとミドリを先頭にして進む中、アリスが笑顔で問いかけてきた。
「ミナト、アリスは先程のミナトみたいな格好良い勝ち方をしたいです!アリスにも出来るでしょうか?」
曇りなき眼でそんな事を言う彼女の銃を見て、うーんと思案。
「……アリスの
「がーん!」
そもそも自分の銃弾はダイラタンシー現象……もとい
マウントベースに触れた指の位置と組み合わせで、その現象の初期強度を決めるこの銃と弾は、指定した回数跳弾すると跳弾としての機能を失ってただの銃弾に戻る。
僕は
むしろ、アリスは片栗粉と水でできるダイラタンシーに興味を持っていた。
「アリスもだいらたんしーを体験してみたいです!」
"力加減を間違えたら自分が怪我するか周囲が大惨事になるから、やるなら一緒に色々考えようね……?"
「はい!」
さっさか進んで何度か戦闘を交わす中、疑問が湧く。
「(力任せにダイラタンシーを殴ると周囲が大惨事になる程の怪力……ねぇ)」
あの二人はほとんどそう言っているようなものだったし、タイミングが悪く話を聞けていない先生の表情を見てアリスの大方の事情は理解した。
気付いたら癒えている小傷も相まって、人間離れした何かを感じる。
その仮説を辿る時には、決まって一人の仲間の姿が思い浮かぶ。
シャドウと戦う為に生まれた存在。
蝶の心臓*3と鋼鉄の体躯を持つ、意思を持った
「…………(———アイギス*4)」
日々を過ごす中で兵器から人間へと羽化したあの少女と目の前のアリスが重なって、どうしても離れなかった。
……———結果から言って、僕の推測に外れは無かった。
アリスは廃墟に眠っていたアンドロイドで、記憶がなく目覚めたばかりの所をゲーム開発部に
そのゲーム開発部は、目の前で起動している「Divi:Sion System」なるものからG.Bibleを保存できないかと四苦八苦している。
"推理力凄いね、湊"
その姿を眺めながら、ぽつりと先生が呟く。
この推理は廃墟に入って間も無く導かれるように進んだアリスを追いかけている間、後ろで先生と話していた。
Divi:Sion Systemを見る前に出自を当てた事について気になるのだろう。
「これくらいなら……って言いたい所だけど」
向こうのDivi:Sion Systemとやらが『貴女はAL-1Sですか?』と問い掛けている。
その様子を同じく眺めながらも、その後の言葉はするりと出て来た。
「同じ境遇の仲間が居たからね」
機械の身体とか、自我が後から形成されたとか、記憶がなかったとか*6。
死んだ自分がもう逢えないのは分かりきっている。
けど依存するような重さではなく、ただ色褪せないだけの思い出として残っている。
「皆とこうして駆け抜けた日を思い出すよ。モモイもミドリも、ユズも仲間に似てるところがあるから、尚更」
"……いい仲間達だったんだね。凄く優しい顔してるよ"
「うん、大切な仲間
"…………それ、は"
「先生!モモイが倒れてしまいました!」
僕の言葉に何か思う事があったのか、口を開きかけた先生がアリスの声がした方を向く。
「…………??なにこれ」
「おぉぉおぉおう!!おぉっ、おぉおぅうぉ……」
orz*7の体制で言語にならない嘆きを吐露し続けるモモイの頭を軽く撫でながら、苦笑いをしてミドリが言った。
「G.Bibleを保存する媒体が無かったので、お姉ちゃんのゲームガールズアドバンスSPのメモリーカードで代用したんです。そしたら……」
「うぅ……ぅぉお……ぉ……」
「モモイの、700時間のゲームデータが……全部、消えちゃって」
「おぉぉおお!!うぉおおおん!!」
「お姉ちゃんうるさい」
「うわーん!モモイがうるさくて話が進みません!」
ふぎゅう、と静かに泣く事にしたモモイ*8を尻目に、ミドリがメモリーカードをゲームガールズアドバンスSPに挿入する。
すると画面にはしっかりと「G.Bible.exe」が表示された。
「これが……G.Bible……」
「ロックが掛かってて開きません!」
"開け方は……今考えるべきではないね。目的のものは取れたし、まずは早めに帰ろうか"
見渡せば廃墟。
中に巡回のロボットが永遠に入らないという確証はないし、これを解析するには他の手が必要になる。
至極最もなその言葉に全員が頷いたので、ぐしゅぐしゅとベソをかくモモイをどうにか歩かせて、僕達は廃墟を後にした。
「———ヴェリタスは居なかったし、今日は一旦お終いかなぁ」
帰宅後、ゲーム開発部の部室にて。
のんびり乱闘ゲームをしていた先生達の元に、モモイがぽっとぽっとと戻ってそう言った。
"そっかぁ……じゃあ、そろそろ今日は解散して休もうか"
丁度良く順位が決まったゲームを横目にそう返した先生の言葉を皮切りに、ゲーム開発部の皆がテキパキと準備をする。
「取り敢えず明日またヴェリタスに行って、解析をお願いしてもらうことにするよ」
「今日はもう寝ようぜ*9、です!」
蓮が言ってそうな言葉だなぁ*10なんて思いながら部室の扉まで行き、先生と共に振り返る。
"それじゃあ、また明日"
「それじゃあ、僕も———」
「あ、忘れてました!ミナト、モモトークを交換しましょう!」
「……僕と?」
「はい!ミナトはアリスの師匠ですので!それに、ミナトとまた冒険に行きたいです!」
花が咲くような笑顔でスマホを見せるアリスに、小さく笑いながら呟く。
「……
「がーん!…………あ、いえ、そうではありません!」
「バレバレだよアリスちゃん……」
「———ま、良いよ。交換しよっか」
喜怒哀楽がとても顕著な彼女とモモトークを交換して、数少ないトーク画面に新しいメッセージ画面が増える。
『よろしくお願いします!!』
「……目の前に居るのに」
「目の前に居ても、最初の挨拶は大事です!」
「そっか。……じゃあ、またね」
パンパカパーン!と両手を上げるアリスの頭をポンポンと叩いて、先生と部屋を出た。
"今の湊、とても良い顔してるよ"
「そうかな…………———そうだったら、良いな」
ぽつりぽつり、他愛無い話を交わして駅の前まで歩く。
僕はこの付近にあるホテルで一泊過ごす予定で、先生はそのまま帰るみたい。
「先生」
"?"
「僕達の
"いいの?……それなら、お菓子と飲み物をストックしておくよ"
「どうだろ。三人分だから、足りなくなるんじゃない?」
"そんなに!?"
苦笑いする先生に手を伸ばす。
「改めて、コンゴトモ=ヨロシク」
"……うん、こちらこそ宜しく"
▽ここまでの物語を記録しますか?
>はい
いいえ
そういえば執筆当時(3/5)は約束の日でしたね。
知らないうちに湊の独壇場になってしまった。
しょうがないよね……そう降りて来ちゃったんだもん……
湊「アリスはアイギスそっくり。モモイは順平みたいで、ミドリはゆかりみたいで、ユズは天田みたいで、先生は風花みたいな雰囲気をしてる」
という事で太陽コミュ「ゲーム開発部」と顧問官コミュ「連邦捜査部『S.C.H.A.L.E』」でした。
顧問官コミュ(コープ)はペルソナ5ザ・ロイヤルでのみ解放されるもので3や4とは関わりが……ってなるかもしれませんがそこはもう私の作品は独自設定ぐるぐるぐるぐるどかーん!!なので……
次はちょっとやりたかったエピソード。
光のような大人が居れば……ね?()
なんか主人公ズにして欲しい事を書き込む活動報告↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=332370&uid=276197
刈り取るさんの方の話(完結済)↓
https://syosetu.org/novel/349213
現地オリ生徒(覚醒者)とのストーリーが浮かんでしまいました。このストーリーについて意見をお聞きしたいです。
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見たい(本編同時空で)
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見たい(本編別時空、Ifストーリーで)
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見たい(全く別の作品として)
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見たくない