以下うちの蓮ちゃんがブルアカのCMをやった時の妄想
「Yostar」
「先生、只今ブルアカで俺達が主役のイベントと限定募集が開催中だ」
「って、えぇ……大丈夫か……?そ、そうか……———コホン」
「ブルーアーカイブ」
「今宵、その歪んだ欲望を頂戴する!」
不思議な銃社会「キヴォトス」に突然やってきた
少しずつクラスメイトとも話すようになり、聞き耳を立ててみれば「凄く紳士」「女の子なのにカッコイイ」「俺っ子巨乳ロリ最高」と言っいや待って最後のだけは聞き逃せないんだけど?
いやまぁ、鳴上さんと有里さんと比べたらそりゃ小さいし三人の中じゃ一番胸が大きいけどさ、その、恥ずかしいんだけど!?
女性の一人称に慣れなくて「俺」って言い続けちゃってた事がこんな変なステータスになるとは思わないじゃん!
アレか!?最近になって周囲の目が生温かったのは背伸びして男っぽく振る舞おうとして背伸びしてるようにしか見えないとかいうアレか!?
俺は小動物か!?稀に見る愛され枠って事なのかチクショウ!!!!
「雨宮さん、雨宮さん」
「———ハッ!?」
学習がひと段落して既に止まったBDを手に持ったまま、席でぼうっとしていた自分に声が掛かる。
自分の右から話しかけてきたのは、最近話すようになったクラスメイトだ。
短めの前髪にピンを付けて個性を出している、割と静かめの子。
「授業、もう終わっちゃったよ?大丈夫?」
「ぇあ、いや大丈夫。ごめんね、ありがとう」
イヤホンを外してBDをしまいながらその子に微笑むと、呼応するように彼女もふわりと笑った。
「気にしないで。雨宮さん、今日は部活?」
「うん。今日から週末まで、レポートの資料集めとかがあるんだ。色んな所に連れてって貰う予定」
「そっかぁ……じゃあ、その時のノートは取っておくね?部活動頑張って」
「ありがとう、凄く助かる」
「良いの良いの、隣の席だもん」
ばいばい、と手を振り合って荷物を手に取る。
授業が終わってから少し時間が経っていたようで、教室には自分とあの子の二人以外に誰も居なかった。
もしかして、ひと段落するまで待っていてくれたのだろうか?
「隣の席だから」という理由で何かと世話を焼いてくれる彼女には、正直とても助かっている。
最近、先程のように思考の渦に落ちてしまうことがちょくちょくあるからだ。
あの子は自分の近くにいる時、決まってその渦から引っ張り出してくれる。
ありがたくて同時に申し訳なくなるが、彼女が楽しそうならまぁいいか……となってしまうのだ。
……恐らく、自分が男のままだったらこの時点で少し心臓が煩くなっていただろう。
しかしそんな高鳴りは『俺』が『私』になった事で極めて薄れてしまった。
「……男に戻った時、恋愛対象の変化に今から怖くなるよ」
いつ戻るか、どうやって戻るかすら全く分からないけど、未来に起こるかどうか分からない一つの可能性に苦笑いが漏れた。
D.U.地区行きの電車に揺られながら、昨日部室でアレテー会長に告げられた話を思い出す。
『少し振りのお仕事が来たよ〜!』
『お仕事……って言うと、
『そう!ミレニアムサイエンススクールの
会長が渡してくれた依頼概要に目を通しながら、ミレニアムサイエンススクールの事を出来る限り頭に浮かべてみる。
『……あぁ、科学の最先端のような場所か』
『あそこの方からか……会長、誰と合同なんですか?』
『
『場所は違法オークションの会場。ゼロワンがどうにか証拠を集めるので、その間の撹乱、警備兵の制圧、逃走の抑制……可能なら首謀者の確保』
『ゼロワンの方は、なんというか言語化しづらいんだよね……とはいえ自分はどちらかと言うと交渉とかの方面だし、会場の中で刀を振り回すのはちょっと……』
『僕もかな。範囲殲滅の択が多いから使うと周囲を巻き込みかねないし』
『あぁ〜……悠ちゃんも湊ちゃんも、今回の依頼とは相性悪そうだよねぇ……』
……となると、消去法で自分となる訳だが。
『俺なら怪盗稼業で大立ち回りとかは何度もやってる。撹乱制圧は慣れてるから余裕だよ』
『なら、今回は蓮ちゃんにお願いしても良いかな?存分にやっちゃって良いから!』
『
スマートフォンのアプリ*1で遠距離武器を極・万魔の銃から極・破壊神皇に変更して*2、指定の駅で降りる。
改札を出た所で視界の端にメイド服が見えたのを確認し、不自然にならない程度にその方向へと足を運べば、目的地にはすぐに到着した。
D.U.地区にはありふれたビルの4階、エレベーターを降りたところで横から声が掛かる。
「ベルベット特別学園高等学校の方でお間違いないですね?」
「……あぁ。そちらはC&C?」
声の方を向くと、先程自分を導いたメイド服の少女。
彼女は佇まいを正して、恭しくお辞儀をした。
「はい。私はコールサイン
「初めましてー!コールサイン
そんな室笠さんの隣に跳ねるようにやってきた一之瀬さんは、にぱー!と笑顔で手を振る。
その二人に続くように、自分も軽い自己紹介をした。
「ベルベット特別学園高等学校、異聞録学部の雨宮蓮です。仕事中は……『ジョーカー』が一番呼ばれ慣れてる」
「
「あら、そうなのですか?なら私もジョーカーさんと」
「普通そんな見ただけで分かるもんなの……?」
……鳴上さんが言っていた事が少し分かった気がする。
君達軽いね?普通もう少し疑ったり考えたりするもんじゃないの?
「えー?勘だよ!勘!」
「アスナ先輩の勘は凄くよく当たるんです。私達も信頼してるんですよ」
「そうなのか……なら……良い、のか……?」
二人に頷かれて、この話を終わりにする。
そんな深く考えなくて良い?そっか……ならええか……?ええのか……??
「ところで……蓮さんは制服のままで良いのですか?もう少しで移動を開始してしまうのですが」
時計を見れば予定の15分前を指していた。
距離的にもさっさと向かった方が良いだろう。
「ん、そっか……ならもう着替えちゃうよ」
そう言って室笠さんが鞄を漁ると同時に「叛逆の意志」を引き出していつもの怪盗服(女性Ver.)に換装する。
「お着替え……なら私もお手伝———」
「えっ」
「えっ?」
「わ、凄ーい!ぼわってしたら変わってるー!どうやってるのそれ、手品?」
一瞬目を離した隙に着替えが終わっていた自分を見て室笠さんがコームやピンを持ったまま固まり、過程を見ていた一之瀬さんが自分の周りをぐるぐる回りながら興奮した様子で聞いてくる。
「あー……その、俺の能力みたいなもので……そういうものだと思ってくれれば」
「あー、コユキちゃんの電子解読みたいなものかぁー」
「うーんちょっと聞き落としたくない事が聞こえた気がしたけど聞かなかった事にした方が良いですかね?」
「そうして貰えると……」
なんだよ双葉みたいな才能がここにも居るのかよ凄いなキヴォトス。*3
「……まぁ、取り敢えず。概要だと俺が撹乱で二人が証拠集めって事なんだけど……この『可能であれば首謀者の確保』についてちょっとだけ確認したい」
「そうですね。ここに関してはオークションの支配人が首謀者という事は分かっているのですが……確たる証拠を掴まない事には手を出せず。撹乱に乗じて逃走する可能性もありますので、抑制
そういう事か……というか、よく考えてみたら自覚のある悪人が襲撃を受けたと分かったらそりゃ逃げるよな、と。
長い経歴の中で何度も逃げ仰ていた
ならば……自分の切るべきカードは、決まった。
「ふ」
釣り上がる口の端から吐息が漏れる。
———さぁ、
前書きのCM風台詞は某ハーメルンブルアカ二次創作の前書きを見てたら降りてきたものです。
鳴上Ver.も有里Ver.もあります(こなみ)
本作のベルベットルームの住人「アレテー」は原作フランケンシュタインには存在しませんが、「いまさらP3考察wiki -- フィレモン/非公式欄」より、
≫「ソクラテスはアレテーとの向き合い方として、自分がアレテーについて未だ何も知らない事を認め、その答えを探し続けることが大事であると説いた。
これが有名な「無知の知」である。」
という文より着想を得ました。
「愚者」の意味である「始まり」や「無限の可能性」を、ソクラテスの説いた「無知を認める」という最初の地点と絡める事で「主人公ズにぴったりじゃないか!」と思い至りました。
そうしてアレテーちゃんをこの学園の生徒会長兼ベルベットルームの住人としてお呼び出しした……という感じです。
ちなみに末っ子です。カロリーヌとジュスティーヌの下に更に妹が生えました。
前話の後書きで「アルカナの妄想が捗る」と書きましたが、どうしても「恋愛」に該当するグループや生徒が思いつかない事が発覚して頭の中がぐんにゃりしてます
一応それ以外はほとんど埋まったんですがねぇ……(遠い目)
刈り取るさんの方の話(完結済)↓
https://syosetu.org/novel/349213/
現地オリ生徒(覚醒者)とのストーリーが浮かんでしまいました。このストーリーについて意見をお聞きしたいです。
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見たい(本編同時空で)
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見たい(本編別時空、Ifストーリーで)
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見たい(全く別の作品として)
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見たくない