過去一キャラ崩壊してる おもろ(←筆者)
「コピー機が、壊れた」
異聞録学部の部室でもある歴史準備室で、
「……ちなみに、原因は」
「お馬鹿な不良ちゃんがEMP使ったせいで生徒会室付近のコピー機が大体4台程やられた」
「EMPってそんなポンポン使えるもんなんですか」
「んな訳ないじゃん、あむ」
「ですよねー」
ひょいとクッキーを口に放り込んだ彼女が大きな溜息をこぼす。
「会長の失踪の余波が大きすぎるんだよね……今回ので周囲の電子機器も軒並みやられたから、処理途中だった書類とか急に全部手作業でやんなきゃいけなくって……データとかは距離的な問題でギリギリ無事だったんだけどねぇ」
「だから比較的自由な自分達に修理の依頼をして欲しい、と」
「うん、申し訳ないんだけどミレニアムまでお願いしても良いかな?往復でトラック貸すから運転できる人居たらお願い」
「あ、なら俺運転できます。一時期認知世界でぶん回してました」
「ト○ロだって言ってたっけ?」
「ネコバスじゃないが?」*1
ちなみにとなりのト○ロが28年前ってマジですか(by 筆者)
「まぁ滅多な事にはならない……かなぁ、キヴォトスだからそうならないかもしれないし、三人とも気を付けてね?」
「わかりました」
「あ、そうだ!忘れるところだったよ」
依頼の為に生徒会長名義の証明書を置いて戻ろうとしたアレテーが振り向く。
「皆がワイルドハントに居た間に、連邦生徒会とかが色々やってたのは知ってるよね?」
それを聞いて思い出すのは、ネットニュースになっていた「連邦生徒会長の失踪」「連邦捜査部「S.C.H.A.L.E.」の発足」「カイザー系列大量摘発」という文。
「シャーレの発足と就任した「先生」、ですよね。なんだか『力』の気配がないので、純粋な大人だと思うんですが」
「その通りだね!んで、もしミレニアムで先生と会えたら……この手紙を渡すのと、シャーレの兼部をお願いしてもいい?」
「……?シャーレって兼部していいもんなんです?」
鳴上さんが首を傾げる。
普通は兼部なんてほぼしないだろう、日の兼ね合いやブッキングの調整をしなければいけないのだから。
「あーそれはね、かくかくしかじか」
それに苦い顔をまるでしないアレテーから、まるまるうしうし*2、とシャーレについて共有。
それを聞いて口々に感想を溢す。
「割とかなり無法」
「他自治区での問題介入権、人数無制限、兼部可能……聞けば聞くほどおかしい部活だね」
「この部活を発足すると共に会長が失踪したんでしょ?会長失踪の尻拭いをキヴォトス外の人間にやらせるの?会長ってアホなの?」*3
「まぁ皆はその時ワイルドハントから出れなくて文面だけの知識だから不信感マシマシだとは思うけど、私の知る限りじゃ大丈夫だよ!問題介入権でもっと荒事とかが楽になるし」
不信感いっぱいではあるが、それはそうだ。
俺達の部活はいわば傭兵にも近いから、その際に後ろ盾となるものは多ければ多いほど良い。
「あ」
と、これまでSNSを流し見していた有里さんが声を上げる。
「ん、どうしたの?」
「『シャーレの先生、生徒の足を舐めたらしい』」
ブチッ!!
「アルセーヌ!!」*4
「!?!?待つんだ蓮!早まるな!!落ち着け!!」
「セクハラ……悪い大人……パレス攻略して、改心させなきゃ……」
「過去のトラウマで聞こえてない、蓮ちゃん気を確かに!」
「湊、どうして急にそんな事を———」
「『ゲームに課金しすぎて一日一食コッペパン生活の経験あり』」
カッ!!
「イザナギ!!」*5
「あれェ悠ちゃん!?今のどこに召喚する要素あったの!?」
「自分はですね会長、忙しさや疲れで一食抜けたりとかたまの贅沢で間食したりとか、割と緩く考えているつもりなんです。でも……でもッ!!一日一食コッペパンは流石に良くないでしょう!!」
「それはそうだけど!!今はそうじゃないじゃん!?二人とも落ち着こう?アルセーヌもイザナギも『なんでこいつらこんな所で召喚してるんだ』みたいな雰囲気してるし———」
カッ!!
「オルフェウス!!」*6
「湊ちゃんはなァんで急に召喚したのかなァ!?!?」
「三徹常連は流石に良くない」
「なぜ我は召喚されたんでしょう」
「シャーレの大人が三徹常連なんだそうだ」
「あぁ……それは流石の彼も怒りますね」
「SNSの言葉故定かではないとはいえ、三徹は良くないだろうな」
「そうだけどォ!!てかもう皆のペルソナもう興味無くしてお互いに会話してるじゃん!!」
ついにペルソナだけで世間話すら始める事態に頭を抱えるアレテー。
その様子を見て、三人は溢れ出るオーラをスッと戻した。
「いやまぁ冗談は置いておいて」
「うん」
「おっけー」
「え今の冗談だったの!?!?」
「実際色々心配事はありますけど、それでシャーレが消えてないのであれば大丈夫でしょうし」
鳴上さんの言葉に、二人して首肯する。
「……はぁ……そっか、なら良いかな」
額に寄っていた皺を揉み解しながら、アレテーがへにゃりと微笑む。
その微笑みをきりっといつもの顔に戻して、彼女は元気良く続けた。
「シャーレが責任取ってくれるっていうけど、私も会長として……そして、君達の
「……ありがと、会長」
「良いって事よ!お土産話待ってるからね!」
「ふふ、はい。じゃあ、行ってきますね」
三人連れ立って歴史準備室を出、その時にちらっとアレテーを見る。
「……にっ!」
俺にだけ見えるように歯を見せて笑った彼女に微笑み返し、俺達は裏門へと足を進めた。
「……ト○ロ」
「だァからネコバスじゃないっつってんでしょはっ倒しますよ」
「湊、流石にやりすぎ」
「ごめん」
▽ここまでの物語を記録しますか?
>はい
いいえ
三人連続召喚の流れ、これ実は「Persona 4 the Animation」第七話のオマージュです
めちゃくちゃ勢いがあって面白いが故にこのシーンがアニオリなのが悔やまれる
ゲームの方に逆輸入してもええんやで?
……いや今の時代だとコンプラどうなるか分からんな……リバイバル頑張れ……
永劫コープ枠は我らが生徒会長「アレテー」ちゃんです。
次のお話からパヴァーヌ介入ですかね……
ちなみに。
ワイルドハント自治区でお仕事(密輸)を終わらせた三人は、そのタイミングで連邦生徒会長の失踪による治安悪化の影響をモロに受けました。
詳しく言えば、自治区外での治安悪化から自治区内を守る為に自治区がワイルドハント生の受け入れ以外の人の通りを完全に止めてしまったのです。
今の治安で検問を敷いたとしても見落としが発覚してトラブルになってしまう可能性が極めて高いこと、また自治区内に滞在する生徒を守る為に、治安の安定がある程度確立されるまでワイルドハント生と蓮達は完全に閉鎖されたワイルドハント自治区で過ごす事になってしまいました。
ワイルドハント自治区に居てシャーレ発足からカイザー系列の大幅摘発までネットの情報でしか知らなかったのは、そういった理由があります。
ちなみに刈り取るさんとストーリーでかち合わせないための理由でもあります(こなみ)
なんか主人公ズにして欲しい事を書き込む活動報告↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=332370&uid=276197
刈り取るさんの方の話(完結済)↓
https://syosetu.org/novel/349213
現地オリ生徒(覚醒者)とのストーリーが浮かんでしまいました。このストーリーについて意見をお聞きしたいです。
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見たい(本編同時空で)
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見たい(本編別時空、Ifストーリーで)
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見たい(全く別の作品として)
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見たくない