仮面ライダーフェイル   作:ケサランパサラン

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回答

 

 私はミストと人間のハーフ。

 事実として示されたし、そうじゃないと説明のつかないことはいくらでもあるけど。

 

 ただ、いつまで経っても。

 実感だけがついてきてくれない。

 

 

 今こうして太陽の光を感じているのは、間違いなく人の肌。この目だって人の目だし、手も、鼻も、口も。つま先から頭のてっぺんに至るまで間違いなく、私の、人間の身体。

 だけどあの時、咄嗟になったあの姿は間違いなく、人間の身体じゃなかった。それがなんだか怖くて……

 

 自分という存在がえらくあやふやなものになってしまったような、そんな感覚がある。紫藤玲奈とは一体何者なのだろうか、そんな答えの出ない自問自答を気がつけば繰り返してしまっている。

 

「……けど、なあ」

 

 仮面ライダーの……フェイルの原理的には、あの姿はミストの怪人態とそう大差ないものらしい。だったら私のこの感覚は、ずぅっと、何度も何度も彼が感じてきたものということだ。

 それでも奏多は平然としていたし……していたように見えたし。

 

「……いやいや」

 

 そういう問題じゃなくない?と自分にツッコむ。

 

 だって、お父さんがミストって聞かされても全然納得いかないし。そりゃまあ?そうだっていうなら遺体が見つからなかった理由にはなる気がするけど……

 だからって、お母さんと結婚して、私を産んで……いや分かんない分かんない、本人から直接聞かなきゃ何考えてたのかなんて……

 

「聞けないんだよなあ…」

「何が?」

「うわひゃっびっくりしたぁ……いたんだロウ」

「ずっといたけど」

「え」

 

 うそ全然気づかなかった。

 しばらく家にも帰れていなくて、ずっとここにいるのにも関わらず一切見た目相応の言動をしないこの子は、平然と奏多の部屋にあった本を読み始めた。……字とかどう勉強したんだろ。

 

「この前からずっとそんな調子、悩み事が多いのは理解するけれど、そうやって四六時中唸り続けるのは健全とは思えない」

「も〜心配してるならそう言えばいいのに、カワイクないね〜」

「チッ」

「えっ舌打ち…?」

 

 怖いんだけど……

 流石に子供扱いが過ぎたか、反省。

 

「……星羅さんとの話は終わったの?」

「とっくに。……立場をはっきりさせてきただけ。ミストなのか、人なのかっていう」

「え?」

 

 私がロウの言葉に首を傾げたのを見て、呆れたように本を閉じて説明を始めた。見た目の年下の子にこんな態度を取られるとちょっとムカっとする。

 

「これはとっくに生存競争になってる。人間がミストを滅ぼすか、ミストが人間に同化し淘汰するか、そういう」

「生存競争……」

「私がミストとして彼ら……ミストの進化を望んでいるんだっけ。そっち側に立つのか、それとも人間として、彼らを滅ぼすことを選ぶのか……そういう話をしてきた」

 

 なんでもないことのように話してるけど……それってすごく大事な話だよね。敵になるか味方になるか、みたいな……

 

「そんな顔をしなくても人間の方を選んだよ。……母親のこともあるし」

「あ…そっか」

 

 本人はミストでも、それを受け入れてくれてるお母さんの存在は大切なんだよね。それを守ろうとするなら自然と波瑠…ミラ……たちとは敵対することになるわけだし。

 

「……そっちは、どうするの」

「へ…私?」

「君だってミストだ」

「ぁ……」

 

 ミスト、私も。

 ロウに言われてようやくその事実が、確かな実感として重く私の心の中に響くのが分かった。

 

「だ、だけど向こうは私を殺そうとしてるんだよ?」

「同じミストだから分かるけれど……玲奈の霧は特別だ、霧そのものに干渉する力を持っているようにも考えられる。もしそうなら君の存在を霧幻界に捧げなくとも、ミストの進化を促すことも可能かもしれない」

「そうだとしても………だけど……」

「……お父さんも、ミストだったらしいし」

 

 そんなこと言われたって……

 自分の父親が人間じゃないなんて、そんなこと考えるわけない。お父さんはお父さんでしかないし……ミストだからどうってわけじゃ……

 

 ……でも、波瑠はミストだった。

 別にそこまで仲良かったってわけじゃないけど、大学でだけの付き合いだったけども……静かで、一緒にいて居心地は悪くなかった。

 けれど、星羅さんを殺そうとした。

 

「………」

「どうせ悩むのなら、きちんと答えを出したほうがいい」

 

 

 なんで波瑠は、さっさと私を殺そうとしないで、わざわざ私にあの場所を見せていたんだろう。

 なんで私はまだ、生きているんだろう。

 あの時あの瞬間、星羅さんじゃなくて私を殺そうともできたはずなのに。

 

「……分からない、分からないけど……知らなくちゃ」

 

 私は何も分かっちゃいないんだから。

 自分のことも、彼女のことも、奏多のことも、ミストのことも。

 

 知らないことを、知らないままにはしておけない。

 知るために、私は向き合わなきゃいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえばロウって特別な力があるんだっけ、星羅さんに聞いたよ」

「……完成体に到達したミストの一つの権能、のようなものじゃないかと言っていた」

 

 そう言って指先から霧を出し、可愛らしい小さなぬいぐるみを形成したロウ。これは……確か日曜朝にやってる子供向けアニメのマスコットだ

 

「ボクのは自由な物体の再現と生成。構造や仕組みを知らなくても、機能を知ってさえいれば稼働するものが作れる。ぬいぐるみでも、オモチャでも、兵器でも」

 

 自由な生成……それ自体は多分霧なんだろうけれど、現時点でのミストが再現しているのは動物の身体の特徴と、取り込んだ人間……つまるところ生物の特徴。

 銃だとか爆弾だとか、そういったものの特徴を持ったミストは未だ確認されていない……って講義で聞いたけど。

 

「……あの時のトラックとか武器って、もしかして」

「そうなる」

「便利ぃ……」

 

 そもそも人間離れした容姿の姿を持ってる時点で不思議だとは思ってたけど、完成体かぁ。

 波瑠も、そうだったんだよね。

 

「……幽玄というミストは己の霧を媒介にした正確な感知、ミラというミストは確定はしてないけど、周辺の霧を利用して姿を消したと聞いた」

「…完成体ってそんなに特別なんだ」

 

 ミストが自壊するリミットを乗り越えた存在だって話なんだから、特別なミストなのは分かるけど……みんな霧を利用した普通のミストは持ち得ない力を持っている。

 

「君の方が特別だ。あの日霧幻界との繋がりを閉じたあの白い霧はボクも見たけど、ボクたちのものとは根本からして違っていた」

「実感がなぁ〜……」

 

 

 

 

 突如として研究所内に警報が鳴り響く。やたらと人の危機感を煽るような激しい音が頭の中まで届く。

 これあれなんだっけ、えっと……

 

「出動要請。……仮面ライダーが出る必要のある事案がどこかで起きている、ってことだと思う」

「え……でもそれって」

「関係のない話、大人しくしてよう」

 

 大人しくって……今は奏多がいないんだから、それってマズイよね?元々仮面ライダーってフーガの手に負えないミストを対応してるって話だったし………

 もし、あの人喰いの化け物みたいなのが現れてたら……

 

 

 居ても立っても居られず部屋を飛び出し、星羅さんのいる部屋へと向かった。あの人は画面を睨みながら、どうやら三澤さんと通話をしているらしかった。

 

「あぁ。すぐに現場に急行してくれ。交戦が開始すればこちらも指示を出す。くれぐれも無理はしないでくれ」

 

 通話が切れたようで、横にまで来ていた私にようやく気付いた様子の星羅さん、すぐ画面に視線を戻してしまう。

 

「もしかして……三澤さんが?」

「あぁ、フェイルになる。調整は済んだばかりでなんの実証も済んじゃいないってのにね」

「…大丈夫、なんですか?」

「それは彼次第かな」

 

 不安に思っているのは、顔を見れば簡単にわかった。三澤さんのことはよく知らないけど、きっとあの人も星羅さんにとって大切な人なんだろう。

 奏多くんのことも、そうやって不安になりながら送り出してきたんだと思う。

 

「私も行きます」

「ダメだ、ここにいてくれ。敵の戦力も現状分からない上、向こうの狙いは明確に君だ。玲奈くんの力もどれほどのものか分かっていない現状で戦わせる訳にはいかない」

「でも……っ」

 

 モニターに映し出されたのは複数体のミスト。普通はこんな風に集団で現れることはないんだけど……恐らく、その中心に立っている人影がミストを引き連れているんだろうってことが、なんとなく分かってしまった。

 

「波瑠……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日はあの棘飛ばしてくるのは一緒じゃないんだな?」

「……前回の戦いでの傷がまだ完全に癒えていないらしいから。代わりに私が」

 

 正直言って、あの人喰いも同時に相手しろと言われたらかなり絶望的だったが……幾分かマシな状況だと言えるか。

 今回のケースは通常のミスト被害とは違う、複数体のミストによる明確な意思を持った破壊活動。

 

「何が目的だ」

「暴れ回れば紫藤玲奈が来ると考えて。彼女に町の外に逃げられたら面倒だし、前に出て来ざるを得ない状況にするために」

「…随分正直に話すんだな」

 

 

【Order:Code.FAIL】

 

 

「……仮面ライダーっていうのは、代わりがいるもの?」

「話は終わりだ、お前の質問に答える義務はない」

「不親切だね」

 

 過去に断念した力、自分より上手く扱えるものに明け渡した力。

 ずっと備えてはいた、次の変身者になるために。そんな日が来ない方がいいと分かってはいながらも。

 

「変身」

 

【Approval The Executioner FAIL】

 

 

 身体が作り替えられる。人ではない身体へ、より戦いに適した体へ。

 あいつより適性が低かった俺は変身時の負荷が高く、変身するのは危険だと判断された。

 

「仮面ライダーフェイル……三澤悠平、交戦を開始する」

 

 完成体のミストに、見る限り変異体が複数。

 

「……念願の初陣にしちゃあ、随分ハードだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よく耐えたね」

「クッソ……限界か……」

 

 装備を使い切った、プラズマコアも稼働限界で自壊寸前。

 安全装置により自動的に変身が解除され、意識が飛びそうなほど激しい苦痛を伴いながら身体が元の人間の姿に戻る。

 

「ぐぅっ……」

「数的不利を背負いながら変異体を4体も滅ぼした。前任者とはまた違った戦いだったように思える」

 

 一体の変異体が腕の代わりに生えた四本の鞭のようにしなる触手をこちらに向かって横薙ぎに振るう。腕のプロテクターで受けるが痛みで上手く踏ん張らず、そのまま大きく吹っ飛ばされ地面を転がされる。

 

「加えて生身でも常人離れした反応速度と耐久力。幽玄相手に時間稼ぎをしていた時もそうだけれど……何か身体を弄っている?」

「……ご名答だよクソッタレが」

 

 身体が動かない。

 今しなきゃならないことはこの場からの撤退だが……この状態で逃げられるか?ミストの対処はフーガの部隊に任せるしかないが…

 

 吹っ飛ばされた衝撃でフェイルドライバーが腰から外れて地面に転がってしまっている。

 

「興味深いけれど、仕事はしなきゃならない。貴方を殺せば彼女は出てくる?」

「……さあな」

 

 変異体の一体が火球を生み出し、こっちに向けて発射する。ただ熱いだけじゃなくて爆発するやつだ、まともに喰らえば、まあ楽に死ねるだろう。

 

 回避行動を取ろうとした瞬間、目の前に何かが割り込んできて、腕を振るって火球を弾いた。

 弾かれた火球は後方へ逸れ、轟音をあげて爆発した。

 

「……づぅ〜!あっつ…」

「………随分お早い到着だったな」

 

 人の姿のままで火球を弾いた紫藤玲奈が、右腕をぶんぶんと振るって痛そうにしながら目の前に立っていた。戦闘を開始してすぐに星羅さんから彼女が研究所から抜け出してこちらに向かっていることは聞いていたが……走ってきたんだろうが息切れはしていないし、あの火球を防いでなんともなさそうにしている。

 いや、熱がってるか。

 

「ふーっ、ふーっ……らしくないじゃん、波瑠。分からないものを分からないままにしておくの、嫌だったんじゃなかったっけ?」

「……何事にも優先順位はある」

「あの人喰い……幽玄だっけ?あいつの手伝いするのがそんなに大事なんだ」

 

 そういえば知り合いだって言っていたか。あんなことがあったあとだ、双方敵意は滲み出してはいるが、それでもやり取りにはどこか軽さを感じる。

 

「……彼は私に目的を与えてくれたから」

「目的?」

「話は終わり、私たちの元へ来てもらう」

「お断りだよ」

「なら、その手足を引きちぎってでも連れて行く」

 

 不味いな。

 根性で変異体4体は撃滅したが、残り3体に加えて完成体もいる。今この状況で再変身すれば変身後はしばらく何できなくなるだろうし、最悪奏多の二の舞になる。

 とはいえ彼女だけでは……

 

「撤退するッ!あとはフーガに任せ———」

「やらせてください」

「なっ……」

 

 意を決した表情を浮かべる彼女の周囲を、まるで日の光を受けた雪のように白く輝く霧が漂い始める。その霧が彼女の姿を覆い隠したかと思えば、現れたのはあの時と同じ、翼に包まれたような姿をしたミストだった。

 

「私は聞きたいことまだまだあるよ、波瑠」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 避ければ後ろの三澤さんに当たる位置で放たれた火の玉を両腕に霧を纏って防御するイメージで防ぐ。衝撃で身体が大きく後ろに吹き飛ばされたけれど、すぐに突っ込んで爆煙の中を突っ切る。

 

「なんであの時!私に昔の光景を見せようとしていたの!私の正体を私に教えようとしていたの!!」

「……覚醒を促すため」

 

 爆発する火の玉を飛ばしてくるあんまり動かないミストと、ムチみたいな四本の腕をめちゃくちゃに振り回してくるミスト。それに加えて最後のあの、蜘蛛みたいなめちゃくちゃ気色悪いやつ。蜘蛛糸を飛ばしてこちらの足を絡め取ろうとしてくるのが本当に鬱陶しい。

 

「私がミストとのハーフって分かってたんなら、別にそんな必要なかったんじゃないの!?」

「より優れた霧を霧幻界に還元するために」

 

 火の玉が一番当たると不味い、けどそれをどうにかしようにも足場は蜘蛛糸だらけで身動きが取れないし、なんとか近づいたらあのムチみたいな奴がめちゃくちゃに腕を振り回して引き剥がしてくる。

 

「何が知りたいのか分からないけれど……私はずっと、同じ目的のために行動してきた。幽玄に与えられた役目を全うするために」

「だったら!!」

 

 どう近づけば良いのか全く検討がつかない。

 奏多くんならどうしていただろうか。私に何ができるだろうか。あの日必死になってやったよく分からない力は、今は使うことができない。ガス欠のような……そんな感覚がある。

 そんな攻防の最中でも、私と波瑠の問答は続く。

 

「だったらなんで!私にわざわざ話しかけてきたの!!ただ知るだけなら見てるだけでも知れたはず……友達にならなくたって!いくらでもやりようはあったはず!どうして!!」

「………」

 

 初めて、答えが返ってこなかった。

 いつでも迷いなく受け答えをする彼女の初めての沈黙に驚いて、その表情を見ようとして、視線を動かして。

 

 足元が疎かになって、蜘蛛糸に絡め取られて。

 無理やり引っ剥がそうとしたら、手足をムチみたいなので絡め取られて、身動きが取れなくなって。

 

「っ———」

 

 火の玉が私に触れた瞬間に爆発が起きて、前後左右がわからなくなるくらいの衝撃で吹き飛ばされて、身体から霧が漏れ出ていくのが分かる。三澤さんの近くまで吹き飛ばされてしまった。

 次第に状態を維持できなくなって、緩やかに身体が元の姿に戻っていく。力の使い方が自分でも上手くいってない自覚はある、もっとちゃんとやれば、もっと上手くいくはずなのに。

 

「………言ったはず、何事にも優先順位はある、と」

「…あっそ!」

 

 なるほど、よく分かった。

 人のこと言えないけど、生きるのが下手なんだ、アイツ。

 

「…大人しく着いてくるなら、次の霧幻界とこの世界が繋がる日までミストたちに誰も襲わせないと約束する」

「下手な交渉はよしなよ、結局私が死ぬんじゃん、それ」

「……なら、痛めつけて連れていく」

 

 もう一度あの姿になる?……いやなったところでか。

 

「撤退する、いいな!」

「………あっ」

「あっ、て………おいまさか」

「ごめんなさい!」

 

 立ち上がって逃げようとしていた三澤さんの手から、あのドライバーを奪い取る。よほど弱っているのか、いとも簡単に私の手に収まってしまった。

 一歩一歩近づいてくる波瑠たちの方に向き直る、右手にはフェイルに変身するためのドライバー。

 

「待てっ!!お前にはそれは使えな———」

 

 

 私の霧は、特別らしい。

 霧の性質とは、事象の記録、再現。

 

 私の身体から漂う霧が、手の中のドライバーへと集まっていく。

 変身する様子は前に一度、奏多くんのを見た。仮面ライダーが戦うところも何度か、動画とかで。

 

 構造や仕組みを知らなくても、機能さえ知っていれば再現することができる……ロウはそう言っていた。

 

「……マジか」

 

 霧でドライバーの情報を読み取って、再現する。

 仮面ライダーに……戦うための姿になるというその機能を再現したものをこの手に、私の霧で新たに作り出す。元々の黒いドライバーとは違う、白色のドライバー。

 

 これは私の変異であり、適応であり、力。

 彼がやっていたように霧の入った容器を、同じように自分の霧で作り出してドライバーにセットする。

 

 

【Order:Code.AIGIS】

 

 

「仮面ライダーを……再現しているのか」

「………っ」

 

 多分あのミストの身体は、の自然な姿の一つに過ぎなくて、戦うための姿じゃなかった。だからならなくちゃいけなかったんだ、奏多みたいに、戦うための姿に。

 

 これできっと、隣で一緒に。

 

 こう、言うんだったよね。

 

 

「変身」

 

 

【Incarnate The Seeker AIGIS】

 

 

 作り変えられる、生まれ変わる。

 これが私のミストとしての進化。戦うために、守るためにより適した姿へと変化する。

 

 白色の体を素体として、硬く変質した私の霧が装甲のように次々に私の身体に装着されていく。翼を模した装甲を全身に纏い、地面を踏み締め、この目で敵を見据える。

 

 

「これが私の答えだよ」

 

 

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