【宇宙から】ブルアカ✖️恩人三部作のクロスオーバー【キヴォトスへ】   作:財団先生

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財団ヘイロー編
財団ヘイロー編 1


 “ホシノ、どうした?大丈夫か?”

 

 ホシノ「うぐっ、あっ、ああああ!!!」

 

 二人で学校へ向かう途中で、突然、頭を抱え、苦しみ始めたホシノ。声をかけても返事が出来ない様子だ。

 

 ホシノ「先生…逃げ…」

 

 ゴウッ!とホシノの周りに黒いモヤのようなものが浮かぶと、ヘイローの上に見覚えのあるシンボルが浮かび上がる。

 

 “財団のシンボル?”

 

 その見覚えのあるシンボルに戸惑っていると、さっきまで苦しんでいたホシノが嘘だったかのように起き上がる。

 

 “ホシノ!大丈b…”

 

 ホシノ?「縺カ縺」縺薙m縺!!」

 

 いきなり腕を振り払ったホシノは謎の言語で叫ぶ。

 

 “なにが起きて…”

 

 ただその状況にどうすればいいか分からなくなった私はどうしようもない状況だと理解してしまう。

 

 ホシノ?「縺薙>」

 

 謎の言語を言ったと同時に、謎の穴のようなものが現れる。そこに手を入れると、ブレード状の武器を実体化させた。その武器には見覚えがあり…

 

 “SCP-076の武器?まさか…”

 

 その武器を私に向けて振り下ろした。

 

 “くそっ!”

 

 その攻撃をなんとか右に避けると、そのまま逃走し、近くの路地裏に隠れた。

 

 “SCiPだと!?なぜホシノに?”

 

 疑問を抱きながらホシノを観察していると、やってきたのはツルギだった。

 

 “ツルギ?いや、彼女にも財団の…”

 

 ガァン!!という音が響き、衝撃波が放たれる。ホシノとツルギが戦闘を始めたのだ。そしてツルギにはありえない再生能力を目にした。

 

 “そんな馬鹿な!ありえない!嘘だろ…”

 

 私はこの状況を理解してしまった。少なくとも二人はSCiPの力を有しているのだと。それを理解した瞬間、意思とは別に私は二人とは反対方向へ逃げ出す。

 

 “二人を助けないと…”

 

 そう、助けなければならないのに私は二人から逃げている。

 逃げて逃げて逃げて…気がつけば知らない道で膝をついていた。

 逃げている間に財団のシンボルを持っている生徒を沢山見た。助けなきゃいけないのに私は立ち向かえなかった。

 

 “ちくしょう…無理だこんなの…託されたのに…消防士さんから託されたのに!!”

 

 拳を地面に叩きつけ行き場のない憤りのまま叫ぶもただ虚しいだけだった。

 

 “ああ…無理だ。SCiP一体でも1サイトを最悪世界を滅ぼすというのに私一人で戦えるわけがない……私には何も出来ない……”

 

 走馬灯のように過去の記憶が浮かんでくる。どうしようもない状況で死を覚悟したからなのだろう。

 

『少年を解放してくれないなら自分があの子にしてあげられることは1つなんだ』

 

 少年のための勇気を思い出す。

 

『大丈夫だよ。〇〇』

 

 己の死を知っても尚、前に進んだ勇気を思い出す。

 

『俺達は神でも英雄でもなんでもない。どうしようとない状況で奇跡を起こせる訳がない。俺達はただの財団のエージェントだ。ただ自分に出来ることで足掻き続けるしかなんだ』

 

 一人の男の言葉を思い出す。

 

 “ああ、そうだ。こんなところでぐずぐずしている場合じゃない。受け継がれた勇気がある。SCP-268-jp(地獄)で足掻いている奴がいる。この状況で死を待つなんて妖精さんに消防士さんにそして、佐久間に合わせる顔が無い!今、立ち上がらないでいつ立ち上がるんだ!”

 

 足に力が入る。さっきまであった恐怖はもう無い。このどうしようない状況で立ち上がるしかない。財団のエージェントとして、勇気を受け継いだ者として、そして何より先生として。

 立ち上がると、ヒフミが走ってきている。

 

 ヒフミ「先生!やっと見つけました!」

 

 “すまない。ところで大丈夫なのか?”

 いつも通りのヒフミだが、頭のヘイローの上には財団のシンボルがある。

 

 ヒフミ「へ?大丈夫ですよ?それよりも皆の様子がおかしいんです!」

 

 財団のシンボルがあるのに変わらない様子のヒフミ。

 

 “ヒフミ、少し良いかい?”

 

 ヒフミ「はい?別に良いですけど…」

 

 私はヒフミが持っている財団のシンボルに触れた。瞬間、光に包まれ、闇の世界に飛ばされた。

 

 ヒフミ「あれ?ここはどこでしょう?」

 

 “……分からない。けど、主はいるようだ”

 

 二人の目の前にいる一人の男。私には見覚えがあった。

 

 “平山さん?”

 

 そう、平山さんだ。時々、話したことがある。友好的な人。そして、SCP-2973-jpという存在でもある。

 

 平山「お久しぶりです。お元気でしたか?今は先生をしてらっしゃるとか」

 

 ヒフミ「先生、この人はいったい…」

 

 平山「私の名前は平山昇と言います。今はあなたに宿っているみたいです」

 

 ヒフミ「えっ、わっ、わたしにですか?」

 

 “ヒフミのSCiPはあなただったのか!よっしゃ!勝ち筋が見えた!勝てるかもしれない!”

 

 平山「そんなに喜ばないでほしい。私は普通の人間ですよ?」

 

 “いや、そんなことはどうでもいい。平山さん力を貸してください!”

 

 平山「私でよければ」

 

 その言葉とともに目の前が光に飲み込まれる。そして、元の場所に戻っていた。

 

 ヒフミ「さっきのはいったいなんだったんでしょう?」

 

 “ヒフミ!”

 

 ヒフミ「はい!先生!」

 

 “約束してくれ!この異変が終わったらこの割り箸を割ってくれないか?”

 

 私はたまたま持ち合わせていた割り箸をヒフミに見せた。昼食を買った時に、袋じゃなくてポッケに入れたのが幸いした。

 

 ヒフミ「はい?えっと…分かりました」

 

 “これで大抵の問題はクリアだ。さあ、反撃開始だ!”

 

 ヒフミ「どういうことですか〜!」

 




ヒフミの能力
 いろんな能力を合わせることで因果を決定させる。弱体化しているので影響する期間は1年が限度。
 
タイトル: SCP-2973-JP - 史上最強の能力を持つ者
作者: Okaka_Onigiri
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-2973-jp

割り箸を割る人
作者: ukit
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/ohashi
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