【宇宙から】ブルアカ✖️恩人三部作のクロスオーバー【キヴォトスへ】 作:財団先生
私はヒフミと共に補習授業部の部室の前にやって来ていた。
ヒフミ「お疲れ様でした、先生。皆が待っていますよ」
“お邪魔します”
扉を開くと、そこにはハナコ、コハル、アズサ、ゼメルアがいたのだが、一目で違うところが見受けられる。4人がそれぞれ財団のロゴマークを頭上に有していた。
ゼメルアは元々、SCP財団のロゴマークをしたヘイローを有していたので、問題ない。
しかし、ハナコ、コハル、アズサもSCP財団のロゴマークを有しているのだ。そして、彼女達はそれ以外にも違いがあった。
ハナコにはなぜか枝角、蹄のある足、トナカイに似た短い尻尾をもっていた。
アズサには猫耳と尻尾が生えており、本来持っている翼と合わせてキメラのようだった。
そしてコハルはなぜか体操服になっていた。
ハナコ「あら、先生。お待ちしていました」
ゼメルア「遅かったナ、先生」
“待たせちゃって悪かった。しかし、ハナコにアズサ、その姿はどうしたんだ?”
ハナコ「実は起きた時にはこのような姿になっていまして……」
アズサ「私はついさっきだ。ちょうど昼頃に猫の耳と尻尾が生えたんだ」
彼女達の言葉から推測するに、どうやら、財団のロゴマークがあるヘイローが現れたのは早朝と昼の2回あったようだ。
ゼメルア「財団のマークノヘイローが宿ってイルから驚いタよ」
“ヒフミとコハルはいつそのヘイローが現れたんだい?”
ヒフミ「えっと……少なくとも朝にはありませんでしたのでおそらくつい先ほどかと思います」
コハル「私も多分そうだと思うけど……」
ゼメルア「ワタシは元からこのマークだったヨ」
“ゼメルアは知ってる。だから君は問題ないと思うよ”
何となく理解した。知っている限りでは
今朝:セイア ハナコ
昼頃:ホシノ ヒフミ アズサ コハル
ということだろう。そしてツルギもおそらく昼頃だろう。
このことから夕方もしくは深夜に新しく財団のロゴマークのヘイローが現れる可能性がある。
“ところで、なぜコハルは体操服なんだい?”
コハル「えっちなのはダメ!死刑!」
私が疑問を口にした瞬間、反射的に返された。
“いや、別にえっちではないだろう?”
コハル「その、ダ、ダメなんだかモガッ」
ハナコ「ダメですよコハルちゃん正直に話さないと」
コハル「モガッモガッ」
コハルの口を塞いだのはハナコだった。何かを口にしようとしたコハルだったが、ハナコに邪魔をされて話せないようだ。
ハナコ「実はコハルちゃん、疲れて眠っていたみたいなのですが、悪夢を見たのかお漏らししてしまって……」
コハル「モガッモガッモガッ!!」
ハナコはコハルが体操服である理由を話してくれたが、その内容は、私に話すべきではないものだった。ただ、もしかするとその悪夢はSCiPの影響なのではと考えた私はコハルに声をかけた。
“コハル。もしかすると、その悪夢はSCiPの影響かもしれない。少し君の財団のロゴマークのヘイローに触れてもいいかな?”
コハル「プハッ……えっと、先生……それはいいんだけど、さっきの話は忘れて欲しい」
“それは構わないよ。それじゃあ、触れるね”
私はコハルの財団のロゴマークに触れる。次の瞬間、ヒフミの時のように光に包まれ闇の世界にやって来た。そして、隣にはコハルがいた。
コハル「先生、ここは?」
“コハルの精神世界だと思う。そして、おそらくここにSCiPがあるはず……”
周りを見渡した結果、お目当てのSCiPはすぐに見つかった。そのSCiPはとても見つかりやすかった。
その姿は、日本語では「張型」とも呼ばれており、もっぱら女性が陰部に挿入して用いるもので、大きさや形状は様々であり、両端が挿入可能となっている双頭のものなどもあるもの。いわゆる『大人のおもちゃ』の姿をしていたからだ。
コハル「えっちなのはダメ!死刑!死刑!!」
その姿を確認したコハルは声を荒げながら反応する。そんなコハルを横目にこのSCiPについて理解することができた。
SCP-3883という存在で、反射するものによって像が変わる異常と、悪夢を見せる異常を有している。
おそらくコハルの悪夢もこのSCiPが原因なのだろう。ただ、こいつは夢の中でしか話すことができない。会話を諦めて帰る方法を探そうとしたその時、謎の声がした。
???「マサカ、コノ姿ヲ見ラレルトハ……」
“!SCP-3883、話せるのか”
SCP-3883「私のことをそう呼ぶということはハーピー博士の関係者か!」
“そうだ。彼とは同じ職場で働いている”
SCP-3883「それならばこの姿を見せても問題は無さそうだな」
コハル「ちょっと先生、このハレンチなやつのことを知ってるの?」
SCP-3883「ハレンチとはなんだ!……分かっていますよ!そんなことは!ですが改めて言わないで欲しいですね!」
“二人とも落ち着いて欲しい。コハル、このSCiPについては後で話そう。SCP-3883、協力してもらいたい”
SCP-3883「協力?何を?」
“コハルの力になって欲しい”
SCP-3883「どうして私がそんなことをしなければならないのですか」
“協力しなければその姿のことを皆に話そう。どうする?”
SCP-3883「脅迫じゃないですか!……分かりました。協力します」
渋々協力してくれたSCP-3883の言葉と共に光に包まれ、元の補習授業部の部室に帰って来た。
“戦力になるか分からないが、とりあえず今後、悪夢を見ることは無いと思う”
コハル「えっと……よく分からないけどありがとう先生。だけど、あのハレンチなのはなんなの?えっちなのはダメ!死刑なんだから!」
ハナコ「まあまあ、落ち着いてくださいコハルちゃん。それで先生、分かったことはありますか?」
“大体はね。とりあえず、ハナコ。君の財団のロゴマークのヘイローにも触れさせてくれ”
ハナコ「まぁ、私に触れるだなんてそこまで溜まっていたのですか?」
ゼメルア「ハナコ、先生が困ってルヨ」
“そういう冗談はいいからね?触れるよ?”
ハナコ「優しくしてくださいね」
続いてハナコの財団のロゴマークにも触れる。そして同じように光と共に闇の世界に移動した。ハナコも同様にここにいる。
ハナコ「ここはどこでしようか?まさか先生、ここで私によくないことを……」
“違うからね?ここはハナコの精神世界だよ”
ハナコ「まさか先生が私の中に入っているだなんて」
“誤解をさせる言い方をやめてくれ”
???「えっと、そういう話はしてほしくないのですが……」
ハナコとの会話に割り込んだ女性の声。振り向くとそこにはシスター服を着た美しい女性がいた。
彼女はSCP-166だ。人工物を分解する異常を有している。それとかつては、男性の性的欲求に干渉する異常も有していた筈だ。
ハナコ「あら?あなたはどなたでしょうか?」
SCP-166「私はあなたに宿っている者です」
ハナコ「つまりあなたがSCiPということですね?」
SCP-166「おそらくそうですね。私のことをSCP-166と呼んでいた人達もいたので」
“SCP-166、協力をお願いしたい”
SCP-166「あなたは?」
“私はハナコの先生でありあなたの父と同じ職場で働いていた者です。先生と呼んでください”
SCP-166「父のことを知っているのですか!?」
“そうだ。彼のことを教える代わりにハナコの力になって欲しいんだ”
SCP-166「……汝、隣人を愛せよ。私は父のことは関係なくあなた方に協力するつもりでした」
“!それは素晴らしい。さすがシスターだ。正に教徒の見本だな”
SCP-166「ありがとうございます。しかし私はまだまだ未熟者でございます」
“そんなことは無いと思うが。まぁいい。SCP-166、あなたの協力に感謝します”
SCP-166「微力ながら頑張りますね」
その言葉と共に光に包まれ、帰って来た。無事に帰って来れたが、私は疑問を口にした。
“ハナコのSCiPは彼女だったのか。ではなぜ、服が分解されなかったんだ?”
ハナコ「前世は私の裸を見たかったのですか?それなら早く言ってくれればいいのに。私は喜んで脱ぎますよ?」
“そうじゃ無いよ!SCP-166には人工物を分解する能力があるんだ。だから気になってね”
ハナコ「それなら問題ありません。この制服は絹で作られていますので」
“絹!?”
ハナコ「他にもウール、コットンで作られているものもありますからね」
“うわぁ……さすがお嬢様高校だわ”
トリニティの制服事情に驚いたが、次はアズサの方を見る。
アズサ「次は私か」
そう言ったアズサは私に頭を差し出した。私もそれに応えるようにアズサの頭上にある財団のロゴマークに触れる。そして、光に包まれ、闇の世界にやって来たのだった。
アズサ「ここは暗いな」
“今のところ精神世界は暗いようだね”
???「助けが来たの?」
声に反応して振り向く。声の主は猫だった。一般的なイエネコの姿をしている存在。
アズサ「おお、先生、猫がいるぞ!」
“SCP-1316か”
SCP-1316「あなたはFつまり助けではない?」
“そうだな。助けではない”
アズサ「先生。私、喋る猫なんて初めて見たぞ」
“いや、こいつは本来なら喋らない。おそらく精神世界だからだろうね”
SCP-1316「助けて。助けて。どうして来ない?たすけこない。たすけこない。なんで?」
アズサ「大丈夫か?」
“アズサ、ダメだよ”
私はアズサがSCP-1316に近づくことを阻止した。
“その子は敵対組織のスパイだったんだ。警戒に越したことは無い”
アズサ「……先生。大丈夫だ」
私の言葉に優しく微笑みながら返したアズサ。
アズサ「スパイだった私が今こうして皆と一緒にいれるから、この子も友達になれる」
強い口調で話したアズサはSCP-1316に近づくと頭を撫で始める。
私は彼女の行動を見守ることにした。
SCP-1316「たすけなの?たすけきた?」
アズサ「よく分からないけど私は味方だぞ?」
SCP-1316「やって来た。たすけ、たすけ。まってた」
アズサ「お疲れ様」
SCP-1316「任務完了。褒美を要求する」
アズサ「うん」
アズサは頭をまた撫で出した。そんな彼女に私はお願いを言った。
“アズサ、SCP-1316に協力を依頼してくれ”
彼女からの頼みならばSCP-1316は協力するはずだと考えた。
アズサ「新しい任務がある」
SCP-1316「新しい任務。了解」
アズサ「私に協力して、共に事件を解決する」
SCP-1316「依頼、了承」
光と共に現実へと戻される。これによって補習授業部のSCiPについて把握することができた。
“よし、今からヴァルキューレ警察学校に寄った後、ミレニアムに行くことになる。準備はいい?”
ヒフミ「準備はできてます」
アズサ「表に戦車を用意している」
ハナコ「ええ、先生とならどこにでも」
ゼメルア「このくらいなら慣れている」
コハル「も、もちろんよ!」
私たちはトリニティを後にして、まずはヴァルキューレ警察学校に向かった。
ハナコ 旧:年頃のサキュバス
現:ただの年頃のガイア
『素手で接触した人工物を分解する』
コハル ディルドにだって夢はある
『鏡面以外なら偽りの姿になる。後、悪夢を見せることができる』
アズサ 子猫のルーシー 猫っかぶりのスパイ装置
『心から電波を放ち心の声でラジオを使った無線ができる。』
ゼメルア
能力なし。元々、財団のロゴマークのヘイローを宿しているが、事件とは関係ない。
タイトル: SCP-166 - ただの年頃のガイア
原語版タイトル: SCP-166 - Just a Teenage Gaea
訳者: 訳者不明
原語版作者: Ross Fisher-Davis, Cerastes, DrClef
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-166
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-166
タイトル: SCP-3883 - ディルドにだって夢はある
原語版タイトル: SCP-3883 - Dildos Have Dreams Too
訳者: C-Dives
原語版作者: Sly161, Zyn
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-3883
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-3883
タイトル: SCP-1316 - 子猫のルーシー 猫っ被りのスパイ装置
原語版タイトル: SCP-1316 - Lucy the Kitten Feline Espionage Device
訳者: gnmaee
原語版作者: Gaffsey
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-1316
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-1316