【宇宙から】ブルアカ✖️恩人三部作のクロスオーバー【キヴォトスへ】   作:財団先生

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財団ヘイロー編 4

 ヒフミが用意していた戦車で移動を開始し、ヴァルキューレ警察学校へと向かう。

  

 コハル「先生、どうしてヴァルキューレ警察学校に向かうの?」

 

 “まずは現状確認だね。この異変がキヴォトス全域に渡っているのか、どれほどの被害があるのかそれを把握したいもう一つはシャーレの権限を行使することだね”

 

   

 コハル「シャーレの権限?」

 

 “そう。この事件はSCiPが関わっている。ヴァルキューレ警察学校では対処しきれないだろう。だから。私がこの事件の指揮系統を行いたい”

 

 コハル「そんなことできるの?」

 

 “おそらくは。今回は、全学校にその力を行使するつもりだ”

 

 今までシャーレの権限を無理矢理行使したことなどなかった先生が本気で行使するつもりなのを理解したコハルは口を閉ざした。

 

 ハナコ「先生は今回の事件をどう思っているのですか?」

 

 “今回のは誰が死んでもおかしくないと思っている。SCiPとはそれほどまでに脅威だ”

 

 アズサ「先生はSCiPという存在について今まで話してくれなかった。なあ、先生、SCiPとはなんなんだ?」

 

 “……SCiP。それは自然法則に反するような異常な存在、場所、物、現象のことだ”

 

 コハル「異常な存在って?」

 

 “例えば『見ていないと首をへし折ってくる彫刻』、『人がいない永遠の夕暮れの世界』『面白くないギャグに反応して飛んでくるトマト』『雨音をピアノの音に変える傘』沢山ある。そしてそんな存在を一般の目から遠ざけてきたのが私の前職、財団だ”

 

 ヒフミ「えっと、ならこの前話してくれたゼメルアさんとのお話も……」

 

 “ああ。彼女は、彼女達一団はSCiP判定を受けていた”

 

 ゼメルア「自分ノ星ノ外からやってキタ存在に警戒するのハ当然だナ」

 

 “まあ、話は後だ。とりあえず、ヴァルキューレ警察学校へ行こう”

 

 ハナコ「ええ、そうですね。おそらくこの一件はトリニティだけではない筈です。先生という専門家の助力が必要でしょう」

 

 ヒフミ「あっ、ヴァルキューレ警察学校の生徒を見つけました!」

 

 “彼女に声を掛けたい。戦車を止めれるか?”

 

 アズサ「任せろ」

 

 戦車が止まったことを確認して、外に出る。ヴァルキューレ警察学校の生徒はキリノのことだったようだ。彼女にも財団のロゴマークが頭上にあるようだ。

 

 キリノ「えっと、先生?どうしてここに?今すぐ逃げてください!」

 

 “いや、キリノ。ヴァルキューレ警察学校の皆に連絡できるか?”

 

 キリノ「ええ、無線がありますので可能です。しかしどうしてですか?」

 

 “シャーレ権限を行使する。これより私がこの一件の監督指揮を取る。それを全員に報告してほしい”

 

 キリノ「えっと、分かりました!」

 

 キリノは無線を手に取ると、通信を始めた。

 

 キリノ「応答せよ、応答せよ。こちら生活安全局キリノであります」

 

 カンナ『こちら公安局カンナ。どうぞ』

 

 コノカ『同じく公安局コノカ。どうぞ』

 

 フブキ『こちら公安局フブキ。どうぞ』

 

 キリノ「先生より伝達。シャーレ権限より今から先生の監督指揮下に入ります。どうぞ」

 

 カンナ『こちらカンナ。どういうことですか?説明を。どうぞ』

 

 キリノ「こちらキリノ。先生に変わります」

 

 キリノは私に無線機を渡してくる。それを手に取り、カンナの質問に答えることにする。

 

 “変わりましてこちら先生。今回の一件に関して私は専門的な知識を有しており、対策並びに解決できる可能性があります。よって、これより私の監督指揮に入ってもらいたい。どうぞ”

 

 カンナ『こちらカンナ。了解しました。本官はこれよりあなたの指揮に入ります。先生』

 

 コノカ『こちらコノカ。了解しました』

 

 フブキ『こちらフブキ。本官も同じく』

 

 “こちら先生。了解した。早速だが、今の状況を説明できる者はいるか?”

 

 カンナ『こちらカンナ。現在の状況ははっきり言って最悪です。各学園に暴走している生徒がいる他、超能力のような力で犯罪を犯す者を現れており、現場は混乱している状況です』

 

 “やはりキヴォトス全域か”

 

 カンナ『はい。今のところ死者は出ておりませんが、今後出てくる可能性は大きいでしょう。我々は市民の避難を最優先としています』

 

 “暴走した生徒達の共通点はあるか?例えば『同じヘイローのようなものを有している』とか”

 

 カンナ『はい。先生の例え通り、本来、生徒達が持っているヘイローとは別に何故か認知することができるヘイローのようなものを持っております。ただ、他の生徒にも同じヘイローのようなものを宿している者も多く、そこにいるキリノや、私も宿しています』

 

 “被害は?”

 

 カンナ『家屋の倒壊、特定の地区の消滅、地形の変化。前回とは比にならないほどの被害です』

 

 “やはりか。……最初の命令だ。まずは市民の避難を優先してほしい。それと、各学園の生徒会長に『シャーレの部室に集合して』と伝言を頼みたい。私達はミレニアムへ向かうので、ミレニアムへの伝言は不要だ。何か質問は?”

 

 カンナ『こちらカンナ。先生はこの事態について何か知っておられるので?』

 

 “こちら先生。事件発生原因は私にも分からない。だけど、今回の事件は私の前職に関わっている。今はそれしか分からない”

 

 カンナ『こちらカンナ。了解です』

 

 “では、任務開始”

 

 カンナ・フブキ『『了解』』

 

 私は通信を切る。それをキリノに渡した。

 

 “というわけだ。キリノ。君にも私の監督指揮下に入ってもらう”

 

 キリノ「本官、了解しました」

 

 “避難誘導と、各生徒会長への伝言を頼んだ”

 

 キリノ「了解しました。任務に戻ります」

 

 “ありがとう”

 

 キリノ「ああ、そうです!ここの道を真っ直ぐ進むと危険ですので迂回してください」

 

 “了解。皆、行き先変更。迂回してミレニアムへ”

 

 補習授業部「了解!」

 

 私達はミレニアムに向けて戦車を走らせ、安全にトリニティ自治区からミレニアムの自治区へ移動することができたのだった。

 

 

 

 

 




カンナ・コノカ・フブキ
 能力不明。
 
 キリノ 誘導する警備人形
『安全な避難ルートを把握できる』が、自治区領域限定。今はトリニティにいるので、トリニティ自治区の避難ルートを把握できるが、それ以外の自治区だと把握できない。
 
 タイトル: SCP-572-JP - 誘導する警備人形
 作者: Amateria68
 ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-572-jp
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