【宇宙から】ブルアカ✖️恩人三部作のクロスオーバー【キヴォトスへ】   作:財団先生

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ホシノ、ネル、ミカ、ツルギ、ヒナ編

 財団ヘイロー事件一件で、先生は同じことが起きても対策できるようにとキヴォトスの最高戦力、ホシノ、ネル、ツルギ、ヒナ、ミカを収集した。

 いざという時、先生のもとに集まることができる可能性が最も高く、それでいて解決も容易になるであろう5人なら、同じことが起きても解決できると考えてのことだ。

 だが、全員別の学校である以上、チームワークは皆無。よってまず、先生は5人がお互いを理解できるように戦ってもらった。

 とある空き地。そこではホシノとヒナが戦っており、残りの生徒と、先生はその戦いを見守っていた。

 

 ホシノ「今回は、私の勝ちだね。ヒナちゃん」

 

 ヒナ「ええ。だけど次は負けないわ」

 

 今回はホシノの勝利で終わったようだ。ホシノは、リベンジに燃えていたからか、勝利したことが嬉しいようだ。

 これまで戦いを見たが、この5人はやはり別格の強さを持っている。

 

 “お疲れ様。はいこれ”

 

 ホシノ「ありがとう先生」

 

 ヒナ「先生。ありがとう」

 

 私は2人にスポーツドリンクを渡した。そのタイミングを伺っていたネルが2人に声をかけた。

 

 ネル「次はあたしとやらないか?」

 

 ホシノ「おじさんは疲れたから断らせてもらうよ」

 

 ヒナ「私も連戦はつらいわ」

 

 ネル「そうか。そいつは残念だ。次の機会にしとく」

 

 ツルギ「……私もお願いしてもいいか?財団ヘイロー事件の二の舞にするわけにはいかない」

 

 ミカ「私も先生の前で情けない姿を見せたくないもんね⭐︎」

 

 “3人とも、今は休憩だよ。戦うのもいいけど、今は休んで欲しいな”

 

 ネル「分かったよ先生」

 

 そう言ったネルは、ヒナの隣に座った。ツルギも後に続いてホシノの隣に座る。

 

 ネル「しかし、財団ヘイローって私たちの頭に現れたやつだろ?チビ達もおかしくなってアレは大変だったぜ」

 

 ミカ「体がチョコレートになってびっくりしちゃった⭐︎」

 

 ホシノ「うへぇ…おじさんは皆にたくさん迷惑かけちゃった」

 

 ツルギ「私も先生がいなければどうなっていたことか……」

 

 ヒナ「財団ヘイロー。アレは結局なんだったのかしら?」

 

 “SCP財団について皆に話だと思う。そのSCP財団で収容していた存在が財団ヘイローという形で皆に宿ったみたいだ”

 

 ホシノ「そういえば先生は、SCiPは沢山あるって言ってたねぇ」

 

 “ホシノの言う通りだ。だけど、今回は特にヤバかった。ツルギとホシノに宿ったSCiPは特に。二人じゃなければ宿った瞬間に死んでいただろうね”

 

 ネル「精神世界にいた、あのカリンみてぇな肌の男とでっけぇトカゲみたいなやつのことか。どっちもも死ぬほど強かった。特にトカゲの方が。悔しいが私一人じゃ勝てなかったな。先生、あいつらは何なんだ?」

 

 “ホシノに宿った奴は、SCP-076。人型のSCiPでは最強と言われてる存在だ”

 

 ホシノ「私に宿ってた……」

 

 “ああ。アレでも弱体化してるんだ”

 

 元々、財団ヘイローによる能力の弱体と封印、生徒のヘイローの神秘による反発があった。そして、ヒフミの能力によるデバフによってかなり弱体化していた。

 そこに私の大人のカードの力によって召喚したネル、ヒナ、シロコ、消防士さん世界のシロコ(シロコ*テラー)の四人➕ホシノと、アヤネ、アコのサポートのおかげで無事に勝利することができた。それに

 

 “本来ある蘇生能力が使えなかったようだからね”

 

 そう、彼にはSCP-096-1…3m立方の黒い変成岩の箱による蘇生能力は使えなかったようだ。

 

 ヒナ「生き返る…考えるだけで厄介ね」

 

 ネル「ああ。勝つ分には問題なかったが、何度も戦いたくはねぇ」

 

 “まあ、蘇生までにタイムラグはあるけど、いつ蘇生するかはランダムだから蘇生能力が使えなかったのは運が良かったよ”

 

 ホシノ「うへぇ…あったら負けてたかもしれないねぇ」

 

 “最低でも6時間だったから問題なかったと思うよ?でもまあ、私と同じひ弱な肉体で勝つことができるエージェントがいたから皆がいたら何とかなると思っていたよ”

 

 ネル「アレを先生と同じスペックでかよ!?すげぇなそいつ」

 

 “問題はもう片方。こいつはクソトカゲ…もといSCP-682。SCiPの中には概念や空間といったものもあるけれど、物理においてこいつを凌ぐ最強は存在しない”

 

 そう。あのクソトカゲは、財団ヘイローによる能力の弱体と封印、ツルギのヘイローの神秘による反発、ヒフミの能力によるデバフによって弱体化していた。

 そこに、制約解除決戦状態で私が召喚した、ホシノ、ネル、ミカ、ヒナ、アリス、シロコ*テラー、モモイ、イブキのフルメンバー➕ツルギにアコ、ヒマリ、キサキ、ミユのサポート、キヴォトス中からかき集めた銃火器、財団の職員の力を使った私で勝てた相手だ。

 

 “このクソトカゲは極度に高い力、スピード、反射神経を持っている。正確な強さはその形状によって変化し、身体は非常に素早く成長、変形する事が出来る”

 ネル「思い出すだけで嫌になる。色々と肉体を変化させるせいで初見殺しが多かったんだよな」

 

 ホシノ「攻撃力が高くて受け止めるのも苦労したよ〜」

 

 ヒナ「肉体を変化させるせいで生半可な攻撃は意味がなかったしね」

 

 “相当、弱体化していたからなんとか辛勝したが、危うかった”

 

 ネル「ああ。正直言って負けると思ったほどだ」

 

 ミカ「かなりヤバかったもんね」

 

 ホシノ「一時期はどうなることかと思ったよ」

 

 “ただでさえ、強いこいつは、驚異的な再生力、回復力があり、身体の87%を破壊、腐食させても動くことができる”

 

 ネル「ああああ!!思い出すだけでムカつく!どんだけ脳天ぶち抜こうと平気な面しやがるんだ!おかげで長期戦にもなったし!」

 

 ヒナ「私の弾幕を受けてすぐに再生する姿は心に来たわね」

 

 “アレでも弱体化してたんだよ?”

 

 ミカ「生物の枠を超えてるじゃんね。あんな生物がいるなんて先生も大変だったんだね」

 

 “スペックがおかしいクソトカゲだけど、高い知能も有しているらしく、高度なコミュニケーションをとることができるんだ”

 

 ホシノ「戦闘能力、再生能力、高知能……考えるだけで頭が痛くなるねぇ。おじさん、どうして勝てたのか分からなくなっちゃったよ」

 

 “さらに有機物、無機物関係なく摂取したものからエネルギーを得ることが出来るから。もう生物としては頂点に君臨するだろうねこいつ。現に塩酸の中でも生きてるし”

 

 ツルギ「正に最強生物…ですね」

 

 “こいつ収容しても脱出しまくって財団に被害を出しまくるせいで皆、クソトカゲっていうようになった。私も最初はそんな悪口を言わない方が……とか思ってた。戦ったらクソトカゲって言うようになったけど”

 

 ネル「あははは!クソトカゲか、いいあだ名じゃねぇか!」

 

 “正直言って、個人的に最強と思う人物が味方になってくれて本当に良かった”

 

 ネル「最強?最強はクソトカゲじゃねぇのか?」

 

 “私個人で最強だと思ってる人なんだ。SCP-2973-jp。ヒフミに宿ったSCiPだ”

 

 ホシノ「ヒフミちゃんに?」

 

 “SCP-2973-jpの名前は平山昇さんという同郷の人間でよく話してたよ。この人の能力は凄まじく、現実改変能力、時間遡行能力、確率改変能力、異常力学的能力、物質操作能力を有しているんだ”

 

 ヒナ「多いわね。しかもどれも一筋縄ではいかない能力ばかりね」

 

 “平山さんはこの能力を、使ってあることをする”

 

 ミカ「あること?」

 

 “①現実改変能力を用いて外部からの妨害に対する高い耐性を獲得する。

 ②物質操作能力により、手で保持した対象の分子配列が部分的に平面上に整列される。

 ③確率改変能力により対象の電子配置が操作され、分子間の結合力が著しく低下する。

 ④異常力学的能力により、対象に極めて均一で双方向な応力が発生する。前述の分子整列と合わせて、対象は理想的な平面に近似できる粗さの断面を生じながら脆性破断する。

 結果として……”

 

「「「「「結果として?」」」」」

 

 “非常に綺麗に割り箸を割ることができる”

 

「「「「「は?(うへ?)(ん?)(えっ?)(うん?)」」」」」

 

 “非常に綺麗に割り箸を割ることができる”

 

 ネル「いや、どういうことだよ!?最強の能力なのに箸を割るだけかよ!?」

 

 ホシノ「能力の使い方が勿体ない気がするね」

 

 ヒナ「どんな使い方をするかと思ったら……」

 

 “平山さんは能力について何も知らず、無自覚にこの力を使っているんだ。だけど、これだけじゃ最強に疑問を抱いたと思う。だけどどんな能力も使い方次第で最強になれるんだ”

 

 ツルギ「どのような使い方を?」

 

 “簡単だ。ヒフミに『異変が終わったら割り箸を割ってくれ』と頼んだんだ”

 

 ヒナ「なるほど、結果を決定させることで因果を結んだのね」

 

 ネル「しかも異変解決後にすることで異変が解決する結果を作ったのか」

 

 ツルギ「このような使い方を考えるとは。思いつきませんでした」

 

 ミカ「先生、やるじゃん⭐︎」

 

 ホシノ「よく分からないけど物事が上手くいくように誘導したってことでいいのかな」

 

 “簡潔にいえば。正直運が良かった。あそこでヒフミに会っていなきゃ終わってた”

 

 ホシノ「もしかしたら過去改変の影響かもしれないよ?」

 

 “あり得そうだな。結果的に最初に出会ってるからなぁ”

 

 

【後日談】

『仲間を増やす』

 “アリスとシロコ(シロコ*テラー)も訓練に参加させようかな……”

 

 ホシノ「こうして考えると、強い人って一つの高校に集中しているわけじゃ無さそうだね」

 

 “そうだね。今挙げた生徒は上積みだけど、他にも強い生徒はいるんだよ?ワカモ、サオリ、ミネ、ミユ、私の世界のシロコ、ハスミ、アスナ、トキ……考えるだけで結構いるんだよね。集団戦闘なら、ラビット小隊や、アリウススクワットなどがあげられるね。

 もしかしたら今の私が知らないだけで他にいるかもし、これから強くなりそうな有精卵も沢山いるし、楽しみだね”

 

 ツルギ「そうですね。うちにも将来性がありそうな子が何人かいますし」

 

 ネル「うちにもな」

 

 ホシノ「うへへ、みんな同じみたいだね」

 

 ヒナ「あの子達なら大丈夫」

 

 “皆、愛されてるなぁ……”

 

 

『考えたら十分イカれてる奴』

 ネル「076だっけ?あの野郎を先生と同じスペックで倒した奴がいることが驚きなんだが」

 

 “私も意味が分からない。しかも何度も倒したらしいから。なんなんだろうね?”

 

 ネル「何度もか。そりゃすげぇな」

 

 “SCP-076ですら彼の死を悼んだ程だからね”

 

 ネル「アイツにそんな一面があるなんて意外だな」

 

 “ああ。戦士としてかライバルとしてか分からないけどね。しかし正直、彼が別の任務で死んでしまったのが心底悔やまれるよ……”

 

 

『先生が持つ財団ヘイロー』

 “『SCP財団そのもの』を宿しているから、財団ヘイローを宿している時は、財団神拳どころか問題児達の能力も使えるようになる”

 

 ホシノ「ツルギちゃん時の先生、すごかったなぁ……」

 

 “あの時は最初『クレフ博士』を宿していたね”

 

 ホシノ「あの?(ウクレレをかき鳴らし、鼻に微量のシナモンロールをくっつけてアビドス内を歩き回るクレフinウェーブキャットを思い出す)

 

 “そうあのウェーブキャットの”

 

 ホシノ「強かったよ?」

 

 “強いよ?”

 

 ホシノ「あんな感じなのに?」

 

 “うん。あんな感じなのに”

 

 ホシノ「えぇ……」

 

 

『それぞれのSCiP』

 ホシノ「私やツルギちゃん、ヒフミちゃんのSCPについては理解したけど、ヒナちゃんや、ミカちゃんはどんなSCPだったの?」

 

 “ヒナのSCiPは、SCP-105。能力は、撮った写真に写っている物がリアルタイムで動き始め、その中に写っている物を手の届く範囲なら触ることができる能力だな。この能力のおかげで空からの銃撃や、爆薬投下が可能になった”

 

 ネル「あん時の爆撃はそういうことだったのか!じゃあ、あたしのは?」

 

 “ネルのSCiPは、SCP-3179。知性を持つ様々な大きさの液体金属そのもので、 自身の質量を増加させ、変形させることでより小さな自律的な実体を生成することができるんだ。ネルは、この力で液状になって攻撃を避けたり、手足を鞭のようにして攻撃していたね”

 

 ミカ「私は体がチョコレートになったのはいいけど、虫が出てきて最悪だったんだけど。あれは何だったのかな?」

 

 “ミカのは、一言で言えばチョコレートファウンテンの見た目をした移動性のアリ塚かな。まあ、アリ以外の昆虫も出てくるけど。ミカは、ハエのような虫による状況把握、カミキリムシの攻撃、獲物を狩ることに特化した昆虫と蜘蛛の集団による行動制御が非常に助かった”

 

 ホシノ「おじさん、食べたくないチョコレートは初めてだよ」

 

 ヒナ「遠慮させてもらうわ」

 

 ネル「あたしも遠慮する」

 

 ツルギ「私もちょっと……」

 

 “私も嫌だ”

 

 ミカ「みんなして酷いじゃんね」




タイトル: SCP-076 - "アベル"
原語版タイトル: SCP-076 - "Able"
訳者: 訳者不明
原語版作者: Kain Pathos Crow, DrClef
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-076
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-076

タイトル: SCP-682 - 不死身の爬虫類
原語版タイトル: SCP-682 - Hard-to-Destroy Reptile
訳者: 訳者不明
原語版作者: Dr Gears, Epic Phail Spy
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-682
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-682

タイトル: SCP-2973-JP - 史上最強の能力を持つ者
作者: Okaka_Onigiri
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-2973-jp

割り箸を割る人
作者: ukit
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/ohashi

タイトル: SCP-105 - "アイリス"
原語版タイトル: SCP-105 - "Iris"
訳者: Astrik
原語版作者: Dantensen, DrClef, thedeadlymoose
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-105
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-105

タイトル: SCP-3179 - 子孫
原語版タイトル: SCP-3179 - The Seed
訳者: Scarabaeus
原語版作者: Tanhony
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-3179
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-3179

タイトル: SCP-743 - チョコレート・ファウンテン
原語版タイトル: SCP-743 - A Chocolate Fountain
訳者: tokage-otoko 原語版作者: Quikngruvn
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-743
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-743
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