【モモンガとクヴァールの場合】
「なんじゃお主は?」
クヴァールは不意に遭遇した只者では無いアンデッドに疑問を投げかける
「いきなり攻撃を仕掛けてきてそれはないだろう、それともバフをかける為の時間稼ぎのつもりか?」
それに対しモモンガは冷静な声色で返事するが穏やかな雰囲気では無い、なにしろ出会った瞬間に攻撃魔法を当てられたのだから怒るのも無理はないだろう。
「ほう、話せるのか。ますます気になるのぉ…」
クヴァールはそう独りごちると髭を触りながら思案する
(初めはただのアンデッドかと思ったが儂の《
完全に戦闘をする気になったクヴァールはモモンガに宣告する
「お主はアンデッドとなった魔法使い、リッチと呼ばれる者だろう?奇遇な事に儂もしがない魔法使いでのぉ、1つ手合わせ願おうぞ!」
そう言い終わると共にクヴァールは《
ズガガガガ!
モモンガがいた場所に全弾命中し砂煙が舞う
「なんじゃ?もう終わりか…?」
クヴァールがつまらなさそうにしていると上空から声が聞こえる
「やれやれ不意打ちからの不意打ちとは、どの世界でもPvP好きにろくな奴はいないな…いや、それは俺もそうか。」
モモンガはユグドラシル時代に行った自分の-ぷにっと萌えさん直伝の-卑劣な戦術を思い出し苦笑していた
「ほうお主、飛べるのか。面白い…にしてもどうやってあの弾幕を良けれた?」
「教える訳ないだろう、さて次は私の番だな。《
モモンガの魔法で世界の時が止まる、そして…
「やれやれ、時間対策をしていないとは…ユグドラシルでは70レベルを超えたら時間対策は必須だぞ?油断しすぎだな。《
そう言いながらモモンガは遅延させた魔法をクヴァールに向けて放っていた、モモンガは時間対策をろくにしていないクヴァールに説教する様に呟くがそれは酷な話だろう。
何故ならこの世界には時間に関する魔法など神話の自体を含めても数少なく、しかもそれに対策出来る者など片手で数えられる者しかいない事などモモンガには知る由もなかった。そして時が再び動き出す
ズバ!ズバズバ!!
モモンガの放った魔法がクヴァールの体を間髪入れず3等分にする
「ガハッ…!きっ貴様!いったい…なにを…!!」
そう言い残しクヴァールは訳も分からずに塵となって消えていく
「ふむ…魔族というのは倒しても塵になるだけで何もドロップしないのが美味しくないな。」
そう言うとモモンガはこの世界の絶対的強者だった筈のクヴァールとの戦闘を何もなかったかの様な足取りで歩いていった。
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【モモンガとアウラの場合】
「あら?アンデッド?珍しいわね、周りに使役者はいないはずだけれど…野良のアンデッドとかしら?ほっとけば動かなくなるでしょうけど、それまでに襲ってきてこられても面倒ね。もうっリュグナー達を和平の使者の振りをさせて人間の街まで行かせてるこんな時に面倒事はやめてよね。」
アウラは面倒くさそうに呟くと配下の首無しの騎士達を野良のアンデッドに仕向けた
「ほう?ネクロマンサーか、この世界にもいるのだな。」
「えっ?」
「
野良のアンデッドがいた方向から男の声が聞こえアウラが驚いた瞬間、首無し騎士達が炎に包まれる
「ふむ、脆いな。強さはエルダーガーターくらいか?」
そう言いながら燃やした鎧を観察していたアンデッドに呆然としていたアウラは正気を取り戻し距離をとり戦闘態勢に入る
「す、少し驚いたけれど貴方やるじゃない、話せるアンデッドなんて初めて見たわ。」
「ん?そうなのか?この世界にはアンデッドは少ないのか、それともマジックキャスター系アンデッドが少ないのか…まぁ良い、改めまして私はマジックキャスターのモモンg…いやアインズ・ウール・ゴウンと言う。以後お見知りおきを、なんてな」
「あら、ご丁寧にどうもありがとう。私はアウラ、七崩賢のアウラよ。まぁここで殺すから名乗っても意味無いのだけれど。」
(魔法使いなら私に勝てる奴なんて殆どいないわ、ヒンメルとかいう化け物に比べたらどうって事ないわね。しかもあいつの魔力…殆どないじゃない)
相手の魔力が無い事を確認するとアウラは最強とも言える自慢の魔法『
アウラが天秤を前に出し、己の体とモモンガの体から光る魂の様なものを出現させる
「アウラ?奇遇だな…ふむ。ん?なんだ、それは?精神系魔法か…?」
「大人しく受けてくれたお礼に教えてあげるわ、これは私の魔法《
完全なる勝利を確信しているアウラはご機嫌に魔法の説明をしていた
「俺の魔力が殆どない?お前はどうやってそれを知ったんだ?」
「魔族は相手の魔力なんて見ただけで正確に判別出来るわ、そんな事も知らなかったの?」
無知蒙昧なモモンガにアウラは嘲笑の笑みを浮かべて煽る、だがモモンガは少しも気にしてはいなかった。
「ふむ…」
それだけ言うとモモンガは自分の魂の様な物が天秤に乗るまで静かに待っていた
(ふふっ完全に戦意を喪失させたわね。さっさと倒してしまいましょ、あ〜こいつに倒された鎧をまた調達しないといけないわね…)
完全に勝った気でいるアウラは減った配下の補充をどこで調達するか考え、まさに取らぬ狸の皮算用をしていた。
「さて、そろそろかな…」
そして天秤に両者の魔力塊が乗り天秤が揺れる、それと同時にモモンガが呟きながら動き出し徐ろに手から指輪を外す。
「あら?何をしているの?今更何をしたってもう遅i…ゔっ゙ゔげぇ゙ぇ゙ぇ゙!!!」
ガシャン!
モモンガが指輪を外した途端溢れ出してきた大気をも歪めそうな魔力にアウラは胃酸や人間だった物を吐き出してしまう、そして天秤はモモンガの魔力塊が乗っている方に振り切れる。
「敵に掴ませる情報はなるべく少なく、若しくは虚偽の情報を掴ませるのが常識、これもぷにっと萌えさんの教えだったかな?簡単に取得出来る情報は基本的に罠だと思った方が良いぞ?」
そう言いながらモモンガはアウラに近く
「ひっひぃぃ!来ないで!来ないで!!」
腰が抜け完全に戦意を喪失しているアウラはまるで子供のように砂をモモンガにかける事しか出来なかった
「やれやれ、まるで子供の喧嘩だな。服従出来ているんだよな?じゃあ『動くな』」
モモンガの命令でアウラはピタッと動かなくなる
「よしよし、これは使えるな。デミウルゴスの『支配の呪言』と似た様な物だが利便性がかなりあるから研究させてみても良いな、なにより魔族は少し手荒に扱っても死なんしな。《
そう言うとモモンガは魔法の斬撃でアウラの手足を切り落とし達磨状態になったアウラの髪を持ち引き摺りながら深い闇へと入っていく。
「ギャァァアア!!私の私の腕がっ!足がぁぁ!!痛い痛い痛い!やめて!やめてぇ!!」
「うるさいな…『黙れ』はぁ、さっさとニューロストに渡してしまおう。」
「んー!んんーー!!」
アウラは叫ぶ事すら禁じられ、地獄へと続いているかのような闇へと消えていった…
最後まで読んでいただきありがとう!どうだったでしょうか?フリーレンの世界ではクヴァールさんが1番好きなんですけど、あの人も戦闘狂なのでアインズ様と対峙したらまず戦うだろうなと思いました!というか魔族は殆どが好戦的なので戦いを挑んでしまうかな??(黄金さんや人間大好きさんは戦わなさそう)
そして案の定クヴァールもアウラもアインズ様には勝てませんでしたね…魔力量は勝手な捏造なんですが『アウラ<フリーレン<アインズ<ゼーリエ』だと考えてます、アインズ様も課金で魔力が振り切れてますしね。よっ廃課金!それではここまで読んでいただきありがとうございました!